8月31日(火)
快晴。
”太陽がいっぱい”の有名なラストシーンのロケが行われたのが、イスキア南部のサンタンジェロSant'angeloと聞き、ここに行ってアラン・ドロンするのが、今回の旅行のテーマのひとつだった。
港からバス。バスは時刻刻印(timbro)してから1時間有効、一律料金1700リラ。約45分かけて島の北・西つまりCasamicciola Terme, Laccio Ameno, Forio(これらの町にもそれぞれテルメがあり、ビーチがある)を通ってSant'angeloが終点(イスキア地図)。バスは崖の上まででUターンするのでそこから先、浜までは徒歩。ビーチの向こうに標高100m余りのTorre Sant'Angeloが浮かんでいる。このおまんじゅう状の島が特徴的ではあるが、それ以外は何の変哲もない地中海の浜辺。やはりスタッコはカラフルだ。
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ビーチからトッレを望む
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グラード方面
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”太陽がいっぱい”伝説でもなければ日本からわざわざ来ることもないか。で、そのアラン・ドロンが満ち足りてデッキチェアに寝そべったのはどこか?ときょろきょろ探したけれど、結局わからずじまい。帰国後あらためてヴィデオを再チェックしてみたら、サンタンジェロから少し離れたspiaggia di Gradoあたりのようだった。そちら方面のPensione Casa Rosa近くに、Giardini di Apollon, Giardini di Afroditeという名のプールガーデンがあることも、後で現地のガイドブックで知ったが、写真で見るかぎりではハワイあたりの巨大ホテルリゾートのミニチュア版みたいなもののようだった。とりあえずアラン・ドロンを断念してしまえば、ビーチがあるだけなので(じゅうぶん美しいが)トラットリアでビールを飲んでイスキアに帰る。
テルメは予約なしでいつでもOK無料ということだったので、午後、同行者が泥パックなるものをしてもらうために受付(ホテルの半地下)に行ってみる。なんと予約もお金も必要で、しかも今日は予約でいっぱいだった。改めて考えてみれば当たり前のことだが、テルメtermeと美容bellezzaは別物だった。明日の予約を確保。
後はホテルのビーチでごろごろ。ビーチに行くと、チェアとパラソルombrelloneとタオルは揃えてくれる。日差しは焼け付くように熱い。暑くてたまらなくなると海に入る。みんなこれを一日中飽きずに繰り返している。