ハニスポの記事 (1998年8−10月)


1998年10月28日 プロ野球両リーグ 最優秀殊勲選手賞および最優秀新人賞 発表

プロ野球の1998年セ、パ両リーグの最優秀殊勲選手賞および最優秀新人賞が発表されました。 なお、注目のセリーグ最優秀新人賞争いは川上憲伸投手(ドラゴンズ)が111票で、2位の高橋由 伸外野手(ジャイアンツ)65票を大きく離して勝利した。但しセリーグでは、高橋のほか、坪井 智哉外野手(タイガース)、小林幹英投手(カープ)にリーグから特別表彰を行う事が決まって いるので、高橋、坪井、小林の3新人選手にとっては今年の働きが「骨折り損」になることはなく なっている。
タイトル選手名
(セリーグ)
選手名
(パリーグ)
最優秀殊勲選手賞佐々木主浩投手様
(ベイスターズ)
松井稼頭央内野手
(ライオンズ)
最優秀新人賞川上憲伸投手
(ドラゴンズ)
小関竜也外野手
(ライオンズ)
ベストナイン
ポジション選手名
(セリーグ)
選手名
(パリーグ)
投手佐々木主浩
(ベイスターズ)
西口文也
(ライオンズ)
捕手谷繁元信
(ベイスターズ)
伊東勤
(ライオンズ)
一塁手駒田徳広
(ベイスターズ)
クラーク
(バッファローズ)
二塁手ローズ
(ベイスターズ)
フランコ
(マリーンズ)
三塁手江藤智
(カープ)
片岡篤史
(パリーグ)
遊撃手石井琢朗
(ベイスターズ)
松井稼頭央
(ライオンズ)
外野手松井秀喜
(ジャイアンツ)
イチロー
(ブルーウェーブ)
鈴木尚典
(ベイスターズ)
大村直之
(バッファローズ)
前田智徳
(カープ)
柴原洋
(ホークス)
指名打者ウィルソン
(ファイタース)

1998年10月28日 サッカー・国際試合 日本−エジプト (大阪・長居陸上競技場) 〜トルシエジャパン何とか白星発進〜

フィリップ=トルシエ新監督のもと新たなるスタートを切るべく、日本代表はアフリカの勇・ エジプトとの国際試合に臨んだ。先発メンバーは、W杯のメンバーを中心としながら、新加入の 奥(ジュビロ)、望月(グランパス)を追加した形となった。また、この試合のためにイタリア から中田(ペルージャ)も帰国した。 FW 中山 呂比須 中田 MF 相馬 望月 名波 奥 DF 秋田 井原 斎藤 GK 川口 日本代表は前半20分にPKを取り、中山(ジュビロ)が先制ゴールを決めた。 後半は両チームとも決め手を欠き、1−0のまま試合が終了した。それでもトルシエ監督は5回 の交代機をフルに使いきり、久保(サンフレッチェ)、服部(ジュビロ)などを試してみた。 振り返ってみると、6月からの4、5ヶ月間で点を取っているのが中山ただ1人というトホホな現 実が残された形となった。それでも負けたり引き分けたりして日本代表の新しい門出にケチがつ く事は避けられた。 FW 城 久保 奥 MF 相馬 中西 名波 服部 DF 秋田 井原 斎藤 GK 川口

1998年10月26日 プロ野球日本シリーズ ベイスターズ VS ライオンズ(横浜) −ベイスターズ日本一−

第6戦
チーム名123456789
ライオンズ0000000011西口
ベイスターズ00000002X2阿波野佐々木様
ホームラン
<注目点>
  移動日となった日曜日に野村克也・前スワローズ監督のタイガース監督就任が発表された。こ
れで来年もセリーグは話題に事欠くことはなくなった。
  日本一に王手をかけて、ベイスターズは地元横浜に戻ってきた。ここで日本一を決めようとす
るベイスターズは先発に川村を立て、負けられないライオンズはエース・西口を立てた。この両
先発を比べても、川村は2年連続被本塁打王、西口は今シーズン絶不調ということで、乱打戦が予
想されていた。しかし予想に反して両先発は息詰まる投手戦を展開した。川村にとっては、パリ
ーグの指名打者制がなく、マルチネス、ペンバートンが使えず、一発があるバッターが鈴木健く
らいしかいなかったのが幸いした。一方の西口はエースの意地か、7回を2安打に抑えていた。し
かし8回、西口は石井を討ち取った後波留に四球を出してしまった。そして・・・
鈴木尚徳のセカンドゴロでセカ
ンド高木浩之がファーストラン
ナー波留にタッチしたつもりが
、タッチが無効というジャッジ
で1アウト1、2塁となってしま
った。そして2アウト1、2塁で
駒田の右中間フェンス直撃の2
点タイムリーツーベースが炸裂
した。そして9回のマウンドに
「大魔神」佐々木様が満を期し
て登場した。
しかし先頭の大塚が3塁まで進んでしまい、1アウトで中嶋のボテボテのサードゴロで1点が入っ
て1点差まで追い上げられた。しかし9番代打・金村の放った当たりはセカンド・ローズの真っ
正面に飛び、4−6−3のダブルプレーで・・・
ベイスターズが38年ぶりの日本
一に輝いた。そして、日本シリ
ーズ優勝率10割を防衛した。
(2回出場2回日本一)

横浜のファンの後押しのもと、
ベイスターズは1998年の神奈川
スポーツムーヴメントのクライ
マックスを飾った。
タイトル選手名(球団名)
最優秀殊勲選手賞鈴木尚典(ベイスターズ)
敢闘賞大塚光二(ライオンズ)
優秀選手賞石井琢朗(ベイスターズ)
駒田徳広(ベイスターズ)
斎藤隆(ベイスターズ)

1998年10月21〜24日 プロ野球日本シリーズ ライオンズ VS ベイスターズ(西武ドーム)

第3戦
チーム名123456789
ベイスターズ雨天中止
ライオンズちゅーしーちゅーしー
ホームラン
第3戦
チーム名123456789
ベイスターズ0001001002三浦
ライオンズ02203000X7潮崎
ホームラン谷繁1号(1)[潮崎]
第4戦
チーム名123456789
ベイスターズ0002000002野村(弘)
ライオンズ02000200X4石井貴西崎
ホームラン中嶋1号(2)[野村(弘)]
鈴木(尚)1号(2)[石井貴]
マルチネス1号(2)[野村(弘)]
第5戦
チーム名123456789
ベイスターズ11230003717斎藤隆
ライオンズ0011000305横田
ホームラン鈴木健1号(1)[五十嵐]
ペンバートン1号(2)[五十嵐]
ローズ1号(2)[新谷]
<注目点>
  西武ドームでの日本シリーズ開幕戦となる第3戦は雨天中止。全く、つくづく今年のこの両チー
ムには雨が付きまとう(_ _;)。
  気を取り直して順延となった第3戦は、ライオンズ先発・潮崎と伊東に代ってマスクをかぶる中
嶋がベイスターズの足攻めを封じ込めた。一方ベイスターズ先発・三浦は2回に四球を連発して、
その後にローズの悪送球などのミスが飛び出し2点を先制され、その後も三浦や戸叶の乱調から、
ライオンズが計7点を取ってゲームを支配した。ベイスターズのマシンガン打線は潮崎とその後の
ライオンズリリーフ陣を打ち崩せず、ライオンズがこのシリーズの初勝利を飾った。ベイスター
ズ投手陣は四球11個のシリーズワースト記録を更新してしまった。これでメジャーリーグのワー
ルドシリーズのように4連勝であっさりと決まることがなくなった(ちなみにワールドシリーズで
は、ヤンキースがパドレスを敗ってワールドチャンピオンになった。ヤンキース・伊良部は1試合
も投げずに美酒を味わった。)。
  続く第4戦は、昼間は雨が強く降っていたものの、夕方に小雨になったので、試合をすることに
なった。中4日で登板したベイスターズ先発・野村弘樹を、ライオンズは今日も伊東に代わるスタ
メンマスクの中嶋と4番マルチネスの2ランで撃沈した。ベイスターズも2点差の9回に2アウト満塁
と攻め立てたものの、西崎が佐伯に対し4球全部ストレート勝負で三振に切って取り、ライオンズ
が連勝して2勝2敗のタイに持ち込んだ。これで日本シリーズが面白くなってきて、ベイスターズ
は日本シリーズ優勝率10割維持が危うくなってきた。
  第5戦では再びベイスターズのマシンガン打線が炸裂し、20安打のシリーズ新記録を打ち立て17
得点(シリーズ記録は18得点)で圧勝。それでも9回に佐々木様を投入する徹底ぶりで、ベイスタ
ーズは日本一へ王手をかけた。そして舞台は横浜へ。
  日本プロ野球機構はかき入れ時の日曜日を移動日に宛がうことになり、トホホな気分。


1998年10月17〜19日 プロ野球日本シリーズ ベイスターズ VS ライオンズ(横浜)

第1戦
チーム名123456789
ライオンズ雨天中止
ベイスターズちゅーしーちゅーしー
ホームラン
第1戦
チーム名123456789
ライオンズ0000022004西口
ベイスターズ10330101X9野村(弘)
ホームラン高木(大)1号(2)[野村(弘)]
第2戦
チーム名123456789
ライオンズ0000000000豊田
ベイスターズ10002010X4斎藤隆
ホームラン石井(琢)1号(1)[豊田]
<注目点>
  権藤博監督対東尾監督という、史上初の投手出身監督同士の対決となったベイスターズ VS ラ
イオンズの日本シリーズの記念すべき第1戦は、雨で何試合も流した両軍の1年を象徴するように
雨天中止となった。
  そして1日順延となった第1戦は、シリーズ前に両監督が予告した通りの開幕投手、野村弘樹と
西口が登板した。そして野村弘樹が1回を抑えた後、ベイスターズのマシンガン打線が火を吹い
た。石井琢朗がライオンズが警戒している中で見事セーフティバントを成功させて、息つく暇な
く2塁へ盗塁した。これで西口がシーズン前半時の球威なし制球力なしキレなしのメチャラクチャ
ラな状態に逆戻りして、そこを攻めたマシンガン打線は鈴木尚典のタイムリーで先制した。その
後3回にマシンガン打線は石井の出塁を足がかりに、鈴木尚典、ローズのタイムリーで西口を引き
ずり落とし、4回にも3点を追加して主導権を握った。投打に活躍したベイスターズ・野村弘樹は
6回に心身ともに疲れが出て、高木大成のツーランなどで4点を取られ、2番手・阿波野に後を託し
た。その阿波野も2アウト2塁4点差で大魔神・佐々木様に最後を託した。直前に風邪をひいて体調
が万全でない佐々木様は代打・大塚を歩かせてしまうなど制球に苦しんだ。しかし佐々木様の大
ピンチを救ったのは、何とライオンズ・高木大成の3塁盗塁死だった。制球に苦しんでいる佐々木
様を崩すためにはじっくりと攻めていかなけれならない場面で、ライオンズはとんでもない戦法
に出た。このようにライオンズは攻守ともにミスを重ねまくりで、ベイスターズは緒戦を取った。
勝ったベイスターズだったが、権藤監督は4点差にも関わらず佐々木様を出して精神的な余裕のな
さを露呈した。一方ライオンズは9点取られたが、キャッチャー・伊東がわざと打たせてデータを
取っていたと勘繰れる所があった。
  続く第2戦はライオンズがノーアウト1、3塁と攻めたてたが、1点も取れなかった。その直後に
昨日に続いて石井琢朗と鈴木尚典で先制し、4回までは抑えられていたものの、5回に2点、7回に
1点追加して昨日同様ベイスターズペースのまま試合を進めた。ベイスターズ先発・斎藤隆はライ
オンズ打線を立った3安打に抑えて完封し、ベイスターズは2連勝して、ホエールズ時代を含めて
日本シリーズ6連勝とした。ライオンズは昨日わざと打たせてデータを取っていたと思われていた
が、そうでもなかったようだ。昨日、今日とベイスターズはベンチ入りの選手だけでなく、スタ
ジアムに陣取る「サポーター」たちと力を合わせて連勝した。
  連勝で波に乗るベイスターズは敵地・西武ドームに乗り込む。


1998年10月13日 プロ野球ペナントレース終了 12球団独断偏見入り総括

プロ野球の1998年セ、パ両リーグのペナントレースは10月12日をもって終了した。セリーグは ベイスターズが38年ぶり2回目、ライオンズが2年連続で優勝を飾った。 両リーグの優勝チームで行われる日本シリーズを前に、当ページでは、セ、パ両リーグ12球団 を自らの独断と偏見を混ぜて総括していく。
リーグ順位チーム名
成績
コメント&来期の新兵器(?)
セリーグ優勝横浜ベイスターズ
79勝56敗
  セリーグのどんな投手をも打ち砕くマシンガン打線と「大魔神」
佐々木様を中心とする強力投手陣によって、38年ぶりの優勝を果た
したベイスターズ。しかしそれは佐々木様が入団した平成元年から
地道にチーム強化を進めてきた結果であり、大味野球でも管理野球
でもデータ重視野球でもない新しい野球の結晶である。
  来年は佐々木様が大リーグへ行くと噂されているが、もしそうで
あってもその穴を実力面では「ポスト大魔神」横山や今年のドラフ
ト2位逆指名決定の法政大・矢野が、そして人気面では横浜高・松
坂(もし入ったら)が埋めてくれるだろう。

新兵器(?):神田大介投手
  スピードだけなら佐々木様より上の速球投手。先発入りが期待さ
れる。
2位名古屋ドラゴンズ
75勝60敗
  今年打力勝負のチームから投手力&機動力のチームに見事に変貌
を遂げたドラゴンズ。途中貧打に泣かされる日々が続いたが、それ
は「核弾頭」李鍾範のリタイアによるもので、李鍾範がいた頃はベ
イスターズのマシンガン打線より破壊力があった方だった。今年優
勝を逃した要因は貧打ではなく、ジャイアンツ戦だけでも2回もベ
タな走塁ミスをやらかしたことにある。その走塁ミスを見たときに
「間違ってもドラゴンズの優勝はない」と確信した(そんなチーム
に負け越したジャイアンツのファンが言う言葉じゃないな(苦笑)
)。ただ来年は、総合的に見て優勝候補の最右翼となっているだろ
う。

新兵器(?):高橋光信内野手
  アマチュア時代は高橋由伸を押しのけて日本代表の4番に座った
こともある国際武道大出身の右のパワーヒッター。
(実はジャイアンツに欲しかったんだよこれ)
3位東京ジャイアンツ
73勝62敗
  「前半は監督の采配ミスで星を落とす」−>「後半は主力が故障
で星を落とす」−>「V逸」という、1988年の王監督解任のパター
ンにハマッてしまい今年限りと思われた茂雄。しかし、ナベツネは
「勝てる監督」森祇晶氏を監督にしたがっていたものの、下手に茂
雄を切って新聞の売り上げを落としたりテレビの視聴率を落とした
りすることを恐れたばっかりに、いろいろ下手うった挙げ句、茂雄
続投となった。勝利にこだわっている割りには、世間体を気にする
読売の御上どものええカッコしさにファンや選手は振り回される格
好となった。ただ選手もここ一番で勝てない詰めの甘さを見せてい
た。でもまぁ一応来年は「茂雄と愉快な仲間達」のラストステージ
となるだろう。いい加減「スピード&チャージ」を見せてほしい。

新兵器(?):山田真介内野手
  去年のドラフト3位入団で、元木の後輩(上宮高校出身)。投手
から野手に転向したばかりなのに、1年目から2軍でスタメンをはる
ほどのセンスと実力を持つ。そして来年そのベールを脱ぐ。
4位神宮外苑スワローズ
66勝69敗
  1993年から日本一と4位を繰り返し、今年は予定通りに4位となっ
た。そして自分の野球と相反するベイスターズに敗れた野村監督は
身を引くこととなった。来年は若松監督が采配を振るうことになる
が、元の弱小チームに逆戻りの危険性あり?もうそろそろ古田と飯
田が終わり臭い。

新兵器(?):岩村明憲内野手
  スワローズファンの間では、スワローズ2軍のイースタンリーグ
優勝と日本一の原動力となった期待の若手。来年セリーグにその実
力を見せ付けるか。
5位広島カープ
60勝75敗
  4月は小林幹英の獅子奮迅の活躍でトップを走っていたが、6月に
5点差をベイスターズにひっくり返されて負けてからBクラスに転落
していった。打線は問題無かったが、ここ数年の投手陣の整備とい
う課題が解決されずじまいだった。山内、佐々岡、澤崎、紀藤、高
橋建、黒田、玉木といい投手がいるのに・・・。しかもまだやれそ
うなのに大野さんが引退してしまった。来年は達川監督のもと古豪
復活となるか。

新兵器(?):田村恵捕手
  甲子園で優勝した樟南高校時代は「古田2世」ということで話題
になった。西山の怪我もあって、今年の後半になって一軍に登場し
スタメンマスクを被るようになった。小粒ながら達川カープの頭脳
となるか。
6位阪神タイガーズ
52勝83敗
  去年ジャイアンツが仕出かした失敗を、このチームは反面教師に
してジャイアンツを皮肉るどころか真似やがった。久慈、関川を出
して大豊を獲るたぁ何考えてやがる。このチーム、良い所なんかあ
りゃしねぇ。といいたい所だが、細かい野球で勝ってきた試合が幾
つかあったので、ディフェンス重視の野球をやるそれなりの監督を
呼べば面白いと思う。茂雄やオールドファンは「強いタイガース」
の復活を待ちわびている。

新兵器(?):井上貴朗投手
  これって新兵器?と言われそうだが、一応紹介する。よく東京ド
ームの試合で登板すると、日テレの中継でよく「茂雄の後輩」(佐
倉高校出身)という紹介がなされる。コントロールが良いだけに、
2桁勝利したら面白い存在。
パリーグ優勝西関東ライオンズ
70勝61敗4分
  西口&森の不調、西崎&ブロスの期待外れ、なかなか打てない打
線、出塁できないために機能しない「新世紀スーパーカーカルテッ
ト」(9番小関、1番松井、2番大友、3番大成)・・・。それでもパ
リーグの王者の風格(だけ)を武器にして2連覇した(というより
ファイターズが勝手にコケただけ)。

新兵器(?):鳥谷部健一投手
  ナベQの後を受けて背番号41をつけた期待の速球派。早くて来年
一軍見参か?
2位東京ファイターズ
67勝65敗3分
  春先の大方の予想を覆し、開幕から突っ走った「ビッグバン打線
」擁するファイターズ。オールスター前までに2位に10ゲーム以上
差をつけて、ベイスターズとの「シリーズ史上最もマニアックな日
本シリーズ」もとい「魚肉対豚肉のソーセージ対決」の期待を膨ら
ませていた(?)が・・・。あまりにも間抜けすぎる結末に、ファ
イターズナインは来年以降の野球生活をどう生きればいいのか!?
そんなファイターズナインのことが不憫に思えて・・・(TT)。

新兵器(?):特になし
  ほんと見当たりません。(m_ _m)
3位福岡ホークス
67勝67敗1分
  春先から連勝と連敗を繰り返しながらも、結構いい戦いをしてい
たホークスだったが、「世界の王」監督が城島、吉永、村松、浜名
などを粗末に扱うという暴挙に出たばっかりに優勝争いから脱落。
選手の扱い方がジャイアンツ監督時代よりひどくなっているのを見
ると、何も言えません。21年ぶりのAクラスが唯一の救いにもなり
ません。

新兵器(?):んなもんいねぇ!!
  今年去った石毛二軍監督が王監督ばりにメチャクチャやったおか
げでそんな人材いねぇよ。もしいたとしても、王監督にシメられる
のがオチ。
3位神戸ブルーウェーブ
66勝66敗3分
  経費削減のため、野村、中島、本西、馬場、ニールなどをリスト
ラしたブルーウェーブは情けないまでに弱くなった。そして現役続
投を希望する「パリーグ最年長投手」佐藤義則を干しまくって無理
矢理引退させるなど、トホホなチーム状態に拍車をかけた。

  もうイチローはメジャー行った方が良いっしょっ!!

新兵器(?):んなもんいねぇ!!
  本社の経営が窮々で、ファームの人員もままならない状況で、ど
うやってニューカマー見つけろってゆうんだ!?
5位大阪バッファローズ
66勝67敗2分
  前半戦はファイターズに放されまくりでヨッシャーのクビ確定だ
ったが、後半戦になってファイターズがコケたため優勝のチャンス
が巡ってきた。しかし「球界の宝」イチローにぶつけまくった天罰
が下り、「ケツから2番目」でフィニッシュ。それでもヨッシャー
続投で、イチローピーンチ!!

  はよ日本から逃げ出せイチロー!!

新兵器(?):武藤孝司内野手
  東京新大学野球連盟1部リーグ所属・創価大学出身で、同じ大学
のリーグでやっていたこともあって(僕は2部3部を行ったり来たり
してたけど)、感情移入する所があるのですよ。
6位千葉マリーンズ
61勝71敗3分
  3年ぶりにフランコが帰ってきて、春先はいいムードで勝ち進ん
できたにも関わらず、まさかの18連敗の日本ワースト記録達成。
まさに人生の不条理を感じさせられる出来事だった。そしてその
まま2年連続最下位。近藤監督に代わり山本功児二軍監督がマリ
ーンズ再建に手腕を振るう。

新兵器(?):於保浩己外野手
  春のキャンプ、オープン戦で活躍して期待されていた「マリー
ンズのイチロー」。しかし怪我のためか、一軍で出番なし。来年
出てくるか。
タイトル選手名
成績
(セリーグ)
選手名
成績
(パリーグ)
最多勝川崎健次郎(スワローズ)
17勝
西口文也(ライオンズ)
武田一浩(ホークス)
黒木知宏(マリーンズ)
13勝
最優秀防御率野口茂樹(ドラゴンズ)
2.34
金村暁(ファイターズ)
2.73
最優秀救援佐々木主浩(ベイスターズ)
46SP(日本新記録)
大塚晶文(バッファローズ)
36SP
最多奪三振石井一久(スワローズ)
241個
西口文也(ライオンズ)
148個
首位打者鈴木尚典(ベイスターズ)
0.337
イチロー(ブルーウェーブ)
0.358
本塁打王松井秀喜(ジャイアンツ)
34本
ウィルソン(ファイターズ)
33本
打点王松井秀喜(ジャイアンツ)
100打点
ウィルソン(ファイターズ)
124打点
盗塁王石井琢朗(ベイスターズ)
39個
松井稼頭央(ライオンズ)
小坂誠(マリーンズ)
43個

1998年10月8日 プロ野球・セリーグ 横浜ベイスターズ 38年ぶりリーグ優勝

優勝へのマジックを1として、甲子園球場に乗り込んだベイスターズはタイガースと対戦した。 初回ローズのタイムリーで先制した(ローズはこれで95打点)ベイスターズだったが、タイガー ス・大豊のツーランなどで逆転され、ベイスターズのマシンガン打線もタイガース先発・川尻に 抑えられていた。しかし2−3で迎えた8回、マシンガン打線が川尻から代わった弓長、伊藤敦規を 攻め立てて2アウト満塁として、8番・進藤がライト前2点タイムリーを放ち逆転した(2−3)。そ して8回から遂に 「大魔神」佐々木様がマウンド に登場した。 佐々木様は8回を3者連続セカンドゴロで討ち取って、9回先頭の浜中をヒットで出したものの、大 豊、和田を連続三振に切って取り、最後のバッター新庄をカウント0−3からカウント2−3までに 追い込んで、最後は「天下の宝刀」フォークボールで三振に切った。そして遂に・・・、 ベイスターズが38年ぶり2回目 のセリーグ優勝を成し遂げた。 セリーグ随一のつながりを持つマシンガン打線、投手陣に無理の来ない中継ぎローテーション 制などの新基軸を構築した権藤監督が監督就任1年目で栄光をつかんだ。 ベイスターズは昨日パリーグ優勝を成し遂げた強豪ライオンズと日本シリーズで戦うこととな り、日本シリーズ優勝率10割防 衛(つまりシリーズ1回出場で 日本一1回なので)を目指す。 そして日本一になったとき、神奈川大学の箱根駅伝優勝、関東学院大学の大学ラグビー日本一、 2002年日韓共催サッカーワールドカップ用の新横浜国際競技場完成、横浜高校の高校野球春夏連 覇といった、 神奈川スポーツムーヴメントの クライマックスを飾ることにな る。

1998年10月7日 プロ野球・パリーグ 西関東ライオンズ 2年連続リーグ優勝

ライオンズ西武ドーム球場でバッファローズとのダブルヘッダーを迎え、その第1試合を5−6で 落としたものの、千葉マリンスタジアムで行われているマリーンズ−ファイターズのダブルヘッ ダーでファイターズが連敗し、かつライオンズが第2試合を5−2で勝って、 ライオンズが2年連続のパリー グ優勝を成し遂げた。 春先の苦しい状況からの逆転優勝に、ライオンズナインは感激もひとしおだった。 しかし、オールスター前までブ ッチ切りでパリーグの首位を独 走していながら、急速落下して いったファイターズの立場のな さを考えると、どうにも涙を禁 じ得ません。彼らはこれからの 野球生活をどうやって生きてい けばいいのでしょう?(TT) 一方セリーグの優勝争いは、首位ベイスターズは甲子園でのタイガース戦が中止となったもの の、2位ドラゴンズがスワローズに敗れてマジックが1に減った。 が、何故に山崎に27号打たれる か北川ぁ〜!?殺すぞオラァ〜 !!(−−#凸)。 これでライオンズの日本シリーズの相手がベイスターズになることが濃厚となった。

1998年10月3日 プロ野球セリーグ公式戦 ジャイアンツ VS カープ(東京ドーム) ジャイアンツ今期最終戦

第27戦
チーム名123456789
カープ1000030004黒田
1-4-0
ジャイアンツ33000001X7桑田
16-5-0
槙原
6-4-18
ホームラン松井34号(3)[黒田]
江藤28号(3)[桑田]
<注目点>
  ジャイアンツは東京ドームで今年最後の一戦を迎えることとなった。3−1で迎えた2回に松井が
2アウト1、3塁で34号を放ち、追撃する江藤を突き放しにかかった。2回までに清水が、5回までに
高橋由伸が打率を3割に乗せて退いて今シーズンを終えた。高橋由伸はホームラン数を20に乗せる
ことができなかった。最多勝を狙う桑田は5回まで危なげなく来ていたが、6回に
江藤に28号3ランを打たれて、
松井とチームへお約束の背信行
為を見せやがった。松井はハラ
ワタを煮えくり返りながらセン
ターを守っていたそうな
(−−#凸)。
7回のジャイアンツの攻撃で、9番桑田のところに今期引退する吉村が代打に出て、玉木重雄のツ
ースリーからの6球目を打ったものの、セカンドフライに打ち取られ、ホームランは通算149本で
選手生命を終えた。そして8回にこれもまた今期引退する川口が、カープの先頭バッター・金本を
三振に切って(と言うより柳沢のファインプレーのおかげ)花道を飾った。その裏の攻撃で35号
ホームランを狙う松井はセンター前ヒットで終わり、ここまで3打数2安打で打率3割を狙う元木が
内野ゴロで1点取ったが3割に乗せられなかった。最後は槙原が2アウト1、3塁バッター江藤という
最大のピンチを迎えたが、江藤を三振に切って取って試合を終えた。ジャイアンツは今期の対カ
ープ戦を16勝11敗の勝ち越しで終えた。
  今期のジャイアンツは、73勝
62敗、Aクラス確保と言う形で
終えた。
優勝を逃した原因は幾つかはあるが、それはプロ野球解説者や他のファンが色々言うだろうから、
僕からはこれだけのことを言っておく。
(1)茂雄が1度もマウンドに行
     かなかったこと。
  1996年9月頃、横浜での対ベイスターズ戦で、9回1アウト1、3塁でバッターローズかブラック
スという場面で、マウンド上の河野のところへ茂雄がやってきて、「ここはゲッツーを取るです
ハイー。」と言って河野に檄を飛ばし、河野は茂雄の要望通りのゲッツーを取った。しかしここ
2年、それが見ることがなかった。どうゆう継投をしようが勝手だが、茂雄はこれくらいのこと
はやってもらいたかった。
(2)相手チームのストッパー
     を撃破できなかったこと。
  ベイスターズ・佐々木様、ドラゴンズ・宣銅烈、カープ・小林幹英、タイガース・リベラ。ジ
ャイアンツは1度も各チームのストッパーを撃破できずに苦杯を飲まされ続けて終わった。1982
年、ライオンズの広岡監督は当時無敵のファイターズのストッパー・江夏を打ち崩すため、チー
ム一丸となったバント攻めを考案しそれを実行して、見事江夏を叩き潰した。ジャイアンツナイ
ンはチーム一丸でのストッパー潰しを見せてほしい。

  松井はホームラン34本、打点100で今期を終えた。残り3試合のカープ・江藤(ホームラン28
本)と残り9試合のベイスターズ・ローズ(打点92)の結果を待たなければならないというつら
い日々を過ごすことになる。
  セリーグ首位・ベイスターズはスワローズに負けてマジック3で足踏み。パリーグ首位・ライ
オンズはファイターズに引き分けてマジックを4に減らした。


1998年10月1〜2日 プロ野球セリーグ公式戦 カープ VS ジャイアンツ(広島)

第25戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0000002406三沢
3-5-3
カープ40012000X7佐々岡
5-11-6
小林(幹)
9-6-16
ホームラン清水13号(3)[玉木重]
<注目点>
  ジャイアンツは、引退する吉村が通算150号ホームランを打てるようにと、4番ファーストでス
タメン出場させた。吉村は3打席でホームラン無しだったが2安打1打点とそれなりの成績を残し
た。先発・三沢は今日は不調で5回7失点だったが、その後投げた柏田、木村が「何
でこいつら使わずに、金石や川
口、野村使ったり、西山と三沢
を酷使するねん!!」
(−−#凸)
とファンに言わせるほどの好投を見せて、(三沢と8回を抑えた河野を含めた)投手陣はホームラ
ン王争い2位の江藤をノーアーチに抑えた(現在27本)。打線の方も7、8回だけで6点取って追い
上げを見せたが、連勝を7で止めてしまった。

あと2つ勝って74勝

  ベイスターズ・ローズはドラゴンズとの首位攻防戦に臨んだが打点なしで終わった(現在91打
点)。一方松井は3打席目にタイムリーを放って1打点追加したが、4打席目で三振に倒れてホー
ムランが出ず、ここ一番欲しい時にホームランが出ないという原辰徳ばりの勝負弱さを見せつけ
ながらも、今のところ2冠王(現在33本、96打点)。
  首位ベイスターズはドラゴンズを叩き潰してマジック5を再点灯させた。
第26戦
チーム名123456789
ジャイアンツ2000001003平松
0-2-0
カープ01120200X6加藤(伸)
8-6-0
小林(幹)
9-6-17
ホームラン町田4号(1)[平松]
ケサダ3号(2)[木村]
<注目点>
  ジャイアンツ・平松−小田のルーキーバッテリーは赤ヘル打線に挑んだが、猛攻にさらされ4失
点でプロの厳しさを見せつけられた。それでも平松を含めたジャイアンツ投手陣はホームラン王
争い2位の江藤をノーアーチに抑えた(現在27本)。そして今年で引退する金石は打者1人を見事
抑えて、自分の花道を飾った。

残り1つ、勝って73勝

  ベイスターズ・ローズはドラゴンズとの首位攻防戦に臨んで、1打点追加した(現在92打点)。
一方松井は4打席目にタイムリーを放って1打点追加したが、5打席目で小林幹英を打てずホームラ
ンなし。今のところ2冠王(現在33本、97打点)で最後の一戦を迎える。
  首位ベイスターズはドラゴンズを叩き潰してマジックを3に減らした。
  一方パリーグでは、オールスター前まで独走していたファイターズが急速落下して、ライオン
ズがマジックを9にして迎えたファイターズとの首位攻防のダブルヘッダーを2連勝してマジック
を一挙に5に減らして、逆転パリーグ2連覇へと大きく前進した。


1998年9月29日 アメリカメジャーリーグ マーク=マクガイア、ホームラン70本 サミー=ソーサ、プレーオフへ

9月28日の地元セントルイスでの最終戦・カーディナルス VS エキスポズで、カーディナルス のマーク=マクガイア一塁手は69号、70号とホームランを連発して、ホームランの世界記録を70 本というキリのいい数字とした。 一方、マクガイアとホームラン記録を争っていたカプスのサミー=ソーサはホームラン数を66 本のまま、9月29日にワイルドカード(※)進出をかけた地元シカゴでのジャイアンツとのプレ ーオフを迎えた。試合はホームランを捨てたソーサのチームバッティングの甲斐あって5−3で勝 ち、9年ぶりにプレーオフ進出を果たした。ソーサはホームラン王をマクガイアに譲ったものの、 158打点での打点王とワールドシリーズへの夢をつなぐプレーオフ進出を手に入れた。 2人ともおめでとう! そして来年もがんばれ!! ※アメリカメジャーリーグにある2つのリーグ、ナショナルリーグとアメリカンリーグはともに東 地区、中地区、西地区と3つの地区に分かれている。そして1つのリーグでのチャンピオンチーム を決めるプレーオフはトーナメント方式を採っていて、3つの地区のチャンピオンチームの他にも う1つ、3つの地区それぞれの2位チームの中で最も勝率の高いチームに出場枠を与えている。それ がワイルドカードである。そしてプレーオフで優勝したチームはそのリーグのチャンピオンチー ムとなり、ワールドシリーズの出場権を得られることになる。

1998年9月29日 プロ野球セリーグ公式戦 タイガース VS ジャイアンツ(甲子園)

第27戦
チーム名123456789
ジャイアンツ1010100104入来
7-2-0
槙原
6-4-17
タイガース1000020003弓長
1-2-0
ホームラン
<注目点>
  今年の伝統の一戦の最終戦は、村山実氏の追悼試合となった。タイガーズは1点先制されても
坪井の活躍ですぐ追いついて、2点差に突き放されても村山氏の2度目の監督時代の時にレギュラ
ーになった和田が2点タイムリーで追いついた。しかし8回にジャイアンツに勝ち越されたあとは、
為す術なく敗れていった。ジャイアンツは今期の対タイガーズ戦を17勝10敗の勝ち越しで終えた。
あと3連勝で75勝
  今日、カープ・江藤はドラゴンズ・門倉の前にホームランなし(現在27本)、ベイスターズ・
ローズはスワローズ・川崎の前に打点なし(現在91打点)、その川崎はベイスターズ打線に打ち
込まれて15勝止まり。一方松井はホームランが出なかったものの、2打点を追加で今のところ2冠
王(現在33本、95打点)。


1998年9月26〜27日 プロ野球セリーグ公式戦 ジャイアンツ VS スワローズ(東京ドーム)

第26戦
チーム名123456789
スワローズ0000000000伊藤(智)
5-11-3
ジャイアンツ00200300X5斎藤(雅)
10-7-0
ホームラン元木9号(2)[伊藤(智)]
<注目点>
  ジャイアンツは4位スワローズとの最後の戦いを迎えた。長年茂雄と覇権を争っていたスワロー
ズの野村監督は今期限りでユニフォームを脱ぐことになっていた。
  試合の方はジャイアンツが1、2回と2度の満塁のチャンスを潰して、いつもだったらスワローズ
の逆襲を食うところだが、最強のチームを作り上げた名伯楽が去りゆくスワローズはシャボン玉
のように力なくあっけなかった。3回の元木のツーラン、6回の仁志、松井のタイムリーを跳ね返
すこともままならず、斎藤雅樹−西山一宇の前に為す術もなく完封負けを喫した。これでジャイ
アンツは70勝目を挙げ、4位スワローズとのゲーム差を7と広げた。
あと5連勝で75勝
  一方首位ベイスターズはカープを破り、マジックを8に減らした。今日カープ・江藤はホームラ
ンなし(現在27本)、ベイスターズ・ローズは打点なし(現在91打点)で、松井は今のところ2冠
王(現在33本、91打点)。
第27戦
チーム名123456789
スワローズ0010010002北川
4-4-1
ジャイアンツ00411000X6桑田
15-5-0
ホームラン宮本(慎)1号(1)[桑田]
高橋(由)19号(2)[北川]
<引退発表>
  ジャイアンツは昨日緒方耕一外野手の引退を発表。そして今日、吉村禎章外野手の引退を発表
した。緒方外野手は熊本工業高校から1986年にドラフト6位で入団した俊足のスイッチヒッター
で、1989年藤田元司監督に見出されて内、外野で活躍し、1990年に初の盗塁王を獲得した。1993
年に再び盗塁王を獲得し、1994年の日本シリーズでもホームランを打ち、長島茂雄監督が掲げて
いた「スピード&チャージ」を実践する一番手として期待されていた。しかし1995年に高校時代
からの持病である腰痛の治療のため手術してから、全盛期のキレを取り戻せないまま、今期は二
軍でも活躍できずに戦力外通知を受けて、引退を決意した。一方吉村外野手はPL学園から1981
年にドラフト3位で入団し、背番号55をつけて54の槙原投手や50の駒田内野手(現・ベイスター
ズ)とともに「50番トリオ」として売り出された(ちなみに同期で56(当時)の村田真一捕手が
いた)。吉村外野手は同期の槙原投手や駒田内野手のような派手なデビューは飾らなかったもの
の、着実にその実力を発揮していった。1986年には背番号を55から7に変えレギュラーに定着し
てベストナインを獲得し、1987年には5番ライトで活躍して王貞治監督に初の優勝をもたらし(
この年もベストナインを獲得)、新しい巨人の顔として期待されていた。しかし、1987年の春の
キャンプで左肩を痛め、プロ通算100号ホームランを放った1988年7月の札幌でのドラゴンズ戦で
レフトに守っていて、左中間のフライを捕球したときセンターの栄村外野手と交錯して左膝靭帯
を断絶するという選手生命に関わる怪我に見舞われた。その後1989年9月に一軍復帰するほどに
まで奇跡的に回復し、1990年にスワローズ・川崎投手から優勝を決める劇的なサヨナラホームラ
ンを放ってファンに感動を与えたものの、1991年以降、肩と足に障害を残した吉村外野手は自分
の思った通りのプレーができず苦しんだ。1993年からの長島茂雄監督のもと、吉村外野手は左の
代打の切り札に自らの居場所を求め、その実力と人望でチームを支えてきた。今年の5月24日の
東京ドームでのカープ戦で小林幹英投手から放った149号ホームランを打ち、150号が長く待ち望
まれている中、今日引退を発表した。
  吉村外野手は今日を含めて残り5試合で150号ホームランに挑戦する。
  また、今日はカープの大野豊投手が8回に打者1人を三振に切って引退登板を飾り、22年間の選
手生活に幕を閉じた。
<注目点>
  ジャイアンツは先発・桑田が完投勝利で15勝目を挙げて、最多勝争いトップのスワローズ・川
崎投手に並んだ。しかしこの日もスワローズの覇気の無さが目に付いた。ジャイアンツが1、2回
に先頭打者を出しながらチャンスを潰すまずい攻めを繰り返し、3回8番の宮本慎也が桑田の投じ
た甘いカーブを打ち今期初ホームランを放って、スワローズペースで試合が進められると思われ
たが、すぐその裏にあっさりと逆転され、反撃することもなくそのまま負けた。吉村外野手は8回
に7番の川相の代打として登場して、ライトスタンドにあと少しで届く当りを打ったが、ライトフ
ライに終わった。この勝利でジャイアンツはAクラス入り(3位以上)を確保した(ジャイアンツ
が残り試合を全敗してスワローズが全勝しても、ジャイアンツ71勝64敗、スワローズ70勝65敗で、
スワローズがジャイアンツを上回ることができないため)。またジャイアンツは今期の対スワロ
ーズ戦を16勝11敗の勝ち越しで終えた。
あと4連勝で75勝
  一方首位ベイスターズはカープに破れ、マジックは8のまま。今日カープ・江藤はホームランな
し(現在27本)、ベイスターズ・ローズも打点なし(現在91打点)。しかし松井も2打点あげたの
みにとどまり、ホームランなし。でも今のところ2冠王(現在33本、93打点)。


1998年9月22〜24日 プロ野球セリーグ公式戦 カープ VS ジャイアンツ(広島)

第23戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0010050006入来
6-2-0
カープ0010000001ミンチー
14-10-0
ホームラン瀬戸3号(1)[入来]
<注目点>
  ジャイアンツは入来の勝ち越しタイムリー&プロ入り初完投という攻守にわたる活躍で
対カープ戦の勝ち越しと今シ
ーズンの勝ち越しを決めた。

あと2勝で70勝
あと7連勝で75勝
  これでジャイアンツは今日試合のなかった4位スワローズとのゲーム差を5.5と広げた。
第24戦
チーム名123456789
ジャイアンツ03000160111岡島
3-6-0
カープ0000000303河野
0-2-0
ホームラン清原23号(1)[高橋建]
松井33号(4)[菊地原]
苫篠3号(1)[岡島]
江藤27号(2)[岡島]
後藤2号(1)[山田勉]
<注目点>
  デーゲームのベイスターズ VS ドラゴンズでベイスターズのローズが5打点を挙げ、90打点で
打点争いのトップに立った(ちなみに首位攻防戦となったこの試合の結果は、6−4でベイスター
ズの勝利)。トップに4打点差をつけられた松井は焦りから3タコを食らっていたが、1アウト満塁
のチャンスで4打席目を迎え、満塁ホームランをかましてトップのローズに追いついた。投げては
ジャイアンツ先発・岡島が赤ヘル打線に対して7回まで0に抑え、8回3失点で3勝目を挙げた。
しかし、何故に江藤に一発食ら
いますか岡島!?松井にシメ
られてまうぞおいコラッ!
(−−#凸)

あと1勝で70勝
あと6連勝で75勝
  ジャイアンツと4位スワローズとのゲーム差は5.5と変わらず。
第25戦
チーム名123456789
ジャイアンツ雨天中止
カープちゅーしーちゅーしー
ホームラン
<注目点>
  今日ジャイアンツは試合がなかったものの、4位スワローズがタイガーズに負けたため、ゲーム
差が6と広がった。
  そして首位攻防戦・ベイスターズ VS ドラゴンズで、ベイスターズが7−1で勝利し、
遂に優勝へのマジック6が点灯
した。


1998年9月18〜20日 プロ野球セリーグ公式戦 タイガース VS ジャイアンツ(甲子園)

第24戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0201010004西山(一)
4-3-4
タイガース00110022X6川尻
10-4-0
リベラ
2-3-24
ホームラン
<注目点>
  今日の試合は、ジャイアンツの選手たちがプロとは言えないお粗末な試合をしたため、コメン
トすることがありません。これでジャイアンツは60敗目。
  4位スワローズは首位ベイスターズにサヨナラ勝ちして、3位ジャイアンツとの差を3に縮めた。
第25戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0001240029斎藤(雅)
9-7-0
タイガース0000001001中込
7-13-0
ホームラン松井32号(1)[中込]
大豊18号(1)[斎藤(雅)]
清水12号(2)[竹内]
<注目点>
  ジャイアンツ先発・斎藤雅樹は昨日4打数4安打の新人王候補・坪井を4打数無安打に抑えて格の
違いを見せ、タイガース打線を大豊のホームランを含めてもたった3安打116球で抑えた。斎藤雅
樹は打つ方でも3点ツーベースを放ち、ジャイアンツ打線も松井の32号を含めて9点と昨日のうっ
ぷんを晴らした。
あと2勝でシーズン勝ち越し
あと4勝で70勝
あと9連勝で75勝
  4位スワローズは首位ベイスターズに敗れ、3位ジャイアンツとの差を再び4と広げた。

ううっ、ありがとうベイスター
ズ。恩に着ます。
(m;;m)
第26戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0030001004桑田
14-5-0
タイガース0000000000井上
2-9-0
ホームラン仁志11号(2)[井上]
<注目点>
  ジャイアンツ先発・桑田はタイガース打線を見事に完封、最多勝争いに殴り込みをかけた(今
頃になって・・・)。
あと1勝でシーズン勝ち越し
あと3勝で70勝
あと8連勝で75勝
  4位スワローズは首位ベイスターズに敗れ、3位ジャイアンツとの差を再び5と広げた。
またまたありがとうベイスター
ズ。恩に着ます。


1998年9月15〜17日 プロ野球セリーグ公式戦 ジャイアンツ VS ベイスターズ(東京ドーム)

第25戦
チーム名123456789
ベイスターズ10100040410斎藤隆
10-5-1
ジャイアンツ0020000002桑田
13-5-0
ホームラン鈴木(尚)15号(1)[桑田]
仁志8号(2)[斎藤隆]
石井(琢)5号(2)[桑田]
ローズ16号(2)[桑田]
<注目点>
  日曜にタイガースを相手にマシンガン打線を復活させた首位ベイスターズ。そして今日ジャイ
アンツ先発・桑田を叩き潰して、遂に完全復活!
38年ぶりの優勝へのカウントダ
ウンが始まった!!もうこうな
ったら行け行けベイスターズ!
!!ジャイアンツをはじめ5球
団のファンが許さなくても、僕
は許すぞ!!!!(もおヤケ)
ベイスターズはこれで今期の対ジャイアンツ戦の勝ち越しを決めた。
しかしそれにしても、
茂雄の続投が決まった途端に3
連敗はないだろうジャイアンツ
ナイン!後ろから野村が迫って
来てるというのに!!下手する
とオーナー自らメイクミラクル
(森監督逆転就任)を炸裂する
ぞ!!!だけどこの期に及んで
金石を出すたぁ、茂雄はベイス
ターズを優勝さすという大いな
る意志からの電波を受けてるよ
絶対!!!!
  ちなみに3位ジャイアンツと4位スワローズとのゲーム差はドラゴンズのおかげで4のまま。
第26戦
チーム名123456789
ベイスターズ1000010002五十嵐
4-2-0
ジャイアンツ00200001X3河野
3-0-1
槙原
6-4-16
ホームラン仁志9号(1)[戸叶]
松井31号(1)[戸叶]
<注目点>
  昨日猛威を振るった首位ベイスターズのマシンガン打線は、初回に1点を先制したものの、昨日
の猛威を感じさせるものではなかった。3連敗中のジャイアンツは制球に苦しむ苦手・戸叶に対し
て1、2回にチャンスを潰したが、3回に仁志、松井の2本のホームランで逆転した。6回にベイスタ
ーズが同点に追いついてから、緊迫した試合展開となった。ベイスターズも持ち前のしぶとさで
攻めるが、ジャイアンツの西山一宇、河野が何とかしのいでいった。そして8回、ジャイアンツは
清原、高橋由伸、元木の3連打で再び勝ち越した。そのときの高橋由伸、元木のヒットは芸術的な
バッティングだった。最後は槙原が3人で絞めて連敗を止め、65勝目をゲットした。

ベイスターズの皆さんだうもす
いましぇん。どうしてもスワロ
ーズを引き離したいものでねぇ
ー。ついでだけど明日も勝たせ
てね!!べイスターズの皆さん
にはまだまだ残り試合たっぷり
あるから、そこで勝ちを拾って
ね!!(^ −)
  4位スワローズとのゲーム差はドラゴンズのおかげで5に広がった。
第27戦
チーム名123456789
ベイスターズ0040101006野村(弘)
12-8-0
ジャイアンツ0000000011岡島
2-6-0
ホームラン仁志10号(1)[野村(弘)]
<注目点>
  先発・岡島が2回を終えた時点
で球数41球というノーコンで、
打線が仁志の3試合連続を含め
ても3安打で、どうやったらベ
イスターズに勝てるって言う
ねん!(−−#凸)
これでジャイアンツは今期の対ベイスターズ戦を12勝15敗の負け越しで終えた。ジャイアンツの
残り試合は11(スワローズ2、カープ5、タイガース4)となった。
  4位スワローズがドラゴンズに勝ったため、ゲーム差を4に縮められたが、その代わり首位ベイ
スターズとドラゴンズとのゲーム差は3.5に広がった。

あと3勝でシーズン勝ち越し
あと5勝で70勝
あと10勝で75勝
がんばれジャイアンツ!!


1998年9月12〜13日 プロ野球セリーグ公式戦 ジャイアンツ VS ドラゴンズ(東京ドーム)

第26戦
チーム名123456789
ドラゴンズ0300000003山本(昌)
8-8-0
宣銅烈
3-0-25
ジャイアンツ0010000001三沢
3-4-3
ホームラン
<注目点>
  首位ベイスターズは最下位タイガースに思わぬ敗戦を喫した。
  6連勝のジャイアンツとドラゴンズの最終2連戦の緒戦は、序盤に点を取ってからはともにまず
い攻めに終始した。ジャイアンツは3回1点返した後2アウトながら満塁で広沢がレフトフライに倒
れ、以降はドラゴンズ先発・山本昌広に抑え込まれた。ドラゴンズも、2回に水曜にリリーフで投
げて中2日のジャイアンツ先発・三沢から山本昌広の先制2点ツーベースなどで3点取ってからは、
5、6回に2度の満塁のチャンスを今日はコントロール
、切れともに悪い2番手河野を
相手にことごとく潰しまくるという、何とも両チームのファンにとってフラストレ
ーションの溜まる試合だった。しかしドラゴンズは山本昌広−落合英二−宣銅烈で2点を守り切っ
て(というより何も工夫もなしにジャイアンツが点を取らなかったといった方が正しいだろう)、
今期の対ジャイアンツ戦勝ち越しを決めた。連勝が6で止まった理由は、まさか
茂雄の続投が決まったからって
安心しきったということなのか
?でも油断するとオーナーが茂
雄の続投を取り消して森に交代
なんてこともないわけではない
のに・・・・・・・・。
ジャイアンツは2位ドラゴンズとのゲーム差を2に広げられ、首位ベイスターズとのゲーム差は6、
4位スワローズとのゲーム差は5のまま。
第27戦
チーム名123456789
ドラゴンズ0142000000野口
13-7-0
宣銅烈
3-0-26
ジャイアンツ2000010100小野
2-7-0
ホームラン山崎23号(1)[小野]
山崎24号(3)[岡田]
立浪8号(1)[岡田]
<注目点>
  ルーキー・高橋由伸が2週間ぶりにスタメン復帰していきなりタイムリーを放ち、7回に怪我か
ら復帰のエース・斎藤雅樹が登板した。が、
茂雄の続投が決まった途端にこ
れかい!?(T T#凸)
今日の試合は、ピッチャーがコントロールに苦しんでストライクを入れに行って一発食らい、打
線がつながりを欠く負けパターン。来期このようなまずい試合を完全になくすためには、
森祇晶氏の助監督就任が必要と
思われる。いや、是非!!
とりあえずジャイアンツは今期の対ドラゴンズ戦を12勝15敗の負け越しで終え、首位ベイスター
ズと7ゲーム差とし、4位スワローズのゲーム差を4と縮められた。ジャイアンツは2年連続Bクラ
ス落ちを阻止するために、火曜からベイスターズを叩き潰さなければならなくなった。


1998年9月9日 アメリカメジャーリーグ マーク=マクガイア 年間ホームラン62本の世界新記録

地元セントルイスでのカーディナルス VS カブスでカーディナルスのマーク=マクガイア一塁 手は4回2アウトランナーなしでレフトスタンドにライナーで飛び込む第62号ホームランを放ち、 ロジャー=マリス(ヤンキース )が打ち立てた年間ホームラン 記録(61本)を37年ぶりに更新 した。 ダイヤモンドを一周するとき、マクガイアは一塁ベースコーチに、相手カブスの内野手全員や 捕手に握手と抱擁を交わし、そしてホームラン記録をともに争っていたサミー=ソーサ外野手と も抱擁を交わした。さらに自分の息子やロジャー=マリスの遺族の方々と熱い抱擁を交わした。 まさに全米が待ち望んでいた至 福の瞬間だった。

1998年9月8〜10日 プロ野球セリーグ公式戦 ジャイアンツ VS カープ(東京ドーム)

第20戦
チーム名123456789
カープ0100000001黒田
0-2-0
ジャイアンツ10010200X4桑田
13-4-0
西山(一)
3-2-4
ホームラン江藤21号(1)[桑田]
<注目点>
  ジャイアンツは3連勝でカープを迎えた。初回ジャイアンツは仁志2塁打、後藤送りバント、松
井1塁ゴロという森野球のような点の取り方
で先制した。しかし先発・桑田の失投を江藤がレフトスタンドへ運んですぐ同点に。その後
カープの赤ヘル打線が攻勢をかけるものの、何とか桑田がかわしていった。カープ先発・黒田を
打ちあぐねていたジャイアンツは4回ダンカンが勝ち越しタイムリーを放った。そのダンカンは6
回、1アウト1塁で前田の当たりを弾いて元木に送りゲッツーを取る妙技を見せた。この妙技で流
れはジャイアンツに傾いた。桑田は8回ノーアウト2塁で中指の肉刺(まめ)をつぶして降板した
が、後を継いだ西山一宇がその後をピシャリと抑えて、桑田はハーラーダービートップに1勝差の
13勝目を挙げた。
第21戦
チーム名123456789
カープ3001000105佐々岡
4-10-6
ジャイアンツ20201010X6河野
2-0-1
槙原
6-4-14
ホームラン江藤22号(3)[岡島]
清原22号(2)[佐々岡]
<注目点>
  何とかしても勝ちたいジャイアンツだったが、勝てていない岡島を先発に立てざるを得なかっ
た。その岡島はコントロールに苦しんだ挙げ句江藤に先制3ランを食らうわ、佐々岡にタイムリー
を食らうわシッチャカメッチャカ。しかし清原を中心とした打線が取られても取り返していった。
そして先発に回った三沢までもをつぎ込むなりふり構わぬ継投でリードを守りぬき、何とか1点リ
ードで槙原につないで見事逃げ切った。でも考えてみると、清原や江藤はマクガイアを見たのか、
いいホームランを打ってたなぁ。
  一方首位ベイスターズはスワローズに思わぬ敗戦を喫した。
何で戸叶打てるんだよ!?
(_ _#凸)
そのためベイスターズとジャイアンツのゲーム差が7に縮んだ。
第22戦
チーム名123456789
カープ0020002206玉木
6-4-2
ジャイアンツ11003011X7西山(一)
4-2-4
槙原
6-4-15
ホームラン清水11号(1)[山内]
前田(智)24号(2)[入来]
<注目点>
  今期初の6連勝を狙うジャイアンツだったが、今日の先発・入来はストレートが命のピッチャー
で、ストレートに強いバッターの多い赤ヘル打線に挑むということは自殺行為に等しかった。2点
リードしても前田智徳の2ランで追いつかれ、3点リードした7回に2点取られる始末。しかも2点リ
ードの8回、河野が金本を四球で歩かせると、よりによって茂
雄が西山一宇を4連投させると
いう、「今年はこれやったおか
げで首が飛びかけてんだろーあ
ーた!!」(T T#凸)とい
う采配をかまし、西山一宇が江藤、緒方、浅井の3連打を浴
びて同点に追いつかれてしまった。しかし8月30日から腰痛で休んでいた高橋由伸を代打に送った
途端、流れがジャイアンツの方に傾き、2アウトから仁志が四球、後藤がヒットで1、3塁のチャン
スを作り、ここまで3打数ノーヒットだった松井がタイムリーを放ち再びリードした。し
かし、さすがに3連敗したくな
いカープが2アウトながら1、2
塁のチャンスをつかんで粘りを
見せたが、何とかストッパーの槙原が逃げ切った。これでジャイアンツ
は今期初の6連勝と貯金9を達成した。
  一方首位のベイスターズはスワローズに連敗して、2位ドラゴンズとのゲーム差を4.5、3位ジ
ャイアンツとのゲーム差を6とした。


1998年9月4〜6日 プロ野球セリーグ公式戦 スワローズ VS ジャイアンツ(神宮)

第23戦
チーム名123456789
ジャイアンツ2000000002入来
5-2-0
槙原
6-4-12
スワローズ1000000001伊藤(智)
4-9-3
ホームラン
<注目点>
  昨日のタイガース戦で思わぬ敗戦を喫したスワローズは1日で4位へと転落した。
タイガースに感謝!!
  3位生き残り決定戦となったこのカードは、両先発の立ち上がりの悪さから予断の許さない展開
になるかと思いきや、両先発ともリズムが目茶苦茶ながらも粘りと意地のピッチングで初回の失
点だけで抑えていた。6回2アウトからピンチを迎えたジャイアンツは、先発・入来からスパッと
西山一宇に代えピンチを脱した。その西山一宇も7回をパーフェクトに抑えたものの、8回に2アウ
ト満塁、代打・秦の大ピンチを迎えた。しかし成長した西山一宇はこのピンチを見事抑え切った。
一方のスワローズ先発・伊藤智仁も序盤はオタオタだったが、中盤から終盤にかけては好投した。
そしてジャイアンツは最小得点差を守り切るべく槙原を投入した。待ち構えるはアンソニー、古
田、稲葉の「いつ一発が出るかわからない」スワローズ・クリーンアップ。アンソニーを三振に
切ったものの、古田に対しては落ちないフォークを叩かれあわやスタンドインのレフトフライ、
稲葉に対してはフォークの落ちが悪く2−3までカウントを悪くしたが、何とか三振に切って無事
逃げ切った。清水の2点タイムリーなど3安打だけでジャイアンツ打線を抑えていたスワローズは
それを遥かに上回る7安打を放ちながらも、13残塁の拙攻が響いた。
まさに薄氷を踏む勝利だった。
  首位攻防戦のドラゴンズ VSベイスターズ (名古屋ドーム)は延長10回の末、2−5でベイス
ターズが緒戦を取った。しかも佐々木様は通産200セーブを達成されました。
第24戦
チーム名123456789
ジャイアンツ1010000305三沢
3-3-3
槙原
6-4-13
スワローズ0000001023エーカー
0-2-0
ホームラン仁志7号(1)[エーカー]
池山16号(2)[河野]
<注目点>
  今日を勝つと何と60勝になるジャイアンツは1回に清原の犠牲フライ、3回に仁志のホームラン
で2点をリードしたものの、5回、6回に追加点のチャンスがありながら得点できず、逆に7回に1点
差にまで詰め寄られた。そして8回、ようやく3度目の正直で3点を追加した。4点差がついて、河
野が投げて、このままで終わるかと思いきや、古田四球の後の池山の2ランでスワローズのイケイ
ケムードに。今日の登板はないと思っていた槙原が急遽マウントに上がりすぐさま代打・秦を歩
かせ、宮本のセカンドゴロをゲッツーにできず、しかも代打の小早川の登場。しかし小早川が打
ち損じて何とか逃げ切った。スワローズはいいムードで試合を終われたのに対し、追加点が取れ
ない、3番4番が不発、高橋由伸が欠場、投げさせないで済む展開で槙原を連投させてしまったな
ど、いいとこなしのジャイアンツ。負けなかっただけでもマシだったというくらい悪い内容だっ
た。
ったく、森監督に鍛え直しても
らった方がええんとちゃうかお
いっ!?(_ _#凸)
  首位攻防戦のドラゴンズ VSベイスターズ (名古屋ドーム)は、2−3でベイスターズが連勝し
てゲーム差を4とした。
第25戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0123000028小野
2-6-0
西山(一)
3-2-3
スワローズ0000100102渡辺(久)
1-4-1
ホームラン清原21号(1)[渡辺(久)]
松井30号(2)[渡辺(久)]
<注目点>
  思えばスワローズが7連勝し
ている間、日本列島はロクなこ
とがなかった。東日本を襲った
大雨洪水、北朝鮮からのミサイ
ル発射、相次ぐ毒物事件、経済
危機。ほんとロクなことがなか
った。
  スワローズ先発・渡辺久信、ジャイアンツ先発・小野。「一発病」 VS 「ノーコン病」の投げ
合いというとんでもないことになった。しかし先に撃沈したのは「一発病」の方だった。昔の同
僚清原に先制の一発をくらい、絶不調の松井にも一発を食らって3回で轟沈した。一方の「ノーコ
ン病」小野はあまりにもノーコンぶりにスワローズ打線が攻略法を考えられず、いたずらに凡打
を重ねていった。小野は8回2アウトでアンソニーにタイムリーを打たれて146球で西山一宇に後
をまかせた。9回に追加点を入れたジャイアンツだったが、追うスワローズの稲葉、秦、小早川
の代打攻勢などもあって1アウト満塁のピンチを迎えたが、何とか逃げ切った。最後はハラハラ
したものの、ジャイアンツは入来、三沢、小野の「3バカトリオ」「未来の3本柱」の好投でスワロ
ーズを3タテして今シーズンのスワローズ戦の勝ち越しを決めた。
これで日本は安心だ!
(そうなん?)
  首位攻防戦のドラゴンズ VSベイスターズ (名古屋ドーム)は0−2で、佐々木様の3連
投もあって、ベイスターズが3連勝してゲーム差を5とした。ベイスターズは火曜から落ち
目のスワローズと対戦する。


1998年9月1〜2日 プロ野球セリーグ公式戦 ベイスターズ VS ジャイアンツ(横浜)

第23戦
チーム名123456789
ジャイアンツ00020314010桑田
12-4-0
ベイスターズ0200100025斎藤隆
8-5-1
ホームラン後藤1号(2)[斎藤隆]
清原20号(1)[斎藤隆]
仁志6号(1)[島田]
松井29号(1)[阿波野]
<注目点>
  4位スワローズに追い上げられている3位ジャイアンツは、ここのところ下降気味の首位ベイス
ターズとの2連戦を戦うこととなった。
  2点を先制されながらもジャイアンツはすぐに同点に追いつき、1点リードされた6回、腰痛で
欠場の高橋由伸に代わってスタメンライトの後藤が今シーズン初ホームランで逆転し、清原の前
人未踏の13年連続の29号ホームランで更に突き放した。その後仁志と松井のホームランなどでベ
イスターズを完全に叩きのめした。一方ベイスターズは、7回のノーアウト1塁で井上のライト前
ヒットで3塁へ向かった1塁ランナー進藤が高橋由伸に代わってライトを守る後藤の返球に刺され
たり(実際はスライディングの際勢い余って3塁ベースから離れちゃったところを仁志にタッチ
されてアウト)、8回の1アウト1、2塁のチャンスをゲッツーで潰すなどして幾度もチャンスを潰
し、9回に石井の2点タイムリー2ベースで2点返すのが精いっぱいだった。ジャイアンツは首位ベ
イスターズに勝っていい感じで明日を迎えることになった。一方のベイスターズも最終回に2点
返して明日につながる攻撃ができ、明日の先発・戸叶が対ジャイアンツ戦2連勝なので万全な状
態で明日を迎えているだろう。
  2位ドラゴンズはカープに逆転負けして首位ベイスターズとの差を詰められず、4位スワローズ
はタイガースに勝ってジャイアンツにピタリと追走している。ジャイアンツはスワローズに追い
上げられているのに対し、ベイスターズはジャイアンツより10試合多く試合を残していてまだ時
間的余裕があるので、ジャイアンツは明日もぜひともベイスターズを叩きのめしてくれ。
第24戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0000000000岡島
2-5-0
ベイスターズ00010000X1戸叶
6-6-0
佐々木様
1-1-34
ホームラン
<注目点>
  首位ベイスターズは4回に打撃妨害とエラーなどでもらったチャンスで得点した虎の子の1点を、
戸叶−五十嵐−佐々木様の完封リレーで守り切った。また4位スワローズがタイガースに勝ったた
め、ジャイアンツは入れ替わりで4位に転落した。オーナーが茂雄に自身の進退の判断を託した
(というよりヘタに首が切れない)矢先のことだった。
  ジャイアンツは明日休んで金曜からのスワローズ戦にメイクミラクル(2年連続Bクラス阻止&
3位生き残り)を賭けて戦う。


1998年8月28〜30日 プロ野球セリーグ公式戦 ジャイアンツ VS タイガース(東京ドーム)

第21戦
チーム名123456789
タイガース0000001001中込
5-12-0
ジャイアンツ00031600X10入来
4-2-0
ホームラン元木7号(2)[中込]
ハンセン10号(1)[入来]
<注目点>
  ドラゴンズの前にベタな負け方をしたジャイアンツは、首位ベイスターズに連勝したタイガー
スをメッタクソに叩きのめした。今週を4勝2敗で勝ち進みたいジャイアンツは形振り構っていら
れない状態であり、この3連戦は3連勝したいところなので、今日を取れたのが大きいだろう。
ってゆうか、ベイスターズに連
勝しておいて何故ボロ負けする
かタイガース!
  首位のベイスターズはマシンガン打線がカープを撃沈して、2位ドラゴンズとのゲーム差を1.5
とした。
第22戦
チーム名123456789
タイガース0000030003井上
2-7-0
ジャイアンツ00021010X4河野
1-0-1
槙原
6-4-11
ホームラン元木8号(1)[井上]
今岡6号(3)[岡田]
<注目点>
  今日のデーゲームで4位スワローズが2位ドラゴンズに10−6と逆転勝ちして今期初めて勝率を5
割として、とうとうお尻の火が大きくなり出したジャイアンツ(ざけんな星野!(_ _#凸))。
今日はどうしても勝たなければならない一戦だった(ってゆうか、毎試合そうだろが)。
  両チームの先発・三沢と井上はコントロールに気を使って、両チームランナーを出しながら得
点が取れないでいた。しかし4回、意外な人の意外なプレーでジャイアンツが先制した。一塁ラン
ナー清原がバッター高橋由伸の時に盗塁を決め(てゆうかエンドランのサインで高橋由伸が空振
ったから)、久しぶりのスタメンのダンカンが苦手の外角変化球をしぶとくセンター前に弾き返
し先制し(いつもなら空振りするボールをよく・・・)、更に1点を加えた。三沢は自分でもテン
ポの悪さを感じていて、1回以外は毎回ランナーを出していて、5回も2度目の満塁のピンチを迎
え、バッター和田に対してカウントが2−3になった。が、ここはスライダーで三振に斬って取っ
た。すぐその裏に元木のホームランが出て3点差となり、楽勝ペースとなったと思いきや、2番手
岡田がツーアウトランナーなしから、寄りによってピッチャー井上にフォアボールを出し、これ
がもとで今岡に3ランを食らい同点に追いつかれた(岡田殺す!(_ _#凸))。しかしその後
を河野がナイスリリーフを見せて、7回に最近メジャーリーグ・シカゴカブスのスラッガー・サ
ミー=ソーサにハマっている元木がタイムリーツーベースを放って再びリードした。その後は西
山一宇−槙原とつないで逃げ切った。これでジャイアンツは13年連続で対タイガース戦勝ち越し
を決めた。
  一方首位ベイスターズはカープの赤ヘル打線にタコ殴りにされ、自慢のマシンガン打線がカー
プ先発・加藤伸一に完全に沈黙して、0−7で負けた。2位ドラゴンズとのゲーム差を広げられず、
1.5のままとした。
第23戦
チーム名123456789
タイガース0100020115
8-9-0
リベラ
2-3-19
ジャイアンツ1000001002小野
1-6-0
ホームラン桧山13号(1)[小野]
今岡7号(1)[南]
<注目点>
  今週を4勝2敗で勝ち進むために今日は勝ちたいジャイアンツだったが、先発が小野で、しかも
高橋由伸が欠場という厳しい展開だった。何とか1−1で6回を迎えたが、今岡の打球を今日ライト
に入った広沢が取れず、その後のハンセンに勝ち越しのツーベースを打たれてしまう。今日のタ
イガースは新人ながら打率3位と好調の坪井をはじめ打線が元気で、かつソツのない攻めで終盤に
追加点を取り、今までの戦いは何だったのかといういい試合運びをした。それとは対照的にジャ
イアンツは松井、清原といった主軸が不発で、2度の満塁のチャンスを逃した。これでジャイアン
ツは2週連続して6連戦3勝3敗貯金0。
  今日首位ベイスターズの試合はなく、デーゲームで2位ドラゴンズが4位スワローズに延長12回
3−5と連敗した。これで首位ベイスターズは2位ドラゴンズを引き離すことができたが、3位ジャ
イアンツは4位スワローズに1ゲーム差に詰め寄られた。優勝どころか2年連続Bクラス落ちの危機
が・・・。
次のスワローズ戦、期待してい
るぞタイガース!


1998年8月25〜27日 プロ野球セリーグ公式戦 ドラゴンズ VS ジャイアンツ (名古屋ドーム)

第23戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0010001002西山(一)
3-2-2
ドラゴンズ02000001X3正津
5-1-0
宣銅烈
3-0-22
ホームラン
<注目点>
  できればドラゴンズを引きずり落としてベイスターズを援護してほしいジャイアンツだったが、
ドラゴンズに先制された。両先発投手(斎藤雅樹、川上憲伸)のまさかの途中降板があったりし
たものの、同点のまま終盤を迎えると、今期何度も接戦を勝ってきたドラゴンズが勝ち越し、宣
銅烈を投入して逃げ切った。ジャイアンツは打線が不発だった。またジャイアンツは前回のカー
プ戦に続いて、2勝1敗ペースを維持するのに残り2戦を2勝しなければならなくなった(きつぅ〜
)。しかも斎藤雅樹は肉離れ(マジきつぅ〜)。
  首位ベイスターズはタイガーズを14−1とタコ殴りにしたので、2位ドラゴンズとのゲーム差は
2のまま。
すまねぇベイスターズ!!
援護射撃できんかった!!!
<余談>
スワローズ・野村監督とタイガ
ース・吉田監督続投!?
マジ!??
だったら茂雄もOK?
第24戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0000030003桑田
11-4-0
槙原
6-4-10
ドラゴンズ1000000001門倉
7-7-0
ホームラン
<注目点>
  今日と明日を2連勝したいのに、斎藤雅樹のリタイアで窮々のジャイアンツは、初回に先制され
る。しかし6回、松井、清原の連続タイムリー、高橋由伸の犠牲フライで3点を返して逆転した。
先発・桑田はドラゴンズ打線を初回の1点だけに抑えた上、9回には槙原までも投入して逃げ切っ
た。
  首位ベイスターズはタイガーズに2−6で負けたので、2位ドラゴンズとのゲーム差は2のまま。
何とかベイスターズの援護はで
きた!!(^^;)
第25戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0000000000岡島
2-4-0
ドラゴンズ00100210X4山本(昌)
7-8-0
ホームラン山崎18号(2)[岡島]
<注目点>
  今日勝って2勝1敗ペースを守りたいジャイアンツだったが、せっかく先発・岡島が5回まで荒れ
ながらも1安打1失点だけで抑えていたにも関わらず、ドラゴンズ先発・山本昌広に対して7安打を
放ちながら点を取れないでいた。そして岡島はさすがに我慢の限界が来たのか、山崎に2ランを食
らい、打線に見殺しにされた形で降板した。その後落合英二−宣銅烈とつないで宣銅烈にセーブ
を稼がせるつもりが、7回に4点目が入って宣銅烈はセーブを稼げなかった。が、今日投げないと
中3日間が開くので9回に宣銅烈は登板した。6回までで7安打しながら0点のチームが勝ったらさす
がに失礼だよな(というか7安打されても点をやらなかった山本昌広がエースの意地を見せたとい
う見方もできるな)。しかし、
「優勝をあきらめない」と言っ
ときながら、リリーフに川口と
南を送るたぁどおゆうことだぁ
茂雄?(_ _#凸)
  しかも首位ベイスターズはタイガーズに4−7で負けてしまって2位ドラゴンズとのゲーム差を1
にまで縮まられ、4位スワローズが勝って3位ジャイアンツとのゲーム差を1.5にまで縮めてきた。
(まづー)
  今週を4勝2敗で終わらせるには明日からのタイガース3連戦を3連勝しなければならないが、タ
イガースはベイスターズに連勝して波に乗っている。かなりまづい状態である。
  今ジャイアンツに望むことはただ1つ、
75勝まであと20勝。何としてで
もあと13勝して今シーズンの勝
ち越しを決めてくれ!それから
あと7勝上積みしてくれ!!頼
む(m_ _m)!!!


1998年8月21〜23日 プロ野球セリーグ公式戦 カープ VS ジャイアンツ(広島)

第17戦
チーム名123456789
ジャイアンツ3010000004西山(一)
2-1-2
カープ00000053X8小林(幹)
7-6-11
ホームラン金本16号(3)[西山(一)]
<余談>
  甲子園球場では、ベイスターズ・ユースこと横浜高校は兄貴分譲りのマシンガン打線で6点差の
8回から反撃に転じて、明徳義塾高校相手にサヨナラ勝ちした。
<注目点>
  90試合45勝45敗から2勝1敗ペースで勝ち星を稼いでいるジャイアンツは、序盤に4点取って、先
発・岡島が好投して、楽勝ムードだった。しかし7回に赤ヘル打線が爆発した。岡島から2点取って
2人ランナーを残して、代打の金本がここの所好調のリリーフ・西山一宇から3ランを放ち一挙5点
の大逆転を果たした。その後ストッパー・小林幹英がジャイアンツ打線を抑え込んだ。

ベイスターズのマシンガン打線
の凄さのおかげで忘れていたが
、赤ヘル打線の破壊力は日本一
だったのだ。これでジャイアンツは2勝1敗ペースを守るために残り
2戦を2連勝しなければならなくなった。また50敗になって、80勝するにはあと5敗しか負けられ
ず、75勝するにはあと10敗しか負けられない状況になった。ただ、6位タイガーズが4位スワロー
ズを5−4で勝ち、4位とのゲーム差を縮めなくて済んだ。
  首位攻防戦・ベイスターズ VS ドラゴンズ(横浜)は、4−2の9回に佐々木様がドラゴンズのセ
ンターの守備固め要員・大西に2ランを食らい同点に追い着かれたものの、11回ツーアウト満塁か
ら満塁男・駒田のサヨナラヒットで緒戦を取った。
第18戦
チーム名12345678910
ジャイアンツ20100000104槙原
6-4-8
カープ0120000012X6小林(幹)
8-6-11
ホームラン松井28号(2)[山内]
金本17号(2)[入来]
金本18号(2)[槙原]
<余談>
  全国高校野球80回記念大会で、横浜高校が京都成章高校を破って春夏連覇を達成した。そして
決勝戦で登板した横浜高校・松坂大輔投手がノーヒットノーランを達成するというおまけつきだ
った。
<注目点>
  序盤両チームの先発の不調で3回までに3−3という展開だったが、中盤から終盤にかけてはジ
ャイアンツ先発・入来とカープ中継ぎ陣(高橋建、黒田)の緊迫した投手戦を展開した。9回にジ
ャイアンツが勝ち越し、ストッパー・槙原を投入したが、カープが2アウトから同点にし、延長10
回金本のサヨナラホームランが出て連敗。
  首位攻防戦・ベイスターズ VS ドラゴンズ(横浜)は、3−4でドラゴンズが何とか逃げ切った。
第19戦
チーム名123456789
ジャイアンツ02008010011西山(一)
3-1-2
槙原
6-4-9
カープ0005030008加藤(伸)
5-4-0
ホームラン高橋(由)17号(2)[加藤(伸)]
村田(真)7号(4)[高橋建]
高橋(由)18号(1)[黒田]
<訃報>
  昨夜遅く、かつてタイガーズのエースとして活躍した村山実氏が直腸ガンのため亡くなりまし
た。61歳でした。
  村山氏は、住友工業高校−関西大学を経て1959年タイガースに入団。ダイナミックな投球フォ
ーム「ザトペック投法」(「ザトペック」は「人間機関車」と呼ばれたチェコのマラソンランナ
ー)から繰り出される球威のあるボールを武器に、ルーキー時代からチームのエースとして活躍
し、昭和天皇が御覧になられた天覧試合・後楽園球場でのジャイアンツ VS タイガース戦で長島
茂雄選手にレフトスタンドにサヨナラホームランを打たれました。その時のホームランに対して、
「あれはファールや!!」と言い張って、負けん気の強さを証明するエピソードを残した。その
後選手生活を通してタイガーズのエースとして、そして「2代目ミスタータイガーズ」として活
躍し、チーム内では小山、江夏、他チームではO(王)N(長島)とライバルにも恵まれていま
した。通算成績は509試合登板して222勝147敗、防御率2.09で、大学卒入団の投手としては唯一
の200勝投手です。また1970年から3年間選手兼監督もこなし、1988年に再びタイガーズの監督
に就任したこともありました。そして氏のつけていた背番号「11」は永久欠番です。
  ライバルの長島茂雄氏は村山氏の死を悼んでいました。まさに「早すぎる死」でありました。
<注目点>
  さすがに3連敗はできないジャイアンツだったが、2回に高橋由伸の2ランで先制したのも束の
間、4回に先発・三沢が赤ヘル打線の集中打を食らって5点を取られた。5回になって雨で中断し
た際に、「このままノーゲームになんねぇかなー」とジャイアンツファンの頭の中をチキンな考
えがよぎったその後試合は再開して、とんでもないことが起こった。ななんと打順一巡の猛攻で
一挙8点を奪ったのだ。その後カープの追い上げがあったものの、小野−西山一宇−槙原のリレ
ーで何とか逃げ切った。ジャイアンツは、脳ミソ筋肉(金本)の3発のおかげで1勝2敗で3連戦を
終えた。2勝1敗ペースを取り戻すには次のドラゴンズ3連戦を3連勝しなければならない。
  首位攻防戦・ベイスターズ VS ドラゴンズ(横浜)は、1−4でドラゴンズが打ち勝ち、首位と
のゲーム差を2とした。
  またタイガース VS スワローズ(大阪ドーム)は、2−1でサヨナラ勝ちして、村山氏に勝利を
捧げた。


1998年8月21日 東京埴輪スポーツ1周年!! そして・・・(TT)

1998年8月21日に東京埴輪スポーツは創刊1周年を迎えました。そして編集長も生誕26周年も迎 えました。 そして当然の如く、彼女いな い歴26年を迎えることになりま した。 くそぉ〜(TT)

1998年8月18〜20日 プロ野球セリーグ公式戦 ジャイアンツ VS ベイスターズ(東京ドーム)

第20戦
チーム名123456789
ベイスターズ0000020002斎藤隆
7-4-1
ジャイアンツ00210011X5斎藤(雅)
8-7-0
槙原
6-3-7
ホームラン高橋(由)16号(1)[斎藤隆]
<注目点>
  逆転優勝を狙うべく首位ベイスターズに挑むジャイアンツは、小刻みに点を取っていった。3回
と7回に8番村田真一、9番ピッチャーが出塁して仁志が送って2番以降で点を取るという攻撃パタ
ーンで終始試合を有利に進めた。ベイスターズは6回に2アウトランナーなしから満塁のチャンス
を作り進藤のタイムリーで1点差に追い上げたが、2番手西山一宇に後続を断たれた。これでジャ
イアンツは開幕以来の5連勝で、首位ベイスターズとのゲーム差を8.5とした。
  その他のセリーグの試合では、な何とカープがタイ
ガースの連敗を12で止め、
しかもスワローズがドラゴンズに逆転勝ち。っておい!息子
の就職運動はいいんか月見草!
?こんなことしたら星野がクビ
になって息子がドラゴンズに再
就職できんぞぇ!!
第21戦
チーム名123456789
ベイスターズ1003000105戸叶
5-5-0
ジャイアンツ0000000000小野
1-5-0
ホームラン進藤12号(1)[小野]
<注目点>
  首位ベイスターズがチームカラー通りの野球でこの試合を制した。機動力と打線のつなぎで点
を取り、完封ペースで好投していた戸叶を8回までで交代させて五十嵐を投入して完封リレーでジ
ャイアンツ打線を抑えた。ジャイアンツは清原がいなかったとはいえ、攻撃陣が4併殺と振るわな
かった。
第22戦
チーム名123456789
ベイスターズ0020100014野村(弘)
11-6-0
ジャイアンツ03000102X6桑田
10-4-0
槙原
6-3-8
ホームラン清水10号(3)[野村(弘)]
石井(琢)4号(1)[桑田]
松井27号(1)[野村(弘)]
谷繁13号(1)[槙原]
<注目点>
  優勝の可能性がどうなろうと、お客が来る限り戦い続けることを(茂雄によって)義務づけら
れたジャイアンツは清水の3ランで先制するものの、毎度おなじみ
桑田の背信行為炸裂!!
それでも奇跡的に同点止まりで済んでいた6回に、松井が無駄にで
かい一発をかました。
(てっゆうか、でかさはどおで
もいいんだよ。欲しいときに出
なければ意味ねぇよ。)
そして最終回に槙原を投入してこの3連戦を勝ち越した。
  しかし、8回のクロスプレーで傷めた
高橋由伸の左足と、甲子園で17
イニング250球投げた横浜高校・
松坂大輔の右肩が気掛かりだ。
それと、
頑張ってドラゴンズを叩き潰し
ておくれベイスターズ!!


1998年8月14〜16日 プロ野球セリーグ公式戦 ジャイアンツ VS タイガーズ(東京ドーム)

第18戦
チーム名123456789
タイガーズ0200001003メイ
2-6-0
ジャイアンツ00430200X9岡島
2-3-0
ホームラン高橋(由)14号(2)[メイ]
元木6号(1)[メイ]
<注目点>
  「死のロード」に出て9連敗のタイガーズに何としてでも3連勝したいジャイアンツだったが、
早々に2点を先制される。しかしここでタイガーズに負けるとファンに何をされるかわからないジ
ャイアンツは、3回にクリーンアップの集中砲火をタイガーズ先発・メイに食らわせ、その後も鬼
のように追加点を加えて圧勝。先発・岡島に今期2勝目をプレゼントした。そしてタイガーズは見
事なまでの10連敗。
  一方首位ベイスターズはスワローズに敗れて一休み。
第19戦
チーム名123456789
タイガーズ0002200004弓長
1-1-0
ジャイアンツ201100001X5槙原
6-3-6
ホームラン高橋(由)15号(1)[川尻]
桧山12号(1)[入来]
大豊9号(1)[入来]
村田(真)5号(1)[川尻]
清原19号(1)[弓長]
<注目点>
(この試合は見に行きました。これで対タイガース第1戦以来2度目)
  連敗を止めるべく安定度NO.1の川尻を立てたタイガースだったが、その川尻がメタメタで、4回
までに押し出しして2発食らって4失点で降板。しかし一方のジャイアンツ先発・入来もメタメタ
で、2発食らった上に同点に追いつかれて5回途中で降板した。その後両軍とも2番手以降が好投し
た。ジャイアンツに至っては抑えの槙原まで投入した。ジャイアンツは何度かチャンスを潰して9
回裏、松井が倒れてツーアウト、またもチャンスを潰すかと思いきや、な何と清原が右中間スタ
ンドへサヨナラホームランを叩き込んだ。そして川相の通算452犠打の日本新記録とタイガーズの
11連敗の球団ワースト新記録に花を添えた。
  しかしなぁ、
タイガース相手に互角の勝負を
するとは、一体どうゆう事よ?
(_ _;)
  その頃首位ベイスターズはスワローズ相手に負けて、3連敗の急ブレーキ。しかも2位ドラゴン
ズもカープ相手に急ブレーキ。
第20戦
チーム名123456789
タイガーズ1100000002井上
2-6-0
ジャイアンツ03201004X10三沢
2-3-3
西山(一)
2-0-2
ホームラン大豊10号(1)[三沢]
村田(真)6号(3)[井上]
<注目点>
  11連敗と泥沼のタイガースは、ジャイアンツのプロ入り初先発の三沢から2点を先取した。さす
がに相手が谷間のピッチャーを出してきたからここで連敗を止めようとしていたタイガーズだった
が、悲しいかなタイガースの先発
も谷間の井上だった。
当然井上は村田真一の3ランなど5失点で撃沈した。一方タイガース打線も立ち直った三沢と西山
一宇の前に沈黙。タイガースはものの見事に12連敗を喫した。おかげでジャイアンツは久方ぶり
の4連勝。
  一方首位のベイスターズは連敗を3で止めた。2位ドラゴンズとのゲーム差は4ゲーム、3位ジャ
イアンツとのゲーム差は9.5ゲーム。


1998年8月11〜13日 プロ野球セリーグ公式戦 ベイスターズ VS ジャイアンツ(横浜)

第17戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0000001001斎藤(雅)
7-7-0
ベイスターズ10100200X4斎藤隆
7-3-1
佐々木様
1-1-31
ホームラン石井(琢)2号(1)[斎藤(雅)]
<注目点>
  逆転優勝を狙うためにはベイスターズとの直接対決を1つも落とせないジャイアンツだったが、
ベイスターズの斎藤隆−佐々木様の後輩・先輩リレーの前に抑え込まれ、自力の逆転優勝がなく
なった(残りの直接対決を全勝してもベイスターズを上回ることがないため)。6回に代打を出
して斎藤雅樹を早めに降板させたのが腑に落ちないが、斎藤隆と佐々木様の前では全くの無意味。
8月9日にカープ相手に延長15回まで戦って15回に一挙8点取る今のベイスターズはまさに無敵状
態。
  しかし「諦める」と「途中で投げ出す」と「棄権」という言葉が辞書にない茂雄のことだ、135
試合が終わるまではナインに全力でプレーすることを命ずることだろう。ファンもそんな茂雄と
ともに残り試合を戦ってほしい。
  でもここまで来たら、ベイスターズの37年ぶり優勝を是非ともアシストしてほしい。走塁でプ
ロであるまじきボーンヘッドするドラゴンズなんぞに逆転優勝させたくはない。
第18戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0000000000小野
1-4-0
ベイスターズ00001000X1戸叶
4-5-0
佐々木様
1-1-32
ホームラン
<注目点>
  この試合は見ていないので、コメントすることはありません。ただこれでジャイアンツは借金
1になり、3位以下が借金生活となった。
第19戦
チーム名123456789
ジャイアンツ1211010006桑田
9-4-0
槙原
5-3-6
ベイスターズ0020100104野村(弘)
11-5-0
ホームラン野村(弘)1号(1)[桑田]
松井25号(1)[野村(弘)]
松井26号(1)[横山]
鈴木(尚)14号(1)[桑田]
<注目点>
  ジャイアンツは何とか3連敗&借金生活からオサラバした。桑田の粘投と松井の2発でベイスタ
ーズに勝った。
  しかし
勝ってホッとするなんて、ジャ
イアンツはあんまり誉められる
もんじゃないな。
  今週を2勝1敗ペースで勝ち進むためには、明日からのタイガース3連戦を3連勝するしかない。


1998年8月7〜9日 プロ野球セリーグ公式戦 ジャイアンツ VS ドラゴンズ(東京ドーム)

第20戦
チーム名123456789
ドラゴンズ0001010013山本(昌)
6-8-0
ジャイアンツ10210030X7桑田
8-4-0
ホームラン仁志5号(1)[山本(昌)]
松井23号(2)[山本(昌)]
松井24号(1)[山本(昌)]
種田2号(1)[河野]
<注目点>
  ジャイアンツは45勝45敗の貯金0で2位ドラゴンズとの3連戦を迎えた。ジャイアンツ先発・桑
田はオタオタながらも我慢のピッチングを展開した。そしてドラゴンズ先発・山本昌広を松井が
2発で沈めた。
  ジャイアンツはこの試合を含めて残り45試合。35勝10敗で進めると80勝55敗となるが、ここは
無理せずに2勝1敗ペースの30勝15敗で進めて、75勝60敗を目指して行った方が良いだろう。
第21戦
チーム名123456789
ドラゴンズ1000100103山田洋
2-2-0
落合(英)
2-2-5
ジャイアンツ0100000001岡島
1-3-0
ホームラン
<注目点>
  ドラゴンズは投手リレーで少ないリードを守り切った。ジャイアンツは先発・岡島の7回2失点
の好投ながらまた貯金0。
第22戦
チーム名123456789
ドラゴンズ0001000001川上
10-4-0
ジャイアンツ10010010X3入来
3-2-0
槙原
5-3-5
ホームラン清原17号(1)[川上]
種田3号(1)[入来]
清原18号(1)[川上]
高橋(由)13号(1)[川上]
<注目点>
  ジャイアンツは難敵・川上を清原の2連発と、対川上18打数ノーヒットの高橋由伸の19打数目に
出た初ヒットのホームランで攻略した。先発・入来は少ないリードを守り切り、槙原につないで逃
げ切った。ジャイアンツは久しぶりの3連戦勝ち越し。


1998年8月4〜6日 プロ野球セリーグ公式戦 ジャイアンツ VS カープ(東京ドーム)

第14戦
チーム名123456789
カープ0002021005大野
3-2-0
ジャイアンツ30000003X6岡田
1-1-0
河野
0-0-1
ホームラン清原15号(2)[佐々岡]
浅井6号(2)[斎藤(雅)]
前田(智)15号(1)[斎藤(雅)]
高橋(由)12号(3)[大野]
第15戦
チーム名12345678910111213
カープ10320001000029玉木
4-2-1
ジャイアンツ00001010500007岡田
1-2-0
ホームラン清原16号(1)[ミンチー]
仁志4号(3)[小林(幹)]
第16戦
チーム名123456789
カープ0000021025山内
2-5-0
ジャイアンツ0000001001小野
1-3-0
ホームラン前田(智)16号(2)[三沢]
<注目点>
  私用により、8月4〜6日のコメントは休ませて頂きました。


1998年7月31〜8月2日 プロ野球セリーグ公式戦 タイガース VS ジャイアンツ(甲子園)

第15戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0000000101ガルベス
9-7-0
タイガース10103100X6
6-7-0
ホームラン大豊6号(1)[ガルベス]
大豊7号(3)[ガルベス]
坪井2号(1)[ガルベス]
<注目点>
  好調タイガースにおいて、1人蚊帳の外だった大豊がついに爆発した。ジャイアンツ先発・ガ
ルベスから2打席連続アーチを放って4打点の大爆発。今までナインやファンから冷たい目で見ら
れていただけに、感激もひとしおだろう。その後6回にはガルベスが逆ギレの末爆発し、マウン
ドから降りる際に審判にボールを投げて退場処分をくらった。

てゆうか、逆ギレしたいのはフ
ァンの方なんですけど・・・・
(_ _##)
第16戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0000201003桑田
7-4-0
タイガース0001000001中込
5-9-0
ホームラン
第17戦
チーム名123456789
ジャイアンツ2000000103野村(貴)
1-4-4
タイガース00001104X6吉田(豊)
4-3-0
リベラ
2-1-15
ホームランハンセン8号(1)[岡島]
<注目点>
  私用により、8月1、2日のコメントは休ませて頂きました。


ハニスポの記事(5−7月)