CR系列とは、日本語で相補反転系列と呼ばれ、生成する手順は元の系列の0と1
を入れ替えたものをさらに右から並べた系列になります。CR系列の特徴として
元の系列と同じサイクルになる特徴があります。例えば"0110"という系列に
ついて考えると、この系列の0と1を入れ替えると"1001"となり、
さらにこの系列を右から並べると"1001"となるのでこの系列を2bit
シフトすると元の系列と一致することが分かります。最初は、
CR系列を生成する前にde Bruijn系列について調べました。それは、
CR系列はde Bruijn系列の中に含まれているからです。de Brujin系列に
ついて理解した後はCRグラフを用いてCR系列を生成しde Bruijn系列、
CR系列それぞれの相関関数を計算することでどちらの系列が優れているかを
研究しCR系列が優れているという結論に至りました。

     この研究室は就職活動を優先できることが1番の魅力でした。ゼミやコアタイム
がないので気になった会社の説明会や面接にどんどん参加できたので前期は
ほとんど研究に取り組んでいませんでした。
ただし、研究は全て自分のペースで進めるため自己管理ができる人にとっては
最高の環境ですが、スケジュールを立てるのが苦手な人にはおすすめできません。
それでも先生は丁寧に質問に答えて下さるので分からないことや迷っている時は
積極的に質問して疑問を解決することをおすすめします。

     Xorshiftとはジョージマサグリアという方が2003年に開発した
擬似乱数生成方法です。擬似乱数生成方法の有名なものには、
C言語のrand関数に使われていた線形合同法や、開発者が日本人である
メルセンヌツイスタなどがあります。その二つの生成方法との特徴を
比較しながら等確率性の検定や無相関性の検定などをしました。
結果、バランスの良い擬似乱数であることが分かりました。

     自主課題研究で関わったことがあり、授業のイメージとは全く異なる優しい先生
と知っていて、就職活動をすることを決めていたので、この研究室を選びました。
研究、就職活動ともに自由に行うことができるのが魅力だと思います。
公務員志望者はとくに、100％採用されているのでおすすめです。