私は聞仲×飛虎ですが、
聞仲は飛虎に手が出せず、
飛虎は清らかさんだ!トーク 

まず、何と言っても飛虎は最強の小悪魔ちゃんです。彼には自覚がないのです!!! 飛虎は可愛い。世界の共通理念です。飛虎はプリンちゃんだ!世界の合い言葉です。でも、飛虎だけがその事実に気づいていないのです。どれだけ兄貴風を吹かそうとも、どれだけテンプテーションをまき散らそうとも、飛虎は、自分の周りにピンクの紗がかかっていることにも、いつも後ろに「キュピーン」と効果音がついていることにも気づかないのです。

周りはもうメロメロです。天化も天祥も紂王も太公望も四大金剛もQちゃんも、飛虎の傍に立った途端にノックアウトです。

勿論聞仲なんて、飛虎がこんな、3pくらいの小さな頃から飛虎に骨抜きです。飛虎が好きで好きで堪りません。飛虎が、自分が可愛らしく凛々しく格好良く最高に素晴らしい人であるという自覚もないままにタンクトップの脇の下からすべすべした脇腹なんて見せながら歩いてる日にはもう、百官揃った広間の中央だろうと構わず後ろから押し倒したいくらいに、飛虎に関しては魂が飛んで行ってるのです。

ところが悲しいかな、聞仲にとって、飛虎の可愛らしさとは、その自分の魅力にまるで気づいていない所も含めてな訳です。いや、これは聞仲に限らず、等しく皆が思っていることなのですが、飛虎が自分が何者であるかも知らないでいるその様子が、彼の魅了を2乗にも3乗にもしているのです。

邪なことを考えている自分の脇でにぱっと無邪気に笑う飛虎。邪なことを考えている自分の脇で「何を考えている?」なんて言いながら小首を傾げて自分の瞳をのぞき込む飛虎。邪なことを考えている脇で肩に腕を回してきて豪快に笑う飛虎。例えそれが幸せな拷問であったとしても、そこに「幸せ」の文字がつく以上、どうして聞仲にそんな飛虎の無邪気さが奪えましょうか!

勿論聞仲は苦しいのです。飛虎の信頼とか「親友」という立場とかをかなぐり捨てても、飛虎を奪ってしまいたいと悶々としない日はないのです。あまりに幸せそうな飛虎のファミリーに嫉妬して、呪殺してやろうかと満月の度に思うのです。

でも、やっぱり飛虎が何も考えずに長い足を投げ出して聞仲の隣で昼寝なんかしちゃったりすると、聞仲はそんなささやかな幸せだけで満足しなければ!!!と自分の理性を総動員させたりするわけです。

飛虎ちゃんは残酷です。100万人の恋心が自分一人に集められているということに気づかず、自分を好きなのは賈氏一人だと信じて疑わないのです。ああもう傍にいる聞仲にどうしろと言うのでしょう!!!

そんな訳で聞仲は、「本当は飛虎は私の気持ちに気づいているのではないのか!?」とか「牽制か!? 私を牽制してるのか!?」とか、「いや、ひょっとしたらこいつ私を誘ってるのかもしれないぞ!!!」とか、日夜悶々としながら、王天君辺りと妄想の暴走した同人誌を作ったりしているわけです。

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