・・・・あくまで一説ですがね。
ちなみにラテン語ではnは[en]という名称なのが一般的なので「エヌ」は大西さんの思い込みだと思います。
「ラクリマ クリスティ」です
蛍 (2000/08/25 23:21)
「ラクリマ クリスティ -キリストの涙- の伝説」
というのがありましたので、紹介しようと思ったのですが、
途中で行っちゃいました。すみません。
サントリーのワインの話です↓
http://www.suntory.co.jp/wine/winery/MA_cave.html
[ラクリマ クリスティ -キリストの涙- の伝説
蛍 (2000/08/25 23:18)
ラクリマ クリスティ -キリストの涙- の伝説
うと
佐藤和美 (2000/08/25 20:24)
以下、「大辞林」からです
カッコ内は新カナ、旧カナです。同じ場合は一つのみ。
弟(おとうと)「おとひと」の転
妹(いもうと)「いもひと」の転
仲人(なこうど、なかうど)「なかびと」の転
狩人(かりゅうど、かりうど)「かりひと」の転
素人(しろうと)「しろひと」の転
客人(まろうど、まらうど)「まらひと」の転
オマケ
若人(わこうど、わかうど)「わかびと」の転
商人(あきゅうど、あきうど)「あきびと」の転
商人(あきんど)「あきびと」の転
「うと」は「ひと」が転化したものですね。
「あきうど」からは「あきゅうど」と「あきんど」の二つが派生してますね。
「蔵人」(くらうど)も「くらんど」、「くろうど」二種類の読み方があります。
「玄人」は「「くろひと」の転」とは書いてありませんが、
これも「素人」が転なんだったらこっちも転でよさそうですね。
舅(しゅうと、しうと)ですが「広辞苑」には「シヒトの音便」と書いてあります。
堀井令以知編「語源大辞典」(東京堂出版)にはこうありました。
「シュウトは、もとはシゴト(仕事)と関係ある語ではなかったろうか。シ(仕)ヒト(人)にもとづくか。」
エ
佐藤和美 (2000/08/25 20:22)
muraginさん
>mにeがついてエム、lにeがついてエル、
>sにeがついてエス、fにeがついてエフ、
>などということに気づいたからです。
オー、おもしろい!
きがつかなかったですねぇ。
大西英文「はじめてのラテン語」(講談社現代新書)P23に
ローマ字の表が載ってるので見ましたが、
もうすでにラテン語で「f」(エフ)、「l」(エル)、「m」(エム)、「s」(エス)ですね。
ローマ字の本家本元のラテン語のほうが先で、英語で初めて「エ」がついたわけではなさそうです。
なおこの表では「n」が「エヌ」になってます。
「明日」はどっちだ?
おじき (2000/08/25 16:26)
「明日」はどっちだ?
はじめまして。「おじき」と申します。飲み友達と話していてある疑問が浮かび、YAHOOで探してたどり着きました。しょっぱなから質問で恐縮ですが、ご教授ください。
それは、こんな会話でありました。
「おじき、『あさって』の語源知ってる?」
「うぅむ、わからん。降参、教えて」
「あす去りて(その次の日)がなまって『あさって』なんだって」
「ふーん。漢字だと明後日だけどね。でも、そういえば『明後日』は『ミョウゴニチ』とも『アサッテ』とも読めるけど、どっちが正しいの? 両方とも正解なら、なんでこんなに発音が違うの?」
「そういえば『明日』も『ミョウニチ』『アス』『アシタ』と3通りも読みがあるな」
「そう。『今日』も『コンニチ』『キョウ』の2通り」
『昨日』は『サクジツ』『キノウ』、『一昨日』は『イッサクジツ』『オトトイ』など、大雑把に見ると漢字を読み下したような音読みと、『あす去りて=アサッテ』のような大和言葉風(?)の2通りの読みがあるいようです。
ちなみに「オトトイ」については大辞林に下記のような表記があり、「おと(遠)つ日」という大和言葉が転じたものと思われました。
**************************************************
おととい をととひ 【〈一昨日〉】
〔「おとつい」の転〕きのうの前の日。いっさくじつ。おとつい。〔副詞的用法の場合、アクセントは [0]〕→おと(遠)
おと をと 【遠・彼方】
〔「おち(遠)」の転〕時間的また空間的に遠いこと。遠方。おち。「大宮の―つ鰭手(はたで)/古事記(下)」「―つ日も昨日も今日も/万葉 3924」〔現代語では「 おとつい」「おととし」などの語形に残存する〕
**************************************************
ひとまず納得してみたものの、それでも分からないのは「明日」です。漢語、大和言葉風の2通りではなく『ミョウニチ』『アス』『アシタ』。
「明日」はどっちだ?
この辺りについて、ご存知の方はお教えください。
ニングルに補足
ポロヌップ (2000/08/25 14:08)
ちょっと時間が経ってしすいません。
まいましたが、「ニングル」について補足です。
倉本聰の作品にはアイヌに関する記述が時々出てきますが、これ本当なのだろうか?、この情報源はなんなんだろうか?、と首を傾げたくなる記述が数多くあります。
でも、本人に確かめないで「間違い」と断定するわけにもいかないので、本人に転居を確認する必要があると思います。
佐藤さん:
> 「ナ」 「水」、「流れ」なんて意味はないでしょう。
> (バチェラー辞典はどうだか知らないけど)
> 「ペツ」、「ナイ」 暴れる、暴れない、なんて間違い。
> 「ワッカ」、「ペ」 飲める、飲めない、なんて間違い。
> 「シシキ」が「小便」? これもどっからでてきたんだか。
> 「チュチュ」が「芽」? これも疑問。
これらはすべてバチェラーにも出てますが、倉本聰が参照したという磯部精一『和愛・愛和 アイヌ語辞典』にでてます。
おそらく倉本氏の記述はすべてこの辞典の受け売りでしょう。
ただ、少なくとも「シシキ」については、あながち間違いと断定できないみたいです。
『アイヌ語方言辞典』によると、旭川と名寄のアイヌ語では、おしっこのことを「シシ」と言うそうです。「キ」は「する」ですから、「おしっこする」という意味で使えるかもしれません。
ただ、普通、「おしっこをする」という動作を表すときは「オコイマ」または「オクイマ」と言うのですが。
Lachryma Christi
佐藤和美 (2000/08/25 09:36)
「ラクリマ・クリスティ」っていう音楽のグループがありますけど、
小学館「プログレッシブ英和中辞典」で「Lachryma Christi」を引くと、
「ラクリマクリスチ:イタリア南部Naples付近産の食卓用ぶどう酒」
などとでています。
ラクリマ(涙)+クリスティ(キリストの)
キリスト教の知識、ほとんど持ってないんですけど、
「キリストの涙」ってなんか根拠というか由来というかあるんでしょうか?
「うと」の意味を教えてください。
turbo (2000/08/24 23:57)
初めての書き込みをさせていただきます。弟、妹、仲人、狩人、素人、玄人、姑、客人(まろうど)等の言葉には、「うと」が付きますが、この「うと」と言うのは、何か意味があるのでしょうか。永年、疑問に思っていることです。よろしくお願いします。過去ログを全部みていませんので、同じ質問があったらごめんなさい。
おひさしぶりです。
muragin (2000/08/24 23:33)
整理された過去ログを読んできました。やっぱり面白い。
ところで、アルファベットの「e」って特別な感じがします。
質問の仕方がよくないかもしれませんが、
どうして、英語は、語尾や語頭に「e」をつけたがるのでしょうか?
特に語頭の「e」に興味あります。
歴史的な経緯は?何か意味がありますか?
ここに来るときは、質問ばっかりで、あつかましいのですが、
どなたか、情報がありましたら、お教えください。
参考までに。
興味の元になったのは、
mにeがついてエム、lにeがついてエル、
sにeがついてエス、fにeがついてエフ、
などということに気づいたからです。
では。
http://www.geocities.co.jp/NeverLand/1182/
伝言板の整理
佐藤和美 (2000/08/24 11:54)
この一年の伝言板に書き込まれた内容を整理しました。
以下のように新規追加・更新を行ないました。
新規追加
「語源・思いつくままに(日本語編)PART2」
「語源・思いつくままに(外国語編)PART2」
更新
「日本語の発音」
「英語の発音とそのカナ表記」
(細かい追加・修正についてはふれていません)
「火の鳥・未来編」と「若きウェルテルの悩み」
佐藤和美 (2000/08/24 00:27)
「手塚治虫研究」に「「火の鳥・未来編」と「若きウェルテルの悩み」」を追加しました。
断る
佐藤和美 (2000/08/24 00:24)
蛍さん
>「断る」は、「事(言)割る」から来ているということなのですが、
>「拒絶する」という意味と、「前もって承諾を得る」という意味がありますよね?
>どうして、こんなに違った意味を持つのでしょう?
蛍さんも多分「大辞林」を見たことと思いますが、
「断る」よりも「断り」のほうが説明文が多いですね。
さらに広辞苑の「断る」、「断り」のほうが多いです。
用例からすると「前もって承諾を求める」のほうが古そうですね。
「新明解古語辞典」の「断わる」2として
「(前もって)わけを話す」という意味が載ってます。
(「四谷怪談」の用例つき)
「広辞苑」では「断る」の5として、
「(理由を言って)辞退する。」とでてます。
このカッコの中が二つの意味をつなぐポイントかなと思ってしまいました。
「親切」のgogen
蛍 (2000/08/23 21:00)
下記参照↓
http://www13.big.or.jp/~msk/tisen/si/0075.html
親切の語源
ながおかしんぞう (2000/08/23 19:24)
親切の語源を教えて下さい
オドン
佐藤和美 (2000/08/21 16:43)
恐竜の名前で語尾に「ドン」がつく名前がいろいろあります。
イグアノドン
マストドン
プテラノドン
実は意味があるのは「ドン」ではなくて「オドン」です。
「オドン」はギリシア語で「歯」の意味です。
イグアノドンIguanodon
「イグアナ」+「odon」(ギリシア語:歯)
イグアナの歯に似た歯をもつということで命名された。
マストドン
ギリシア語:「mastos」(乳房、乳首)+「odon」(歯)
臼歯に乳首状の小突起があることから。
プテラノドンPteranodon
ギリシア語:「pter」(翼)+「an」(否定辞)+「odon」(歯)
歯のない長いくちばしをもったこうもりのような特徴から命名。
(以上、「地学の語源をさぐる」(東京書籍)を参考にしました。)
「断る」
蛍 (2000/08/20 20:18)
「断る」は、「事(言)割る」から来ているということなのですが、
「拒絶する」という意味と、「前もって承諾を得る」という意味がありますよね?
どうして、こんなに違った意味を持つのでしょう?
どうも
ヤナギ (2000/08/18 03:33)
手塚MLでこちらのサイトを紹介されたヤナギ@岩手です。
「シュマリ」関連以外にも興味深い記事がたくさんですね。
「シシャモ」や「ラッコ」がアイヌ語だったとか。
ブックマークさせていただきます。じっくり読むべー。
アイヌの物語
佐藤和美 (2000/08/17 12:33)
「アイヌの物語」ですけど、入手しやすいものから選んでみました。
ちょっと大きい本屋なら置いてあると思います。
知里幸恵「アイヌ神謡集」(岩波文庫)
知里真志保「アイヌ民譚集」(岩波文庫)
萱野茂「アイヌの昔話」(平凡社ライブラリー)
山本多助「カムイ・ユーカラ」(平凡社ライブラリー)
はじめまして
はるな (2000/08/16 00:56)
私は学校の選択授業で古典を選択しています。一学期は古事記など日本の神話について習いました。二学期は研究発表をすることになっていて私は一学期に習った神話と関連させて、アイヌの神話や昔話について発表しようと思っています。アイヌ神話が元となって出来た物語などがあれば教えて下さい。昔と今をつなぐなにかがあればそれについて発表しようと考えています。
成る程(゚o゚)!!
蛍 (2000/08/14 23:06)
そっかー。漢字ですものね。
漢和辞典と似てるのかな?
秋桜 (2000/08/13 22:13)
標準語の中国語なら今はローマ字のアルファベット順ですね。
香港とかだと画数順とかも。
Re: StreetとRoad
いばら (2000/08/13 13:42)
訂正と追加です。
>(文献を)ネット上で探すことには限界があるように思われます
と書きましたが、
「(ネット上の検索等で文献を)捜すことが難しい」という意味ではなく、
「ネット上に置かれている(つまりネット上で閲覧できる)文献には限界があると思う」
という意味でした。
(言葉足らずでした、ごめんなさい。)
Amazonで比較的手に入れやすそうな語源辞典を調べてみました。
Chambers Dictionary of Etymology (http://www.amazon.com/exec/obidos/ASIN/0550142304/o/qid%3D966140533/sr%3D2-1/102-5330386-7034525)
by Robert K. Barnhart (Editor), Sol Steinmetz (Editor)
Oxford Dictionary of English Etymology(http://www.amazon.com/exec/obidos/ASIN/0198611129/o/qid%3D966140533/sr%3D2-2/102-5330386-7034525)
by Onions, Charles T. Onions (Editor)
The Concise Oxford Dictionary of English Etymology (Oxford Paperback Reference) (http://www.amazon.com/exec/obidos/ASIN/0192830988/qid=966140533/sr=1-27/102-5330386-7034525?search-path-string=)
by T.F. Hoad (Editor)
The Barnhart Concise Dictionary of Etymology(http://www.amazon.com/exec/obidos/ASIN/0062700847/o/qid%3D966140533/sr%3D2-3/102-5330386-7034525)
by Robert K. Barnhart (Editor)
紀伊国屋や三省堂など、日本でも洋書を扱っている大手の書店にならあるかもしれません。
(大学の図書館で学生のリクエストに簡単に応えてくれるのなら取り寄せてもらうのも
いいかもしれません。)
上記リンクには使った人の評価も出ていますので、多少参考になるかも。
street、road
佐藤和美 (2000/08/13 12:59)
「street」と「road」ですが、
今里智晃「英語の語源物語」(丸善ライブラリー)
の、P38からP44まで7ページにわたって説明があります。
また
梅田修「英語の語源辞典」(大修館書店)P21
も参考になりそうです。
簡単にいうと、
「road」はもともとのゲルマン語系の単語ですが、
「street」はラテン語に由来します。
「streetの語源はLL via strata(軍事用舗装道路)であり、wallの語源はL vallum(防壁)である。北欧の未開の森に囲まれて、粗末な丸太小屋に住んでいたゲルマン人にとって、石作りの城塞や舗装道路が目をみはるほどのものであったことを示している。」
(「英語の語源辞典」より)
LL:Late Latin
L:Classical Latin
難読語の由来
佐藤和美 (2000/08/13 12:57)
角川文庫ソフィアに
中村幸弘「難読語の由来」
という本があります。
言葉に興味のある人にはオススメの一冊でしょう。
この本にも「只管(ひたすら)」がでてます。
なお「難読語の由来」の他の項目にはこういうのがあります。
小豆(あずき)
許婚(いいなずけ)
烏賊(いか)
似非(えせ)
十八番(おはこ)
竹刀(しない)
蕎麦(そば)
氷柱(つらら)
一日(ついたち)
日和(ひより)
etc
中国語
蛍 (2000/08/13 07:30)
自転車小僧さま!ありがとうございます!!(^o^)丿
そうですかぁ、中国語からきてたんですね。φ(。。 )
ところで、ふと思ったのですが、中国語って
日本語でいう「五十音順」のような並びってあるのですか?
辞書とか、どういう順になってるのでしょう?
基本中の基本みたいなことで、恐縮ですが、
宜しくご教示くださいませ。m(__)m
只管
自転車小僧 (2000/08/12 22:01)
蛍さんの言われている"只管"について
おそらく「ひたすら」と読むものについて言われているのだと思いますが、これは中国語で
「〜だけを行う」という意味で使われます。鎌倉時代に禅宗が渡来したころ、当時、宋の口語
であった"只管"も入ったというものが有力です。禅寺の境内には「只管打坐」(坐禅をすること
だけをしなさい)と書いてあります。禅宗の経典はそれまでの文言体で書かれていた仏教文典
とは違い、口語的要素が非常に強いものです。現代の中国語とそれほど変わっていないので、
中国人は特別なことをせずに普通に読めるそうです。
蛇足:禅問答の"そもさ"、"せっぱ"も「甚麼説(上)」(なんと言う)、「説(口+巴)」(言いなさい)
から来ているとのことです。
おおざと、こざと
佐藤和美 (2000/08/12 11:22)
えびちゃんwrote
>漢字の部首について、質問があります。
「こざとへん」と「おおざと」それぞれもとの文字や意味が異なるということは、分かったのですが、
>では、なぜ、それぞれ「こざとへん」「おおざと」という名前なのでしょう?
まずはいつもの「大辞林」から。
おおざと【邑】
漢字の旁(つくり)の一。「都」「部」などの旁の部分。偏(へん)の「こざとへん」と区別していう。人の居住地・地名などを表す文字を作る。おおざる。のぼりざと。〔漢和辞典では一般に「邑」(七画)に配列される〕
こざとへん【阜偏】
漢字の偏(へん)の一。「防」「限」などの偏の部分。旁(つくり)の「おおざと」と区別していう。〔漢和辞典では一般に「阜」(八画)部に配列される〕
次は「漢語林」から。
「邑」
1.村、里。
2.みやこ。
etc
人がむらがりくつろぎ住む所、村の意味を表す。
「阜」
1.おか。
2.おおきい。
etc
段についた土山の形にかたどり、おかの意味を表す。
転じて、大きい・ゆたか・さかんの意味をも表す。
こう調べてくると、だんだん見えてきますね.
「おおざと」と「こざとへん」は形は同じですが、ルーツが違いますね。
「おおざと」は「さと(里)」と関係がありますが、
「こざとへん」は「さと」とは無関係です。
これを区別するために、「さと」と関係あるほうを「おお」をつけて「おおざと」、
「さと」と関係ないほうを「こ」をつけて「こざと」としたんじゃないでしょうか。
只管
蛍 (2000/08/12 08:04)
えーーっ(゚o゚)!!そおだったんですか???
ずーっと佐藤さんって女性だとばっかり思ってました(^^ゞ
それは兎も角。またまた疑問が…(~_~;)
「只管」って、一体どうしてこういう字なのでしょう?
「流石」はさすがに解ったんですけど、「只管」はひたすら謎です。
やっぱり、何か故事などから来てるのでしょうか??
それと、お風呂の栓の「ギボシ」ってやっぱり「擬宝珠」ですか?
相変わらず、詰らない質問ばかりで、申し訳ありませんが
何卒宜しくお願い致します。m(__)m
Re: StreetとRoad
いばら (2000/08/12 01:52)
瑞樹さん、こんにちは。
なかなか詳しい書き込みがなくて、とのことですが、
ネット上で文献をお探しなのでしょうか。
辞書ひとつとってもネット上で公開されている(自由に閲覧できる)ものは
ごく一部ですし、ましてstreetとroadについて詳しく書かれた文献というと
ネット上で探すことには限界があるように思われます。
(仮にそのようなHPがあったとしても、卒論であるならば、
それをそのまま使うわけにはいきませんよね。)
とはいうものの、ネット上にはいろいろ便利なものがありますので
ご参考までに以下、ご紹介いたします。
◆英語についてのリンク(YAHOO! UK&IRELAND)(http://uk.dir.yahoo.com/Social_Science/Linguistics_and_Human_Languages/Languages/Specific_Languages/English/)
ここにリストアップされているサイトを片っ端からチェックしていくのも
面白いかもしれません。本格的に研究している人のサイトには役に立ちそうな文献リストが
でていたりしますから、それを参考に図書館などで参考文献を探すのもいいかも知れません。
◆語源(Etymology)(http://uk.search.yahoo.com/search/ukie?p=etymology&y=y&e=200253963&f=0%3A7825331%3A9197745%3A202718086%3A200253022%3A200253837%3A200253926%3A208974833%3A200253963&r=Social+Science%02Linguistics+and+Human+Languages%02Languages%02Specific+Languages%02English)
同じく、Yahoo! UK&Irelandのカテゴリですが、ほとんどのHPは名前に関するもののようです。
このなかでWilton's Etymology Page(http://www.wilton.net/etyma1.htm)はHPの内容そのものはともかく、参考文献リストは多少役に立つかもしれません。
一番おすすめしたいのはネットニュースのalt.usage.englishです。
英語に関することならなんでも幅広く取り上げているdiscussionの場です。
ここでstreetおよびroadの語源や意味の違い等について
意見や参考文献などを求めてみるのもよいのではないでしょうか。
(ただし、投稿者みんなが専門家という訳ではないので、
「意見」についてはきちんと裏づけを取る必要があると思いますが。)
alt.usage.englishについての詳しい説明はこちら。(http://www.alt-usage-english.org/)
(ここにある"FAQ"および"Resources"も文献等を捜すのに便利です。)
#ネットニュースの講読方法についてはプロバイダのサービス内容に書かれていることと思います。
alt.english.usageはdeja.com(http://www.deja.com/group/alt.english.usage)でも閲覧可能ですが、
Outlook ExpressやNetscape Messengerなどのメーラーでの講読の方が一般的と思います。
(どちらでも使いやすい方をどうぞ。)
…などといろいろ書きましたが、すでにご存知のことばかりかもしれませんね。(^^;)
その場合には、悪しからず。
streetとroadの詳しい違いは?
瑞樹 (2000/08/12 00:20)
みなさん、はじめまして。
私は今卒業論文でstreetとroadの語源から
意味の違いや意味のまじわりなどを調べています。
しかしなかなか詳しい書きこみがなくて困っています。
もし詳しい内容のHPなどをお知りでしたら教えてくださいませんか。
英語、日本語どちらで書かれているページでもかまいません。
よろしくお願いします。メールで頂けると助かります。
「は行音について」のリンク
佐藤和美 (2000/08/11 12:53)
滝島さん
>早速の回答ありがとう!
>でも、「は行音について」にリンクしようとしたらエラーになりました。(;_;)
>でも参考になりますので、検索エンジンで「は行音」で調べてみます。
Webでリンクがつながらないときの原因はいくつかあります。
・URLが間違っている。
・輻輳(ふくそう)状態になっている。
・アクセス権限がない。
etc
たぶん輻輳状態になってたんでしょうね。
状態はエラーメッセージで判断できます。
>「は行音」のURLがわかりました。
>http://www.asahi-net.or.jp/%7Ehi5k-stu/nihongo/hagyou.htm
私は「http://www.asahi-net.or.jp/~hi5k-stu/nihongo/hagyou.htm」と書いてます。
「%7Ehi5k-stu」と「~hi5k-stu」で違うように見えますが、
「~」のASCII(アスキー)コードは「7E」ですので、
「%7Ehi5k-stu」と「~hi5k-stu」は同じ意味です。
それと私の名前は「和美」ですが、「male」です。
「は」と「へ」その2
滝島 裕治 (2000/08/11 08:32)
「は行音」のURLがわかりました。
http://www.asahi-net.or.jp/%7Ehi5k-stu/nihongo/hagyou.htm
です。佐藤和美さんありがとうです。(きっと美しい平安美人?)
で、昔は、私は、、って「わたしぱ」って云ってたんですかね。
To 面独斎氏
清野 良重 (2000/08/10 21:58)
レル、ラレル
教えラレルの喜ばレル
書き込まレルの見られレル
感謝せラレル
レル、ラレル
日本語の起源
佐藤和美 (2000/08/10 13:15)
日本語の起源は不明です。
同じ系統だと証明された言語は見つかってません。
アルタイ語族とは文法が似てるといわれてます。
膠着語であること。
(膠着語については「言葉の種類」(2000/07/17)を参考にしてください)
語頭にラ行音が立たない。
母音調和がある。
ただ単語のほうは似てない。
南島語(アウストロネシア語族)
アウストロネシア語族については「ポリネシア」(1999/06/10)を参考にしてみてください。
こちらのほうはアルタイ語族とは逆に
単語が似ていて文法が似てないといわれています。
以下も読んでみてください。
「“飲む(nomu)”について」(1998/09/13)
「飲む」(1998/09/13)
「“まかな(賄)う、まかない”について」(1998/09/14)
「食べる」(1998/09/15)
白地蔵、鳩
佐藤和美 (2000/08/10 13:14)
「白地蔵」と「鳩」についての質問がありましたが、
こういう質問にはちょっととまどってしまいます。
言葉について拡大解釈されてるような。
そのうち「一般相対性理論」の意味を教えてくださいなんてきたらこまっちゃう。(^^)
「白地蔵」がどういう文脈で出てくるのか知りませんが、
それに相応しい掲示板などで質問された方がいいかと思います。
仏教なら、仏教関係の掲示板という具合にですね。
RE;「は」と「へ」
滝島 裕治 (2000/08/10 08:18)
早速の回答ありがとう!
でも、「は行音について」にリンクしようとしたらエラーになりました。(;_;)
でも参考になりますので、検索エンジンで「は行音」で調べてみます。
日本語の起源
みかりん (2000/08/10 02:41)
初めて書き込みします。私は大学で、英文学を専攻しているのですが、英語のルーツってかなり明確に分かっていますよね?(Indo-European祖語)中国語も、Sino-Tibetan語族だということですが、日本語とKoreanは解明されていないと、以前に本で読んだことがあります。
非常に初歩的な質問なのですが、現在でも日本語の起源は分かっていないのでしょうか?また、どんな説が有力なのでしょうか。よかったら教えてください。
鳩が平和のシンボルなのは
蛍 (2000/08/09 19:37)
他の説もあるかもしれませんが、
ノアの方舟に洪水が終わったことを知らせに鳩がオリーブの枝を嘴にくわえてきたことから、この姿が平和のシンボルとなったようです。
「オリーブの枝を差し出す」ことが和解の提案のしるしとなっって、1949年には、パリで開かれた国際平和用語会議で、ピカソデザインのポスターが作られ世界中に浸透したとか。
ピース(煙草)の缶のデザインもそういうものだとか。
鳩はどうして平和のシンボルなのか
雲球 (2000/08/09 14:37)
鳩派とか平和の式典に鳩を放したりしますがどうして平和のシンボルになったのでしょうか。
Re: れる・られる
面独斎 (2000/08/09 07:41)
助動詞「れる・られる」の文語形「る・らる」の意味に関して、非常に簡単な
ものですが、山口明穂ほか著『日本語の歴史』(東京大学出版会、1997年) に
記述があります。以下、その「平安時代」の章から引用します。
「る・らる」は、奈良時代の「ゆ・らゆ」が使われなくなり、その
意味を担って使われた語である (「る」は奈良時代から例がある)。
受身・自発・尊敬・可能の四つの意味で使われたとされるが、この語
のもともとの意味は、当事者の意図もなく生じた (自然的発生) 事態を
表わすことであった。受身・自発は、本来の意味の反映であり、尊敬は
その人がしたという意味を隠すことで現われる意味になる。可能は現代
語の「できる」の意味であるが、当時「…をできる」とはいわなかった
(現代語ではそうなる場合もある) ように、本来は当事者の意図にかかわ
らず生じたの意味に通じるものである。その意味で、「る・らる」に
通じる。なお、「る・らる」が可能の意味となるとき、平安時代では
打消の文脈で偏っていた。
国語学者の手になるものとはとても思えぬくらい下手くそな文章ですが、
言わんとするところは分かるのではないかと思います。
(無題)
えびちゃん (2000/08/08 16:03)
漢字の部首について、質問があります。
「こざとへん」と「おおざと」それぞれもとの文字や意味が異なるということは、分かったのですが、では、なぜ、それぞれ「こざとへん」「おおざと」という名前なのでしょう?
教えて下さい。
RE:「は」と「へ」
佐藤和美 (2000/08/08 12:52)
は行音についてを参考にしてみてください。
白地蔵
AT (2000/08/07 12:48)
はじめまして。
「白地蔵」という言葉の由来と読み方が、よくわからないのですが。
意味は、「隠れたる者」=「地蔵」が、たぶん、「姿を現す」=「白」なのだと思います。
あ、鬼子母神のことは、もちろん、念頭にあります。
何か、ご存知でしょうか?
「情報」
蛍 (2000/08/06 20:02)
ちょっと、前の話題ですが「情報」について。
どこのHPだったのか忘れてしまったのですが、以下の記述がありました。
「情報」の語を初めて使用したのは、森林太郎(鴎外)で、彼がクラウゼヴィッツの戦争論を「大戦学理」の名称で翻訳した際、(1903年) nacharichtを「情報」としているのがそれであるとされている。
が、実はそれ以前(1876年)に既に酒井忠恕という軍人がフランスの軍事書の翻訳の中で「情報」を用いている。
野戦では斥候、偵察、間諜などを派遣して地勢や敵情を調べる。
その報知を酒井は「情報」と訳した。原本を見たわけではないので確かではないが、「情報」の原語はフランス語の renseignement ではないかと想像される。
―(中略)―
それまでに「情報」に相当する言葉として使われていたのは、「敵情の報知」「敵情の報告」といった表現である。
ということでした。
(…お久しぶりです「無知」改め「蛍」と名乗ることにしました。)
れる・られる
佐藤和美 (2000/08/06 17:11)
清野さん
>日本語では、助動詞「れる・られる」で
>自発・尊敬・可能・受身の4つの概念を表わしますが
>この4つの概念を一つの表現であらわすということは
>これらに何らかの共通性があるということだと思います。
>このことについて考察している書物、でなければ、
>これらについて考察した学説などを御存知の方、
>御教示いただければ幸いと存じます。
私には読んだ記憶がありません。(^^)
「言葉は恣意的である」というところじゃないかと思うんですが。
「言葉の世界」伝言板7月分
佐藤和美 (2000/08/05 16:24)
「「言葉の世界」伝言板7月分」を追加しました。
れる・られる
清野 良重 (2000/08/04 21:01)
日本語では、助動詞「れる・られる」で
自発・尊敬・可能・受身の4つの概念を表わしますが
この4つの概念を一つの表現であらわすということは
これらに何らかの共通性があるということだと思います。
このことについて考察している書物、でなければ、
これらについて考察した学説などを御存知の方、
御教示いただければ幸いと存じます。
語源の快楽
佐藤和美 (2000/08/04 12:37)
新潮文庫の新刊です。
萩谷朴「語源の快楽」
ま、日本語の語源の小辞典みたいなものでしょうか。
あっけらかん
けんもほろろ
鰻のぼり
あばずれ
おまる
ぶす
やくざ
しめ縄
つきだし
ぼんくら
以上の語源を知りたい人はこの本をどうぞ。
他にもいろいろ載ってます。
ニングル
佐藤和美 (2000/08/03 12:36)
ポロヌップさん
>倉本聰が参照したという磯部精一の『和愛愛和 アイヌ語辞典』
>(北海道出版企画センターの『アイヌ史資料集』に収められています)には
>「ニングル 小人・侏儒」と書かれています。
>でも、この辞典の記述はバチェラー辞典の丸写しがほとんどです。
>案の定、バチェラー辞典にもまったく同じ記述が載っています。
そうだったんですか。私はまた倉本聰の造語かなとか考えてました。
バチェラー辞典がモトネタじゃ、幽霊アイヌ語の可能性もありますね。
倉本聰「ニングル」読みました。
「ペ(ツ)とワッカ」ふるさん(2000/04/19)
>ちょうど北海道の知人から以下のような話を聴いたばかり
>だったので、質問させていただきます。アイヌに、
>「そのナはワッカ、ペじゃないぞ。シシキこいたら
> ぶたれるぞ」
>というような語句があり(正確には覚えていません)、
>「その流れは飲める水で、飲めない水ではないから、
> おしっこなどしたら怒られるぞ」
>という意味だと言います。ときに、この背景には、
>ナ=流れ
>ベツ(濁音)=暴れる川
>ナイ=暴れない川
>ペ(半濁音)=飲めない水
>ワッカ=飲める水
>といった区別があるのだといいます。たとえば、稚内は、
>飲めて暴れない川、という意味だと。
ここに書かれてるのって「ニングル」の内容だったんですねぇ。
わりと感動的に書かれてますけど、アイヌ語知らない人が本気にしたらこまったもんです。
本気にした人のHPの例(http://www.ne.jp/asahi/north/dreams/northdiary.htm)
倉本聰に責任とってもらわないといけないですね。
「ニングル」読んだ限りでは倉本聰のアイヌ語の知識はほとんどなしですね。
1985年発行だから、その後のことはわからないけど。
「ペ、ワッカ、ペツ、ナイ」(2000/04/20)でも書きましたけど、
ちょっと補足を。
「ナ」 「水」、「流れ」なんて意味はないでしょう。
(バチェラー辞典はどうだか知らないけど)
「ペツ」、「ナイ」 暴れる、暴れない、なんて間違い。
「ワッカ」、「ペ」 飲める、飲めない、なんて間違い。
「シシキ」が「小便」? これもどっからでてきたんだか。
「チュチュ」が「芽」? これも疑問。
疑問だらけの「ニングル」のアイヌ語でした。
「ニングル」の謎
ポロヌップ (2000/08/01 16:49)
もう一つ投稿します。
倉本聰の原作を読むと、森の中の小人ニングルについて富良野のアイヌの伝説があると書いてあります。
倉本聰が参照したという磯部精一の『和愛愛和 アイヌ語辞典』(北海道出版企画センターの『アイヌ史資料集』に収められています)には「ニングル 小人・侏儒」と書かれています。
でも、この辞典の記述はバチェラー辞典の丸写しがほとんどです。案の定、バチェラー辞典にもまったく同じ記述が載っています。
「小人」というとコロポックルが有名ですが、「ニングル」の伝説についてはほかに記述を読んだりそういう伝説の存在を聞いたことありません。ぜひ倉本氏にこの伝説の出典を聞いてみたいところです。
最近は、誰も見たことのないはずの(笑)「ニングル」の木彫り人形がみやげ物として出まわってますし、「ニングルテラス」のように観光スポットにまでなってますね。
「ニングル」というアイヌ語が実在するとしたら、その語源はやっぱり
ニン(消える?)・クル(人)
でしょうか・・・?
「森の小人」なので、「ニ(木)」と関係あるのかもしれませんが、「ニ・クル(木の・人)というような解釈はアイヌ語の造語法から考えて不自然な気がします。
はじめまして
ポロヌップ (2000/08/01 16:22)
はじめまして、私は東京でアイヌ語を勉強しているものです。
時々HPや掲示板を見たりはしてましたが、掲示板に書きこむのははじめてです。
よろしくお願いします。
★「ラムラッケ」について
ちょっと時間がたちましたが私の知っていることを書きます。
以前、知り合いのアイヌのおじさんの民芸屋を手伝っていた時に、ブローチに「ラムラッケアン」
と彫っていたので、
意味を聞いてみたら、「幸せ」という意味だと聞きました。
そのおじさんは、自分の母親(この方は十勝アイヌ語の話者です)から聞いたそうです。
『アイヌ語方言辞典』によると、宗谷のアイヌ語で、ramu ratkeは「落ち着いている」という
意味です。
「落ち着く」→「すこやかである」→「幸せ」という意味の連関が思いつきます。
「ラム(心、ramu=ramの所属形)」は「心」ですが、「ラッケ」がよく分かりません。
いろいろ調べてみたのですが、「ラッケ」はこれ以外の資料では見つかりません。
ラッケは、よく使われる「ラッチ(ratci=落ち着く)」と関係あるかもしれません。
もしくは、ほかの地方でよく聞かれる「ラッキ(ratki=ぶらさがる)」の異形である
可能性もあります。
たとえば、「ピシキ(piski=数える)」が、道東では「ピシケ(piske)」になったりします。
「アン」は、「我々」・「人々」という意味の人称接辞(=an)もしくは、「〜しなさい」という
意味の「ヤン(yan)」のyが脱落した形ではないでしょうか。
これ以上のことが分かったらまた報告します。
ドナウ川の語源(トンデモ版)
佐藤和美 (2000/08/01 12:46)
佐藤和美(2000/02/11)wrote
>>・利根川:(トネはアイヌ語 tanne(長い、の意)からか)
>アイヌ語に「タンネ」(長い)という単語はたしかにあるんですが……
>これも他人の空似だと思いますけど。
>これくらいでいいなら、世界中がアイヌ語地名になっちゃうでしょう。
これを実証してみようという試みです。
アイヌ語では「t」と「d」の区別はありません。
つまり「タンネ」は「ダンネ」でもいいわけです。
「ダンネ」に似た長い川。
実は「ドナウ」は「ダンネ」だったのです。(^^);
「トネ」が「タンネ」だというのなら、
「ドナウ」が「ダンネ」だと言ってもゆるされますよね?
ドナウ川の語源(トンデモ版)の試みでした。
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