●2002年4月1日 エイプリルフール記事
Article for the day of April Fool 2002

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2002年4月1日 「犬夜叉」ホームページ(エイプリルフール)
★大スクープ!!★

「犬夜叉」がFAで『少年ジャンプ』に移籍!!
漫画界初のFA(フリーエージェント)第1号!!
小学館は真っ青、『少年サンデー』大ピンチ!?

★プロ野球界でおなじみのFA制度が漫画界でも導入、第一号は高橋留美子
★超人気作「犬夜叉」は、10月に『サンデー』から『ジャンプ』へ移籍
★集英社の提示は5年契約・年俸4億・総額20億円以上!!
★小学館は真っ青、さらに「コナン」が『マガジン』に移籍の噂も?
★移籍の動きはアニメ界にも波及? キティフィルムは悲願達成なるか

漫画史上有数の人気を誇る「犬夜叉」。
集英社へのFA移籍によってパワーアップを果たすか?




日本漫画家労働組合(桜井啓介委員長)が31日発表したところによると、現在小学館の『少年サンデー』で連載中の人気漫画「犬夜叉」(高橋留美子原作)が、集英社に移籍、同社が発行する『少年ジャンプ』に連載先を変更することが確実となった。今回の移籍は、漫画家が自分の作品を掲載する雑誌を自由に選択する権利(漫画家FA=フリーエジェント制)が新たに導入されたことによるもの。漫画家のFA移籍が実現すれば、日本漫画界史上初めての出来事となる。移籍の時期は、2002年出版会計年度が始まる10月連載分からになる模様。

『サンデー』の超人気漫画「犬夜叉」がライバル誌の『ジャンプ』へ!! 31日午後、散りかけた桜を完全に葉桜にしてしまうほどの突風が出版業界を揺さぶり、関係者に大きな衝撃を与えた。「確かに、漫画家にもFA制度が導入されるということは聞いていたが、まさかこんなに早く、しかもあの高橋留美子がFA行使第1号になるとは・・・」と、ある中堅出版社の編集部員がその驚きを語る。

FA制度、すなわちフリーエジェント制度とは、ある雑誌で一定期間連載をした漫画家が、より有利な条件を求めて自らが自由に連載先の雑誌を選択できる制度。漫画家の労働条件の改善に取り組んでいる日本漫画家労働組合が5年前から導入に取り組み、このたび契約先となる出版社との交渉がまとまり、2002年度より導入されることになった。その実態は、これまで出版関係者でさえもあまり知られていなかったが、今回の「犬夜叉」の移籍で、その知名度が一挙に全国区に拡大することになった。「まるで、忘れた頃にヒットした歌:『おさかな天国』のようだ」と、同編集部員。しかし、業界に与える衝撃は、PRソングの比ではない。

FA制度は、プロ野球では既に知られた制度になっている。プロ野球の場合、1軍に10年間在籍した選手は、自らが所属する球団を自由に選択することが出来る。阪神の新庄選手はFA宣言して大リーグへ移籍したし、今年も片岡選手がFA宣言を行い、日本ハムから阪神に移籍した。毎年、野球シーズン終了とともにストーブリーグを賑わせる移籍話が、出版・漫画家業界でも起こるようになった訳だ。

漫画家FAの場合、(1)デビューから10年以上経過すること、単行本が10冊以上刊行されていること、(3)単行本の累計発売部数が1000万部を超えていることの3つの条件を満たす必要がある。「犬夜叉」を連載中の高橋留美子女史は、この条件を文句なく満たしており、導入初年度からFAを宣言を行い、連載中の作品を抱えたまま移籍することとなった。

今回の移籍の背景に関する詳細は不明だが、FA制度の導入に先立って『ジャンプ』側からの熱烈なラブコールがあったことは想像に難くない。何しろ、集英社が高橋留美子女史に提示した条件は、5年契約・推定年俸は4億円(総額20億円)という、驚くべき好条件。 部数増やキャラクター商品の売り上げに応じたオプション契約もついているという。

これだけの年俸を払っても、『ジャンプ』の売り上げが倍増すれば簡単に元はとれると、集英社の担当幹部はソロバンをはじく。「高橋留美子先生は日本漫画界の4番打者。私どもといたしましても、当然4番打者にふさわしい原稿料を用意させていただき、先生の類い希な才能を存分に発揮していただく」と怪気炎を上げる。

いっぽう、看板漫画家を失う格好になった小学館は真っ青。さらに、もう一つの看板漫画「コナン」が『マガジン』(講談社)に引き抜かれるのではないかという噂まで飛び交い、小学館幹部は漫画家の引き留めに躍起になっているという。もっとも、今後は小学館へのFA移籍を希望する有力な漫画家も出てくることが予想され、状況次第によっては一層強力なラインナップを擁するようになる可能性もある。FA時代にあっては、各社ともいかに実力ある漫画家と契約できるかがポイントとなろう。

漫画家FAの影響は、将来的には漫画界のみならずアニメーション業界にも波及するかもしれない。これまで伝統的に高橋留美子女史のアニメ化を手掛けてきたキティ・フィルムは、悲願である「犬夜叉」のアニメ化権を獲得するべく水面下で動き出したとされ、早くも関係者の耳目を集めている。当然ながらサンライズが「犬夜叉」を手放すはずもないが、今の時世では何が起きても不思議ではないだけに予断を許さない。業界関係者にとってしばらくは眠れない日々が続きそうだ。


漫画界の構造改革を迫る漫画家FA制度。2002年度の流行語大賞を獲得することはほぼ間違いない。
新天地を獲得した「犬夜叉」が、さらなるパワーアップを果たすかどうか、その成算はいかに?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

★今日は4月1日です。It's April fool!★
エイプリルフールです!
 




今のところ、漫画家のFA制度はありません。
でも、将来は本当に移籍があり得るかも?
2000年版 2001年版

※挿絵として紹介したイラストは、「黒曜の鏡」の
アイミさんに描いていただきました。

アイミさんのサイト



驚かせてしまったおわびに、とっておきの特ダネを公開しちゃいます。

アニメ版「犬夜叉」キャラクター情報
7月に超美形オリジナルキャラが登場?


テレビアニメ版「犬夜叉」は2002年3月現在までで64話を数えますが、アニメ版の進行スピードはとても急ピッチで、原作の展開に急速に追いつきつつあります。このままでは、今年中に原作に追いついてしまうことになってしまいかねません。短い期間で終わってしまう作品ならともかく、「犬夜叉」のように長期間にわたって放映することが決まっている作品では、原作に追いついてしまうような事態はなるべく避けなければなりません。

ここで、アニメ版では原作コミックにないオリジナルのストーリーが作られて原作コミックとの進行スピードを調整することがよく行われます。すでに「犬夜叉」でもオリジナルの話が放映され、原作の世界にはない、アニメ版「犬夜叉」独特の世界観を打ち出して様々な評価を受けています。

また、アニメ版ではオリジナルストーリーのみならず、アニメ版だけにしか登場しないオリジナルキャラクターも作られたりします。このたび、2002年3月下旬に行われた第41回企画会議で取り上げられたオリジナルキャラに関するイメージボードを入手しましたので、ここで紹介します。

このイメージボードによると、まだラフ段階の白黒ではありますが、主人公の犬夜叉よりもカッコイイ(?)超美形の男性が描かれています。印象としては妖怪ではなく人間のサムライであり、「伝説の刀」を駆使しながら「四魂の玉」を収集する旅をしているという設定になっているようです。

残念ながら、まだキャラの名前は分かりません。犬夜叉達の敵になるのか、味方になるのかさえ分かりません。ただ、このオリジナルキャラは、第8クール(2002年7月〜9月)から登場するようです。

彼らは犬夜叉の敵なのか味方なのか?彼らは何の目的で「四魂の玉」を探しているのか?「伝説の刀」の正体は一体何なのか?今後の情報に要注目ですね!

アニメ版のオリジナルキャラに関するイメージボード
「伝説の刀」を持っている。
これで犬夜叉と一戦を交えるのか?



(↑)(→)
7月からアニメ版に
登場する予定(?)の
オリジナル美形キャラ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

すみません・・・実は、これも
エイプリルフールなんです・・・
 





信じてしまった方、ごめんなさい。これもエイプリルフール用の架空記事です。
でも、そのうちアニメ版にオリジナルの美形キャラが出てくるかも?

※このイラストも、「黒曜の鏡」のアイミさんに描いていただきました。
アイミさんのサイト




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