ふたりの世界

(ふたりの世界 豊洲ガスタービン線−2)
東京都の都心に近づくにつれ、鉄塔の姿が無くなっていきます。
これは、架空送電から地中送電に切り替わっているからです。都心には鉄塔を建てる場所がありませんし、あったとしても地代が高くて、「やってられましぇん」ということなのでしょう。
東京都の東側では、荒川が一つの分かれ目になっているように感じます。
だから、この場所で鉄塔を見つけたときはびっくりしたものです。
隅田川の河口、江東区と中央区の分かれ目。
地下鉄有楽町線東雲駅近くの十字路を埠頭方面に向かっていくと、たった2基だけの鉄塔が見えてきます。
手前側の鉄塔「豊洲ガスタービン線−2」は、送電線を受け取り、そのまま下ろしています。
東京都江東区にて

(豊洲ガスタービン線−1(?))
最初の写真で小さく写っている鉄塔です。
プレートまでは確認できませんでしたが、おそらく「豊洲ガスタービン線−1」でしょう。この鉄塔も送電線を直ぐしたに下ろしています。
2基だけの鉄塔というと「君がいて僕がいる」「同・2」を既にご紹介していますが、間に中川を挟んでいるという立地条件の影響を受けたため、というのが理由と考えられます。
こちらの鉄塔はどういう理由なのでしょう。
海際に立っているということはありますが、それ以外に思い当たるモノがありません。

(立入禁止・・・)
しかも、この「ふたりの世界」は立入禁止なのです。
貼り紙の右下には、
東京電力(株)
豊洲ガスタービン発電所
と書かれています。
そういえば、最初の写真には2本の煙突がありました。
発電所のモノだったんですね。
納得!
と言いたいところなのですが、直ぐ近くで疑問を投げかけるモノを発見しました。
・・・次回に続くのだ
20000924