車の話

そんなに好きでもないのに結構、乗り継いでいる


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 あまり僕は車に乗るのが好きな方ではない、と本人は思っている。
その割にはけっこういろいろと買い換えているので、自分でも以外な気がする。

はじまりはスプリンター・ワゴン S58年〜62年 と、書いたものの、はたして当時ワゴンと言っていたかどうか定かではない。 初めて買う車なんて何でもいいんだ、と買った中古車だからなあ。買ったの親父だし。 天井がやけに長かったし、リアドアが立っていたので、ハッチバックとは思えないが、 商用のバンにしてはリアウィンドウにワイパー付いてたり、GTのグレードだったり 矛盾の多い車であった。今にして思えば、初めから珍しい車に乗っていたようである。 しかし、その甲斐あって(?)、机は入るわ、立て看は入るわ、撮影用の枯れ葉は乗るわ、 通常の車の使い方を逸脱した悲惨な使われ方をしていた。僕があまり使わなかったため、 荷物を入れたまま数週間構内に置いておき、必要とあらば荷物ごと学館の前に移動などと、 移動倉庫としてサークル活動には大変重宝がられた車であった。うるうる。
マイナー車種 ピアッツァ S62年〜H2年 従兄弟の人が海外勤務に行くと言うのでもらった車。赤いピアッツァであった。 丸いおしりが非常に可愛い車で、その姿はトマトケチャップを彷彿とする。 ハンドルの周りにやたらスイッチが付いていて、ちょっと見飛行機のようだと言って いた人がいたような気もするが、確かにそういう雰囲気を出していた。ちょっとちゃちっ ぽかったが、操作盤自体がハンドルからの距離を変えれたり妙な車であった。 この頃からようやく荷物ではなく人を載せて走るようになったと言ってもいいだろう。 北は善光寺から、南は桜島と、なかなか遠出をした車であったが、就職した後は 約1年半年で壊れてしまった。大阪−名古屋間の往復に酷使されたためだろう。 自分としては、あのピアッツァが僕の車の好みを決定づけた様に思います。
イスズ最後の自社製セダン ジェミニ H2〜5年 この車の不人気がいすゞの乗用車部門からの撤退を決定づけたという問題車ですが、 丸すぎたスタイルも僕個人は非常に気に入っていました。可愛かったよなぁ。 装備とかは普及車なのでピアッツァみたいな妙な所はありません。プリメーラとどっち にするか悩んだところがあるのですが、不人気車を選んでしまう辺りが僕らしい。 (出始めはプリメーラも地味な方だったのに、なぜかロングセラーになってしまった) ピアッツァがダウンした当時は寮が三田に移った直後だったこともあり、これからは 通勤も片道30km以上だし、名古屋にも帰るし、ここは燃費が命だ!とディーゼルを 買いました。そこそこ走るし、リッター13km位だし、燃料は安いし、とても良いと 思いました。ただ、ディーゼルは同じ速度でずーっと走り続けるのは得意なのだが、 ターボがあっても加速は悪い。名阪国道は追い越しとかを坂でしばしばしないといけ ない所なので、どうにも辛い場面が多かった。無理な加速するとスモークが出て、良 心がとがめるし・・・ 教訓:ディーゼルの車は遅くても煽らない。無理をさせると、地球が汚れます。 もう一つディーゼルには弱い所があった。振動が大きいためにエンジンが7万kmを超 えた辺りからうるさくなってきました。いすゞが乗用車から撤退すると驚きの発表を やった直後でもあり、修理してもらえるのかなあと不安に思ったりもしたので、思い きって車検前で交代してもらいました。 そう言えば、佳江さんはジェミニが好きだったので、ちょっと不満そうだったな・・・
これまた超マイナー車種 ユーノス500 H5年〜現在 どうしてこうなのか分からないのだが、僕が乗る車は世の中に受け入れられない。 この車は自動車雑誌でもそれなりに良い評価だったはずだが、全く売れなかった。 CMのコピーは”10年色あせない”であったが、この車の濃い味はもっと褪せない ように思う。濃すぎて淡泊な味の好きな大半の人が嫌ったという感じがする。 んー、何かずれてるんだろうなあ。やっぱ、丸い車好きが元凶なのだろうか? 外見は相当に個性的。室内はジェミニと同じくらい。操作系はピアッツァに似ている。 インパクトがあるので、まあ気に入っていたのですが、5ナンバーで国産で丸めで静か めであまり安っぽくなくって、と言っていたらこの車以外なかったのですね。 当時は猫も杓子もV6&3ナンバーだったのです。V6は良いが3ナンバーはいかん。 この時もカルディナと500で天秤にかけて、試乗した感じでカルディナは没にした のだが、世の中は僕と逆に突っ走りカルディナはめちゃくちゃ売れた。なぜだ〜! あまりに売れないために、マツダはこの車のモデルチェンジをやめてしまい、1代限り の短命車になってしまいました。とほほ。今はもう売ってません。 しかし、バイクに横から突っ込まれても車内はびくともしないし、パワーウィンドウの スイッチには自照式のライトが入ってるし(だれが気付く?)、鼻が低すぎて背の高い 一般バッテリーは乗らないし、見えない所に妙に金を使った車のようだ。 まあ、通勤も名古屋の往復もなくなった事だし、大事にしてあげるから末永い余生を (現在8万7千km)送ってもらおうかな。

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