お神輿渡御(3)

火入れ〜還御

  [火入れ]
日が暮れるにつれて、御神輿のまわりに火が入ります。提灯の中はすべてろうそく。飾り方に工夫が施されているので、よほどでないど燃えてしまうということはありません。 これも永年培われた技ですね。
   
  [高張提灯]

御神輿に火が入ると高張り提灯にも火が灯ります。

各町の代表がそれぞれの提灯を持ち練り歩きます。

幻想的なムードが漂います。

   
  [出世の石段を上ります]

さあ、いよいよクライマックス。

みな心をひとつに合わせて一気に出世の石段を上ります。

担ぎ手はもとより、見物の人も私たち神職もぞくぞくする瞬間です。

 

   

高張り提灯、神職、総代がまず上り、御神前で御神輿を迎えます。

神職が石段でお神輿を待ち受けます。

   

前の担ぎ手は後ろの人の負担にならなよう、なるべく低くし、そして後ろは均整が取れるよう精一杯高くあげます。

御神輿に対する敬虔な気持ちと、みなの信頼感で、一歩一歩踏みしめながら神輿が境内へ向かいます。

   
  [還輿]

御神輿は石段を無事に上りきり、いよいよ還輿。みなの興奮はピークをむかえます。

「させ、させ」の掛け声とともに頭上高く御神輿を掲げます。渡御委員長が拍子木を打つまで渡御は終わりません。

   

↑[出世の石段祭りのページ]

←[お神輿渡御(2)][お神輿渡御(4)]→