■阿寒湖〜摩周湖〜美幌峠

北海道のツーリングなら道東だと、去年道北で思ったので今回はこっちに時間をかけることに。阿寒湖畔キャンプ場を出発し、まずは摩周湖へ。本日はピーカン。ここの水の蒼さはいつ見てもすごい。

売店内で摩周湖ができた経緯をCGつきで放映していたけど、昔ここに富士山のような形をした火山があって、それが大噴火してでかい穴があき、湖ができたとか…。自然ってすごいね。阿蘇もスケールのでかい噴火のあとだもんな。

観光地ではだいたいソフトクリームをチェックするのだけど、ここの「マシューブルーソフト」はブルーハワイ的な怪しさがあったのでパス。


▲若干ぼやけているのはレンズが汚れていたため。

摩周湖の次は美幌峠を目指す。が、その前に摩周湖の駐車場の券があればタダで停められるという硫黄山へ寄ってみた。

駐車場の向こうに、荒涼とした白っぽい土地が広がっている。こりゃすごい。一番奥の湯気がもうもうと出ているところまで行くと、老夫婦がゆで卵を売っていた。観光客のオッサンたちがみんなでゆで卵の皮をむいてたのがなんか微笑ましかった。

そういえば摩周湖から硫黄山へ向かう道道52号は、かなり気持ちよかった。カーブも楽しいし、稜線っぽい場所を走るので見晴らしもよい。


▲硫黄のにおいがすごい。

そしてお次は本日のハイライト、美幌峠。この道は本当に最高だ。今回は前に四輪もいなかったし、自分のペースで走れたのもよかった。峠までのラスト5kmぐらいでグワーッと標高を上げながらでかいコーナーを回っていくと、空に飛び出すんじゃないかと思うぐらい。この感覚はバイクでないと味わえないだろうね。

峠の道の駅付近ではおもしろい景色はないので、その手前でバイクを停めて撮影。風景がでかすぎて収まりきらないのが惜しい!

ちょうど昼時なので美幌峠の道の駅で昼ごはん。ホタテカレーやざんぎ、熊笹あんぱんなどご当地ものを攻める。

このざんぎがすごくて、でかい身が山盛りで500円。しかもうまい。そこらの祭やコンビニで食う唐揚げだと、これより量も味もしょぼくて値段は似たようなものでは?

あと美幌峠では熊笹ソフトがおすすめ。熊笹の食品をたくさんやっているが、峠付近で採れたものを使っているのか?そんなわけないか。



▲美幌峠のホタテカレー。ホタテがやわらかくてたくさん入ってる。

▲熊笹あんぱん。生地に粉が練り込まれているのか、緑色。うまい。

▲熊笹どらやき。皮だけでなく、あんも緑色!笹の風味がとてもよい。

 

■美幌峠〜美幌町〜(阿寒湖)〜釧路

昼食を終えて外に出ると、少し雨がぱらついてきた。雲行きが怪しい。カッパを着るほどでもなかったので、北に向かって峠を降りる。が、雨が少し強まる…我慢して走ってると、美幌の町はけっこう路面が濡れていた。雨の後に町に入ったようでラッキーだった。

ツーリングマップルで見つけた航空公園とやらに行ってみたら、かなりいい感じのB級スポット。河川敷のスペースに、昔の自衛隊の飛行機やヘリが野ざらし状態で展示されているのだ。

こちらでも詳しく書いてるので、よければ。


▲昔の自衛隊で訓練に使われた機体などを展示。

美幌峠から北に向かったものの、実は予定では今日の目的地は釧路。宿に入って洗濯などしようという魂胆。なので今度は南に向かって国道をひた走る。朝出発した阿寒湖の脇をまた走ったりして。同じ道を二度走った…。

国道240号、通称「まりも国道」はけっこう退屈。巨大なラワンブキを見つけて、写真撮ってみたりした。

目的地の釧路には日のあるうちに到着。まずは和商市場へ行き、自分ちに送る用のイクラやお菓子なんかを注文。翌朝の朝食を勝手丼にするため、釧路駅南側で宿を探した。


▲マジで傘にできそう。


▲通りは広いが人通りは少ない夜の釧路

翌朝のことを考え、宿は和商市場の近くがよかったんだけど、どうも釧路の町というのは飲屋街が駅から遠いらしい。1kmほど離れた釧路川のあたりが栄えているとか。

まぁ1kmなら、さほど遠くもないしってことで駅前に投宿。洗濯機を回して風呂に入り、飲み屋へ。そっちの方で宿を探したときに見つけた店に入ってみた。当然海鮮ものを中心に頼んでみたが、びっくりするほどウマイわけではなかった。残念。

ま、朝ごはんが勝手丼だから、よしとするか。

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