タイトル |
著者名 |
投票得点 |
『怪人対名探偵』 |
芦辺拓著 |
+3点 |
子どもの頃に江戸川乱歩を読んだので、雰囲気が懐かしく、面白く読めた。
しかも、それだけには終わらないところがさすが。
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『安達ヶ原の鬼密室』 |
歌野晶午著 |
+4点 |
物語の中頃で、メインとなるトリックが解明されるところに不満はあるが、この構成といい、大胆なトリックといい、歌野晶午ならでは。
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『木製の王子』 |
麻耶雄嵩著 |
+3点 |
3年ぶりの新作は、やはり一筋縄ではいかなかった。
アリバイトリックは、凄いのだけど、もう少し親切にするというか、なんとかならなかったのかなあ、と思う。
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『少年たちの密室』 |
古処誠二著 |
+1点 |
いろいろな批評で書かれていたが、人物描写が個人的に好きになれない。
主人公はいつもヒーローで、不良は最後まで不良。
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『ヴィーナスの命題』 |
真木武志著 |
+4点 |
理解力のない自分にとって、この作品は1回読んだだけでは犯人すら分からなかった。
それで、2回3回と読んだのだが、いつもならもういいやと諦めてしまうのに、これは「答え」を知りたいと云う欲求に駆られて何回も読んでしまった。
それは綾辻行人の挑戦的な推薦文も原因の一つとしてあるが、何回も読ませるだけの文章力があるのだと思う。
10月以降はこの作品に多くの時間を割いたので、こんな点数に。
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