シャーリー・イートン
(1936- )

ゴールドフィンガー
(1964)
海底世界一周
(1966)
一家8人逃亡す
(1967)

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一口メモ


イギリス出身の女優さんであり、50年代はほとんどイギリス映画にしか出演していなかったようですが、60年代を過ぎるとしばしばアメリカ映画にも顔を見せるようになります。彼女のもっとも知られた役は、007シリーズの一作「ゴールドフィンガー」(1964)での、開始早々15分たらずで全身に金箔を塗られて殺されるあのブロンド美人の役でしょう。何しろ演技をしている時よりも、死体として横たわっている時の方が強烈な印象を残しているわけなので、彼女にとってそれが幸運であったのか不運であったのかがよく分からないところがあります。いずれにしても、その印象があまりにも強烈だったので、あの高名な学者ジャン・ボードリヤールですら、何を血迷ったのか彼の最も有名な著書の1つである「象徴交換と死」(1982)の中で、彼女の死体の強烈なイメージについて触れているほどなのです。しかしながら、ボードリヤールさんならずしも、あのシーンは巷で売られている、お約束で致せばよいとでも言いたげな想像力ゼロのエロビデオよりもエロいように見えるかもしれません。

主な出演作品


1954
Doctor in the House
1966
姿なき殺人者
1957
Doctor at Large
1966
海底世界一周
1963
ライノ!
1967
一家8人逃亡す
1964
007/ゴールドフィンガー
1968
女奴隷の復讐

関連レビュー


ゴールドフィンガー

姿なき殺人者


2000/08/20 by 雷小僧
(2009/03/29 revised by Hiroshi Iruma)
ホーム:http://www.asahi-net.or.jp/~hj7h-tkhs/jap_actress.htm
メール::hj7h-tkhs@asahi-net.or.jp