Qラリー11月号
兵庫県大河内町 水車公園
〜姫路市 太陽公園 約113q
走行日 10月15日 曇
朝起きて、空を見ると天気がいまいちで、雲がどんよりと垂れ込めていた。天気予報を見ると今日一日雨は大丈夫そうだが、念のためレインウェアーを持って出発する。
西宮北有料道路を抜け、西宮北インターより中国道に入る。高速を調子よく飛ばして福崎インターで播但道に入り、神崎南インターで高速を降りて県道8号に入り、1CPには11時ごろ着いた。
1CP水車公園には昨年の12月号のQラリーでも来たことがあって、そのときには水車よりトイレの前のモニュメントがすごく印象に残っている。
駐車場にはたくさんのQラリーストがいた。MCカールさんがご自身のツーリングクラブの広報誌を配っている。ふと見るとさちさんもいてステッカーをくれた。しばらくすると今年の3月号のQラリーで一緒に回ったZRX1100氏が来たのでしばらく話をする。ZRX氏は最終CPでゆっくりするからと先に出発し、僕自身はしばらくCPでぶらぶらしてから出 発した。
県道8号を引き返し、寺前駅前を左折してJR播但線に沿って走る。
長谷駅前で左折し県道39号に入り、しばらく走ると道の左側にコスモスが一面に咲いていた。
バイクを停めてしばらくこの風景に見入ってしまう。ここ何年間か残暑が続いていて、特に都会で生活していると季節感が麻痺して、夏から秋を通り越して急に冬になるような感じだが、ここには秋の風景が残っていた。少し得したような気分の景色だった。
しばらく走ると道は山中に入りコーナーが連続する。ふと見ると前方にOPT2長谷ダムの巨大な堰堤がそびえ立っていた。
長谷ダムの横を抜け、先にOPT1太田ダムに向かう。
太田ダムに向かう道はとても狭くブラインドコーナーが連続している。先にQをチェックしたバイクが対向車線に急に現れて何度がヒヤッとする。注意しながらスピードを落として走る。
太田ダムからまたもや狭い道を抜けるとOPT2長谷ダムがあった。先ほど麓から見た
巨大な堰堤上の展望台から下を見る。落差がすごくて、近畿圏では珍しいくらいの規模の巨大なダムだった。
CP2エルビレッジPR館は長谷ダムの袂にあるメルヘン調の施設で、木の香りが漂うセンターハウスにはビレッジホールや香りのライブラリー、揚水式発電所の一日を表現したティンバーランドがあり、木の回廊で結ばれたミニハウスには、温室のグリーンハウスやバードハウス、ギャラリーなどがあって、結構楽しむことができる。
ただ建物のバックに、ダムからの送電線がグロテスクに張り巡らされていて、なんともアンバランスな景観を造っている。
それと電磁波がたくさん飛び交っていそうで、長時間いるとガンになりそうなところだった。
県道39号を引き返しOPT3へと向かう。播但道の高架を潜って国道312号を左折する。国道312号を少し走ると国道429号との交差点があって、慌てて左折する。
いかにも昔の鉱山跡といったひなびた感じの町を抜ける。鉱山は閉山したが、今でも三菱マテリアルの工場などもあって、今でも鉱業が町の主要産業なのだろう。
OPT3銀採堀跡からVTR1000氏と一緒に回ることにする。
VTR1000氏とCP3史跡生野銀山脇のレストランで食事をする。ご飯が売り切れで炊くのに時間がかかるという。Qラリーの人が多いので売り切れたのか?。仕方ないのでスパゲッティを注文する。
VTR氏と話をしていて、初めてHPをリンクしてもらっている赤猫氏というのに気がついた。
最後のQラリー?で御本人に出会ったというのも何かの縁だろう。
再び国道312号との交差点に引き返し北に進む。
播但道朝来インター東を左折して国道429号に入る。
しばらく行くと道は山中に入る。調子良く走っていると、道端にOPT4神子畑鋳鉄橋があった。
この橋は明治政府が鉱石運搬用に設けた橋らしいが、鉱山が廃止された今では、何もない山中の川にぽつんと橋だけが残されていて、看板が無ければ誰も気づかないような橋だが、渡って見るとさすがに鋳鉄製の立派なつくりで、いかにも頑丈そうな橋だった。
峠を越えてしばらく走るとCP4家原遺跡公園があった。
ここも昨年の12月のQラリーで来たところだが、前回は雨のためQだけをチェックしてすぐに出発したため、園内をあまり見ることが無かったが、今回はQの看板を探すのに時間がかかったせいもあるが、しばらく見て回ることができた。
園内には各時代の復元建物による古代の村が再現されていて、結構その当時の雰囲気が伝わってきて、タイムトリップしたような気分になれる。
県道6号から国道29号に出てしばらくすると国道に沿って右側手に伊和神社の社叢が見えてきた。
さすがに播磨の国一宮だけあって、境内には巨木が生い茂っていて、一宮らしい風格が備わっている。
その向かいにCP5道の駅・播磨いちのみやがあった。人と車がいっぱいで、売店は人でごった返している。
しばらく休憩をしてから再び国道を南に進む。OPT5への入り口の交差点を見落とし行き過ぎてしまい、UターンしてOPTに向かう。
細い道を登ったところにOPT5行者堂があった。行者堂前の延命水を汲みにきた人たちでにぎわっていた。
行者堂前の延命水を試飲してみる。市販のミネラルウオーターと違ってまったりした味だった。
国道29号から県道537号に入り、中国道山崎インターのあたりで再び国道29号に入り、しばらく中国道沿いを走る。
県道411号を南に向かい、しばらく進むと最終CPの太陽公園の凱旋門が見えてきた。
最終CPに着いたのは5時前で、太陽公園の前にはBB誌のスタッフをはじめたくさんのQラリーの人達でにぎわっていた。
赤猫氏から同じくHPをリンクさせてもらっているSUN氏を紹介してもらう。
SUN氏のHPはQラリーのHPでは草分けのHPで、僕自身何年も前から楽しく拝見させていただいていて、最後のQラリーでご本人とお会いできたのは、これもなにか縁だろう。
5時過ぎて、管理人が帰ってから公園の中を散策する。もう日が暮れかけて暗くなりかけていたので短時間しか回れなかったが、石造りの世界中の遺跡や建造物がたくさん展示されている。もっと時間があるときにゆっくりと見てみたいと思った。
日が暮れて、公園前に集まったたくさんの人たちも徐々に減り始める。思えばQラリーは、決められたコースを各自が好きなときに好きなように回って、そして帰ってゆくという自然発生的なところに僕自身魅力を感じていた。最後のQラリーもそういう風に、いつのまにか人が集まって、そしていつのまにか帰って終わりになった。