某ショップ製安物発酵済マット編

 お次は、たまたま某ショップで売っていた添加物不明(おそらく薄力粉のみ。聞いときゃ良かった)の安物発酵済マット(確か一袋5リットル入りで5百円だったような...)での飼育結果を報告するとしよう。何故このマットを使用したかというと、その時我が家には発酵マットが無いにも関わらずまだノコ幼虫がいたということと、値段が安かったので無添加マットをそのまま使用するよりは少しはマシかなと思ったからである。見た目は真っ黒でノコギリクワガタには良さそうな感じであった。一袋しか買わなかったのが悔やまれる。

 このマットは450ccのマヨビンに詰めて、少なくとも5頭の若齢幼虫を投入。「少なくとも」というのは何頭入れたのか忘れてしまったためと、数頭あげてしまったためで、手元には5頭が残っているからである。このマットの水分はやや少な目といったところであったが加水することもせずに瓶詰めしました。幼虫投入時期は98年10月だったと思う。(^^;;
 前のページで紹介したそば粉添加発酵マット瓶の状況を確認した時に、この瓶も確認したところ、5頭中3頭が結構食していたため、99年1月中旬に3頭だけ餌交換を行いました。こちらも某ショップで既に同じマットが売られていなかったため、そば粉添加発酵マット飼育の幼虫達と同じお手軽なメーカー製の発酵済マットへと交換、容器は900ccのマヨビンに昇格です。
 餌交換後の幼虫は、こちらも環境が変わってしまったためか、あんまし餌を食べることもなく、そんなに動くこともないまま時は過ぎていったのでありました。また、この餌交換時に体重を測定してみたところ、7g、8g、9〜10g(デジタル計の表示が9と10を行ったり来たり、このばやいどっちに近いのかな?)で、卵巣が確認できないことから3♂だと思いました。それにしても前出の幼虫に比べるとちっこい。(^^;;

 飼育温度は、これも他のと同様で22〜26℃程度でありました。

 飼育結果

 やはり羽化してきたのは3♂であり、そのサイズは、52(中歯型)、58、62mmとなりました。サイズにバラツキが出てしまいましたが、その大きさはやはり幼虫時の体重に比例していることがわかりました。



これら3頭が添加物不明な安物発酵マットで飼育、羽化したノコギリクワガタの♂達。
まん中の奴!なにもそんなに怒らなくったっていいっしょ!(^^;;

 ん?忘れてた!

 まさかとは思いまするが、ひょっとしてもしかすっとお気付きになられた方もいらっしゃるかもしれませぬが、450ccのマヨビンに詰められたまま餌交換もされずにほったらかしになっていたノコがまだ2頭いたのでありました。いやはや...(^^;;
 んが、ご安心下さいまし。450ccのマヨビン餌交換なしでも、ノコは無事に羽化していたのであります。34mmというまあまあな大きさの♀でありました。でも1頭だけ。もう1頭はまだ幼虫やってるようでありまする。やば。(^^;;



やはり何故かノコの幼虫は450ccのマヨビンであっても上の方まで食い上がってくるということはなく、食したのは赤い線から下の部分だけである。マットの色の違いでハッキリわかることと思う。どーも水分少な目なマットの場合、上まで食い上がっては来ないような気がする。



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