TV版の感想です。(19話〜33話)

19.恋と友情

ヒロシくんとのデートに熱中するあまり、タカ子達との友達付き合いをおろそかにしてしまった優ちゃん。これがもとで、タカちゃん達と一緒にクリスマス会ができなくなってしまう。原作では、タカちゃんからはっきりと「都合の悪い時だけアタシ達を利用するワケ?」と指摘されて落ち込んじゃうんだけども、TV版ではその辺のとこがうやむやにされてしまいましたね。本来なら優ちゃんが自分にも責任があることに気付いて、一人で解決するのを期待してたのですが、結局ヒロシくんに助けてもらっちゃう。まあ、それもいいかな〜などと思ってしまうのでした。

20.初日の出

今回の設定は、府中の大国魂神社(鳥居があったから高幡不動尊じゃないよね)で初もうで&高尾山で初日の出を見るといったパターンでしょうか。
新年早々から「大凶」のおみくじを引いてしまう優ちゃん。欲張って色々なお願い事をしたので神様の怒りを買ったのでは?まあ、優ちゃんの場合、おみくじの結果に関係なく結構ドジな面があるので、なんでも「大凶」のせいにするのはいけませんよ〜。不安な心が不幸を呼び寄せる(どっかで聞いたセリフだな)というじゃありませんか。
ところで、山登りのシーン、それぞれのキャラクターの性格がよく出ていて、見入ってしまいました。人間切羽詰まった時に本当の姿が見れるものなんですよね。
前回に引き続いて今回も久我山ちゃん登場!もうレギュラー・キャラと化してしまったのだろうか?

21.

全国の北野さんファンの皆様、長らくお待たせしました。TV版初登場です!
優ちゃんは、みんなが行くからとかヒロシくんと一緒になれるからなんて不純な動機で塾に行くことを決めてしまう。でもそのおかげで北野さんと出会えたのだから許すとしよう。
気にしだしたらとまらない性格が幸い(?)して、だれも気に止めていなかった北野さんと友達になろうと試みる優ちゃん。最初は上手くかみ合わないけど、優ちゃんの言った「しるこセーキ」を買ったり、ちょっと照れながら小声であいさつを返す北野さんがカワイイです。ほんとは友達がいなくて寂しかったんでしょうね。でもすぐに「しるこセーキ」を飲まずにひとまず様子を見るところなんか、さすが頭のいい北野さんならではだなぁなんて感心してしまいました。(優ちゃんだったら絶対その場で飲んでいるにちがいない。)
公園のブランコでのシーンで北野さんの見せた笑顔はもう何者も寄せ付けないって感じですね。
ところで塾で知り合った堤さんの声をやっていたのは藤枝成子さんではないですか!彼女の声を聞いたのはミラクル☆ガールズ以来だ〜。あとは笠原弘子さんが登場すれば、坂本真綾・藤枝成子・笠原弘子の『こまどり三姉妹』がそろい踏みなのになぁ・・・(笑)

22.恋人同士

優ちゃん・ヒロシくん・久我山ちゃんの三人模様の第3弾!
サッカーの勉強を口実にヒロシくんをデートに誘う久我山ちゃん、今回は積極的ですね。でも、ヒロシくんが「ハシモも誘って3人でいこう!」と答えたとき「2人きりで行きたいんです!」と言うだけの勇気はまだなかったみたい。そして部室で勉強を見てもらうシーン。風になびく久我山ちゃんの髪にシャンプーのほのかな香りが・・・ 男だったら誰でもクラッとしてしまうシチュエーションですよね。
いよいよサッカー観戦の日。ハシモは腹痛で来られず、結局2人きりのデートになってしまい、しかも帰り道で優ちゃん達とばったり出くわしてしまう。このときの優ちゃんの反応が意外にも冷静だったので、優ちゃんも大人になったもんだと思いきや、家に帰ってからはヒロシくんからの電話にも出ないでタヌキ寝入り状態。あまりのショックに頭の中が真っ白になっていたんですね。
そして翌日、優ちゃんがついにみやうに「つきあってほしいの」と告白・・・ こんなに簡単に事が運ぶはずない!きっと裏があるはずだと思いながら見ていると、案の定、サッカーの事を勉強するためにみやうに協力してもらっていただけでした。ここまでツライ仕打ちをされてもみやうは優ちゃんの事を思いつづけるのでしょう。
ようやくお互いの誤解が解けて元どうりになるヒロシと優ちゃん。そしてそれを見ていた久我山ちゃんがさみしそうに去っていく。このとき、彼女の目には涙があふれていたに違いない。(ぐしぐし。)

23.仲たがい

タカちゃんVS北野さんの激突!ということで、3年生になって同じクラスになった3人。今後はこの3人を中心に物語が進んでいきます。
修学旅行の自由行動で大阪に行くか京都に行くかでモメるタカちゃんと北野さん。そして相変わらず自分の意見がはっきり言えない優ちゃん。これじゃあ上手くいかないですよね。
京都に行きたい理由を、テレながら優ちゃんに打ち明けるときのタカちゃんの表情って、久しぶりに女の子らしさがでてましたね。あと、北野さんが「初めて本当の友達に会えた気がする」と言ったときの優ちゃんの「やっだー、テレるじゃん!バシバシ」のシーンがなんか良かったです。
結局、バレなきゃいいやって感じでそれぞれの交換日記に違う内容を書いてしまった優ちゃん。翌朝、日記を見せあった二人に「どうゆうこと?」と詰め寄られ、窮地に陥り「だってどっちにも嫌われたくないもん・・・」と泣きながら去っていく。ということは学校休んじゃったのでしょうか?優ちゃんって落ち込むときはいつもベットの上に寝ころんでいるなぁ・・・
その日の夕方、タカちゃんと北野さんが心配して家まで来てくれて、元どうりの3人に戻る事ができました。欲を言えばタカちゃんと北野さんが仲直りしたシーンも見てみたかった気もします。
ちなみに原作では、次回修学旅行までずっと仲たがい状態が続くのですが、TV版の1話完結の原則から、このように簡単に解決してしまったようです。本当は、タカちゃん達とはぐれて、思いっきり孤独感にひたりながら神戸の町をさまよう優ちゃんを見たかったのですが・・・

24.修学旅行

原作とは全く違って、タカちゃんのラブストーリー続編です。
最初ははしゃいでいたタカちゃんですが、柴崎クンとの再会が近づくにつれて、いつになく不安になっていきます。そして待ち合わせの場所で久しぶりに会う2人ですが、なんかぎこちなくてまるでお見合い状態。話もかみ合わなくてなんか10気圧くらいの重苦しい空気が漂います。この状況を何とかしようと仮病をつかう優ちゃんですが、結局バレてますます険悪になってしまう。
とうとう、宿に帰らなければならない時刻が迫ってきて、このまますれ違いのままで終わってしまうのかと思いきや、ついに胸のうちを語るタカちゃん。ずっと離れ離れでお互いの気持ちが変わってしまっていないか不安でたまらなかったのでしょう。
「一つだけ見たいものがあるの」と言って、柴崎クンの学校を見せてもらうタカちゃん。BGMはやっぱり「涙が勇気に変わるとき」がぴったりですね。
余計なお世話かもしれませんが、優ちゃんが夕日をバックに撮った2人の写真ですが、逆光で顔が真っ暗になっていたのではないでしょうか?

25.おいてけぼり

3年生といえば進路問題が大きな関心事です。
進路希望を提出しなければならなくなって真剣に悩む優ちゃん。取り敢えず安易な理由で選んだ志望校も、ヒロシくんに「ふつーそんな単純な理由で決めねーよな」と言われてショックを隠しきれない。さらに頼りにしていたタカちゃんが美容師学校(原作では商業高校だったんだけど)を希望していると知って自分だけ取り残されていると思い、すっかり落ち込む。
翌朝、「なんか学校いきたくない・・・」と言ってズル休みをしてしまう。遠くに聞こえる学校のチャイムの音を聞きながら、みんなどうしてるかなと気になる気持ち、私にも経験があるのでよくわかります。そして「行き先の書いた切符はお持ちですか?」の夢のシーン。なんか原作以上にショッキングで、優ちゃんの「おいてかないで!」という絶望的な叫びが印象的でした。
お昼ご飯を食べにおりてきた優ちゃんに、将来のことなんか高校にいってから考えても全然遅くないんだと語る母・厚子サン。このお母さんの言葉は結構重要で、大事な場面では良きアドバイザーになってますよね。(原作の手編みマフラーの話とか)これを機会に厚子サンファンが増えるのではないのでしょうか?
心配してお見舞いに来てくれたタカちゃん・北野さん、そしてヒロシくん。本当に熱を出して寝込む優ちゃんの手をそっと握り締めるヒロシくん。久しぶりに「きす」シーンがあると期待しつつ、さあ来るぞ来るぞ・・・ 今日はやけに引っ張るなぁ・・・ ありゃ、終わっちゃったよ〜。今回もなしなのね。(^_^;
ところで、ヒロシくんの志望校が北校のままなのですが、志望校変更の話は回を改めて別な話になるのでしょうか?それとも最終回に向けての何らかの伏線なのかな・・・

26.カルい山田くん

毎度お騒がせの山田クンの登場です。でも、原作と比べるとさらに軽いヤツになっている。あれでは単なるバカみたいですよねぇ〜。
山田くんの様な本能のままに突っ走るタイプのコとは付き合った事のない優ちゃんは「キミみたいな娘好きだな」と言われて、どうしたらいいのか悩んでしまう。タカちゃんは「あんなの無視無視!」と言い張りますが、やさしい優ちゃんは「どうして無視しなきゃいけないのかな?別に悪いコじゃないのに」と態度を決めかねている。噂はいつのまにか広がって、別のクラスの稲田&堤さんの耳にも入って大騒ぎ。そこへヒロシくん登場で慌てる5人。「これはめずらしい植物ですね〜高幡さん」とぼそっと喋る北野さんがお茶目。
翌朝、様子が変なのに気付いたヒロシくんが優ちゃんに詰め寄るが、ここでお約束のまりりんが「優ちゃん、山田ってコに告白されたんだって」とバラしてしまう。う〜む、こういう役はまりりんハマりすぎ。
「山田くんっていうコに映画に誘われたの」と白状する優ちゃんに対し、ヒロシくんは「優子のしたい様にすればいいだろ。」と突き放してしまう。彼のこの態度については2通りの解釈があって、「女の子に決断させて責任逃れをするなんてひきょうだ」という意見と、「オレ以外の男と付き合うななんて言うと、優ちゃんを縛りつける事になるのであえて容認した」という考えがあります。優等生ヒロシくんの事ですから、たぶん後者の方だと思いますが・・・
結局、デートをしてしまう優ちゃんですが、山田くんの「スキ」という言葉自体に大した意味のない事に気付いて一安心。ヒロシくんへのわだかまりも消えて、家の前で仲直り。原作ではヒロシクンの方が先にあやまってましたが、TV版では優ちゃんが先にあやまっていた。たぶん、ヒロシくんと久我山さんのデートを目撃したときの心の痛みを思い出したのかな。
優ちゃんが山田くんに言った最後のセリフ「スキっていう言葉は本当に好きになった人が出来るまで大事にとっておいたほうがいいよ」で、“本当に好きになった人”とは、「あのお方」の事なんでしょうか・・・

27.コンクール

運動部・文化部問わず、レギュラーメンバーに選ばれた/選ばれないでもめるのは良くある事です。
3年生最後の吹奏楽コンクールのメンバー選びで張り切るブラバン部員。相変わらず不器用な優ちゃんは、はじめから選ばれるとは思いもしなかったが、なんとレギュラーメンバーに。上手な後輩を差し置いて「何であたしが?」と不安になるが、たぶん3年で最後だから「お情け」で選ばれたんだと思い込んでしまう。練習に全く身が入らなく、後輩達からも妬まれて、ついにレギュラーからはずして欲しいと申し出る優ちゃん。しかし、「いいかげんな理由でおまえを選んだと思うか?」と笹塚先生に言われ、さらに落ち込む。でも、ヒロシくんのアドバイスで、上手下手よりももっと大切な事があると気付いて、頑張ろうと決心する。1人で練習するところへタカちゃんたち部員のみんながやって来て手伝ってくれる。やっぱり優ちゃんだからこそ、こうやってみんなが協力してくれるんでしょう。大事なのは、いかに皆とひとつになれるかなんですよね。

28.笑わない代ばば

まず始めに、原作通りに体罰シーンが描かれなかった事について。
内容が内容だけに、当初からそのままTV化されるのは難しいかとは思っていましたが、ここまで無難なというか見方によれば逃げに走ったともとれる内容になるとは・・・  確かに昨今の体罰に関する報道を見ていると、原作そのままをTVでやるといろいろ論議を呼ぶかもしれません。しかし原作話は決して「体罰肯定」を言っている訳ではなく、その辺の微妙なところがうまく伝わればTV化する意義はあると思ったのですが。たとえ抗議や批判の投書が寄せられたとしたも、きっとそれに対する反論や意見が寄せられるでしょう。でもあまり問題を起こしたくないという制作者サイドやスポンサーの絡みもあって仕方のない事なんでしょうか。ちょっと残念です。

では28話の感想を。
日頃からなにかと口煩い代ばばに対して、反抗心から優ちゃんタカちゃん北野さんの3人は授業をサボる事を決心。でも結局バレて、連帯責任でクラス全員がグランド走る羽目に。こういう時の連帯責任って結構効きますよねぇ。普通は、罪を犯した3人に怒りの矛先が向けられるのが一般的なんだけど、その対象は代ばばに。次の体育はクラス全員でボイコットしたため、1人寂しく校庭に立つ代ばば。ちょっと罪悪感に苛まれる優ちゃんだが、偶然スーパーで代ばばを発見し、相変わらずの探偵モードに。そこで、野良猫をいたわる姿を目撃し、本当は優しい人間である事に気付く。次の体育の時間に謝ろうとする優ちゃんですが、なぜか代ばばの姿がない。ふと見上げると屋上に代ばばが・・・ てっきり飛び降りるものだと思いこんで屋上に走る優ちゃん達。
結局は、代ばばが「きょうは私が授業をサボったの。」と自分の胸のうちを話し、優ちゃん達も自分達のした事を謝って一件落着。ラストは不覚にもちょっぴり感動してしまいましたが。(^_^;

という訳で、最初に書いた事と矛盾するかもしれませんが、原作話を忠実にTV化するのにこだわる事自体に、どれ程意味があるのかと疑問に思うようになって来ました。確かに原作を愛するものにとって、できるだけそのままでTV化して欲しい気持ちはわかりますが、原作コミックには、やはり原作でしか伝わらないニュアンスというか雰囲気があるし、アニメ版でもTVならではの良さがあると思うようになって来ました。従って、TV版の方は「もう1つの水色時代」と位置付けて見たほうがいいのではないかという気がするのですが。この辺のところ皆さんはどう思われるでしょうか?意見・感想などあれば是非お聞きしたいです。

29.ラブレター

今回は厚子サン&靖雄サンの恋物語です。
お姉ちゃんに「恋は熱病。時が経てば醒めるものよ。」と言われ、タカちゃん達からも「初恋は上手くいかない」と言われてかなり心配になる優ちゃん。この事をお母さんに話すと、「そんなことないわよ。知っているコの話だけどもね、・・・」と自分の恋愛話を始める厚子サン。この「知ってる人の話」とか「聞いた話なんだけど」といって自分の話しを持ち出すのは良く使う手ですよね。しかし、厚子サンと靖雄サンが幼なじみだったとは意外です。
転校するあっちゃんを見送るため、土手の上を走るやっちゃんの姿は、有りがちなシーンとはいえ心を打つものがあります。う〜ん。おかっぱ頭に麦わら帽子姿のあっちゃん、結構カワイイ。あっちゃんファンクラブが出来るかもネ。
その後も文通を続けて、ついにはお見合いの席にまで駆けつける靖雄サン。そういう一途なところ、ちょっとうらやましいです。また、そんな靖雄サンのことを誇らしげに語る厚子サン。そんな姿を見て、優ちゃんはヒロシくんとの仲に対する不安とかがすっかり無くなって、“今”をもっと大切にしようと心に誓う。
さりげなくホオズキを買ってくるとこなんか、靖雄サン、ニクイですよね〜。  今回は、全体的にゆったりとしたペースで物語が進んでいく感じがして、とても好感持てました。

30.夢と現実

前回の予告編からすると、タカちゃんが「さうだ京都に行こう」って感じで柴崎クンに会いに家出してしまうものだと思ってましたが、全然予想が外れました。
進路問題で親とケンカして家を飛び出したタカちゃんですが、優ちゃんの家に居候している姿を見ると以外とアッケラカンとしていますね。デリケートなタカちゃんの事だからもっと落ち込んで深刻に悩むと思うのですが・・・
美容師になりたいという自分の意志を確かめるために厚子サンの知り合いの美容院で「体験労働」するタカちゃん。都合よくこの話が決まったと思ったら、じつは厚子サンとタカちゃんの両親は連絡取り合ってたみたい。無理矢理家に連れ帰る場合や頭が冷えるまで放っておくパターンの親が多い中、ちゃんと本人の意志を尊重するなんて、結構イイ両親ですね。
美容院で働く先輩達の努力する姿や落ち込む姿を見て、タカちゃんは本当に自分に勤まるのか不安いっぱいになってしまう。次の日、美容院に行かずに行方知れずに・・・ この時のタカちゃんの様子が描かれていなかったので、ちょっと物足りなかった。柴崎くんにでも電話していたのでしょうか?夕方ひょっこり帰って来て、「やっぱ普通の高校行ったほうがいいのかな」と弱気になるタカちゃん。そこに珍しく靖雄サンが「本当に大切な夢だったら簡単にあきらめちゃいけない」とアドバイス。う〜んキマったと思いきや、あのオチですか。夕食時には皆から隔離されるなんてなんと哀れな靖雄さん。彼に神の御加護があらんことを・・・(^_^;

31.ヒロシの夏

季節の移り変わりが早い水色の世界にしては、3年の夏がやけに長い気がする。
例年は弱小だったサッカー部が、今年は順調に勝ちあがって来ている。ヒロシくんの最後の活躍を応援しようといつに無く張り切る優ちゃんだが、周りは冷たい反応ばかり。準々決勝の試合の応援は優ちゃん1人きり。これっていくらなんでもさみし過ぎる〜。ヒロシくんって結構人気あるはずだから、もっとファンが押しかけてもいと思うけど。特に稲田&堤コンビなら間違いなく応援に駆けつけるのに・・・
ついに決勝まで進んだサッカー部。一人でも多くの応援を集めようと奔走する優ちゃん。今までは自分の事で精一杯だったのに、こんなに一生懸命になるなんて優ちゃんも成長したものですね。まあ、ヒロシくんのためだからこんなに真剣になれるのでしょうけども。
優ちゃんの努力の甲斐あって、タカちゃん達やブラバンの後輩が応援に来てくれたが、残念ながら試合は負けてしまう。「ヒロシの夏は終った。」
今回の話は、後のヒロシくんの進路問題の前フリだったみたいですね。

32.文化祭前夜

みやう擁護派の私としては、ここまでみやうをいじめていいものかと思わずにいられない話でした。
優ちゃんは3年最後の文化祭の委員になったが、クラスの協力が得られない。結局これまでのビデオを編集して3年間の思い出形式にまとめることになった。この方面に強いみやうと一緒に編集作業をしていると、なぜか優ちゃんばかり映っているビデオが・・・(もちろん撮影者はみやう) 優ちゃんはタカちゃんに「あたしばっか映っているビデオがあってなんか気持ちわる〜い!」と話すが、撮られてた時の記憶は全然なかったのかなぁ・・・
文化祭前日になっても編集が終らない優ちゃんとみやうは夜中に学校に忍び込むことに。優ちゃんと2人きりで徹夜という、これまでに無いBigなチャンスを手に入れたみやうだが、残念ながらヒロシ・ハシモ・タカちゃんらの邪魔が入る。(お約束ですね。)しかし、侵入の時のハシモの手際の良さは怪し過ぎる〜。彼って「ラジ○ライフ」とかの愛読者じゃないの?(笑)
守衛さんに見つかってもはやこれまでと思いきや、みんなの熱意が伝わって見逃してもらえることに。無事に編集が終って外はもう朝。朝日を見ながら今日の事はいい思い出になると思うよと語るみやう。優ちゃんに想いを伝えなくてもいいの?と言いたくなりますが、彼はこれで充分満足なんでしょうね。(悲しいやね〜)

33.いちばん星

ず〜っと待ってました。この日が来るのを。最近北野さんの出番が少なくて欲求不満ぎみだったんですよ。
冒頭の5才時北野さんにいきなり魂を奪われ、それから30分間TVに釘付け状態でした。
これまで友達付き合いが苦手だった北野さん。まして男の子と気さくに話すことなど皆無に近かった彼女にとっては、好きなタイプの判断基準が自分のホームグラウンドである「勉強」になってしまうのは仕方の無いところ。そういう訳で志望校が自分と同じ八王子クンにとりあえず(とあえて言っておこう)あこがれていた。八王子クンの隣の席に座ろうかとドキドキしているところは、優ちゃんとはまた違ったかわいさがありますよね。
そこへ軽いノリで山田クン登場。彼の場合、優ちゃんが北野さんに接した時のように、なんの先入観も持たずに自分のありのままの姿を見せながら彼女に接したというのが成功の秘訣だったのでしょう。山田クンのペースに引き込まれて最初は戸惑う北野さんだけど、いつのまにか心を開いている。彼女がこんなに生き生きとした表情を見せるなんて初めてじゃないでしょうか。神社の帰り道、「しるこセーキ2」を手渡す山田クン。なんか北野さんには「しるこセーキ」が必須アイテムになってしまいましたね。(旨いのだろうか?)
次の日、マフラーを返しに優ちゃん達のクラスへ行く北野さんだが、そこで優ちゃんと楽しそうに話している山田クンを見てショックを受ける。自分よりかわいくて優しい優ちゃんの方が山田くんのお気に入りなんだと思い込んでヤケになってしまったのでしょう。「あんたみたいなバカ相手にしてる暇なんてないのよ!」と心にも無いことを言ってしまうが、すかさず山田クンも「そんなふうに言う北野さん、かわいくないよ!」と言い返す。このシーン、原作で知ってたといえ、北野さんの胸のうちを思うと、涙が込み上げずにいられませんでした。
たまたま通りかかった八王子クンの冷たい対応に、自分も山田クンのことキズつけてしまったと悟り、本当の気持ちを伝えるために塾へ戻る。塾から飛び出して来た山田に対して、「山田、きーて!」と自分の想いを一生懸命伝えようとする北野さん。後ろで「山田、いけー!」と稲田&堤コンビが応援してましたが、私は「深雪さま〜ガンバレ〜」と心の中で叫んでました。(^_^;
そして北野さんのラストのセリフ「いちばん星、見つけた・・・」 うーむ。こんなに感動したのは久しぶりだなぁ〜 いや〜、北野さんのファンやっててよかった。(^o^)


button34話〜47話の感想を見る

button1話〜18話の感想を見る

buttonTV版放映リストに戻る

button水色時代の部屋へ戻る