フランス人でありながら、彼女のメジャーデビューは英語作品であり、しばらくは、母国ではなくハリウッドの映画に出演していました。清澄で高貴かつ幾分冷淡な印象を与える女優さんですが、「ピンクの豹」(1964)や「何かいいことないか子猫チャン」(1965)などのコメディでも、そのような自身のイメージを逆手に取って独特な存在感を醸し出していました。残念なことに、1990年に自宅マンションの8階から飛び降り自殺したようです。なお、彼女に関して、実は♂だったなどという根拠のない噂が時々聞こえてきますが、マスコミに対して冷淡であった彼女を貶めるため、パパラッチ連中が創作したデマだというのが、どうやら最も信用のおけるところのようです。とはいえ、コールドなイメージにはどこか中性的な印象を受けるのも確かなところです。 |
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