青いラッパ
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青いラッパ 隅田線−18 プレート
(青いラッパ 隅田線−18)

 「シルエット」を撮った、R6四ツ木橋から土手沿いに数百m上流に行くと、この鉄塔が立っています。
 青いラッパ。
 コンクリートの土台の上に、開口部を伏せた状態で置いてあります。鉄塔頂部はすぼまっており、数度の角度で真っ直ぐな鋼材(鉄柱)が下まで伸びています。そして、土台に達する直前で広がっているのです。

 
東京都葛飾区にて

土台から見上げると
(土台から見上げると)

 土台(と言うよりは、お立ち台と言った方がいいのですが)の下、鉄塔の中心から見上げたところです。
 送電線が鉄塔の向きに対して、だいぶ角度を持っていることが分かります。
 また、「上部送電線注意」という垂れ幕が3面にかかっていますね。これは川(荒川)の上流、下流と対岸に向けた注意です。垂れ幕がない方向には首都高速が走っています。
 構成材として鉄柱を使用している鉄塔は、こういう角度から見ると刺々しさが無く、しかし接続部がしっかりとしているようで、「優男だが良く見りゃ筋骨隆々」という雰囲気。

 青い鉄塔といえば「美しく青きドナウ」もそうですね。共通点と言えば、河川敷にある、ということでしょうか。何かの規則があるのかな?

「ひがしでん」にあらず
(「ひがしでん」にあらず)

 「ひがしでん」とは、鉄塔のために土地を使用している境界を示すもの、と言えばいいのでしょうか。通常は「肩パットの麗人」や「盗掘」でご覧いただけるようなコンクリートでできた 棒状のものです。そこに「東電」という彫り込みがあるのです。

 ところが、この鉄塔の場合は、紅白のポールと白く塗られた杭でした。
 特別な理由があって、こちらを使用しているのでしょうか?
 ここは河川敷、土手の内側です。数十m先は川面。
 そうか。大雨で水位が上昇してしまったら「ひがしでん」では埋まってしまうなぁ。たぶん、そのためなのでしょう。

19991024

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