入出力コンポーネントの解説
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【Port I/O】 このフォルダには7種類のポート設定用コンポーネントが用意されています。 BitIOは1ピン単位でポート設定をする事が出来ます。 BitsIOは1〜8ピンを同時に設定したり制御する時に使用します。例えばLCDキャラクタディスプレーのようにデータバスが4ビットの場合このコンポーネントを使用して設定・制御する事が出来ます。 ByteIOはポートを1バイトで設定・制御するコンポーネントです。8ビットデータバスに接続する場合などはこのコンポーネントを使用します。 Byte2IOは2バイトで設定・制御するコンポーネントです。16ビットデータバスとして使用する事が出来ます。 Byte3IOは3バイトで設定・制御するコンポーネントです。24ビットデータバスとして使用する事が出来ます。 Byte4IOは4バイトで設定・制御するコンポーネントです。32ビットデータバスとして使用する事が出来ます。 MultiBitIOはInterfact BitIOとして1〜8ピンを設定する事が出来ます。使用するIOポートは固定されているようですが使ったことが無いのでこれ以上の事は不明です。 |
コンポーネントインスペクター右上のAdvancedをクリックすすると下図のようにComponent nameが表示されます
BitIOは入出力ポートをビット単位で設定できるコンポーネントです。
Component name - コンポーネント名設定。ここで設定した名前はCソースファイル名、関数名に反映されます。
Pin for I/O - ピン設定。このコンポーネントが制御するポートピンを指定します。
Pin signal - 信号名設定。ピンの信号名を設定します。。
Pull resistor - プルアップ設定。入力設定時プルアップ抵抗を有効にするか設定します。
Open drain - オープンドレイン設定。出力設定時オープンドレイン出力を有効にするか設定します。(オープンドレイン対応ピンのみ)
Direction - 方向設定。このポートの方向を設定します。入力か出力。
Init.direction - 方向初期設定。初期設定時のこのポートの方向を設定します。入力か出力。
Init.value - 初期設定値。初期設定時のこのポートの値を設定します。
Safe mode - セーフモード。ポートを出力に変更する時に事前にポートデータを変更してから切り替えます。誤値出力防止SetDir()関数に反映されます。通常はyesで問題ありません。
Optimization for - 最適化。全てのBeanコンポーネントをCode sizeに設定するとコードサイズ優先で最適化します。通常はspeedで問題ありません。
Methods(関数)
コンポーネント管理ウィンドーのMethodsタブをクリックすると下図のように自動生成する関数のリストが表示されます。必要な関数にチェックを入れるとプログラムで自由に生成した関数を使用する事が出来ます。コンポーネント名はBit1、ピンの割り当てがポートA3に設定されている事として各関数について説明します。
- GetDir - 戻り値に入出力方向を返す関数。
書式; bool Bit1_GetDir(void)
- 戻り値 - 方向を示す値(1ビット)
0 - Input
1 - Output
- SetDir - ポートピンの入出力方向設定する関数。
書式; void Bit1_SetDir(引数)
- 引数 - 方向を示す値(1ビット)
0 - Input
1 - Output
- SetInput - ポートピンを入力に設定する関数。
書式; void Bit1_SetInput(void)
- SetOutput - ポートピンを出力に設定する関数。
書式; void Bit1_SetOutput(void)
- GetVal - 戻り値にポートピンの値を返す関数。
書式; bool Bit1_GetVal(void)
- 戻り値 - Input値(1ビット)
false - logical "0" (Low level)
true - logical "1" (High level)
- PutVal - 引数をポートピンに出力する関数。
書式; void Bit1_PutVal(bool Val)
- 引数 - Output値(1ビット)
false - logical "0" (Low level)
true - logical "1" (High level)
- ClrVal - ポートピンの値を0(Low)に設定する関数。
書式; void Bit1_ClrVal(void)
- SetVal - ポートピン出力を1(High)に設定する関数。
書式; void Bit1_SetVal(void)
- NegVal - ポートピン出力の値を反転する関数。
書式; void Bit1_NegVal(void)
BitsIOは入出力ポートを1〜8ビット単位のバスとして設定できるコンポーネントです。下図は4ビットをBits1として設定しています。
Component name - コンポーネント名設定。ここで設定した名前はCソースファイル名、関数名に反映されます。
Port - ポート設定。このコンポーネントが制御するポートを指定します。
Pins - ピン数設定。このコンポーネントが制御するピン数を設定します。2〜7の数値を設定します。1はBitIOと同じ。8はByteIOと同じなのでコンポーネントに?が表示されます。
Pin0-Pin - ピン設定。このコンポーネントが制御する最初のポートピンを指定します。指定するとPin1〜6は自動で設定されますが手動で変更する事も出来ます。
Pin signal - 信号名設定。ピンの信号名。
Pull resistor - プルアップ設定。入力設定時プルアップ抵抗を有効にするか設定します。
Open drain - オープンドレイン設定。出力設定時オープンドレイン出力を有効にするか設定します。(オープンドレイン対応ピンのみ)
Direction - 方向設定。このポートの方向を設定します。入力か出力。
Init.direction - 方向初期設定。初期設定時のこのポートの方向を設定します。入力か出力。
Init.value - 初期設定値。初期設定時のこのポートの値を設定します。
Safe mode - セーフモード。ポートを出力に変更する時に事前にポートデータを変更してから切り替えます。誤値出力防止SetDir()関数に反映されます。通常はyesで問題ありません。
Optimization for - 最適化。全てのBeanコンポーネントをCode sizeに設定するとコードサイズ優先で最適化します。通常はspeedで問題ありません。
Methods(関数)
コンポーネント管理ウィンドーのMethodsタブをクリックすると下図のように自動生成する関数のリストが表示されます。必要な関数にチェックを入れるとプログラムで自由に生成した関数を使用する事が出来ます。コンポーネント名はBits1、ピンの割り当てがポートバスA0〜3に設定されている事として各関数について説明します。
- GetDir - 戻り値に入出力方向を返す関数。
書式; bool GetDir(void)
- 戻り値 - 方向を示す値(1ビット)
0 - Input
1 - Output
- SetDir - ポートバスの入出力方向設定する関数。
書式; void SetDir(引数r)
- 引数 - 方向を示す値(1ビット)
0 - Input
1 - Output
- SetInput - ポートバスを入力に設定する関数。
書式; void SetInput(void)
- SetOutput - ポートバスを出力に設定する関数。
書式; void SetOutput(void)
- GetVal - 戻り値にポートバスの値を返す関数。
書式; byte GetVal(void)
- 戻り値 - Input値
- PutVal - 引数をポートバスに出力する関数。
書式; void PutVal(引数)
- 引数 - Output値(1ビット)
- GetBit - 戻り値にポートバスの指定ビット値を返す関数。
書式; bool GetBit(引数)
- 引数 - Bit番号(0 to 7)
- 戻り値 - 指定ビットの値
false - logical "0" (Low level)
true - logical "1" (High level)
- PutBit - 引数をポートバスの指定ビットに出力する関数。
書式; void PutBit(引数1,引数2)
- 引数1 - Bit番号(0 to 7)
- 引数2 - 指定ビットの値(1ビット)
false - logical "0" (Low level)
true - logical "1" (High level)
- SetBit - 指定のビット値を1(High)に設定する関数。
書式; void SetBit(引数)
- 引数 - Bit番号(0 to 7)
- ClrBit - 指定のビット値を0(Low)に設定する関数。
書式; void ClrBit(引数)
- 引数 - クリアするBit番号(0 to 7)
- NegBit - 指定ビット値を反転する関数。
書式; void NegBit(引数)
- 引数 - 反転するBit番号(0 to 7)
ByteIOは入出力ポートをバイト(8ビット)単位のバスとして設定できるコンポーネントです。
Component name - コンポーネント名設定。ここで設定した名前はCソースファイル名、関数名に反映されます。
Port - ポート設定。このコンポーネントが制御するポートを指定します。
Pin signal - 信号名。ピンの信号名。
Pull resistor - プルアップ設定。入力設定時プルアップ抵抗を有効にするか設定します。
Open drain - オープンドレイン設定。出力設定時オープンドレイン出力を有効にするか設定します。(オープンドレイン対応ピンのみ)
Direction - 方向設定。このポートの方向を設定します。入力か出力。
Init.direction - 方向初期設定。初期設定時のこのポートの方向を設定します。入力か出力。
Init.value - 初期設定値。初期設定時のこのポートの値を設定します。
Safe mode - セーフモード。ポートを出力に変更する時に事前にポートデータを変更してから切り替えます。誤値出力防止SetDir()関数に反映されます。通常はyesで問題ありません。
Methods(関数)
コンポーネント管理ウィンドーのMethodsタブをクリックすると下図のように自動生成する関数のリストが表示されます。必要な関数にチェックを入れるとプログラムで自由に生成した関数を使用する事が出来ます。コンポーネント名はByte1、ピンの割り当てがポートBに設定されている事として各関数について説明します。
- GetDir - 戻り値にバスの入出力方向を返す関数。
書式; bool GetDir(void)
- 戻り値 - 方向を示す値
0 - Input
1 - Output
- SetDir - バスの入出力方向設定する関数。
書式; void SetDir(引数)
- 引数; - 方向を示す値(1ビット)
0 - Input
1 - Output
- SetInput - バスを入力に設定する関数。
書式; void SetInput(void)
- SetOutput - バスを出力に設定する関数。
書式; void SetOutput(void)
- GetVal - 戻り値にポートバスの値を返す関数。
書式; byte GetVal(void)
- 戻り値; - Input値(8ビット)
- PutVal - 引数をバスに出力する関数。
書式; void PutVal(引数)
- 引数; - Output値(8ビット)
- GetBit - 戻り値にバスの指定ビット値を返す関数。
書式; bool GetBit(引数)
- 引数; - Bit番号 (0 to 7)
- 戻り値; - 指定ビットの値
false - logical "0" (Low level)
true - logical "1" (High level)
- PutBit - 引数をバスの指定ビットに出力する関数。
書式; void PutBit(引数1,引数2)
- 引数1; - Bit番号 (0 to 7)
- 引数2; - 指定ビットに出力する値(1ビット)
false - logical "0" (Low level)
true - logical "1" (High level)
- SetBit - 指定のビット値を1(High)に設定する関数。
書式; void SetBit(引数)
- 引数; - セットするBit番号 (0 to 7)
- ClrBit - 指定のビット値を0(Low)に設定する関数。
書式; void ClrBit(引数)
- 引数; - クリアするBit番号 (0 to 7)
- NegBit - 指定ビット値を反転する関数。
書式; void NegBit(引数)
- 引数; - 反転するBit番号 (0 to 7)
Byte2IO・Byte3IO・Byte4IO
ByteIOと同様の設定及び関数が使用できます。ByteIO2では上位バイト(High)と下位バイト(Low)でポートを指定します。
Byte3IOではHigh・Mid・Lowでポート設定。Byte4IOではPort0・Port1・Port2・Port3で設定します。