手塚治虫研究・伝言板 2001年12月
わが青春のトキワ荘
佐藤和美 (2001/12/31 15:09)
1月5日午後11時10分からのNHKのNHKアーカイブスSPは「わが青春のトキワ荘」だそうです。
トキワ荘メンバーの姿が見られますね。
クラシック・・・朝比奈さんのご冥福を
七四式 (2001/12/30 21:51)
○佐藤和美さま
クラシックの件でのレス、どうもありがとうございます。
>『ジャングル大帝』のラストを手つだったときに「悲愴」が流れてたと書いてたように思います
ちょっと出来すぎな感じもしますが、藤子氏も音楽好きだったのでしょうね。
そういえば、「展覧会の絵」が最初のアニメだから、やっぱり好きだったみたいです。
ディズニーの「ファンタジア」もきっと見て影響を受けたと思います。石ノ森章太郎の漫画少年投稿作品や初期の少女漫画にも「ファンタジア」からのイメージが出ていました。
伝説マガジンNo.4
佐藤和美 (2001/12/30 13:31)
伝説マガジンNo.4が出てます。
今回の未収録モノは『タダノブ』です。
火の鳥
佐藤和美 (2001/12/29 13:15)
倉田さんのHPから講談社全集の『火の鳥』の情報をひろってみました。
“手塚治虫漫画全集”総目録
http://www.rinc.or.jp/~kurata/t-osamu/t-osamu.html
(数字はページ数)
火の鳥 1 黎明編1 188
火の鳥 2 黎明編2 164
火の鳥 3 未来編 288
火の鳥 4 ヤマト編 宇宙編 328
火の鳥 5 鳳凰編1 200
火の鳥 6 鳳凰編2 176
火の鳥 7 復活編1 184
火の鳥 8 復活編2 羽衣編 192
火の鳥 9 望郷編1 200
火の鳥10 望郷編2 232
火の鳥11 乱世編1 320
火の鳥12 乱世編2 288
火の鳥13 生命編 異形編 256
火の鳥14 太陽編1 248
火の鳥15 太陽編2 264
火の鳥16 太陽編3 240
火の鳥(少女クラブ版)192
講談社全集には「漫画少年」版は未収録ですね。
「望郷編」は角川文庫版はだいぶ短いですね。
あとは大体同じ内容だと思います。
朝日ソノラマ版「乱世編」が他の版より数ページ長いというのを聞いたことがありますが、未確認です。
Re:手塚先生の好みの曲は?
佐藤和美 (2001/12/29 13:13)
好きな曲の一つはチャイコフスキーの「悲愴」だったと思います。
藤子不二雄Aの『まんが道』に、『ジャングル大帝』のラストを手つだったときに「悲愴」が流れてたと書いてたように思います。
アニメ『森の伝説』にも「悲愴」が使われてと思います。
角川版と・・・
七四式 (2001/12/29 13:08)
○火の鳥ファン初心者さまへ
わたしも両方持っていましたが、大きな差はなかったような・・。
講談社版は厚くならないように分冊にしているのではないでしょうか。
少なくとも大切な部分のカットはされていないと思います。
と言っても、今手元に角川版がないので、細かいことはわかりません。
いずれにしても角川版をもっていれば、講談社版を買う必要はないと思います
(私説)。
その他のカット
火の鳥ファン初心者 高山 (2001/12/29 02:19)
現在手塚作品を集めていますが、大事なシーンのカットは許せません。できれば完全版を読みたいのです。これからの購入アドバイスをお願いします。
角川書店と講談社
火の鳥ファン初心者 高山 (2001/12/29 02:09)
最近、火の鳥文庫本全13巻(角川書店)を買ったのですが、ネットで調べてみると、講談社版は16巻である事に気づき、困っています。もしかして、角川版はカットしているのでは!?できればオリジナル版を読みたいです。しかしながら、多分角川版は完全版ではない気がします。みんな完全なストーリーを読みたいはずなのになんでこんなことするのでしょう!?こうなれば講談社版を買い換えようかとも思っています。くやしい。誰かコメント、アドバイス、情報ください。
手塚先生の好みの曲は?
七四式 (2001/12/28 22:48)
手塚先生って、どのようなクラシックが好きだったのでしょうね?
「ルートビッヒ」や「フィルムは生きている」でのハイリゲンシュタットの遺書の話などから察するにベートーヴェンが好きだったことはたぶん間違いないと思うのですが。あと、バーンスタインの演奏に関する短編がありました。そもそも当時は国内版のクラシックレコードの種類もそれほど多くなかったから、いわゆる有名曲ばっかりだったのかも知れません。奥様の方の趣味もあるのかな〜。
すこし後になるとビートルズに夢中になってたみたいですね。「ビートルズが現役のときには、ミーハー要素が強かったので、入り込めなかった」と発言していましたが。「ブラックジャック」でもビートルズ、サッチモ、とか出ていました。
でもこうして見てみると、特にこれが好き!というのがないような印象もあるのです。原稿を取りにきていた人たちの話も聞きたいものです。
音楽の速度用語
佐藤和美 (2001/12/28 12:42)
音楽の速度用語にはアレグロ、アレグレット、モデラート、いろいろあります。
最も遅いのは「ラルゴ」。
BJにでてくる犬の名前に使われてます。犬の性格をうまくネーミングしてますね。
速いほうはアレグロの上にプレストというのがあります。
『地球を呑む』の最終章は音楽用語の「コーダ」(終結部)を使っていますが、
その一つ前の章は「プレスト・パセティック」です。
ここに「プレスト」が顔を出しています。
「プレスト」はクライマックスにふさわしい命名でしょう。
(「パセティック」は「感傷的」)
『地球を呑む』で速度用語が出てくる章名
第10章「アレグロ・ウン・ポコ・ソステヌート」
第13章「アダジオ・モデラート」
第19章「プレスト・パセティック」
クラシック好きの手塚らしい命名ですね。
BJのお金の使い道
佐藤和美 (2001/12/27 12:14)
「宝島」
BJは稼いだ大金をなんに使ってるんだか不明だったですけど、
このエピソードで初めてわかりました。
「オペの順番」のセリフ
「二 三か月に一度 西表島に来ンさる外科医じゃと聞いとる
なんでもあの近くに自分の島を持ってて そこへときどき休みに来ンさっと」
西表島の近くにも島を所有してるんですね。
西表山猫登場。
「青い恐怖」
BJの所有している島の一つである三界島でのエピソード。
「一ぴきだけの丘」
BJの小学校の担任だったお茶の水博士のセリフ
「あんたが自然を守るためにもうけた金で島や土地を買ってるってことをきいてね」
この時、自然保護に1億円寄付。
BJのメス投げ
七四式 (2001/12/27 08:19)
メスを投げて相手を倒すというと、1971年12月日本公開の映画「007ダイヤモンドは永遠に」にそんなシーンがありました。BJの連載開始が73年ですから、この映画がヒントになったかも知れません。その前の手塚作品にメス投げがあったのかな〜(思い浮かばないけど)。
BJメス投げのルーツ
佐藤和美 (2001/12/26 12:12)
チャンコミ24巻に「笑い上戸」というエピソードがあります。
BJはたぶん中学生なんでしょうが、例の5人への復讐を誓って、ダーツの練習をしています。
このダーツの練習は、将来の必殺技(笑)である、メス投げを意識して描かれたんでしょうね。
メス投げのルーツはこれに決まり!
BJの父の逃げた先
佐藤和美 (2001/12/25 12:14)
BJのお父さんがどこに逃げたかですが、
「えらばれたマスク」、「骨肉」ではマカオ、
「U−18は知っていた」、「笑い上戸」では香港です。
エピソードによって一定しません。
BJは設定をきっちり決めてから連載が開始されたわけではないようなので、こういう設定の矛盾が出てくるのでしょうね。
シャーリプトラ
佐藤和美 (2001/12/25 12:13)
岩波文庫の「般若心経・金剛般若経」の解説では「シャーリプトラ」の意味についてにはこうありました。
シャーリとは、さぎの一種で、プトラとは「子」という意味であるから「鶖鷺子」と訳されることがある。
舎利子とシャリとの関係
七四式 (2001/12/24 12:54)
これは不確かな知識ですが、舎利子の「舎利」という語についてです。
北インドでは「舎利」=「骨」という意味で、シャーリープトラは「骸骨のような」という意味で、ガラガラに痩せた人物だったとのことです(←ここが不確かで別説ありますから、あまり信用しないで下さい)。そういえば「ブッダ」のシャーリープトラも痩せていましたよね。
おすし屋さんで「ごはん」のことを「シャリ」というのは「骨のように白い」という意味です←こちらは本当。「舎利塔(骨を納めた塔)」という言葉もありますね。
舎利子と目連
七四式 (2001/12/24 12:42)
「シャーリプトラ」といえば、毒ガスをばら撒いた某宗教団体の広報部長が一時、この名前で呼ばれていましたね(今はアレフの代表)。ブッダ十大弟子の第一番、ということで。第二番がモッガーラナ(ヤ)=日本語名:目連。刺殺された某氏がこれです。
目連も超能力を持つおでこの大きいキャラとして「ブッダ」に登場していました。後継者と目していた舎利子と目連がほとんど同時に亡くなったことが、ブッダを精神的にダメにしてしまったと言われています。
そういえば、目連が超能力で自分の亡くなった母が地獄で苦しみ(逆さ吊りの刑=ウランボン)を受けているの知り、それを供養することからウランボン=盂蘭盆会(いわゆるお盆)が始まっています。
「般若心経」の舎利子
佐藤和美 (2001/12/24 10:28)
「般若心経」といえば、仏教経典の中でも最も有名なお経ですね。
観自在菩薩 かんじざいぼさつ
行深般若波羅蜜多時 ぎょうじんはんにゃはらみつた
照見五蘊皆空 しょうけんごおんかいくう
度一切苦厄 どいっさいくやく
舎利子 しゃりし
色不異空 しきふいくう
空不異色 くうふいしき
色即是空 しきそくぜくう
空即是色 くうそくぜしき
(以下略)
「舎利子」って人の名前です。
あの「シャーリプトラ」のことです。
「般若心経」って、ブッダがシャーリプトラに語りかけるっていう形式だったんですね。
「色即是空」
「色はこれすなわち空」
「物質的現象というものは、すべて、実体がないことである。」
(岩波文庫「般若心経・金剛般若経」による)
橋、胸
佐藤和美 (2001/12/24 10:27)
ドイツ語辞典で確認しましたけど、以下のとおりでした。
brücke 橋
brust 胸
しーうーのあらまんちゅ
七四式 (2001/12/21 19:28)
う〜ん、なかなか面白いというか、やっかいですね。
>151 :でもね :2001/05/15(火) 00:16
achzionなんてゆー単語は存在しないんだけど。
bruckeは胸で、uは本当はウムラウト付き。
↑「胸」はbrustではなかったかな?(辞書手元にないので記憶違いかも知れません)
>しーうーのあらまんちゅ
[独][医]Schwerner Armanche
変異性劇症膠原病(皇帝病)
これは・・・(^-^;)たぶん違うでしょうね。
そもそも「変異性劇症膠原病」は「銀河英雄伝説」に登場する架空の病気で、主要人物の一人「皇帝」ラインハルトがかかった病気で、彼を記念して「皇帝病」と呼ばれるようになったものですから。はたして手塚先生が銀英伝のコアなファンであったかも疑問ですし、発音にも無理があるし・・。
Re:アッチョンブリケとは?
佐藤和美 (2001/12/20 12:12)
七四式さん、ありがとうございます。
確認はとれない、アカシイ単語なんですね。
私の見たHPはこれだったかもしれません。(あの2chですけど)
http://216.218.192.139/test/read.cgi/gogaku/983208096/101-200
107 :名無しさん@1周年 :2001/04/19(木) 00:12
アッチョンブリケ!ってどう言う意味ですか?
108 :夕マゴ一夕ノレ夕シツ力 :2001/04/19(木) 01:30
アッチョン-ブリケ
[独][医] achzion-brucke
横隔膜矯正帯
151 :でもね :2001/05/15(火) 00:16
achzionなんてゆー単語は存在しないんだけど。
bruckeは胸で、uは本当はウムラウト付き。
151の書き込み、見逃してた?
こんなのもありました。
http://www2.psinter.net/new/bbs5/joy.cgi?room=retro
アッチョン-ブリケ
[独][医] achzion-brucke
横隔膜矯正帯
しーうーのあらまんちゅ
[独][医]Schwerner Armanche
変異性劇症膠原病(皇帝病)
どうも「achzion-brucke 横隔膜矯正帯」っていう説、だんだん広まってるのかもしれませんね。
アッチョンブリケとは?
七四式 (2001/12/20 21:17)
少し前に出た「アッチョンブリケは横隔膜矯正帯のこと」についてです。
予定とおり図書館へ行ったついでに二時間ぐらいかけて探しましたが、ちゃんとしたものは見つかりませんでした。つまり。
(1)「achzion-brucke」のachzionという単語がドイツ語辞書で見つからなかった。
(2)BRUCKEはUにウムラウトをつけたブリュッケ(英語のブリッジ=橋)という単語じゃないかと思います。橋=モノとモノとつなぐ=帯、と考えることはできると思います。
(3)終戦後〜昭和50年ぐらいまでのドイツ語の医学書の索引で「achzion-brucke」という言葉を見つけることができなかった。
(4)同時期の日本語の医学書の索引にも「横隔膜矯正帯」という単語は見つけることができなかった。(小児科、外科、内科でチェックしました)
というわけで、少なくともポピュラーな、当時の医者なら誰でも知ってるようなものでないことだけは確かだと思います。で、残された可能性としては、
(1)ブリュッケは「帯」の可能性が残っているので、○○帯という非医学的なもの(つまりインチキ商品のようなもの)が当時あった。たとえば「でべそ矯正帯」とか。
(2)「achzion-brucke」のスペルが大きく間違っている。
(3)全く誰かの創作
のいずれではないか?と思います。
案外、面白すぎる話というのは裏があることが多いので、どこかでちゃんとした証拠(手塚先生の発言とか、当時の資料とか)がない限り、眉唾の可能性が高いと思います。・・・ということは発言元を調べてみたいものですね。
Re:手塚氏の執筆作品について
佐藤和美 (2001/12/20 16:51)
まるさん、はじめまして。
その作品はこれ↓だと思います。
『この小さな地球の上で』(講談社全集『手塚治虫エッセイ集4』収録)
初出『NHK地球大紀行第1集』
『ジャングル大帝』と大陸移動説
佐藤和美 (2001/12/20 08:38)
「『ジャングル大帝』と大陸移動説」を更新しました。
手塚氏の執筆作品について
まる (2001/12/19 20:14)
初めて投稿します。手塚氏が書いた文章が三省堂の中学国語の教科書に載っているのですが、その出展がはっきり分からなくて。どなたか教えてくださるかと思い、投稿しています。内容は、ナスカの地上絵やイースター島のモアイ像などの事に関連して、地球規模で生命を考えています。人間も他の生物も生命の重みは同じなんだ、ということが書かれています。小さく書かれている出典には『地球大紀行 1』とありました。手塚氏はこんな作品を残しているのでしょうか? どなたか教えてください。宜しくお願いします。
「ケツアル」の意味
佐藤和美 (2001/12/19 12:06)
『三つ目がとおる』でケツアルという人物がでてきます。手塚治虫はこの「ケツアル」という言葉の意味についてナワトル語で「蛇」という意味であるとしています。(『三つ目がとおる』講談社版全集第3巻P79)
ところがこれは間違いです。
「ケツァルコアトル」は「羽毛の生えた蛇」という意味ですが、「コアトル」のほうが「蛇」で、「ケツァル」には「蛇」という意味はありません。
手塚治虫は「ケツァルコアトル」の意味「羽毛の生えた蛇」から、「ケツァル」の方を「蛇」と勘違いしてしまったのかな?
(参考:アイリーン・ニコルソン『マヤ・アステカの神話』青土社)
数ヶ月前に「あいのり」っていうTV番組に「ケツァル」っていう鳥が出てましたね。
こっちのほうがもとのケツァルの意味に近いのでしょう。
『蟻人境』(ネタバレあり)
佐藤和美 (2001/12/18 12:36)
「ネタバレあり」って書いてもガードの役に立たないかな。
『蟻人境』昭和33〜34年雑誌掲載
(講談社全集『手塚治虫小説集』収録)
この作品にナント武器としての「寄生キノコ」が出てきます。
『マグマ大使』よりも数年早いですね。
Re:アッチョンブリケ
佐藤和美 (2001/12/17 12:42)
どこで見たんだか忘れてしまいました。(^^);
で、「アッハツィオンブリュケ」で検索してみました。
http://user.ecc.u-tokyo.ac.jp/~l02209/jun/quiz/q7que.html
このQ42にあります。
(私の見たのとは違うページですが。)
アッチョンブリケ
七四式 (2001/12/16 19:40)
○佐藤和美さま
>「アッチョンプリケ」の語源はドイツ語の「achzion-brucke」アッハツィオンブリュケで、意味は「横隔膜矯正帯」。
おもしろい説ですが・・・。どこに書いてあったのでしょう?
ドイツ語としても変だし、そもそも横隔膜矯正帯って一体何なのでしょう?
手塚治虫が医学生時代にどこかで覚えた単語かも知れませんが、「でべそ矯正帯」とかのことかな〜。でもドイツ語で何というかわかりません。近いうちに大学の図書館へ行く用があるので、そのときにでも昔の医学書とか調べてみます。
もう一つの『人間牧場』
佐藤和美 (2001/12/15 11:49)
『人間牧場』(講談社全集『SFミックス1』収録)という短編があります。
別冊少年サンデー昭和36年夏休み号掲載
小説でこれとそっくりのがありました。
『ハッピーモルモット』(講談社全集『手塚治虫小説集』収録)
日本読書新聞昭和37年1月1日掲載
ただしオチが違います。
読んでみてください。
アッチョンプリケ
佐藤和美 (2001/12/14 12:09)
「アッチョンプリケ」の語源はドイツ語の「achzion-brucke」アッハツィオンブリュケで、意味は「横隔膜矯正帯」。
↑確認しようと思ってて、いまだに未確認です。
脳みそをトコロテンにする
佐藤和美 (2001/12/13 12:10)
以前、日曜夜の日テレ「特命リサーチ200X」で、催眠術の催眠状態について解説していたのですが、催眠状態は覚醒している状態と睡眠している状態の中間の状態だそうです。このとき脳の第XX野(XXは数字。いくつか忘れました。)が機能を停止しているそうです。この第XX野では入力された情報に対してどう行動するか判断しているそうです。例えば、「手をあげろ」という指示が入力されたとき、実際に手をあげるかどうかという判断です。で、ここが機能停止していると相手の言うとおりに行動してしまうというわけです。これが催眠術にかかった状態ですね。
ところでこの第XX野を破壊する薬があれば、脳みそをトコロテンにしてしまえるということになりますね。
『BJ・恐怖菌』
佐藤和美 (2001/12/12 12:08)
も一つ、「放射能」です。
『BJ・恐怖菌』の雑誌掲載時の『死に神の化身』(キリコ初登場)も、「放射能」の話だったと思います。
原子力船「むつ」の放射能漏れ事故は1974年9月1日発生。
『死に神の化身』の掲載は1974年10月28日号。
『きりひと讃歌』のモンモウ病の原因
佐藤和美 (2001/12/11 12:01)
猫侍さん
>「放射能」ってNGワードなんでしょうかね?
『きりひと讃歌』のモンモウ病の原因も「放射能」だったのが、他の原因に変更されてますね。
詳しくはここ↓をどうぞ。
「「きりひと讃歌」のモンモウ病の原因」
Re:Wがかってきたぜ
佐藤和美 (2001/12/11 12:00)
七四式さん、ありがとうございます。
先月の「五万ブシ」といい、今回の「Wがかってきたぜ」といい、
ン十年のナゾが解けて、この掲示板を始めて本当によかったと思います。
ふむふむ。
猫侍 (2001/12/10 21:56)
佐藤様、エイイチ様、望郷編の台詞ありがとうございました。
結構変わってますね・・・。「放射能」ってNGワードなんでしょうかね?
何だか過剰反応のような気がします。
Wがかってきたぜ
七四式 (2001/12/10 18:45)
どのシーンか忘れましたが、W=womanで、「女々しいぜ」という意味じゃないでしょうか。
昭和30〜35年頃はとくにシスターボーイとか、「W」とかがはやったようで、(今わたしが収集している)平凡や明星の連載小説によく出てきます。
『勇者ダン』の「Wがかってきたぜ」
佐藤和美 (2001/12/10 12:42)
『勇者ダン』(講談社全集)33ページに「ヘッヘッ Wがかってきたぜ ダン!!」というセリフがあります。
この「Wがかってきたぜ」っていったいどういう意味なのか?
どうもよくわかりません。
あまり自信がないのですが、「W」は「Vが二つ」で「ニブイ」ってことかな? と、考えているのですが……
付記:COM版望郷編
エイイチ (2001/12/09 20:49)
佐藤さんにつづき、SFJapan版とCOM(コミックス)版望郷編第2回との比較
p111左下 COM版扉
p112左上 「入院させないともとへもどらんぜ」
↓
「入院させないと」
p112左下 「こいつの母親は・・・まさか・・・」
↓
「放射能症の赤ん坊か!こいつの母親は・・・まさか・・・」
「あなたが生んだんですか?」
↓
「あなたが生んだんですか?これを?」
p113右上 「かわいそうだが・・・・」
↓
「おまえは生まれてこなけりゃあよかったのさ」
Re:COM版望郷編
佐藤和美 (2001/12/09 17:23)
猫侍さん
>徳間書店『SF Japan 3号 手塚治虫スペシャル』買ってきました。
>望郷編、確かに載ってるんですが、4ページ分を1ページに縮小して
>載せてあるので見にくいです・・・。台詞の変更はあったのでしょうか?
『SF Japan Vol.3 手塚治虫スペシャル』の『望郷編』をCOMと比較してみました。(私はCOM版は第一回分しか持ってないのでその部分だけですけど)
なお『SF Japan Vol.3 手塚治虫スペシャル』の『望郷編』は昭和55年に『コミックヒーロー』に再録された内容と同じですね。
ページ数は『SF Japan Vol.3 手塚治虫スペシャル』のものです。
P106右下
「ケロイドの連中だ!」
↓
「おとといきやがれ!」
P110左上
「レッキとした核戦争で」
↓
削除
P110右下
「十年たって放射能も弱まったと思い」
↓
「十年たって戦争の傷も弱まったと思い」
P110左下
「あの大戦争のさなかにおじょうさんは放射能をあびて……
死にものぐるいだった
おそろしさのあまり………」
↓
「あの大戦争のさなかでおじょうさんは
おそろしさのあまり……
死にものぐるいだった」
『アトム大使』の赤シャツ隊
佐藤和美 (2001/12/08 17:58)
『アトム大使』に「赤シャツ隊」というのが出てきます。
この作品が描かれた頃は小学生でも「黒シャツ隊」を連想したんでしょうが、
今では大学生でも「黒シャツ隊」を知らない?
黒シャツ隊
(イタリアComicie Nereの訳語)イタリアの政治団体、国民ファシスト党の武装行動隊。第一次世界大戦後、ムッソリーニが組織したもので黒シャツを着用したところからいう。一九二〇〜二二年に左翼、労働運動に暴力的な攻撃を行ない、二三年国家安全義勇軍となった。黒シャツ党。
(『日本国語大辞典』小学館)
プルートウ
佐藤和美 (2001/12/06 12:04)
も一つギリシア神話の話。
『鉄腕アトム・地上最大のロボット』のプルートウですが、
これはギリシア神話のハデス、別名でプルトン(英語ではプルートー)ですね。
ハデスは冥界の王です。
英語で冥王星はプルートーですね。
ちなみにプルトンに-iumをつけるとプルトニウムになります。
「冥界の王」の名は地上最大のロボットを目指すプルートウには相応しいネイミングでしょう。
トリトンとポセイドン
佐藤和美 (2001/12/05 12:51)
私はギリシア神話好きなんですけど、
ギリシア神話ではトリトンてポセイドンの息子なんですね。
ショーゲキの事実でした。
モロ族
七四式 (2001/12/05 00:17)
モロ族
・・・・・「なんとか都市MORO」という小説もあったけど、動物のようで人間、人間のようで動物、的な火星人ということで、ウエルズの小説「モロー博士の島」あたりも関係あるかも。
モロ族
佐藤和美 (2001/12/04 12:54)
どうでもいいことだけど、『キャプテンKen』のモロ族の語源って、
フィリピンのモロ族かな?
Re:COM版望郷編
佐藤和美 (2001/12/03 12:50)
『SF Japan 3号 手塚治虫スペシャル』まだ買ってません。(^^);
昭和50年代に復刻されたときは、「ケロイド」とか「核戦争」とかいう言葉が削除されてましたけど、今回も同じじゃないかな?
COM版望郷編
猫侍 (2001/12/01 22:09)
徳間書店『SF Japan 3号 手塚治虫スペシャル』買ってきました。
望郷編、確かに載ってるんですが、4ページ分を1ページに縮小して
載せてあるので見にくいです・・・。台詞の変更はあったのでしょうか?
「手塚治虫研究」伝言板11月分
佐藤和美 (2001/12/01 12:27)
「「手塚治虫研究」伝言板11月分」を追加しました。
エイイチさんに教えていただいた「五万ブシ」うれしかったです。
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