| | チェンマイへ到着 | | 
チェンマイのホテルと町並み!
滞在ホテルは繁華街にあるので立地条件は抜群!ホテル前の目抜き通りも夜中は出店でおお賑わい、有名な“ナイトバザール”である。タイ全土のお土産がここで揃う。 購入のコツは“値切り”一本である。 道路を渡るときには、タイ名物のトゥクトゥクにひかれそうになりながらも楽しく遊んだ!のである。 チェンマイのホテルは特に安い!五つ星ホテルでも、3人1部屋(1人はエキストラベッド)で泊まれば一人1700円程度。しかも豪華な朝食付き!もう最高である。 |
| | . | | |
| | チェンマイ市内から山へ向かって出発 | | 
そもそもこれほどの本格トレッキングになるとは参加者全員がだれも予想しなかった。チェンマイのホテルで朝を迎えた私達はスーツケースに軽装(中には革靴の大馬鹿者もいた)でロビーにおり立った。
最初は普通の舗装道路。これなら楽勝!と思いながらも途中で買い出しを行う。ここで必要物すべてを調達しなければならない。さて、といっても何を買っていけばいいんだろう?
山道が険しくなり、途中で川になった赤土の道を横切りながら走る!我々を乗せたピックアップは横滑りしながらも、グングン坂を登っていく。しかし、車ではこれ以上進めないところまで行って下車し、昼食をとることとなった。
しかし、やばい! これはやばいぞ! まわりはすでに深い山だ!
|
| | | | |
| | 中間地点の集落 | | 
雨がやまない。しとしととまとわりつく小雨だが、なかなか止んでくれない。最初ポンチョを着て出たのは良いが、これでは雨は防げても中が暑くて蒸し風呂状態。濡れるのを覚悟でポンチョを脱いで歩くこととなった。そのご何度かの休憩を取りながら、(すでに途中でバテバテで息があがっている。)第一チェックポイントの森の間に集落が見えてきた。
中間地点の集落といえども悪条件の中歩くこと3時間。ガイド以外は全員疲れているようだ。しかしせっかく村人達に歓迎(?)されているのだから、クワガタのことを聞いてみないてはない。 村の一人の叔父さんにクワガタの話しをしだすと、ぞろぞろと村人たちが集まり始めた。
そのうちの一人が「いるよ!2日前に見た」とのこと。
「なんじゃ?なんじゃ? おるのかい?」 「じゃぁ80mmオーバーのこれ(アンタエウスを指して)を探してきたら3000円あげる。」と言ってみたらこれまた大変なことになってしまった。
村中の若者が一斉にナタを振り回しながら山に消えていった!
5分もたたないうちにあれよあれよという数のクワガタが集まってきた。次第に大物も採れだした。
|
| | . | | |
| | いよいよラフ族の村が見えた。 | | 
登ること4時間。ついにラフ族の村が見えてきた。美しい!美しすぎる光景だ!沢を抜け、谷を駆け上がり、くたくたになりながらも登ってきたかいがあった。
宿泊する宿を見て愕然!山のコテッジはいづこに? えっ? 風呂も電気もないって?
村に到着してからは驚きと感動の連続だったが、時間の流れがあきらかに日本とは違う。なにか、時間にとらわれないふわりとした空間が終始漂う。心までもゆったりしてきて、なんともいえない良い気分になる。せわしなく動き回る日本での生活から一瞬だけでも抜け出し、心身のリフレッシュの為にもこういう場に身を置いてみるのも大切だなぁとしみじみ感じた。
|
| | . | | |
| | 夜のお楽しみ | | 
夕食はタイカレーにタイ米、それにスープである。これがまたおいしい。食事をしてくつろいでいるとラフ族の子供が民族衣装で歌を歌いに来てくれた。 客人歓迎の民族衣装を着ている。
その後疲れはてた体をほぐしてもらうために、村の老婆にマッサージを頼むことにした。1時間ほど丁寧に体をほぐしてもらい今日の疲れもふっとんだ、ことにしておこう。
しかし、電気がないので電灯もない。ロウソクだけが夜の明かり。ロウソクも残り少なくなってくるとさすがに心細い。夜は深けて行く。光も音もない世界。本当にここで寝るのか?
|
| | . | | |
| | ラフ族の子供も採集の天才! | | 
朝の散歩をはじめると、村の子供が私達の顔を見るなりいきなり山に駆け上がる。元気好いなぁと感心してると、なにか虫を手に持ち下りてくるではないか。なんとも勇ましい。タイのヒメカブトのようだ。お駄賃はまたしてもあめ玉である。(あまりたくさんもってくるので、最後は、もう虫は要らないよっていう感じである)
やはりラフ族の子供も昆虫採集の天才であった。私達が探すことのできない虫をいとも簡単に探し出してくる。おまけに彼らは素足にサンダル履きである。私達のトレッキングシューズ(実際には長靴)とは大違い。足に不思議な吸盤がついているみたいに、ぬかるみ、山の斜面もすいすいと駈けて行く。さすがは山岳民族だ。
|
| | . | | |
| | ラフ族の村をあとに!
| | 
名残惜しいがラフ族の村を後にする下山の日。村人達が見送りに出てきてくれる。歓迎の歌を歌ってくれた少女たち、沢山の虫を捕まえては持ってきてくれた少年たち、疲れた体を揉み解してくれたおばあちゃん、手を振ってくれたみんなの目が天使のように輝いているように見えた。
さてさて、帰りは下りだから楽だろうと思うとこれがどうして、急斜面は滑る。崖から落ちたら大変だ!日本であれば滑落事故として十分新聞に載せてもらえる。
途中で象をチャーターしての山越えもあった。アユタヤ遺跡あたりで平地を15分ほど歩く観光用のものがるが、ここは本格的でこんなところを登るのかというような急斜面を歩かせる。象が足をすべらせたら万事休す。私達ももろとも落ちてしまうようなところである。
そんなこんなで、最終的にはなんとかチェンマイ市内までたどり着き、無事空港からバンコクへ飛び立つことが出来たのである。
|