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こちらは「Ｔ」のダンプ車です。クレーン車や消防車と比べると遥かにポピュラーな存在に感じますが、それもそのはず、このダンプはライン完成車として型式登録されていたカタログモデルで、それほど特殊な仕様という位置付けには該当しません。
ただ、ダンプカーの主たる仕事場である未舗装の不整地を想像すると、不安定な３輪車で果たして危険でなかったのかはやや疑問が残る面もあります。今でいう三転ダンプのような複雑な機構付きは存在しなかったでしょうね。
（1981.4 山口県玖珂郡由宇町） |
小回りの利くオート３輪と狭い路地の相性の良さを考えると、バキュームカーという仕様は、ある意味「Ｔ」のハマり役といえるかもしれません。
写真の「Ｔ」は残念ながら現役車ではありませんが、これまたダンプ同様、予め型式登録されていた正統派(?)モデルなのでありました。おそらくその方面での活躍ぶりは弟分のT600と双璧だったことでしょう。
写真のケースでは廃車体として普通に捨てられていますが、最終的な処分は大変そうで、到底気乗りはしないでしょうね。
(1981.4 山口県玖珂郡由宇町)
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