勤務の体系があらましきまり、各新人さんもそれらしく駅員さんをやるようになります。
私が勤めていた駅は大きな駅だったので、小さめな駅だと、やらなければならない「メシ作り」とかは、勤務の都合上できず、解釈を変えると「やらずに済み」ました。
駅の出退勤関係、今は、完全週休2日制、さらに時短だとかで、随分変わったようですが、私がいたころは隔週週休2日で、こんな感じでした。
・循環勤務
曜日(例) | 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
勤務 | 本番 | 非番 | 本番 | 非番 | 長日勤 | 週休 | 週休 |
*本番は朝9時〜翌朝9時(2日分) 非番はその明け、長日勤は7時〜21時(1.5日分) というわけで、1週間で5.5日、2週間で11日(週休3日)という勤務になります。 ・一昼夜交代
曜日(例) | 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
勤務 | 本番 | 非番 | 本番 | 非番 | 週休 | 本番 | 非番 |
本番 | 非番 | 週休 | 本番 | 非番 | 本番 | 非番 | |
週休 | 本番 | 非番 | 本番 | 非番 | 週休 | 本番 | |
非番 | 本番 | 非番 | 週休 | 本番 | 非番 | 週休 |
*本番と非番は同パターン、4週間28日で、6日の週休というパターンで隔週週休2日というパターンになります。また、10年以上前のおはなしですので、現在の勤務ではありません♪
このスタイルだと、本番と言っても、早寝だと、11時まで業務をして、そこから就寝、始発列車を立ち会い、9時までの勤務になります。また、終列車まで立ち会ったメンバーは、6時まで就寝し、そこから勤務になります。
主任、助役レベルになると、終列車まで立ち会って、始発列車も立ち会う・・・というシフトもあるのですが、大変なりにも、「深夜増務」という割のいい時間外勤務がそれなりにつき、1回だとわずかでも、これが重なると結構な増務になり、身入りはいいようでした。
早寝と遅寝、どっちがいい?・・・と聞かれるとこまりますが、どのみち、若い衆は、それなりに睡眠時間が確保されることは保証され、翌日の9時に勤務が終了し、終了点呼が済めば、おやすみと同じ様な状況になります。
だから、結構時間ができるのです。
で、酒飲みに行くヒトもいれば、とっとと家に戻り、メンバーとドライブに興じたりする者もあり、寝たりないと言うヒトは、家で寝たりと、結構時間的には楽な者がありました。
ただ、土曜とか日曜になりますと、デパート関係で、人出が多くなり、しかも定期外と言うことで、午前中は、乗り越しの精算、夕方にはお帰りの乗車券でものすごく混みます。
そういうわけで、出札要員、改札・ホーム要員ということで、本来と別枠に、昼間専用の勤務ワクがあります。
補充要員のワクってやつですが、これが、結構楽だったりきつかったりするのですが、やっぱり、貧乏な若い衆、時間外勤務で小遣い稼ぎになったりします。
まぁ、とにかく、時間がいっぱいあって、のんびりしてても・・・と言うこともあり、仕事嫌いな人でなければ、大体時間外勤務に走ってましたね。
気合い入っていると、労働組合の協定で決まっている「80時間」のワク、めいっぱいに時間外を計算して、あと○時間・・・みたいな感じでやるんですよ。
で、その、天井とも言えるレベルの給料を、社内貯蓄もせず、大体使い切っちゃう・・・
若さ故の過ちというか、楽しみというか、とにかく遊んだ2年間でした。