完成

完成したOSBDMでリアルタイムデバッカーを起動してみました。
プロセッサーエキスパート(ビーンズ)やデバイスイニシャライザーはアップデートしないと正常に動作しないことがあります。
動作検証をしたCodeWariorはスペシャルエディションVer 6.3です。
CodeWarrior Ver10.0がリリースされ、OSBDMに対応している事を確認しました。

プロセッサーエキスパートはアップデートすると起動画面が下の図の様になります。

手元にMC9S08QG8があったので接続してみました。
H9S08QG8の1pin,RESET 2pin,BKGD 3pin,VDD 4pin,VSS の4本だけですから
BDMコネクタを付けて4本配線するだけです。
QGシリーズは3.3vで動作するのでジャンパは+3.3vです。

【感想】

OSBDMボードはスリムでスマートです。

早速FRISKのケースにUSBコネクタの角穴をあけて、中の壁も一部除去しました。OSBDMの半田面のヘッダーの足が長めなのでニッパーでカットしました。
ケースに完全に収めるためにはジャンパーソケットの小さいバージョンを使うこと、とBDMコネクタの改造が必要でした。
BDMコネクタのヘッダーを外し、新しいものをピンの長さを調整してから半田付して、ケースが閉まるようにします。このままですとコネクタに対してストロークが短くなってしまうので台座部分をピンセットを使って慎重に撤去すれば出来上がり。ケースの加工には彫刻刀が便利です。
OSBDMはターゲットデバイスに記録されている内部基準オシレータの工場設定TRIM値を保存してくれないので予め自分で控える必要があります。
詳しくはHCS08QGのTRIM設定方法をご覧ください。

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