路上のマスト

(路上のマスト 川鉄松戸線−10)
距離は近くても、全然使わない、通らない道というがあるものです。
この鉄塔は、自宅から割と近いところにあったのですが、そういう道のすぐ脇にありました。
まるで、路上に突然ニョキッと立っているマストのようです。
この日は、晴れたり曇ったり、上空の風の流れが速いようで、雲の塊がひゅんひゅんと飛んでいきます。地表に目を向けなければ割といい感じ。この白いマストも青と白のコントラストをバックに存在が映えてますね。
千葉県松戸市にて

(このマスト 実は2本です)
最初の写真から、ちょうど90度の角度から撮ったところ。
実は2本で構成されてました。
この鉄塔は「川鉄」という名前が付いているだけあって、この10番基の次が川鉄の敷地内にある最後の鉄塔につながっています。この送電線を伝わってくる電気を受け取る側を「需要家」と呼ぶらしいのですが、自社(あるいは自社に準ずる)の名前が鉄塔につくなんて、ある種の勲章のような気がします。
まぁ、電力会社にとっては、大口のお客なわけですから、これもひとつのサービスなのかも知れませんね。

(もう一本のマストには)
最初の写真で、奥側にあるもう一本のマストは「川鉄松戸線−9」です。
その腕金の部分を撮ってみました。
以前ご紹介した「空飛ぶ洗濯バサミ」系の腕金みたいです。やはり、こういう鉄塔には柔らかな曲線を持った腕金が似合います。