ロンドン・パリ旅行(2005年7月)




7月20日(水)

パリに移動するのに飛行機が良いかユーロスターが良いか検討するために
朝食後、昨夜チェックした旅行会社へ向かいました。

日本で調べた時点では、飛行機の方が安い場合もあり、
時間はどちらも同じくらいかかるので、
ユーロスターと飛行機のどちらで行くか迷っていました。
ただ、ロンドンに行くと色々なディスカウントチケットが、
簡単に手にはいると思っていました。

ところが、チケットは翌日分なので、予想に反して大変高いことがわかりました。
(特に飛行機は、かなり前の予約で、早朝・深夜でないと安くありません。)
また、代理店では、手数料を取られるので、直接駅のカウンターで買った方が安そうです。
なので、ユーロスターを利用することにして、
大急ぎで、チケットを売っているワーテルロー駅へ向かいました。

ロンドンでは(多分ヨーロッパも)、何日前に予約するかで、
値段がずいぶん違うということがわかりました。
もし、向こうでチケットを手配するときには、
なるべく早く予約することをお勧めします。

1週間以上前だと、かなり割安です。

ワーテルロー駅の地下鉄に向かう通路はコンクリートがむき出しで、
階段やエスカレーターもガラスや金属で無機質な感じです。
近未来の駅のようで、しかも、どこかしらおしゃれな雰囲気です。
韓国の地下鉄でこういう通路を見ましたが、
それはここワーテルロー駅をお手本にして作られているのだそうです。




ウエストミンスター駅を降りると目の前にビッグベンがそびえ立っているのが見えます。
信号前は観光客であふれています。
でも、写真を撮るには逆光でした。

  
ウエストミンスター駅を降りて、ビッグベンを確かめてから
とりあえず、ビッグベンとは反対側のホワイトホール通りにある
イタリアンレストランでランチにしました。

私はアボガドとエビのサンドイッチ、主人はサーモンのサンドイッチを注文。
アボガドのソースのおいしかったこと!
  
ホワイトホール通りの政府庁舎です。
ちなみにホワイトホール通りは官庁街です。

ホワイトホール宮殿があったらしいのですが、17世紀に焼失したそうです。
真ん中は外務省の門かと思いますが違ったらごめんなさい。
彫刻も青い空に映えています。


ビッグベン国会議事堂

ビッグベンとは時計塔全体を指すものと思っていましたが、正確には大鐘だけの名前だそうです。
時計塔の鐘には大鐘と小鐘があります。

青空に届くように高いビッグベン(高さ95m)

威風堂々のゴシック様式です。
まさしくイギリスの象徴です。

夕暮れからは照明で照らされて、たいへん美しく
遠くからでも見ることができます。

1時間に1回大鐘が、15分おきに小鐘が鳴り響きます。
大鐘の音は厳かにあたり一面に響き渡ります。
昔、産業革命の時代に
この鐘の音と共に人々が労働に従事したのです。

それにしてもこんなに綺麗な青空に感動です。


国会議事堂
Houses of Parliament

ビッグベンから国会議事堂にかけての敷地面積は3万2000u
部屋数は1100室以上。中庭が11カ所。

ウエストミンスター宮殿として中世から王室が使用していたのを
1529年から議会として使用されるようになり、
1834年の大火で焼失し12年かけて再建されたということです。

ビッグベンから続く
国会議事堂です。
(この裏がビッグベン)


正式名は
今でも
ウエストミンスター宮殿
です。

国会議事堂の中央









←の中央の棟の拡大写真


国会議事堂の右端にあ
ビクトリアタワー


あまりにも高くて
写真には収まり切れません。

ビッグベンと対のように
そびえ立っています。
ビッグベンより高い98mです。


ウエストミンスター
ホール前の
銅像
オリバークロムウエルの銅像

国会議事堂前で行われていたデモ。
清掃の仕事をしている方達の組合と思います。

賃金アップの交渉のためのデモです。
成果があって欲しいです。



国会議事堂前のウエストミンスター修道院です。
ここで初めて庶民の議会が開かれたそうです。

ウエストミンスター寺院を探しましたがわからずに・・・・。
ウエストミンスター大聖堂とウエストミンスター寺院があって、
観光客は迷うそうですが・・・。

ちなみに真ん中の教会の前の芝生には
なぜかリンカーン像がありました。




トラファルガー広場


バスでトラファルガー広場へ行きました。

トラファルガー広場は英雄ネルソン提督の名誉を称えて19世紀半ばに造られた広場です。

広場の向こうに見えるのはナショナルギャラリー
左端にネルソン提督の記念碑の台座部分が写っています。
台座だけで55mあるそうです。

台座の周りには4頭のライオンの像があり、
これは三越デパートのライオン像のモデルということです。
ライオンの前足のところで
大人の男性が記念写真を撮っています。
ライオン像はこんなにも大きい!

大人も子供もライオンにまたがって写真を撮っていました。



日射しがたいへん強くて、噴水と透き通った水の淡いブルーがいっそう涼しげに感じられました。
この反対側にはドルフィンの彫像があり、子供達に大人気でした。

ここは、阪神が優勝した時にロンドンにいる阪神ファンが優勝を祝ったところです。
虎とトラファルガーのゴロがあったというだけのことだそうですが。^0^

信号の途中の天使の像です。こんなところにまで
こんなに愛らしい像があるなんて感激です。
海軍門
この向こうにバッキンガム宮殿があります。
門の向こうの車道の脇は広い歩道と長い並木道が
続いていて、厳かな雰囲気がただよっていました。

この門はラテン語で書かれていたので読めなくて、
実際なんの門なのかは帰国してから知りました。

↓バスでハロッズに向かう途中です。

ダブルデッカーの
2階席で撮った
街並みです。
右端の円形の建物は
キオスクです。
ロンドンでは
いろんな色と形の
おしゃれな
電話ボックスを見ました。



ハロッズデパート

以前、主人がハロッズに来た折りに撮ったライトアップされた写真です。

今回、地下の食品売り場のカウンターで、アフタヌーンティーをいただきました。
ハム入りスコーンと紅茶で11ポンド(2人分)

隣のカップルは、目の前にぶら下がっている大きなハムの塊を
薄く切ってもらって、チーズとハムをワインで味わっていました。


中は、ゴージャスな
内装で
びっくりです。
ハロッズの中にダイアナ妃を
しのぶコーナーがありました。
美しい笑顔が悲しい・・・。
このコーナーでは、
人が絶えることは
ありませんでした。
高級車が次々と・・・。
車のドアをドアマンが開けて
中からは上流階級のご婦人が・・・。


ハロッズでお決まりの紅茶をお土産に買って、地下鉄でホテルへ帰りました。
幸運なことにピカデリーラインが閉鎖されていなかったので、
Earls Court の駅までは3つ目で、あっという間でした。
爆弾テロは交通網にもかなり影響を与えていました。

ホテルに戻ると、昨日道に迷ったときに見つけたコインランドリーへ。
待ち時間の間、近くのお土産屋さんやスーパーを見て、
夕飯は駅前の中華料理を食べました。

イギリスでも中華料理はおいしくて大人気です。
ここでアルバイトをしていた中国の女の子はカレッジに通って1年目ということでしたが、
同じアジア圏なので親しみを感じます。
どの国でも、アジアの方達の接客は丁寧で親切に感じます。




次はいよいよパリです!「アメリ」に出てくる北駅までユーロスターで移動しました。