キャンプ場に着いたらさっそく日が暮れ始めた。薄暗くなる中、テントの設営。空の明るさが失われ星が見えてくる頃、焚火&メシの準備スタート!オレは今回来れなかった焚火マスターまっちゃんから伝授された方法で薪に火をつける。おととし見たやり方も思い出しながら、なんとか着火。あっという間に辺りが暗くなってしまったので、炎の明るさはやっぱうれしい!その間にジュン達が食材を切ってきてくれた。サンキュウ〜。

しかし食材てんこ盛りにブチ込んだ鍋はなかなか沸騰しない。待ってる間、酒のつまみに買ってきた極太サラミを焚火であぶってかじる。「サラミってあったかくしていいもんなのか?」などと言いつつ(ジュン)かじってみれば「うまいじゃん!」そーだよ〜うまいだろ?実は焚火であぶると何でもうまく感じるマジックでもあるのだが。ハハハ。

このキャンプ場、ガイド本では焚火禁止のマークがなかったので油断してきたら「直火は禁止」だという。一瞬「なにっ!」と驚いたが、サイトに行ってみるとドラム缶の輪切りと金網を合体させたような物体が設置されていた。この中でやれっちゅうことなんだな、きっと。せっかく草地がきれいなサイト(というか、ただの野っ原?)なので従ってみた。

 

 

ようやく鍋ができたころには、われわれはあまりの寒さにカッパまで着込んでいた。このキャンプ場は山のてっぺんにあるので、風がヒューヒューと吹き抜けていくのだ。風の来る方に背を向けて火に向かう。冷たいビールがうらめしい。500缶6本も買ってきたのに・・・ さて鍋は焚火にかけると猛烈に沸騰!これだよ〜〜アツアツの具をどんどん食う。あったまるね〜〜〜!地元産下仁田ネギもとろっとした感じで大変うまい。タラはあっという間にくずれてどこへ行ったか分からなくなってしまった。もうごった煮状態。え〜〜いかまやしない、どんどん食ったれ〜!!

鍋であったまったのも一瞬、すぐ寒くなるので酒を焼酎のお湯割りに切り替えるが・・・一口目はいいのだが少し話してまた飲もうとすると、すでに冷やになってる!!なんてことでしょ。

鍋の中身がほぼなくなり、燃えるままにくべていた薪がなくなったとき、我々の宴は幕を下ろした。炎がなくなった今、外にはもういられない!!マジでそんぐらい寒かった。まだ11時前だったが解散。管理棟から借りてきた毛布が功を奏して、ぐっすり寝ることができた。