これまで私の撮影例は少ないのですが、俗にいうコーポレートカラー仕様の「T」も存在しています。
この写真は、おなじみ広島の福山通運カラーのT2000(10尺)です。大半がリバーブルー色の「T」の中にあって、こういった特殊カラーはとてもカラフルで新鮮に映ります。
'60年代には様々なカラーリングを施した「T」が街を走り回っていたものと思われますが、大口ユーザーであればあるほど、輸送効率向上を求めて4輪トラックへの代替を急いだでしょうから、ある時点を境に急速にこのような「T」が姿を消していったのでしょうね。
(1981.3 山口県柳井市) |
こちらはコーポレートカラー仕様ではありませんが、ドア部分に書かれた「農機&鉄工」の大きなマークがポイントとなり、紹介してみました。
13尺荷台のあおりに開く三箇所のネズミ穴から、鉄材の運搬用途を想像させますが、その一方で「農機」と謳っているからには、時にはその長い荷台スペースを生かし、トラクターを積んで豪快に輸送していたのかもしれませんね。
それにしても、もし13尺車をフルカラーリングしたとしたら、相当の迫力が出ることでしょうね。塗装代もそれなりに高くつくかもしれませんけど。
(1981.3 山口県光市見ノ越)
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