上の国旗がどこの国か分かる人は多くはないかもしれませんね。彼女はプエルトリコの出身です。ダンサー出身ということですが、それにも関わらずまたマイノリティ出身であるにもかかわらず映画女優としての息は極めて長く、彼女のクレジットは1945年から2006年まで存在し、IMDBによればpre-production段階の作品もあるようなのですなわち未だに現役であるということになります。最も有名なのは、アカデミー助演女優賞に輝いた「ウエスト・サイド物語」のアニタ役で、ロシア人の血が混じっているナタリー・ウッドが顔を茶色くメイクしてプエルトリカンを演じていた不自然さに対し、彼女は本場物のプエルトリカンでした。どこか年齢不詳のイメージがある人で、実は「ウエスト・サイド物語」でアニタを演じていた頃は既に30才であったはずです。「The
Film Encyclopedia」によると、オスカー、トニー、エミー、グラミーを全て受賞した実績のある女性は後にも先にも彼女一人だということだそうです。この本は10年前に発行された本ですが、その後そのような条件に合致する女優さんが出現したのでしょうか?まあ、最後のグラミーというのは俳優さんには少しハードルが高いでしょうね。 |
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