ラジコン受信機の概要
この受信機は専用送信機の2.4GHz電波を受信し、データ内容を解析してラジコン用サーボ4個をそれぞれ制御します。更にSW用チャンネルが6個ありますので各チャンネルのON/OFF制御ができます。サーボの代わりにラジコン用スピードコントローラを接続すれば大電流モーターの制御も行えますから電動カーや電動戦車などに応用が可能です。送信機の出力は1mWですから航空用としては到達距離が不足ですから使用できません。
【通信方式】
RFモジュールXBeeがRF帯域でのコミュニケーションを実現してくれますから、XBeeに対しての通信方式を説明します。
1byte | 2byte | 2byte | 2byte | 2byte | 1byte |
カスタムコード | CH1 | CH2 | CH3 | CH4 | SW DATA |
上図のように1フレームは10バイトのデータが連続して送られてきます。まずフレームの先頭を見つけるためにはカスタムコードを受信します。カスタムコードを受信しない限り、サーボは前回の状態を維持します。カスタムコードは送信機と受信機で一致すると初めてサーボのチャンネルデータを受信します。順番はCH1の上位バイト、CH1の下位バイト、CH2の上位バイト…となります。
最後にスイッチデータ1バイトを受信したら、初めに戻ってカスタムコードを受信します。
【サーボの制御】
ラジコン用サーボはPWMで制御しますので受信した各チャンネルのデータでそれぞれのPWM信号のパルス幅を制御します。
当ホームページ”ラジコンサーボの制御”の項にサーボの制御方法を詳しく紹介しています。
【仕様】
【回路構成】
サーボの電源はバッテリーから直接供給します。マイコンや受信モジュールは三端子レギュレータで3.3Vを作って動作します。これでサーボに大電流が流れてノイズが発生してもマイコンの誤動作を防ぐ事が出来ます。PWM出力は3V以上あればサーボを制御する事が出来るので問題ありません。ON/OFF出力はマイコンのポートに100Ωの保護抵抗をいれて出力します。普通のLEDであれば直接点灯できます。白色LEDや高輝度LEDの点灯にはオープンコレクタ回路が必要です。電源もバッテリーから直接供給する方が良いでしょう。