ログハウスの施工4
一階天井、二階床組み

 

屋根の工事が終わったら、次に二階の床を作ることを考えます。ログハウスの場合は在来工法と違って、後で一階の天井を作るのは大変な仕事になりますので、最初に一階の天井を床梁の上に敷きつめる感じで打っていきます。その上にに二階の床根太を打ち、コンパネを仮止めしておきます。

これが、一階天井と二階床の納まりです。床梁は根太の成(高さ)に寄っても変わりますが、だいたい、1.5M?2.0Mくらいのピッチでいれておきます。また、床梁間が2M近くなりますと、天井板が垂れてしまいますから、次の写真の様に、中間に角材をいれて下から打ち上げておきます。

別荘のロフトのように、二階に部屋を作らない場合は天井板、根太、コンパネという構造でなく、厚い床板一枚で、天井、床を兼用にしても良いでしょう。ただし、この場合は断熱、防音には難があります。また電気配線も露出になります。

コンパネは、電気の配線や、断熱工事が終わるまで、仮止めして、いつでも開けることができるようにしておきます。

写真の右側の部分は一階がフルユニットのバスの位置なので、天井板が打ってありません。

最後にフローリングを貼る前に、もう一度掃除器をかけます。ここは、一階の天井裏なのでゴミや埃を残すと一階に埃が降ってくることにもなりかねません。

一階から、天井を見上げた写真です。