3月27日
近くの廃材が有るところで吹き上げてくる昆虫を待つが、いっこうに現れず、これは成果がなさそうと、あきらめる。

 

少し移動し、見晴台の有るあたりで、やはり吹き上げを待つが、成果は無し、ふと足元の草を見たら、もぞもぞと動く甲虫がいる。これはとつかみオドントラビスのフェモラリス♀を採集。
その後追加もなく、移動することにした。

ここから、一気にタンブナンを通り越してケニンガウへと向かう。

 

時間的には余裕があるのでブンシット公園へ行ってみることにした。

ブンシット公園は昨年は人気が無く、寂れた感じがしたのに、今年は驚き!

バイヤヨ川で水浴びをする子供の姿があり、営業再開の売店には、家族ずれの姿が数組。これでは、採集がしずらいので、車で奥へ行くことにした。

昨年の伐採してた所はすでに下草だらけになっていて、1年で随分様相が変わってしまうのには驚きである。昨年沢山採ったカドアカタマムシは、見かけるが数が少なく大して成果は得られなかった。

飛来して来たツマベニルリタマムシを1匹採集。ブンシット公園は、乾燥が酷く、夕立の後に来た方が面白そうだと思った。それでも蝶だけは相変わらず多産な所で、オビクジャクやルリモンアゲハ、ヘレナキシタの姿も見受けられた。

ブンシットでの採集を終え、ケニンガウのJUTAホテルにチェックイン。JUTAホテルは今回のボルネオで唯一ドアマンが出迎える、立派なホテルなのである。
内陸なのに、中々お洒落なホテルで気持ちが良い。
しばらくするとスコールがあり、目の前のモスクを眺め、昼寝をする。

 

目の前にある量販店で蛍光灯を3セット購入。大変親切な店員で、配線を組んでくれた、ボルネオの人たちは気さくで明るく、親切な方が多い。その後ホテルで夕食をとり本日はゆっくり休むことにした。