タイトル |
著者名 |
投票得点 |
『マスグレイブ館の島』 |
柄刀一著 |
+2点 |
「読者からの挑戦状」に惹かれ、謎の一人称&二人称の解決は楽しめました。トリックは前例に近いものがあったけれど、それなりに工夫を加えたのではないかと思います。
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『火蛾』 |
小泉迦十著 |
+1点 |
短い作品ながらも独自のイスラム世界を創りあげてくれました。最初は読むのが大変でしたが、次第に世界に引き込まれていきました。
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『魔剣天翔』 |
森博嗣著 |
+2点 |
Vシリーズでは久しぶりに楽しんで読めた本。飛行中の航空機中での殺人とその解決のKnifeEdgeは研ぎ澄まされていました。
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『日曜日の沈黙』 |
石崎幸二著 |
-1点 |
新本格の悪い点ばかりを集めたような作品。ある程度先は読めるし、主人公達にも面白みが感じられませんでした。あらすじに期待された分、余計つまらなく感じました。
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『真っ暗な夜明け』 |
氷川透著 |
+1点 |
『密室は眠れないパズル』もよかったけれど、それよりは、トリックにこだわっていないように思われるこちらに一票。解決編での論理展開には感心致しました。
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『殺竜事件』 |
上遠野浩平著 |
+1点 |
ファンタジィとミステリィという似ているようで相容れない二つのジャンルを見事に一つにしてくれました。次回作が楽しみです。
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『白銀荘の殺人鬼』 |
彩胡ジュン著 |
-1点 |
二人の作家による合作という試みは評価すべきですが、話がつまらなくては話になりません。この様な作品を書くよりはそれぞれが個人で書いた方がいいミステリが出来上がってしまう筈です。作者の二人は両方が好きな分、逆に残念に感じられました。
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『木製の王子』 |
麻耶雄嵩著 |
0点 |
誰もが辟易するであろう「魔のタイムテーブル」が評価減の原因。もしそれが別なものならば、このストーリでも十分に楽しめたのに、と思うと少し残念。首を長くして次を待ちます……。
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『海底密室』 |
三雲岳斗著 |
+1点 |
ミステリーっぽいSFを書いていると思っていたら、突然この作品。
『M.G.H.楽園の鏡像』は未読ですが、早く読んでみたいと思います。
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『カレイドスコープ島』 |
霧舎巧著 |
+1点 |
このシリーズは解決というよりそれまでの過程に力を入れているように思う。
前作は、解決編がつまらなく感じられたが、この作品は最後まで目が離せませんでした。
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