神秘的で、かつ多少きついイメージがあります。そのような印象を活かして、「007/死ぬのは奴らだ」(1973)でタロットカードを操る占い師ボンドガールを演じていましたが、公開後四半世紀が過ぎた現在でも世界的なカルト人気を誇る「ある日どこかで」(1980)に出演しなければ、この占い師ボンドガール役でのみ記憶される結果に終っていたかもしれません。それほど、「ある日どこかで」の高貴で優雅な彼女の姿は、作品のイメージとピタリとマッチしていました。残念ながら「ある日どこかで」以後は、TVMへの出演がメインになり、ポピュラーな映画にはほとんど出演していません。ところで、個人的には、彼女は純粋にアメリカ出身の女優さんであると長い間勝手に思い込んでいましたが、「ある日どこかで」を除けばアメリカ映画への出演はほとんどなく、イギリス出身のようです。 |
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