組立

まず、お好みの色のFRISKを全部食べてください。空き箱をリサイクルとして使用します。下図左からケース、基板、カバーと呼びます。
ケースは大部屋と小部屋に分かれていますが、大部屋の真ん中に凸部分があります。基板を入れるのに邪魔になりますので彫刻刀などで削り取って平面にしてください。基板はサンハヤトのユニバーサル基板を用意します。

【LEDの小部屋】
小部屋に7セグメントLEDを乗せた基板を作って入れます。LEDは2mmピッチなので下図のようにリードを曲げて強引にユニバーサル基板に差し込んで半田付けします。裏側に配線をしますのでケースからLEDが飛び出さないように注意して下さい。基板は小部屋に入るように加工して下さい。小部屋の広さより0.5mm程度基板を小さくすると出し入れしやすいと思います。配線はカマデンで入手した#30リボンケーブル(10芯)を使いました。

【小部屋の壁】
小部屋と大部屋の間の壁に角穴を開けて配線を通します。大部屋に基板を入れて、その上から配線が出る所まで穴開けしてください。この壁はカバーとのストッパーが当たる部分ですから強度が落ちる程、大きな穴は開けない方がいいでしょう。

【メイン基板】
メイン基板は下の写真左のように大部屋いっぱいにします。基板の右側には電池ホルダーを配置します。スイッチは左端の飛び出した部分に配置します。

 

【電池ホルダー】
電池ホルダーの端子部分は基板を削って半田面に折り曲げて半田付けします。電池ホルダーは大部屋にピッタリの寸法ですが、電池を入れると若干膨らむのでヤスリで削って調整しました。

 

以下に基板パターン図を示します。

【POWER SW】
パワースイッチは下の写真のように銅テープをケース内側から外側まで貼り付けます。内側は一つがバッテリーの+端子、もう一方はメイン基板の+5VパターンにL金具を立てて銅テープに接触させます。L金具はバネ性のある物を利用して下さい。私はイヤホンジャックを分解して、中の部品を流用しました。クリップでも良いでしょう。適度な力で銅テープに接触するように調整してください。強すぎるとケースが変形してカバーとのスライドがスムーズになりません。銅テープ以外にもアルミテープやステンレステープなど厚さが0.1mm程度の金属テープであれば利用できると思います。若松通商やマルツパーツ館で販売していますし、ホームセンターにもあると思います。

 

カバーの銅テープは断面図のようにカバーの銅テープ両端部分を削って凹を作り、銅テープが引っかからないようにしてください。

 

上記処理をしないと以下の写真のように銅テープが切れて、ズタズタになってしまいます。

【圧電スピーカ】
圧電スピーカはカバーの内側に両面テープで貼り付けました。周辺だけを接着した方が音量が増加するかもしれません。今後実験してみます。

BDMコネクタのピンヘッダは長すぎると圧電スピーカに接触しますから、ニッパーでカットして圧電スピーカと接触しないようにしてください。デバックには4ピン‐6ピン変換ケーブルを使用します。電池を入れるとケースが変形してカバーがスムーズにスライドしない時は電池ホルダーを削って、ケースの変形を抑えます。SWはこのままでは押し難いので、1.2mmのプラ板を2枚張り合わせて厚さ2.4mmのプラ板とし、ケースに合うように加工してからSWの丸いキートップに両面テープで貼り付けました。少しカバーに隠れる程度にすると良いでしょう。以上で組立は終了です。

TOP BACK NEXT