いつものルートで、千代田線新御茶ノ水駅から駿河台下の書店街に行こうとしたとき、日大病院前の小道でこの場面に出会いました。
僕は、絵画方面(というより描く方)が苦手なので、筆を持っている人を見ると無条件で尊敬してしまいます。
まして、それを商売に使えるほどであれば、なおさらです。
シャッターにお店の説明を描いています。こういう場面を今まで見たことあったような気がしたんですけど、実は初めてでした。一人で黙々と筆を持っていました。何人もの通行人が、おじさんの動作を横目で見ながら通り過ぎていきます。僕がこの商売をしていたら、きっとこの視線のプレッシャーで、字がメロメロになってしまうだろうな。
オレンジ色のお嬢ちゃんが、物珍しそうに、おじさんの手元を覗き込んでいました。
東京都千代田区にて20000409