Aラリー2002年
10月号 
WEST


琵琶湖湖畔をのんびりいこう!

滋賀県大津市 道の駅・びわ湖大橋米プラザ〜

高島郡 道の駅・しんあさひ風車村 約55km


走行日 9月7日 曇り
 朝8時ごろ自宅を出発、名神高速に乗り、京都東インターで国道161号のバイパスに入り、近江神宮ランプでバイパスを出て、琵琶湖畔を国道161号で北上する。
 しばらくすると前方に琵琶湖大橋が見えてくる。その橋の袂に第1CPびわ湖大橋米プラザがあった。
 今回のコースは2001年11月号のルートと重なる部分があって、そのとき最終CPになっていた所なので、ただの落書きとも見えるQのタイトルだけをチェックしてすぐに出発する。
 
 
 
 国道477号を西に進み、途中トンネルの所で国道367号に入る。
 花折峠を貫く花折トンネルを抜けると道はなだらかになり、高速道路のようなハイペースで流れてゆく。
 安曇川沿いを快走していると、第2CP道の駅・くつき新本陣があった。
 ここも2001年11月号でCPになっていたところなので、これまたQだけチェックしてすぐに出発する。
 一旦コースを外れ、旧道に入り朽木宿の中を走る。
 道の脇には水路があって、きれいな水が流れている。
 ここも過去に何度も来たことがあるところだが(詳しくはこちら)、いつ来ても変わらない、悪い意味ではなく良い意味で、時の流れに取り残された町といった感じの町だ。
 国道367号から県道23号に入るとすぐのところに、OPT1朽木陣屋跡があった。
 佐々木源氏の庶流朽木氏は、関ヶ原の戦いで当初西軍に付いた為減封され、準大名格でこの地に陣屋を設け明治維新を迎えた。
 明治維新とともに全ての建物がとりこわされ、その後もたび重なる土地の改変にあって、遺構の大半を消失してしまったという。
 現在は、堀、据、石垣の一部と2ヶ所の井戸がわずかに残るばかりであるが、郷土資料館も設けられ、史跡公園として整備されている。
 


 県道23号を東に進む。
 近江耶馬渓とも言われる朽木渓谷を抜け、安曇川沿いを下流にしばらく走ると、OPT2安曇川地区床止工があった。
 床止工とは、洪水などで河床が流されるのを防ぐために設けられた工作物で、落差があるため、魚の遡上の障害になることがあるが、ここの床止工は魚道が設けらた日本初の全断面魚道付き床止工だそうだ。
 県道293号から県道38号に入り、琵琶湖畔で湖周道路に入り北上する。
 しばらく進むと前方に道の駅・しんあさひ風車村の風車が見えてきた。
 道の駅の北側の琵琶湖畔にCP3藤本太郎兵衛像があった。
 江戸時代、琵琶湖は少し雨が降ると増水し、湖辺の田畑はすぐに浸水し、収穫が皆無になることもしばしばあったという。
 高嶋郡深溝村の庄屋藤本太郎兵衛は親子三代50年間に渡って、瀬田川の川底さらいを幕府に申請し、天保2年に瀬田川の改修が実現した。
 その偉業を顕彰した銅像が、瀬田川改修の計画絵図を手に、琵琶湖をバックに、凛と建てられていた。
 今回のA ラリーはタイトルの通りコースも短く、ゴールしたのはまだ昼過ぎだったが、来週に乗鞍ツーリングとAラリーEASTが控えているので、早かったがそのまま家に帰った。
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