●青春とセーラー服の文化社会論
Culture of a middy blouse and skirt in Japan

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 「耳をすませば」では、月島雫は学校の制服としてセーラー服を着ていました。それはいうまでもなく女子生徒が着用する制服の一つです。しかし、セーラー服はその長い歴史の中で、単なる衣服としてだけではなく、いわゆる青春時代を象徴する存在として人々の心に刻み込まれてきました。学園生活、初恋、交換日記、初めてのデート・・・。セーラー服は、思春期における様々な場面での様々な思い出と深く結びついて記憶される、青春の代名詞ともいうべき制服なのであります。

 このコーナーでは、セーラー服の社会的・文化的な意味を考察し、青春との関連についても考えていきます。


 
中学校・夏服 ベランダにて
(提供:古賀リエさん・右)
 


  ●第1節 




  ●第2節 




  ●第3節 





★このコーナーについて

きっかけは「洞窟の中で"本物の石"を探しているとき、雫はセーラー服を着ていましたが、それには何か理由があるのですか?」という質問のメールでした。確かに、そこはわざわざ着なくても良いのにセーラー服を着ていた唯一のシーンです。しかも、既に冬服の季節になっているのに何故か夏服なのです。言われてみれば不思議な感じがします。
端的に説明すると、洞窟でのシーンで描かれたセーラー服には、才能探しの時限性が表されていたのではないかと思います。ただ、その理由を説明するために調べていくうち、セーラー服には意外に多くの社会的・文化的意味が付与されていることが分かりました。
そこで、このコーナーでは「青春」をキーワードにして、それらの意味についての考察を試みることにしました。ただいま制作中です。









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