■釧路近郊〜襟裳岬〜静内

夜が明けたキャンプ場はこんな感じ。

けっこう広くて、受付からここまでの間にオートサイトとバンガローがあり、フリーサイトはここと、この奥にも。トイレや水場も新品のようにきれいだった。混んでるのはいやだけど、誰もいないのも微妙だったな。

しかし日射しがえらく強くて、撤収するだけで猛烈に汗かいた。もう少し木陰があればねぇ。


▲ぽつねんと設営されたテント…

本日は襟裳岬を目指すということで、海岸線へ出て西へ向かう。

まずは道の駅しらぬか恋問で腹ごしらえ。肉の量を4枚と6枚どっちか選べる豚丼。タレがこってりしててなかなかうまかった。前日もだけど朝メシがご当地ものってぜいたくですな。

と、ここの売店で絶品お菓子発見!白糠産のしそ焼酎「鍛高譚」を使ったどらやき的なお菓子『鍛高一献(たんたかいっこん)』であります。食べるとしその香りがふわっとして、うまい!お取り寄せでは買えないらしいので、気になる方は現地で。


▲後ろの席の学生らしきツーリングライダーは、6枚で食ってた。若さか。


▲これが「鍛高一献」。パッケージも焼酎のと似ているところがポイント。

▲「タンタカ」とはアイヌ語で、カレイ科の魚のことだそう。かわいい焼印。

▲道の駅から砂浜に出てみた。広々してて気持ちいい!!


▲身長2mぐらいあるか?けっこうなデカさ。

襟裳岬へ行くのは、実は初めて。前のバイクに乗ってたときも入れて今年が10回目の北海道なのに。国道38号から336号に入り、どんどん南下。景色としてはあまりおもしろい感じではないですな。気持ちいいことは気持ちいいけど。時々海がチラッと見えたりして。

と、大樹町の道の駅で怪しい物件に遭遇!何故かプレデターであります。プラグやボルトなどクルマの部品や鉄筋を使って構成されているようですが。さらに謎なのは地元の人が作ったとかじゃなくて、輸入したものらしい…。


▲日陰になってるってこともあって、すごく涼しい。

その後336号は海岸線になり、きれいな海を見ながら南下することに。根室あたりでも思ったけど、なんか道北や道東のオホーツク海とは色が違うな〜と思う。太平洋だから?

フンベの滝というところでちょっと涼んでみたり。かなり清らかで冷たい水が滝となっていた。道路を挟んだ海にすぐ流れ込んでいくのがおかしかった。

この辺の国道336号は黄金道路と呼ばれるほど巨額の費用を投じて造られたそうで、さすがに快適。慰霊碑には神妙な気持ちになった。途中、関東ナンバーのデカイハーレーと国産リッター四発の二人がかっ飛ばして追い抜いて行ったけど(しかも煽り気味、抜かすときに手を挙げる挨拶もなし)、旅の情緒もへったくれもあったもんじゃない。飛ばしたいだけなら遠くまでくることないだろうに。

ま、そんなこんなで襟裳岬に着いた。道道34号に入ってからは、かなり気持ちいい道だった。景色もよかったし。

岬は快晴で、いい眺め。崖の下で干していた昆布を背負って登ってくる人が見えたりして、観光地ながら生活感も感じてしまった。

ここで食った「こんぶソフト」の凄さはこちらを。

そろそろ本日のキャンプ地を決めなくてはならない。この近くの百人浜キャンプ場もいいかなと思ったけど、まだ3時前だったしさらに進むことに。


▲こんぶソフトにやられて、口直しに水を。

で、静内まで走って「緑のふるさと温泉の森キャンプ場」に決定。ここは無料で、歩いて風呂にも行けるのでなかなかよい。バイク乗りもまぁまぁいた。

買い出しに出たら、首から虫が入ったらしくバシーッと胸に鋭い痛み!しばらく我慢してセイコマの駐車場で見たら、やはり刺されてた…。しかもまだ肩の辺にいて、肩までチクッとやられた。大事には至らずよかったけど。

夕食はまた炭火焼き系。サイトが斜めなのでソーセージが転がる…!地元っぽいファミリー(の集合体?)団体が居酒屋のように大騒ぎをしていた。近年こういうの、多い。朝の早いバイクやチャリの人にはいい迷惑だ。


▲これは翌朝の写真。サイトは若干斜面になっている。

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