ビッグXの服
佐藤和美
ビッグXの服は特殊ゴムでできた花丸博士の作った服である。
花丸博士は言う。
「どんなに姿が変わってもからだにぴったりしてやぶけたりしないんだ」
花丸博士の言うとおりこの服は、ビッグXが大きくなっても、元に戻って小さくなっても、つねに体にぴったりしている。
さてヘルメットの材質である。ヘルメットはいったいなんでできているのだろうか。ヘルメットなのだから、硬い材質でできていなければ意味がない。だがこのヘルメットは服と同じように伸び縮みしているようにも見える。
このヘルメットだがV3号を倒して毒液にやられたときは小さくなっていない。(全集1巻P141)そうすると普通の大きさの時は大きなヘルメットをかついでいたのだろうか。
そもそもビッグXの体は鋼鉄のように硬いのだから、ヘルメットは不要なはずなのだが。
飛行機で目を攻撃される場面がある。(全集2巻P41)目は硬くなっていないのだろうか。それともただ恐怖心で目を隠しているだけなのだろうか。
マントも特殊ゴムでできているのだろうが、体に密着していないのにビッグXとともに大きくなったり小さくなったりする。これはどういうことなのだろう。
どうやらこのあたりは、厳密な設定にはなっていないようだ。
(2000・11・07)
(2001・11・10)
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