前年の吉川さんがされていたde Bruijn系列に禁止後がある系列に新たな遷移を
加えた系列の生成と、自己相関関数などの相関特性の評価を行いました。de Bruijn
系列より周期が長く、総数が多く、小さな相関関数を持つ系列の生成を行いました。

    優しい先生と自由度の高い環境で、のびのびと研究やその他の事に取り組める
と思ったからです。研究をしながらも、新たなことに挑戦できる環境はなかなかな
いと思います。研究内容に関しては、先生が学生の為にと工学に関連づけてあった
り、誰もやってないような事をさせてもらえたりと、難しいですがとてもやりがい
のある研究です。ただOBの方々が言われるように、自分で進めて、自分で調べるな
り先生に質問しないとまったく進みません。視野を広くもち、計画的に研究を行え
る方にはオススメの研究室です。公務員合格率100％ですしね。（笑）

    de Bruijn系列という方法によって疑似乱数を生成し、誤り率の観点から性能
の評価をします。研究を進めていくうちに、行列の生成が周期64までが限界である
とわかったため、生成法に乱択アルゴリズムを取り入れる方法を考案し、行列生成
の上限周期を128まで引き上げる事に成功しました。生成が終わった後は、メルセ
ンヌ・ツイスタやマルコフ連鎖等とビット誤り率を比較することで擬似乱数の優劣
を判定します。

    ゲームプログラミングをやっており、擬似乱数の生成法に興味があったのが第
一の理由です。ゲームというとRPGでのエンカウント等を思い浮かべるかもしれま
せんが、擬似乱数は囲碁や将棋のプログラムにも使われています。プロ相手を負か
すプログラムを作れるかもってワクワクしません？　第二の理由は、4年最初の研
究室説明会で藤崎先生がおっしゃった「この研究室に入った公務員志望者は、今の
ところ100％採用されています。」という言葉ですかね(笑)。