先週、「狼よさらば」(1974)のレビューにてチャールズ・ブロンソンについて述べましたが、そのミスター・マンダムの奥さんであったのが彼女です。因みに、それ以前はデビッド・マッカラムの奥さんでした。もともとイギリスはロンドンの出身なので、初期の出演作(50年代の半ばから出演作があります)は、ほとんどがイギリス映画ですが、これらの作品は、現在ではほとんど知られていません。ということで、現在知られている彼女の出演作の多くは、70年代以後のチャールズ・ブロンソンとの共演作ということになります。夫婦で仲良くご出演というケースは、ポール・ニューマン&ジョアン・ウッドワードを筆頭として他に例がないわけではないとはいえ、チャールズ・ブロンソン&ジル・アイアランドの場合ほど徹底的に二人一緒であるようなケースは他には見られません。余程仲が良かったのか、あるいは自分の嫁さんが赤の他人とラブシーンを演ずるくらいなら、そんな暇がないようにいっそのこと自分の出演作品に全部出演させてしまえとブロンソンが思ったかのいずれかでしょう。考えて見れば、ブロンソンの映画に出演していた頃は既に35才から40才になっていたはずですが、上掲画像を見ても分かるようにそれほど年を食っているようには見えません。 |
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