車シリーズ 504>


NISSAN ECHO (GC240N)


 1960年に登場したニッサンのマイクロバス・エコーは、1966年3月に初のフルモデルチェンジを受け、モダンなフォルムをまとった二代目エコーがデビューした。
 パワーユニットは初代エコーのH型・1883ccガソリンエンジン(最高出力85ps)から、H20型・1982ccエンジン(同92ps)へと換装され、乗車定員も21名から26名へと増員された。全長も旧型の5190mmから5300mmへと拡大されているが、ホイールベースをさらに600mm延長し、全長を6210mmとしたロングボディ(GHC240型)も存在した。ボディを彩るストライプには、レッド、ブルー(=写真)、グリーンの3タイプが用意されていた。
 この当時のニッサンには、同じ26人乗りのマイクロバスとしてプリンス自動車系のライトコーチもあり、エコーとともに併売されていた。その後エコーは1971年にシビリアンとして生まれ変わり、ライトコーチは二代目シビリアンの登場と共に消滅することになった。


 このクルマはヘッダー部の表示にある通り、徳山市役所の公用車として使用されていた車両で、外観状態はとても良好でした。
 当時、旧車撮影を始めたばかりだった小学生の私は、役所裏の駐車場に佇むこのクルマを偶然発見したのですが、「山 2」のシングルナンバーに惹かれて反射的にシャッターを押していました。クルマの上部が切れてしまったのはプリントした写真屋さんの手違いですが、ピントが心なしかアマいのは、たぶん写真屋さんのせいではありませんね(^^ゞ。

推定年式:1966
撮影時期:1980年12月
撮影場所:山口県徳山市岐山通にて