ハニスポの記事 (1998年5−7月)
1998年7月28〜30日 プロ野球セリーグ公式戦 スワローズ VS ジャイアンツ(神宮)
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ジャイアンツ | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 6 | 負 | 斎藤(雅) 7-6-0 | ||
スワローズ | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | X | 7 | 勝 | 川崎 10-6-0 | S | 山本樹 4-0-3 |
ホームラン | 村田(真)3号(1)[川崎] 古田6号(3)[斎藤(雅)] 松井22号(1)[川崎] 村田(真)4号(3)[川崎] |
<注目点> ジャイアンツは必勝を期して斎藤雅樹を先発に立てたものの、6回7失点と打ち込まれ、打線も 苦手川崎を8回で6点取ってKOしたものの後が続かず3連敗。7月が終わるまでこの苦闘は続きそう だ。 一方首位ベイスターズは、先発に好調野口を立てて必勝を期した2位ドラゴンズに2−3で負け、 連勝が10でストップし、2位ドラゴンズとのゲーム差を4、一応3位のジャイアンツとのゲーム差 を8.5とした。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | ||||
ジャイアンツ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 4 | 勝 | 入来 2-2-0 | ||
スワローズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 負 | 広田 1-2-0 | ||
ホームラン | 石井(浩)4号(4)[山本樹] |
<注目点> 今日負けると貯金0となるジャイアンツの先発は入来。対するスワローズの先発はエーカー。こ の両先発を見たら、ジャイアンツの4連敗と貯金0は決定と見るのが普通の野球ファンの予想であ る。しかし入来は、今までリリーフで打ちまくられているのが嘘のような粘投で9回を無失点で抑 えた。まさに全盛期のブロス(現・ライオンズ)よろしく力投するエーカーに対して一歩も引か ぬ気迫があった。 その入来の熱闘に報いるべく、10回1アウト満塁に「心の超兄 貴」石井浩郎の一撃が炸裂し た!! これでジャイアンツの連敗は3でストップ。 一方首位ベイスターズは、2位ドラゴンズに思わぬ逆転負けをくらい、1ヶ月ぶりの連敗で、2位 ドラゴンズとのゲーム差を3、一応3位のジャイアンツとのゲーム差を7.5とした。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ジャイアンツ | 雨天中止 | |||||||||||||
スワローズ | ちゅーしーちゅーしー | |||||||||||||
ホームラン |
<注目点> 9連戦の強行日程のジャイアンツは、この雨で貴重な中休みを得た。ジャイアンツは明日からカ ープを3タテしたタイガースと3連戦。 <お詫び> 7月27日の試合の<注目点>で、「ドラゴンズは明日からのベイスターズ3連戦」と書き ましたが、ドラゴンズ VS ベイスターズは28、29日の2連戦の間違いでした。この場を借 りてお詫び致します。1998年7月25〜27日 プロ野球セリーグ公式戦 ドラゴンズ VS ジャイアンツ(名古屋ドーム)
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ジャイアンツ | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 4 | 勝 | ガルベス 9-6-0 | S | 槙原 5-3-4 |
ドラゴンズ | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 3 | 負 | 山田洋 1-1-0 | ||
ホームラン |
<注目点> オールスターで趙成aが破壊された上に9連戦と、踏んだり蹴ったりのジャイアンツの後半戦ス タートはまさにヨレヨレ勝利。7回愛甲のタイムリーツーベースで2点差1アウト2、3塁の場面、続 く立浪がセンター前にヒットを打ったものの、ライナー性の当たりで取られるかどうかわからな かった3塁ランナー中村が松井の前に打球が落ちてから3塁からスタートしたために松井の返球に 刺されてアウト。8回1点差2アウト2、3塁カウント2−3で槙原のへぼへぼフォークを中村がジャス トミートしたものの、その打球はショート川相のグラブに入っていった。こうしてジャイアンツ は、ドラゴンズの1アウト3塁で0点と1アウト2、3塁から1ヒットで0点というまずい攻めなどのお かげで勝ち星を拾った。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ジャイアンツ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 負 | 桑田 6-4-0 | ||
ドラゴンズ | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | X | 2 | 勝 | 山本(昌) 5-7-0 | ||
ホームラン |
<注目点> ジャイアンツ打線はドラゴンズ先発・山本昌広の前に零封。そしてジャイアンツ先発・桑田が 珍しくも7回2失点で投げ終えた。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ジャイアンツ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 負 | 岡島 1-2-0 | ||
ドラゴンズ | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 | 0 | X | 6 | 勝 | 川上 9-3-0 | ||
ホームラン | ゴメス14号(1)[岡島] ゴメス15号(3)[南] 松井21号(1)[川上] |
<注目点> 投手陣が苦しく、より一層の奮起が必要とされているジャイアンツ打線だったが、ドラゴンズ 先発・川上の前に抑え込まれた。ジャイアンツはこの敗戦で自力優勝が消滅してしまった(らし い)。 この3連戦を見た限り、ジャイアンツはまず当然として、ドラゴンズも優勝は無理ではないかと 思った。何せ土曜日の試合の中村の本塁憤死がいつまでも頭から離れることがなく、「こんなボ ーンヘッドするチームがベイスターズを倒すことは不可能」ということを確信した。しかもドラ ゴンズは明日からのベイスターズ3連戦に、野口はいいとして、門倉、今中で挑もうというのは、 ベイスターズをなめているとしかいいようがない。これでベイスターズの優勝は決まったような ものだ。1998年7月21〜23日 プロ野球 フレッシュオールスター & オールスター
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
イースタン | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 1 | 2 | 0 | 0 | 6 | 厚沢[F]−寺村[M]−三上[S]−土居[L]− 負:神田[Bs]−平松[G]−鳥谷部[L] |
ウェスタン | 0 | 0 | 4 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | X | 7 | 長谷川[C]−真木[Bu]−山岡[T]− 勝:木村茂[H]−川口[Bw]−S:大塔[D] |
ホームラン | ケサダ[C](2)[寺村] | ||||||||||
MVP | ケサダ[C] |
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
パリーグ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 負:高村[Bu]−ウィン[Bw]−金村[F]− 武田[H]−デニー[L] |
セリーグ | 1 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 4 | 勝:川上[D]−ミンチー[C]−野口(茂)[D]− 小林[C]−S:佐々木様[Bs] |
ホームラン | 松井1号[G](1)[高村] | ||||||||||
MVP | 川上[D] |
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
セリーグ | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 川村[Bs]−斎藤(雅)[G]−川崎[Sw]− 川尻[T]−趙成a[G] |
パリーグ | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 小宮山[M]−岩本[F]−黒木[M]−森[L]− 関根[F]−西村[H]−大塚[Bu] |
ホームラン | 松井2号[G](2)[岩本] 大村1号[Bu](1)[川村] | ||||||||||
MVP | 松井[G] |
1998年7月20日 プロ野球前半折り返し企画 後半戦へ一言
今年のペナントレースは両リーグともに思わぬチームの爆走で前半戦を折り返した。今まで優 勝に縁遠かったセリーグの首位・ベイスターズ、今まで時々は首位争いに加わるものの尻つぼみ が多かったパリーグの首位・ファイターズが後半戦もそのままの勢いで行きそうで、この両チー ムがリーグ優勝すれば日本シリーズ史上最もマニアックなシリーズになるだろう。まぁ、それは それで楽しそうだが・・・。 セリーグではベイスターズをゲーム差4.5で追うドラゴンズが、切り込み隊長・李鐘範のリタイ アでディフェンシブに頑張っている。このままのペースでいいだろう。それに対して首位から大 きく離されているジャイアンツ、カープはベイスターズやドラゴンズのような継投で逃げ切る勝 ち方を真似せずにファイターズのように打線が相手投手を徹底的に叩き潰す戦術で戦うことをお 勧めする。残り2チームはもう終わっているからアドバイスなし。あと茂雄は月見草に無理心中さ れない様気をつけな。 パリーグは2位以下がどこも決め手を欠くので特にアドバイスはなし。ただ、ホークスは20ウ ン年ぶりのAクラス確保へ頑張ってね。1998年7月18〜20日 プロ野球セリーグ公式戦 ジャイアンツ VS スワローズ(東京ドーム)
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |||||
スワローズ | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 負 | 山部 1-4-0 | ||
ジャイアンツ | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1X | 4 | 勝 | ガルベス 8-6-0 | ||
ホームラン |
<注目点> 沈滞ムードのチームを救ったのはやはり「曲者」元木。怪我で戦列を離れていた元木は3回に逆 転タイムリーを放つと、同点で迎えた10回2アウト1、2塁でレフトオーバーのサヨナラタイムリー を放った。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 計 | ||||
スワローズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 勝 | 山本樹 4-0-2 | ||
ジャイアンツ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 負 | 平松 0-1-0 | ||
ホームラン | 副島7号(1)[平松] |
<注目点> ジャイアンツ・斎藤、スワローズ・エーカーの両先発による投げ合いは試合に息苦しくなる程 の緊迫感を持たせた。そしてそれぞれの後を継いだジャイアンツ・槙原、スワローズ・山本樹も 0を積み重ねていった。両軍ともにチャンス(どちらかというとスワローズ)を潰した末の12回、 副島、稲葉と続く左打線用に投入された平松からやっと勝ち越した。この前のベイスターズ戦の こともあり、槙原で副島を抑えられるか疑問が残っていた。ジャイアンツは首位ベイスターズと のゲーム差を6とした。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
スワローズ | 0 | 1 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 6 | 勝 | 川崎 9-6-0 | ||
ジャイアンツ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 負 | 趙成a 7-6-0 | ||
ホームラン |
<注目点> ジャイアンツの先発が疲労が蓄積しまくりの趙成aだった時点で勝敗は決していた。 ジャイアンツは41勝38敗の貯金3、首位ベイスターズとのゲーム差を7としてオールスターを迎 える。1998年7月14〜16日 プロ野球セリーグ公式戦 ベイスターズ VS ジャイアンツ(横浜)
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ジャイアンツ | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 0 | 2 | 7 | 勝 | 佐々木様 1-1-25 | ||
ベイスターズ | 4 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 8 | 負 | 野村(貴) 1-2-4 | ||
ホームラン | ローズ8号(3)[趙成a] 松井19号(4)[三浦] ローズ9号(1)[平松] |
<注目点> ジャイアンツ先発・趙成aはここのところ打線の援護に見放され、しかも今までの疲労が蓄積 されたため10日ぶりの先発となった。間が開きすぎたためか、疲労のためか、2回6失点でKOされ た。そしてベイスターズの権藤監督が2点リードの最終回に佐々木様を投入する大人 げない采配を振るったものの、2アウトから石井浩郎をショート石井琢朗 がエラーで出塁させると、ここのところ精彩を欠く佐々木様は続く仁志を四球で歩かせて、清水 に2−3と追い込みながら切れ味の悪いフォーク が清水のバットに当たってその 打球がセカンドの横を運悪く抜 けってって1点取られ、続く松 井には詰まらせたのが災いして 同点に追いつかれた。しかしその裏に、エラーした 石井琢朗がサヨナラタイムリーを放ってサヨナラ勝ちした。これでジャイアンツは今期初のサヨ ナラ負けを喫した。 ジャイアンツの敗因については、先発・趙成aの不調と言ってはあまりにも今までがんばった 趙成aにかわいそうだし、「7回に平松がローズに一発食わなければ」と いうのもナンセンス。もしかすると佐々木様が1点差で逃げ切ったかもしれないのだ。 それに9回2アウト満塁の場面で高橋由伸と言うのも止めにしよう。ルーキーにあの場面は酷だ。 となると1番の敗因は、 槙原を投入せずに野村貴仁を投 入して、あの勢いを断ち切っ たベンチの責任だろう。 ドラゴンズも負けたために、首位ベイスターズは2位ドラゴンズ、3位ジャイアンツを4ゲーム放 して独走している。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ジャイアンツ | 4 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | 0 | 12 | 負 | 槙原 5-3-3 | ||
ベイスターズ | 0 | 0 | 1 | 5 | 0 | 0 | 3 | 3 | 1X | 13 | 勝 | 五十嵐 0-0-0 | ||
ホームラン | 清原14号(3)[斎藤隆] 松井20号(1)[河原] 鈴木(尚)11号(1)[入来] 高橋(由)11号(3)[阿波野] 佐伯6号(2)[槙原] |
<注目点> 昨日の試合のコメントで「9 回裏は槙原を登板させるべき」 としたが、今日の試合でそれが 誤りであることを思い知らされ た。(TT) 3回終わって6点リードも、毎度おなじみ桑田の背 信行為の前では無意味だった。おかげでベイスターズ打線が大爆発。松井が 20号放とうが、高橋由伸が3ラン放とうが、3点リードで槙原が登板しようが、 6/30に横浜で4点ビハインドの7 回にカープリリーフ陣から一挙 に8点を取り、7/12に帯広で落 合−宣銅烈のドラゴンズ黄金リ レーを叩き潰して6点差を追い ついたベイスターズ打線の障害 ではなかった。両軍合わせて40 本目のヒットを波留が放ち、ベ イスターズは2試合連続でサヨナ ラ勝ちした。 8回に佐伯がライトライナーを打ったものの槙原のボークのおかげで打ち直してホームラン打っ たのに対し、9回に清原がファールフライを打ち上げてサード万永が落球して命拾いしたにも関わ らず三振に倒れたのが、この試合を象徴していたようだった。 これでベイスターズは2位ドラゴンズとのゲーム差を5とし、早くも独走体制に入って、38年ぶ りの優勝へまっしぐら。もう誰にも止められません(TT)。 一応明日の天気予報は雨だが、もし明日試合があれば、茂雄を含むベイスターズ以外のセリー グ5球団の監督のクビが決定的となる。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ジャイアンツ | 雨天中止 | |||||||||||||
ベイスターズ | ちゅーしーちゅーしー | |||||||||||||
ホームラン |
<注目点> フヒー助かった。(^^;)1998年7月13日 サッカー・フランスW杯・決勝 フランス 3−0 ブラジル (サンドゥニ)
サッカー・フランスW杯の決勝戦・フランス対ブラジルは、接戦になるという大方の予想を裏 切って3−0でフランスがブラジルに圧勝し、フランスが地元開催の大会で初優勝を飾った。これ でフランスは7国目の優勝体験国(ブラジル、ドイツ、イタリア、アルゼンチン、ウルグアイ、イ ングランド)となった。 なお得点王は、3位クロアチアのシュケルが6得点で輝いた。 すごいよシュケルさん!!!サッカー・フランスW杯 決勝トーナメント
国名 | 16 | 8 | 4 | 2 | 優勝 |
A1:ブラジル | 4 1 | 3 2 | 1(P4) 1(K2) | 0 3 | フランス |
B2:チリ | |||||
C2:デンマーク | 4 1 | ||||
D1:ナイジェリア | |||||
E1:オランダ | 2 1 | 2 1 | |||
F2:ユーゴスラビア | |||||
G2:イングランド | 2(P3) 2(K4) | ||||
H1:アルゼンチン | |||||
A2:ノルウェー | 0 1 | 0(P3) 0(K4) | 2 1 | ||
B1:イタリア | |||||
C1:フランス | 1V 0 | ||||
D2:パラグアイ | |||||
E2:メキシコ | 1 2 | 0 3 | |||
F1:ドイツ | |||||
G1:ルーマニア | 0 1 | 準優勝 | |||
H2:クロアチア | ブラジル | ||||
3位決定戦 | オランダ | 1(4位) 2(3位) | |||
クロアチア |
1998年7月10〜12日 プロ野球セリーグ公式戦 ジャイアンツ VS タイガース(東京ドーム)
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
タイガース | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 負 | 薮 5-5-0 | ||
ジャイアンツ | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 勝 | 斎藤(雅) 7-5-0 | S | 槙原 5-2-2 |
ホームラン | 桧山10号(1)[斎藤(雅)] 松井17号(2)[吉田(豊)] |
<注目点> タイガース先発・薮に同点タイムリーを打たれるなどしてピリッとしないジャイアンツ先発・ 斎藤雅樹は7回まで何とか持ちこたえた。一方の薮は同点タイムリーを打つほどの気合を見せたが、 5回に自分のワイルドピッチで負け投手となった。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
タイガース | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 3 | 5 | 負 | 船木 0-2-0 | ||
ジャイアンツ | 1 | 4 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | X | 7 | 勝 | ガルベス 7-6-0 | S | 槙原 5-2-3 |
ホームラン | 松井18号(1)[船木] 桧山11号(2)[ガルベス] |
<注目点> タイガース投手陣は、5回までに押し出し2つなどで7点を取られる散々の出来だった。一方のジ ャイアンツ先発・ガルベスは9回に打ち込まれたが、槙原のリリーフを仰いで7勝目を挙げた。ジ ャイアンツ打線は5回以降点が取れなかった。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
タイガース | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 6 | 勝 | リベラ 2-1-13 | ||
ジャイアンツ | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 負 | 野村(貴) 1-3-4 | ||
ホームラン | 和田2号(1)[小野] 平塚3号(2)[小野] 広沢9号(3)[井上] |
<注目点> ジャイアンツ・小野、タイガース・井上の若手投手による先発で始まったこの試合は、5回以 降から接戦になったが、8回ジャイアンツ4番手の岡田が制球に苦しみ2失点で、これが勝敗を決 した。1998年7月7〜8日 プロ野球セリーグ公式戦 ジャイアンツ VS カープ(札幌)
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
カープ | 2 | 1 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 10 | 勝 | ミンチー 8-6-0 | S | 小林(幹) 6-3-7 |
ジャイアンツ | 0 | 1 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 5 | 負 | 桑田 6-3-0 | ||
ホームラン | 前田13号(2)[桑田] 清原13号(1)[ミンチー] 浅井2号(3)[桑田] 高橋(由)10号(1)[ミンチー] |
<注目点> 毎年恒例の札幌シリーズ。桑田は前回に続く毎度御馴染みの「背信行為」で、3回持たずに7失 点だった。しかし岡田−入来−野村貴仁−三沢の踏ん張りと打線の盛り返しで2点差まで追い上げ た。しかしカープ打線が9回に突き放して勝負を決めた。 しかし今日注目の試合はその夜のタイガース VS ベイスターズ戦とブルーウェーブ VSマリーン ズ戦。タイガース VS ベイスターズ戦では よりによってタイガーズが佐々 木様を打ち込んでサヨナラ勝ち するという快挙を成し遂げた! そしてブルーウェーブ VS マリーンズ戦では、 マリーンズが17連敗の日本新記 録を樹立した!
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
カープ | 雨天中止 | |||||||||||||
ジャイアンツ | ちゅーしーちゅーしー | |||||||||||||
ホームラン |
<注目点> 札幌のファンには残念な雨天中止となった。1998年7月4〜5日 プロ野球セリーグ公式戦 ドラゴンズ VS ジャイアンツ(名古屋ドーム)
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ジャイアンツ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 負 | 趙成a 7-5-0 | ||
ドラゴンズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | X | 2 | 勝 | 川上 7-2-0 | ||
ホームラン |
<注目点> ジャイアンツ・趙成a、ドラゴンズ・川上の両先発の投げ合いは、松井、清原、高橋由伸のク リーンアップを完璧に押さえた川上に軍配が上がった。打線の援護のなかった趙成aはこれで3連 敗。川上はプロ入り初完投完封。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ジャイアンツ | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 勝 | ガルベス 6-6-0 | ||
ドラゴンズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 負 | 野口 8-5-0 | ||
ホームラン |
<注目点> ジャイアンツ先発・ガルベスは5回の2点を守り切り、辛抱のピッチングで6勝目をマークした。 打線が多くのチャンスがありながら2点しか取れなかったにもかかわらず、ガルベスは辛抱に辛抱 を重ねた。1998年6月30〜7月2日 プロ野球セリーグ公式戦 スワローズ VS ジャイアンツ(神宮)
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ジャイアンツ | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 6 | 負 | 入来 1-2-0 | ||
スワローズ | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 2 | 2 | 0 | X | 8 | 勝 | 山本(樹) 3-0-0 | ||
ホームラン | 池山11号(4)[斎藤(雅)] 清原12号(2)[広田] 池山12号(2)[入来] |
<注目点> スワローズ先発・石井一久が初回に2連続押し出しとタイムリーで4点取られて2回で降板する と、一方のジャイアンツ先発・斎藤雅樹も切れの無さで4回に池山に満塁弾を食らって沈没した。 そしてリリーフ陣勝負になると、スワローズよりもはるかにジャイアンツが分が悪かった。これ で対戦成績がジャイアンツの8勝7敗になり、6月終わってスワローズから貯金10で月見草休養と いう茂雄の目論見は崩れた(そんなもんあるのか?)。 その頃ベイスターズは、4点ビハインドの7回にカープリリーフ陣から一挙に8点を取るというと んでもない事を仕出かして、 佐々木様に22連続セーブポイン トの日本新記録を作らせた。 と言うより、江藤が3連続ホームラン8打点の荒稼ぎをしながらも負けるというカープの惨状が印 象に残った。 ちなみにドラゴンズは元気なくタイガーズ・川尻−リベラの前に完封負け。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ジャイアンツ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 負 | 桑田 6-2-0 | ||
スワローズ | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | 0 | 0 | X | 7 | 勝 | 川崎 7-5-0 | ||
ホームラン | 真中2号(2)[桑田] 仁志3号(1)[川崎] |
<注目点> ジャイアンツ先発・桑田がまたも「背信行為」を仕出かした。同点で迎えた5回に2点、6回には 何と4点を取られるというていたらく。今期何度目かの桑田の「背信行為」に打線もさすがにやる 気をなくして、スワローズ先発・「巨人キラー」川崎の前に完投負け。せっかく最大4まであった 対スワローズ戦の貯金が0に・・・。好感が持てるベイスターズや金はないけど一生懸命やってる カープに負けるのはいいとして、優勝すると不景気になるあのシワシワお化けのチームにだけは 何があっても負けは許されないというのに・・・・(T T#)。 ちなみにカープはベイスターズに対して11対0で完封勝ちした。さしものベイスターズ打線も11 点差をひっくり返すことはできなかった。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ジャイアンツ | 2 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | 勝 | 小野 1-2-0 | ||
スワローズ | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 負 | 伊藤(智) 2-5-3 | ||
ホームラン | 高橋(由)9号(4)[伊藤(智)] |
<注目点> ジャイアンツ先発・小野、スワローズ先発・伊藤智仁。普通の野球ファンならこれで「スワロ ーズ楽勝」と予想するだろう。しかし野球はそんな予想を容易く裏切った。伊藤智仁はスライダ ー、フォークのコントロールに苦しんで、2点先制された後の2回1アウト満塁から松井に押し出し の死球、清原三振の後の高橋由伸の満塁弾で沈没した。一方の小野は相変わらずのノーコンが効 を奏してスワローズ相手に5回1失点の怪投を見せた。その後ジャイアンツ1制球の良い三沢のまさ かのジェットコースターピッチングもあったが、平松−槙原とつないで逃げ切った。これで小野 はうれしい今期初勝利。対スワローズ戦の貯金を再び1にした。 スワローズはこの3連戦を勝ち越した。これが「スワローズのメイクミラクルの始まり」なのか、 単なる「茂雄に対するシワシワお化けの嫌がらせ」なのか、その答えはこの後の戦いにあるだろ う。1998年6月27〜28日 プロ野球セリーグ公式戦 ジャイアンツ VS ベイスターズ(東京ドーム)
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ベイスターズ | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 勝 | 川村 6-2-0 | S | 佐々木様 0-0-22 |
ジャイアンツ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 | 負 | 趙成a 7-4-0 | ||
ホームラン | 鈴木(尚)8号(3)[趙成a] |
<注目点> ジャイアンツ先発・趙成aは立ち上がりの悪さから鈴木尚典に3ランを打たれたものの、その後 は完璧に押さえ切った。一方ベイスターズは8回2アウトから21連続セーブポイントの日本記録タ イがかかった佐々木様を登場させた。しかし変わりっぱなのダンカンにタイムリーを打たれ、9回 に1アウト2塁のピンチを迎えた。しかし仁志、清水を抑えて、 佐々木様が21連続セーブポイン トの日本記録に並んだ!!
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ベイスターズ | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 5 | 負 | 五十嵐 1-1-0 | ||
ジャイアンツ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 4 | 0 | 0 | 3X | 8 | 勝 | 槙原 5-2-1 | ||
ホームラン | 清原11号(3)[五十嵐] |
<注目点> 現在までのジャイアンツは継投での勝利が少ない。今日の先発。小野が1回2/3で降板した後、 その後を受けた岡田、平松が2回から6回まで0で抑えた。その間に打線が逆転して3点リードした。 しかしそのリードを4番手入来がフイにしてしまった。普通ならそのまま崩れて行くケースだが、 その後の野村貴仁、そしてオールスター前まで抑えを務める事になった槙原が抑え切って、サヨ ナラ勝ちを待った。それに答えるように清原がサヨナラ3ランを放った。これからの事を考えると、 今日のような継投での勝利は大きい。1998年6月26日 サッカー・フランスW杯 1次予選リーグH組 日本1−2ジャマイカ (リヨン) 〜夢舞台の幕は降り〜
決勝トーナメント進出がなくなり、W杯初勝利へと目標を変えた日本は、同じく初勝利を目指 すジャマイカと対戦した。 FW 中山 城 中田 MF 相馬 名良橋 名波 山口 DF 秋田 井原 小村 GK 川口 早く点の取りたい日本だったが、パスミス、トラップミス、シュートミスのオンパレードで、 39分にジャマイカのウィットモアに先制ゴールを許した。日本は悪いところばかりで前半を終え た。 そして後半、早く同点に追いつきたい日本だったが、9分またもウィットモアに決められ2 点差にされた。そこでその後もミスのオンパレードで、後半14分城に代えて呂比須を投入し、 小村に代えて平野を投入した。そして日本の猛攻が始まった。 FW 中山 呂比須 平野 MF 小野 中田 山口 DF 相馬 秋田 井原 名良橋 GK 川口 そして後半30分、呂比須がヘッドを落としたボールを中山が体ごと押し込んで、日本がW杯初 ゴールを取った。その後名波に代えてニューカマー・小野伸二を投入して大攻勢をかけた。残り 11分+ロスタイム3分。しかし同点にできないまま、 日本のW杯が終わった。 日本のW杯の成績は 3連敗でH組最下位だった。 3試合を見て、日本は世間で言うところの「世界の壁」に敗れたのではない。あく まで自らのミスで負けたのだ。 もっと実力が出せたのに出せな かったのだ。 「ご苦労様」とは言えても、「 夢をありがとう」とか「よくや った」とは言えない。 日本はもう明日から2002年への準備を始めなければならない。地元開催で戦う日本は、絶対優 勝を狙えるチームでなければならない。そのためには日本サッカーのトップから変えていかなけ ればならない。もう日本は 「World Cup Cherry」 (W杯童貞)ではないのだ。 岡田監督は勝てなかった責任を取って辞めるだろう。確かに予選を勝ち抜いて悲願を達成した ことは賞賛に値するが、この3試合ではよそ行きの戦いをして負けたことは事実。しかし辞めたこ とだけで責任を果たしたことにせず、日本が勝つのに必要なものは何か、何を手に入れれば勝て るのかを探り当てる行動を始めてほしい。代表監督はおそらく元・名古屋グランパス監督のベン ゲル氏が有力だろう。「日本サッカーの一言居士」セルジオ越後氏の名が挙がっているが、あの お方は外部のチェック機能としてどうしても必要だから監督にはできない。ヴェルディのラモス には経験を積む時間がない。世界を勝ち抜く術を知っている外国人監督はベンゲル氏しかいない。 選手も何人か変わるだろう。GKでは小島がいなくなるものの、川口、楢崎の2人が健在。DFでは 井原、秋田、小村、名良橋といった主力どころと中西がいなくなり、斎藤、相馬は残るかどうか 微妙。MFでは山口がチームを去り、名波、森島、平野、伊東は残るかどうかわからない。FWでは 中山、呂比須が去るだろう。まだ若い城だが、新しい代表入りには世間が許さないだろう。 これからの日本代表の望むべき姿(本誌の偏見)は以下の通り。 DF:4バック MF:4人で組むダイヤモンド FW:「動き回るFW」「とどまっているFW」によるツートップ 以上のことを考慮して新しく入るメンツを予想すると、GKは川口、楢崎の他に若い人材が1、2 名加わり、DFでは現代表の服部そして市川にアトランタ組の松田、鈴木秀人、田中誠や今のユー ス代表が加わるだろう。あとは相馬が残るかどうかである。MFでは小野伸二に、今回選ばれなか った中村俊輔や三浦淳宏、そして「魅惑のレフティー」古賀誠史、稲本に小笠原、中田浩二、本 山のアントラーズニューカマートリオといった若い力が加わって来るだろう。やはり最も補強し たいFWでは案外残る岡野の他は、柳沢、浦和のサード野人・永井、ガンバの高木2世・船越ぐらい しか思い浮かばない(若くて生きの良いFWいないかなー)。そこでふと思ったのは、1.5列目に中 田(英)を入れて攻撃にコクを加えてみるという案はどうだろうか・・・。 そして今回代表落ちしたカズ(2002年時34歳)、前園(2002年時29歳)は加わるかどうか・・ ・・・・ないな多分。 FW 柳沢 船越 中田英 MF 中村 小野 服部 DF 相馬 松田 田中 市川 GK 川口 決勝トーナメント表へ1998年6月23〜25日 プロ野球セリーグ公式戦 カープ VS ジャイアンツ(広島)
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ジャイアンツ | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 2 | 0 | 9 | 勝 | 斎藤(雅) 6-5-0 | ||
カープ | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 4 | 負 | 佐々岡 2-5-6 | ||
ホームラン | ダンカン9号(2)[佐々岡] 野村(謙)5号(1)[斎藤(雅)] 広沢6号(1)[佐々岡] ダンカン10号(1)[富岡] 広沢7号(1)[澤崎] |
<注目点> 内野陣怪我人続出、リリーフ陣崩壊のジャイアンツは、こちらも投手陣壊滅で急降下中のカー プとの「トホホ大戦」に突入した。しかしカープ先発・佐々岡が初回からゲームをブチ壊したの に対し、ジャイアンツ先発・斎藤雅樹が要所を締めるピッチングでジャイアンツのワンサイド勝 ちにした。 その頃名古屋ドームでは、ドラゴンズの切り込み隊長・李鐘範と守護神・宣銅烈が破壊され、 いよいよセリーグは混沌とした泥縄な血戦へと突入することとなる。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ジャイアンツ | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 3 | 0 | 0 | 7 | 勝 | ガルベス 5-6-0 | ||
カープ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 3 | 負 | 加藤(伸) 3-3-0 | ||
ホームラン | 松井15号(2)[加藤(伸)] ペレス1号(2)[ガルベス] 広沢8号(2)[玉木] |
<注目点> ジャイアンツ打線は効果的な追加点で先発・ガルベスを援護した。4回に1点を取られた後の5回、 広沢の犠牲フライと高橋由伸のタイムリーで突き放し、ペレスの2ランで1点差に追い上げられて の7回には、広沢の2ランと永池のタイムリーで再び突き放した。ジャイアンツは終始優勢に試合 を運んでいった。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ジャイアンツ | 2 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 勝 | 桑田 6-1-0 | ||
カープ | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 負 | 黒田 0-1-0 | ||
ホームラン | 松井16号(2)[黒田] |
<注目点> ジャイアンツは先発・桑田の好投で対カープ戦3連勝を飾った。カープは4回以降追加点を取ら せなかったにも関わらず8連敗。1998年6月20日 サッカー・フランスW杯 1次予選リーグH組 日本0−1クロアチア (ナント) 〜残り後1試合に・・・〜
決勝トーナメント進出のためにはもう負けられない日本は、強力な攻撃力を誇る強敵・クロア チアと対戦した。クロアチアはキャプテンのボバンが左足の怪我で欠場した。 FW 中山 城 中田 MF 相馬 名良橋 名波 山口 DF 秋田 井原 中西 GK 川口 前半は日本が押し気味に押しながら、パスミス、クリアミスが多く何度も危ないシーンが多か った。しかし0−0で前半を折り返した。 後半になって攻撃的に出た日本は両サイドを有効に使い、後半15分に岡野を投入したが、それ でも点が取れなかった。そして運命の32分、左サイドからのセンタリングをエース・スーケルに決 められ先制された。その後日本は森島、呂比須を投入したものの点が入らず、2連敗となった。 FW 呂比須 城 岡野 MF 森島 中田 山口 DF 相馬 秋田 井原 中西 GK 川口 これで日本はアルゼンチンがジャマイカに負けない限り決勝トーナメントにいけないことにな った。2試合を見て、敗因は「世界の壁」云々というより、ミスが多い、点を取る執念に欠けると いう日本代表自体の問題である。それでも日本は初ゴール初勝利を目指して6月26日のジャマイカ 戦に望む。 でも1試合でも多く日本の試合が見たかった。1998年6月19〜21日 プロ野球セリーグ公式戦 タイガース VS ジャイアンツ(甲子園)
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ジャイアンツ | 雨天中止 | |||||||||||||
タイガース | ちゅーしーちゅーしー | |||||||||||||
ホームラン |
<注目点>
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ジャイアンツ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 負 | 趙成a 7-3-0 | ||
タイガース | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 2 | 勝 | 薮 4-3-0 | S | リベラ 1-1-9 |
ホームラン |
<注目点> タイガーズの甲子園連敗記録がストップしたのは、やっぱり「伝統の一戦」でだった。タイガ ース先発・薮が8回1アウトまで0に抑え切り、最後はリベラが抑えて甲子園連敗を12でストップさ せた。 これでタイガースファンは久方ぶりの「六甲おろし」を合唱した。このいいムードをサッカー 日本代表につなげてほしかったが・・・。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ジャイアンツ | 雨天中止 | |||||||||||||
タイガース | ちゅーしーちゅーしー | |||||||||||||
ホームラン |
<注目点> 怪我人続出、リリーフ陣崩壊、試合消化が多いジャイアンツにとって、「恵みの雨」となった。1998年6月16〜18日 プロ野球セリーグ公式戦 ジャイアンツ VS ドラゴンズ(東京ドーム)
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ドラゴンズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 | 6 | 勝 | 野口 8-3-0 | ||
ジャイアンツ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 負 | ガルベス 4-6-0 | ||
ホームラン | 高橋(由)8号(1)[野口] ゴメス10号(4)[三沢] |
<注目点> ジャイアンツにとって唯一最大の弱点・抑え不在がこの試合で大きく響いた。先発・ガルベスを リリーフした野村貴仁、三沢と乱調で、三沢にいたっては押し出しと満塁弾と踏んだり蹴ったり の内容だった。おかげでジャイアンツはドラゴンズに首位を明け渡すこととなった。 ただこれからのことを考えると、ジャイアンツの抑えは野村貴仁の復調待ちかつ入来の復帰待 ちで、入来が戻るまでは三沢を起用するのが妥当だろう。それに三沢の不調は、6月2日のベイス ターズで3イニング抑えて疲労が残っているにも関わらずその次の試合で登板させたのが原因であ り、下手に2軍落ちさせると残り試合に三沢が使えなくなる恐れがあるので、まだまだ1軍に残す 必要がある。三沢の代わりなどいないから。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ドラゴンズ | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 負 | 山本(昌) 2-6-0 | ||
ジャイアンツ | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | 0 | 0 | 0 | X | 6 | 勝 | 桑田 5-1-0 | ||
ホームラン |
<注目点> 昨日首位から転げ落ちたジャイアンツは、1点リードの5回2アウトランナーなしから松井、石井 浩郎、広沢と連打が続いて、元木死球の後高橋由伸のツーベースと、久しぶりの打線のつながり で一挙4点を奪取し、先発・桑田は4回に山崎から1500脱三振を奪い、この試合完投勝利で2000投球 回数を達成するなど記録ずくめで、1日で首位を取り戻した。そして何より明日先発の小野(予定) をリリーフするためのリリーフ陣を休めたことが大きかった。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ドラゴンズ | 0 | 2 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 10 | 勝 | 落合 2-2-2 | S | 宣銅烈 2-0-13 |
ジャイアンツ | 3 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 8 | 負 | 野村(貴) 1-1-4 | ||
ホームラン | 松井14号(2)[今中] 中村3号(2)[槙原] 李鐘範9号(2)[槙原] 仁志2号(3)[今中] 山崎9号(3)[野村(貴)] ゴメス11号(1)[川口] |
<注目点> ジャイアンツの今日の先発は小野と思いきや、何と明日の先発のはずの槙原だった。しかしそ の槙原が最悪だった。4回6失点で撃沈した。そして今中もかつてのエースの面影はどこへやら、 こちらも4回7失点で轟沈した。 そして槙原の後を継いだ平松がアレヨアレヨと抑え切り、中継ぎ抑えが弱点のジャイアンツに 新しい中継ぎエース誕生かと思った矢先の8回、野村貴仁がよりによって不振の山崎に逆転3ラン をくらって試合をぶち壊してチームを3位に叩き落とし、逆にドラゴンズが落合−宣銅烈のお決ま りのリレーで締めて首位を奪い取った。 メジャー入りを熱望している野村貴仁だが、 「メジャーのバッティングピッ チャー」の間違いとちゃう? これはもう三沢の復活と入来と織田の1軍昇格を待つしかない。(TT#)1998年6月14日 サッカー・フランスW杯 1次予選リーグH組 日本0−1アルゼンチン (トゥールーズ) 〜やっぱりホロ苦デビュー〜
日本サッカー界にとって歴史的な日が訪れた。初めての世界の舞台に立った日本代表は、過去2 回優勝のアルゼンチンとの緒戦を迎えた。そして歴史の第一歩を踏んだ以下の11人は初勝利を目 指した。 FW 中山 城 中田 MF 相馬 名良橋 名波 山口 DF 秋田 井原 中西 GK 川口 前半の25分までは臆するところなく戦った日本だったが、アルゼンチンが徐々にドリブルと早 いパス回しで撹乱し、前半28分ゴール前でパスを受けたFWバティステュータがボールめがけて飛 び込んでくるGK川口の上を軽く越えるシュートで先制した。その後はアルゼンチンペースになっ たが、日本は何とかしのいでいった。 後半もアルゼンチンが押し気味に試合を進めるが、日本は根気強く守り切った。そのため攻撃 するチャンスが少なく、その少ないチャンスでも日本のシュートはアルゼンチンのゴールマウス に吸い込まれる事はなかった。その後何人か選手を投入したものの(後半22分中山−>呂比須、 後半40分相馬−>平野)、相変わらず点が取れなかった。 FW 呂比須 城 平野 中田 MF 名波 山口 DF 秋田 井原 中西 名良橋 GK 川口 強豪アルゼンチンをたった1点に抑えたものの負けてしまい、世界サッカー史に名を残す事がで きなかった。1998年6月12〜14日 プロ野球セリーグ公式戦 ジャイアンツ VS スワローズ(東京ドーム)
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
スワローズ | 5 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 勝 | 石井(一) 6-2-0 | S | 高津 1-3-2 |
ジャイアンツ | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 負 | 槙原 4-2-1 | ||
ホームラン | 小早川3号(3)[槙原] 松井13号(1)[石井(一)] ホージー6号(1)[槙原] 清水9号(1)[石井(一)] |
<注目点> スワローズ打線が初回、ジャイアンツ先発・槙原に襲い掛かって5点を奪取し、試合を決めた。 まさにスワローズが今までの鬱憤を晴らした試合であり、これからの反撃態勢を固めた。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
スワローズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 負 | 伊藤(智) 1-4-3 | ||
ジャイアンツ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2X | 2 | 勝 | 趙成a 7-2-0 | ||
ホームラン | 元木5号(2)[伊藤(智)] |
<注目点> この試合、ジャイアンツ・趙成a、スワローズ・伊藤智仁の両先発の息詰まる投げ合いが展開 された。そして両先発の明暗が分かれたのが9回。9回表にボークと送りバントで1アウト3塁にホ ージー、度会を連続三振で抑えた趙成aに対して、伊藤智仁は松井、清原を討ち取って代打・後藤 を四球で出した後「曲者」元木の一発に沈んだ。今まで大量リードの中で投げていた趙成aにと って、息詰まる投手戦で勝ったのが彼自身にとって大きな1勝となった。一方負けた伊藤智仁は、 1993.6.9の金沢で1試合16奪三振のセリーグ新記録を達成しながら、篠塚(現・打撃コーチ)に サヨナラホームランを思い出したことだろう。 ジャイアンツにとってはスワローズ戦の連敗を3で止めただけでなく、この3連戦での3連敗の危 機を回避したということもあって、この勝利は大きかった。 明日はサッカー・フランスW杯・日本対アルゼンチンという世紀の1戦があるので、明日の試合 の視聴率が気になるところ。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
スワローズ | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 6 | 勝 | 川崎 6-4-0 | ||
ジャイアンツ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 負 | 三沢 1-3-3 | ||
ホームラン | 土橋4号(1)[斎藤(雅)] 副島6号(3)[三沢] |
<注目点> 7回に同点に追いついたジャイアンツだったが、このところ先発陣が完投してばかりで最近出番 がなかった三沢が乱調で、副島の3ランなど4点を取られた。おかげでスワローズは最下位脱出で、 サッカー日本代表に幸先の悪いスタートを切らせた。1998年6月9〜11日 プロ野球セリーグ公式戦 タイガース VS ジャイアンツ(甲子園)
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ジャイアンツ | 雨天中止 | |||||||||||||
タイガース | ちゅーしーちゅーしー | |||||||||||||
ホームラン |
<注目点>
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ジャイアンツ | 0 | 0 | 1 | 4 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 6 | 勝 | ガルベス 4-5-0 | ||
タイガース | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 負 | 吉田(豊) 0-1-0 | ||
ホームラン | 石井(浩)3号(1)[吉田(豊)] |
<注目点> ジャイアンツは、先発・ガルベスが初回を1点だけで大崩れせず、打線が徐々に逆転したのに応 えて尻上がりに調子を上げて完投勝利。そして首位カープが負けたために入れ替わりで首位に立 った。 と言うよりタイガースの球団ワースト記録・甲子園10連敗というトトホな印象が強かった。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ジャイアンツ | 1 | 0 | 0 | 4 | 2 | 0 | 1 | 6 | 0 | 14 | 勝 | 桑田 4-1-0 | ||
タイガース | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 負 | 中込 4-6-0 | ||
ホームラン | ダンカン8号(3)[中込] 村田(真)2号(1)[中込] |
<注目点> タイガースは甲子園で11連敗という、球団ワースト記録を更に更新してしまった。1998年6月5〜7日 プロ野球セリーグ公式戦 ドラゴンズ VS ジャイアンツ(名古屋ドーム)
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ジャイアンツ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 勝 | 槙原 4-1-1 | S | 野村(貴) 1-0-4 |
ドラゴンズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 負 | 今中 2-5-0 | ||
ホームラン |
<注目点> ジャイアンツ先発・槙原は先週のカープ戦に続いてまたしても薄氷を踏むような戦いを展開した。 味方打線が初回にドラゴンズ先発・今中の3つの四球でもらったチャンスを5番石井の犠牲フライで 先制してから点が取れず、槙原がドラゴンズ打線を抑え込んでいった。そして最終回のドラゴンズ の攻撃で、6番井上が出塁して代打愛甲の場面で、茂雄はよりによって野村貴仁を投入するという チャレンジャーな采配をかまし、その采配に応えるかの様に野村貴仁が代打の代打樋口に対して2 −3にしてジャイアンツファンをビビらせたが、何をトチ狂ったのか、樋口がストレートを空振り してゲームセット。まさに茂雄の監督冥利につきる締め括り方だった。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ジャイアンツ | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 5 | 0 | 1 | 0 | 10 | 勝 | 趙成a 6-2-0 | ||
ドラゴンズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 負 | 門倉 4-3-0 | ||
ホームラン | 村田(真)1号(1)[門倉] |
<注目点> ジャイアンツファンにとって今日の試合は文句のつけようのない試合だった。先週カープ戦で8 連続ヒットを食らった趙成aがドラゴンズ打線を3安打完封、ジャイアンツ打線も16安打10得点で 快勝。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ジャイアンツ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 負 | 斎藤(雅) 5-5-0 | ||
ドラゴンズ | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | X | 4 | 勝 | 野口 7-3-0 | S | 宣銅烈 2-0-10 |
ホームラン | 清水8号(2)[野口] 山崎7号(1)[岡田] |
<注目点> デーゲームで広島が負けたため、このゲームで勝つと首位に立つジャイアンツだったが、野口 −落合−宣銅烈のリレーの前に抑えられた。ドラゴンズは中盤で追加点を取れたのが大きかった。1998年6月2〜4日 プロ野球セリーグ公式戦 ジャイアンツ VS ベイスターズ(東京ドーム)
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ベイスターズ | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 負 | 横山 3-2-0 | ||
ジャイアンツ | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | 0 | X | 7 | 勝 | 三沢 1-2-3 | ||
ホームラン | 清原10号(2)[山内] 駒田4号(3)[ガルベス] |
<注目点> セーブポイントの日本新記録のかかった佐々木様擁するベイスターズと対戦することになった ジャイアンツは、初回清原の4試合連続ホームランで先制したものの、先発・ガルベスが3回に「カ バの曲芸」をやらかしていとも簡単に逆転されて、これで日本新記録樹立確定かと思われた。だ が6回に同点にして7回に逆転したジャイアンツは、何とか日本新記録に貢献することなく3位に浮 上した。 ただ困ったことに、6回高橋由伸の犠牲フライで同点のホームを踏んだ清原が痛めていた左足を 悪化させ、明日以降の出場が微妙となった。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ベイスターズ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 1 | 4 | 1 | 10 | 負 | 島田 2-1-1 | ||
ジャイアンツ | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 2 | 3 | 1 | 1X | 11 | 勝 | 西山(一) 2-0-1 | ||
ホームラン | 佐伯1号(1)[桑田] 元木4号(1)[五十嵐] 高橋(由)7号(1)[五十嵐] 駒田5号(1)[平松] 松井12号(2)[関口] 広沢5号(1)[関口] 清水7号(1)[阿波野] 谷繁11号(1)[岡田] |
<注目点> ジャイアンツは、昨日の激走で痛めていた左足を悪化させた清原は今日の試合を欠場、代わり に広沢が4番1塁でスタメン出場をした。 この試合でジャイアンツは、本当だったら楽勝だった試合をとんでもない継投で泥縄な展開に した。4点リードで迎えた8回、昨日3イニングを投げて疲労が残る三沢を投入するという愚行を 起こして、三沢−野村−岡田を投入して同点に追いつかれるという失態を演じた。その裏清水の ホームランで勝ち越したものの、9回に谷繁のホームランで追いつかれた。その裏広沢のツーベ ースでノーアウト2塁としながら、西山にヒッティングさせてゲッツーを食らって、これで完全 に流れがベイスターズに行くと思いきや、元木、高橋由伸が再びチャンスを作って代打・吉村の サヨナラヒットを呼んだ。 今日の試合は2つのボークを取られるなど、審判団のひでぇジャッジに苦しめられた。他にも、 茂雄が試合後に「反省材料が多すぎる」などとぬかしやがった(怒)。 おめぇの継投策が 全ての元凶だろうがっ!!
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ベイスターズ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 3 | 勝 | 川村 4-2-0 | S | 佐々木様 0-0-14 |
ジャイアンツ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 負 | 小野 0-2-0 | ||
ホームラン | 鈴木(尚)6号(1)[小野] 進藤8号(1)[小野] |
<注目点> ジャイアンツ先発・小野は、5月14日横浜スタジアムでのベイスターズ戦で先発して4回で降板し てすぐ2軍落ちして、5月30日のイースタンリーグ公式戦・対マリーンズ戦でイースタンリーグ新 記録の20脱三振を記録して再び2軍から舞い戻って来てのマウンド。今回の先発マウンドは、初回 に駒田のゲッツー崩れの間に先制され、鈴木尚典、進藤にそれぞれソロホームランを食らっただけ で8回3失点で押さえ、成長の後を覗かせた。 一方ベイスターズ先発・川村は独特の球離れでジャイアンツ打線のタイミングを外しまくって 8回2アウトまで0で押さえて、満を喫して佐々木様を投入して、その佐々木様は簡単に0 で押さえ切って ついに佐々木様が日本新記録 217セーブポイントを見事達成! おめでとう!!!1998年6月2日 サッカー・フランスW杯 日本代表22人決定
6月10日に開幕するサッカー・フランスW杯に出場する日本代表の登録選手22人が今日決定し た。スイス合宿に参加した25人の中から以下の3人が代表からもれた。 DF市川大祐(清水)、MF北沢豪(川崎)、FW三浦知良(川崎) 日本代表の岡田武史監督は、北沢、三浦両名の精神的ショックのチームへの波及を考え強制送 還することを決定、市川をチームスタッフとしてチームに帯同させることにした。
ポジション | 選手名(所属) |
GK | 小島伸幸(平塚)、川口義活(横浜M)、楢崎正剛(横浜F) |
DF | 名良橋晃(鹿島)、相馬直樹(鹿島)、井原正巳(横浜M)、 小村徳男(横浜M)、斎藤俊秀(清水)、秋田豊(鹿島)、 中西永輔(市原)、服部年宏(磐田) |
MF | 山口素弘(横浜F)、中田英俊(平塚)、名波浩(磐田)、 森島寛晃(C大阪)、平野孝(名古屋)、伊東輝悦(清水)、 小野伸二(浦和) |
FW | 中山雅史(磐田)、呂比須ワグナー(平塚)、 岡野雅行(浦和)、城彰二(横浜M) |
1998年5月29〜31日 プロ野球セリーグ公式戦 カープ VS ジャイアンツ(広島)
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ジャイアンツ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 勝 | 槙原 3-1-1 | S | 野村(貴) 1-0-3 |
カープ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 負 | ミンチー 4-4-0 | ||
ホームラン | 清原7号(1)[ミンチー] 高橋(由)6号(1)[ミンチー] |
<注目点> ジャイアンツが連敗を3でストップしたこの試合は、終盤ジャイアンツファンにとって心臓に悪 い展開となった。6回に清原、高橋由伸の連続アーチで先制したものの、その後の1アウト2、3塁 を不利なジャッジの連続、7回1アウト1、2塁で高橋のライト前ヒットで松井のホームベース踏み 損ねと、追加点の取れないまま8回に1点差とされた。そして9回2アウトから代打・高のヒットで1 本サヨナラのチャンスで現在セリーグ3冠王・前田智徳。マウンドには前田を討ち取るために(茂 雄に)投入された3番手の野村。しかし何をトチ狂ったのか、前田がセカンドフライを打ち上げ、 何とかジャイアンツが運良く逃げ切った。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ジャイアンツ | 1 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 負 | 趙成a 5-2-0 | ||
カープ | 0 | 0 | 0 | 9 | 0 | 0 | 0 | 4 | X | 13 | 勝 | 玉木(重) 1-0-1 | ||
ホームラン | 清原8号(3)[加藤(伸)] |
<注目点> 4回カープはジャイアンツ先発・趙成aに襲いかかり、大量のテキサスヒットを含む8連続ヒッ トなどで一挙9点と打線爆発。結局20安打13得点でカープが圧勝した。4回途中で降板した趙成a は頭をひねるばかり。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ジャイアンツ | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 勝 | 斎藤(雅) 5-4-0 | ||
カープ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 負 | 山内 1-3-0 | ||
ホームラン | 清原9号(2)[山内] |
<注目点> ジャイアンツはまさに「薄氷を踏む」戦いでこの3連戦を勝ち越した。ジャイアンツ打線は初回 に清原の3試合連続となる9号2ランで先制したものの、ここから8回を除く2回から9回まで先頭打 者を出しながら、追加点を取れないという無茶苦茶効率の悪い攻撃を繰り返した。普通こんな拙 攻を続ければカープの逆襲を食うのが関の山だが、先発・斎藤雅樹が昨日8連続ヒットを叩き出し たカープ打線を押え込んでいった。しかし9回に野村、ぺレスの連続ヒットで1アウト1、3塁のピ ンチを迎えた。しかし斎藤は前田を敬遠して38打席(プロに入ってからずっと)斎藤を打ててい ない江藤と勝負せずそのまま前田と勝負したら、何と前田がゲッツーを食らって何とか勝った。 ジャイアンツはこれで5月を14勝10敗と勝ち越した。1998年5月26〜27日 プロ野球セリーグ公式戦 ジャイアンツ VS スワローズ(東京ドーム)
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
スワローズ | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 勝 | 田畑 3-4-0 | S | 伊藤智 0-2-3 |
ジャイアンツ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 負 | ガルベス 3-5-0 | ||
ホームラン | 副島5号(2)[ガルベス] |
<注目点> スワローズ・田畑、ジャイアンツ・ガルベスで始まったこの試合は、試合時間たったの2時間47 分という放送時間延長いらずで終わった。スワローズは田畑−伊藤智仁で1失点という理想的な試 合展開で勝利を収めた。一方ガルベスは投手戦になることが目に見えているというのに先に先制 されるという、「もちっとおめぇ場の空気を考えろよ」と言いたくなるようなピッチングをして いた。これでジャイアンツは22勝19敗の貯金3で2ゲーム差ながら4位に転落した (2位ベイスターズ、3位ドラゴンズ)。 この試合より短い試合が倉敷でのタイガース−ドラゴンズ戦で、何とこの試合でタイガース 先発・川尻がプロ野球通算66人目のノーヒットノーランを達成した。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
スワローズ | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 5 | 9 | 勝 | 川崎 4-3-0 | ||
ジャイアンツ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 負 | 桑田 3-1-0 | ||
ホームラン | 古田5号(2)[桑田] 佐藤(真)1号(4)[榎] |
<注目点> ジャイアンツはこの2連戦で痛い連敗を喫した。打線がスワローズ先発・川崎の前に押さえられ 元気なく3連敗で20敗目。チャンスはなかったわけではなかったが、5回、8回のチャンスをことご とく潰したのが痛かった。 スワローズは6回の4点めを8番宮本の送りバント、9番川崎の2−2からのスクイズで取るという、 去年の勝ちパターンを取り戻した。長島監督にしてみれば、この2連戦でとんでもなく厄介な「死 に燕」を蘇らせてしまった、という思いが強いだろう。まだ残り93試合で首位カープと2ゲーム差 だからいいようなものの・・・。1998年5月24日 サッカー・キリンカップ 日本代表0−0チェコ代表(横浜国際競技場)
フランスワールドカップを前に、日本代表の数少ない調整試合であるキリンカップ。今回はワ ールドカップに出場する南米のパラグアイ代表、ワールドカップに出場しないチェコ代表を招い て行われる。 今日対戦したチェコ代表は木曜のゲームでパラグアイを1−0で下した実力あるチーム。そのチ ェコに対して、日本代表は前回のパラグアイ戦で十分に試せなかった戦術・FW2−MF5−DF3シス テムを再び試した。そして前回の試合に出なかった中田も出場した。 FW 中山 城 中田 MF 相馬 名良橋 名波 山口 DF 斎藤 井原 中西 GK 川口 前半は、攻撃面ではパスミスが多くチャンスを作るどころではなかった。しかし一方の守備面 では3バックシステムが何度かのピンチを切り抜け、3バックの出来は上々だった。 後半は、何度かのチャンスを作りながらもチェコの堅い守りを打ち崩せなかった。後半20分中 山と代わって小野を投入、30分顔に怪我した相馬を大事を取って呂比須に交代させ、そこでFW2 −MF4−DF4システムに変更して勝負に出た。しかし引き分け狙いのチェコの堅い守りを崩せず、 スコアレスドローでキリンカップ4連覇を逃した(優勝はチェコ)。 FW 呂比須 城 中田 MF 名波 小野 山口 DF 中西 斎藤 井原 名良橋 GK 川口 キリンカップ4連覇を逃したが、秋田と小村を欠きながらも「3バックシステムで無失点」とい う目的だけはどうにか達成された。でももっと攻めを多くしてもよかった気もする。1998年5月23〜24日 プロ野球セリーグ公式戦 ジャイアンツ VS カープ(東京ドーム)
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
カープ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 負 | 紀藤 1-4-0 | ||
ジャイアンツ | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | X | 5 | 勝 | 趙成a 5-1-0 | ||
ホームラン | 清原6号(3)[紀藤] |
<注目点> ジャイアンツは3回にMK砲が炸裂してカープ先発・紀藤を撃沈した。ノーアウト満塁から松井の 2点タイムリーツーベースのあと、清原がプロ通算1500本安打となる3ランがレフトスタンド上の 看板に直撃した。ジャイアンツ先発・趙成aは序盤からフォークを多投し過ぎて7、8回にオタオ タになったものの、見事完投勝利を飾った。 そしてスワローズ対ドラゴンズ戦で、スワローズ先発の北川(暁星国際高校出身)はプロ初 先発初勝利を挙げた。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
カープ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 3 | 0 | 6 | 勝 | ミンチー 4-3-0 | S | 小林(幹) 5-2-3 |
ジャイアンツ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 1 | 4 | 負 | 斎藤(雅) 4-4-0 | ||
ホームラン | 松井10号(1)[ミンチー] 緒方5号(2)[斎藤(雅)] 高橋(由)5号(1)[ミンチー] 緒方6号(3)[岡田] 松井11号(1)[高橋(健)] 吉村(禎)1号(1)[小林(幹)] |
<注目点> ジャイアンツとカープの試合は、量対質の戦いとなった。1対1になってから、緒方が2ラン、3 ランと2発放つと、それに対して高橋由伸、松井、吉村禎章がそれぞれソロで返し、2点差まで詰 め寄った。しかしカープは何とか逃げ切って、三村監督が監督300勝を果たした。しかし、中条か なこと結婚して緒方はますますエネルギッシュで、松本典子と結婚した同僚の苫篠賢治や瀬能あ ずさと結婚したベイスターズ石井琢郎とともに「元アイドル妻」持ち選手の活躍が目を引いてい た。 長島監督曰く、「高橋(由)の後のノーアウト1、2塁のチャンスをものにできなかったのが大 きかった」のが敗因となったが、4本のソロホームランを放つ打線の力はそこ知れず、特に2連発 放った松井の威力は凄まじい。 首位カープとジャイアンツとのゲーム差は2ゲーム。1998年5月19〜21日 プロ野球セリーグ公式戦 ジャイアンツ VS タイガース(福岡ドーム)
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
タイガース | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 5 | 負 | 井上 1-2-0 | ||
ジャイアンツ | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 2 | X | 9 | 勝 | ガルベス 3-4-0 | S | 三沢 0-2-3 |
ホームラン | ハンセン4号(2)[ガルベス] 清原5号(2)[川尻] 松井8号(2)[山岡] |
<注目点> この日からジャイアンツはタイガースを迎えての福岡ドームの3連戦。去年からこの「伝統の1 戦」はもつれる展開が多いが、この試合も序盤からもつれる展開になった。1回から両軍とも2ラ ンで2点ずつとり、5回まで3−3のガブリ四つ。しかし明暗を分けたのは6回の攻防。タイガースが 1点勝ち越したあと必殺の代打・八木を投入して決めにかかったが三振に終わった。 そしてその裏、2番手郭李が自らのミスでゲッツーを取り損ねて満塁にして、タイムリーを期待し て代打と代えられなかったガルベスを討ち取って2アウトまでこぎつけながら、後藤の2塁ゴロを ベースカバーに入ったとき和田からの送球を落球して逆転された。これでジャイアンツに流れを 明け渡すことになり、7回に同点にされたものの、その後楽々勝ち越しと駄目押しを決めた。 最後、にスーパールーキー・高橋由伸の7回に決めたセーフティーバントは、投手、一塁手、 二塁手が思わず取りに行かずにいられないコースに転がるという、通にはたまらないプレーで あった。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
タイガース | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 6 | 0 | 1 | 0 | 10 | 勝 | 中込 4-3-0 | ||
ジャイアンツ | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 2 | 3 | 0 | 8 | 負 | 岡田 0-1-0 | ||
ホームラン | 矢野2号(1)[桑田] 広沢4号(1)[郭李] |
<注目点> 両軍ともリリーフ陣が「あんたらそれでもプロかいな」と言いたくなるようなピッチングを見 せた。ジャイアンツは同点に追いついたすぐ後の6回に岡田−川口−西山が四球のバーゲンセール を展開して1イニング6点取られれば、タイガースも7回に郭李が昨日に続いてドタバタ劇を演じて 2失点、しかも「トラの黒魔神」リベラが押し出しとタイムリーとで3失点と、負けた長島監督と ジャイアンツファンだけでなく勝った吉田監督とタイガースファンまでもがトホホな展開に・・ ・。まともなピッチングをしたのは中込だけだった。 ちなみに今日トホホな人々は、 山本昌広(ドラゴンズ)−カープ先発・加藤に逆転タイムリーを打たれ負け投手 王貞治(ホークス)−誕生日を勝利で飾れず ベイスターズナイン−スワローズ先発・渡辺久信にノーヒットノーラン以来の勝利を献上
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
タイガース | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 負 | 竹内 1-2-0 | ||
ジャイアンツ | 3 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | X | 6 | 勝 | 槙原 2-1-1 | ||
ホームラン | 元木3号(1)[竹内] 松井9号(1)[村上] |
<注目点> ジャイアンツ先発・槙原が、1994年5月18日の福岡ドームでの完全試合を彷彿させる1安打無四 球完封勝利を飾った。もし4回のタイガースのヒットがなかったら再び完全試合だっただけに惜し い気がする。これでタイガースとの対戦成績を五分とした この勝利は恐らく、今日バッファローズへのトレードが決まった大森への手向けだったかもし れない。1998年5月17日 サッカー・キリンカップ 日本代表1−1パラグアイ代表(国立競技場)
フランスワールドカップを前に、日本代表の数少ない調整試合であるキリンカップ。今回はワ ールドカップに出場する南米のパラグアイ代表、ワールドカップに出場しないチェコ代表を招い て行われる。 今日対戦したパラグアイ代表は、ゴールをねらうゴールキーパー・チラベルトを中心とした守 りを主体としたチーム。一方日本代表は、ワールドカップの緒戦の相手・アルゼンチンとの戦い を想定した戦術を試すため、今までのFW2−MF4−DF4システムでなくFW2−MF5−DF3システムで 試合に臨んだ。ちなみに指令塔中田はこの試合を欠場した。 FW 中山 城 名波 森島 MF 相馬 山口 名良橋 DF 秋田 井原 小村 GK 川口 試合の方は、システムの是非を試す間もなく前半7分パラグアイのコーナーキックから先制され た。1点を追う展開になって森島や「もう1人の指令塔」名波のいい動きで再三パラグアイ陣内に 攻め入ったものの、城が決定機でシュートをはずしまくるは、チラベルトが好セーブを見せるは で、いっこうに点が入らず0−1で前半を終了した。 後半になるとやる気がないのか、パラグアイはあまり攻めてこなかった。それに対して日本は 攻めに攻めたがそれでも点が入らなかった。そして秋田に代えて平野を投入して、いつものFW2− MF4−DF4システムにした。 FW 中山 呂比須 平野 MF 名波 伊東 山口 DF 相馬 斉藤 井原 名良橋 GK 川口 そして後半41分、呂比須がゴール前でフリーキックを手に入れると、パラグアイが守備陣形を 整えないうちに城が早いリスタートをして、そこから相馬がゴールを決めて同点とした。そして 1−1のまま試合終了となった。ちなみにゴール前でのチラベルトのフリーキックは見られずじま いだった。 今日の試合を見て、改めてFW2−MF5−DF3システムではなく、下図のようなFW2−MF4−DF4シス テムで戦って欲しいと思った。 FW 中山 呂比須 森島 MF 名波 中田 山口 DF 相馬 秋田 井原 名良橋 GK 川口1998年5月15〜17日 プロ野球セリーグ公式戦 スワローズ VS ジャイアンツ(神宮)
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ジャイアンツ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 負 | 趙成a 4-1-0 | ||
スワローズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | X | 2 | 勝 | 川崎 3-2-0 | ||
ホームラン |
<注目点> ジャイアンツは、前節の首位・広島戦で連勝したスワローズと対戦し、スワローズ先発・川崎 の前に完封負けを喫した。ここへ来て厄介なチームが浮上してきた。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 計 | ||||
ジャイアンツ | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 6 | 勝 | 榎 1-0-0 | S | 槙原 1-1-1 |
スワローズ | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 5 | 負 | 廣田 0-1-0 | ||
ホームラン | 古田2号(3)[西山] 吉原1号(1)[石井(一)] 松井6号(1)[高津] ホージー5号(1)[野村] |
<注目点> 序盤は両軍先発がピッチングが目茶苦茶で、荒れた試合展開となった。スワローズ先発・石井 一久が1回に5四球のセリーグタイ記録を樹立すれば、ジャイアンツ先発・西山も古田の3ランで同 点にされるという、何点入るかわからない展開になった。しかし中盤では、立ち直った石井一久 とジャイアンツ中継陣(岡田−川口−三沢)が息詰まる投手戦を展開した。そして9回、松井とホ ージーが両軍ストッパー・高津と野村からホームランを打って延長戦へ。そして11回に広沢のレ フトオーバーツーベースで勝ち越して、最後にラストで槙原を使って逃げ切って6年ぶりのセーブ。 これで6番手・榎がうれしい移籍初勝利。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ジャイアンツ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 5 | 1 | 8 | 勝 | 斎藤(雅) 4-3-0 | ||
スワローズ | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 負 | 高木 0-2-0 | ||
ホームラン | 松井7号(1)[伊藤(智)] 斎藤(雅)1号(3)[野中] 清水6号(1)[押尾] |
<注目点> 7回までは両軍先発・伊藤智仁と斎藤雅樹の意地の投げ合いが続いた。そして7回裏に斎藤雅樹 がピンチを脱すると、伊藤智仁をリリーフした高木、高津に襲い掛かって2点を勝ち越して、とど めは斎藤雅樹の今期初ヒットとなるホームラン。この後斎藤雅樹は楽々完投勝利を飾る。 これでジャイアンツは首位と2.5ゲーム差の3位。1998年5月12〜14日 プロ野球セリーグ公式戦 ベイスターズ VS ジャイアンツ(横浜)
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ジャイアンツ | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 4 | 勝 | ガルベス 2-4-0 | ||
ベイスターズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 負 | 三浦 2-3-0 | ||
ホームラン | 清水4号(2)[三浦] |
<注目点> ジャイアンツの先発・ガルベスが完投勝利を挙げて、開幕2戦目以来の勝利を挙げ、チームも貯 金2の2位タイとなった。しかし、試合を終えて野手を出迎えずにとっととベンチに帰ったり、ヒ ーローインタビューに応じなかったりと、理解しかねる奇行が目立った。 初回に元木、清水で2点を先制するという、長嶋監督にとってはうれしい先制の仕方をした。ま た、今日不振のダンカンに代えての代打・石井の2点タイムリーツーベースが出て、珍しく采配が 冴えた。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ジャイアンツ | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 1 | 2 | 0 | 7 | 勝 | 西山(一) 1-0-1 | S | 三沢 0-2-2 |
ベイスターズ | 0 | 3 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 負 | 関口 0-1-0 | ||
ホームラン | ローズ2号(1)[槙原] 谷繁4号(2)[槙原] 松井4号(2)[戸叶] 谷繁5号(1)[槙原] 清水5号(1)[戸叶] 松井5号(1)[戸叶] |
<注目点> ジャイアンツは、プロ通算150勝目をあげた先発・槙原が乱調で、ローズの先制2ランと谷繁の 2ホーマーの4回持たずにKO。普通だったらここで試合が決まってしまうところが、昨日球場入り したときに愛車を衝突させ、そのためか3回に横浜スタジアムの場外に消える2ランを放った松井 がこの試合2発と猛爆発したおかげで6、7、8回に大反撃。8回に松井、清原で作ったチャンスを高 橋由伸が2ベースで返すという「役者のそろった」攻撃で逆転した。9回裏ノーアウト1、2塁とい う良くて同点、最悪サヨナラというピンチで、鈴木尚典のセンター前に抜ける打球が運良く2塁ベ ース近くで守っていた川相の前に転がってゲッツー。見事逃げ切った。 ドラゴンズ戦で復調の兆しを見せた松井は、車を車庫入れでブレイクしたおかげでバッティン グも大ブレイクしたとか?
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ジャイアンツ | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 負 | 小野 0-1-0 | ||
ベイスターズ | 2 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 6 | X | 11 | 勝 | 川村 3-1-0 | ||
ホームラン | 谷繁6号(3)[金石] |
<注目点> 桑田不在で投手事情が厳しいジャイアンツは、2軍から上がったばかりの小野を先発に起用した が、制球に苦しんで4回5失点で降板。打線も3回にノーアウト満塁から清原のゲッツーの間の1点 だけで元気なく、チーム全体がダレた状態だった。それでも貯金2の首位と4ゲーム差の同率2位。1998年5月9〜10日 プロ野球セリーグ公式戦 ジャイアンツ VS ドラゴンズ(東京ドーム)
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ドラゴンズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 負 | 川上 2-2-0 | ||
ジャイアンツ | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | X | 3 | 勝 | 趙成a 4-0-0 | ||
ホームラン | 清水3号(1)[川上] 愛甲1号(1)[趙成a] 元木2号(1)[サムソン・リー] |
<注目点> 2連敗で借金1のジャイアンツは、先発・趙成aの150球の熱投で勝率を5割に戻した。しかしド ラゴンズ先発の川上は、初回の李鐘範のエラーと5回の清水のホームラン以外はナイスピッチング だった。そして8回には金八先生長州力サムソン・リーが今日一軍登録即初登板を果たしたものの、 元木に一発浴びるという散々な日本デピューとなった。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ドラゴンズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 負 | 野口 4-2-0 | ||
ジャイアンツ | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 3 | 勝 | 斎藤(雅) 3-3-0 | S | 三沢 0-2-1 |
ホームラン | 松井3号(2)[野口] 高橋(由)4号(1)[野口] |
<注目点> ジャイアンツは松井の16試合ぶりの一発と高橋由伸の一発で選考して、8、9回にもたつきなが らも勝利した。これで久方ぶりの貯金1。 9回表、8回途中からリリーフした野村貴仁が1アウト1、2塁にしてドラゴンズの代打・神野に ライトオーバーを打たれたが、それでもライトからの返球で同点のランナーがアウトになった。 タイミングがセーフだっただけに、ドラゴンズ・星野監督は猛然と抗議した。こういう事態を引 き起こしたのも、2塁ランナーがライトの高橋が取ると思って2塁からタッチアップするつもりで 2塁ベース付近からスタートを切ったのが原因と思われる。しかしこの判定でこの後も一悶着起 きそうだ。1998年5月8日 サッカーフランスW杯 日本代表25人決定
5月7日、サッカー日本代表の岡田武史監督はフランスW杯のための日本代表25人のメンバーを 発表した。その25人の名前はYahooなどでも見られるのでここでは記述しないが、アジア最 終予選のイラン戦のメンバーに、ダイナスティー杯から加入した服部(ジュビロ)、韓日戦から 加入した小野伸二(レッズ)と市川(エスパルス)の10代コンビ、そして1996年のアトランタ五 輪で歴史的ゴールをあげた伊藤輝悦(エスパルス)が加わった程度のもの。この25人のうち実際 に登録するのは22人で、3人が脱落する。 なお代表に選ばれなかった主な選手として、前園、柱谷、高木、中村忠(4人ともヴェルディ)、 増田、柳沢、本田、「井原のスペア」として本誌が密かに期待していた奥野(4人ともアントラー ズ)、「セカンド野人」大柴(レッズ)、中村俊輔(マリノス)など。1998年5月5〜7日 プロ野球セリーグ公式戦 ジャイアンツ VS ベイスターズ(東京ドーム)
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ベイスターズ | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 負 | 三浦 2-2-0 | ||
ジャイアンツ | 0 | 3 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | X | 7 | 勝 | 槙原 1-1-0 | S | 野村(貴) 1-0-2 |
ホームラン | 杉山2号(3)[三浦] |
<注目点> 今日のジャイアンツの先発・槙原がプロ通算150勝目をあげた。 2回表に先制されたジャイアンツだったが、その裏に2アウト1、2塁のチャンスで8番杉山が開 幕2戦目以来の2号3ランで逆転し、これを機に槙原が立ち直り、4回から8回2アウトまで好投を続 けた。思えば1回表ノーアウト1塁での進藤のバント処理など、槙原にツキがあった。なおこのパ ターンは5月3日の先発・斎藤雅樹のときと同じであった。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ベイスターズ | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 7 | 勝 | 阿波野 1-0-0 | S | 佐々木様 0-0-5 |
ジャイアンツ | 4 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 負 | 金石 0-2-2 | ||
ホームラン | ダンカン7号(4)[戸叶] 荒井1号(3)[桑田] 進藤3号(3)[金石] |
<注目点> ジャイアンツは初回にダンカンの満塁弾で先制しておいたにも関わらず、先発・桑田が5回持た ずという乱調で、そのおかげで泥縄継投を強いられて、金石が9回に進藤に逆転3ランを食らうと いう悪循環を引き起こした。やっぱりジャイアンツの投手陣は、「先発完投、最悪6イニング」を モットーにこの1年を戦うべきだろう。 9回裏、マウンドは「大魔神」佐々木、バッターボックスは清原の場面で、何故か松井がスチー ルする(結果は失敗)という珍妙な展開があった。 ジャイアンツの苦闘はまだまだ続きそうだ。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
ベイスターズ | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 5 | 勝 | 川村 2-1-0 | ||
ジャイアンツ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 負 | 岡島 1-1-0 | ||
ホームラン | 進藤4号(1)[岡島] 清原4号(1)[川村] 進藤5号(2)[三沢] |
<注目点> ベイスターズは昨日の勢いをそのままにジャイアンツに連勝した。進藤が4号先制と5号ダメ押 しがジャイアンツの泥縄継投の前に炸裂し、ベイスターズに貯金1をもたらした。一方のジャイア ンツは借金1でゴールデンウィークの6連戦を終えた。先発・岡島がいくら乱調だからって、これか らのことを考えると2回で降板させるのはいただけなかった。 今日を終えてセリーグは2強(カープ、ドラゴンズ)1まぁまぁ(ベイスターズ)2弱(ジャイア ンツ、タイガース)1論外(スワローズ)の状態となった。 2弱(ジャイアンツ、タイガース)1論外(スワローズ)に言いたいことはただ一つ、継投するんだったら 先発6−中継2−抑1だろう!
1998年5月2〜4日 プロ野球セリーグ公式戦 ジャイアンツ VS スワローズ(東京ドーム)
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
スワローズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 負 | 川崎 1-2-0 | ||
ジャイアンツ | 0 | 0 | 7 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | X | 12 | 勝 | 趙成a 3-0-0 | ||
ホームラン | 高橋(由)3号(4)[川崎] 広沢2号(2)[高津] 川相1号(1)[高津] |
<注目点> 借金1と不調のドン底にいるはずのジャイアンツが、スワローズ相手にまるで親の敵のように打 ち込んで、勝率を5割に戻した。この日松井を3番に異動して4番に清原を据えたジャイアンツは、 不調のスワローズ先発・川崎を3回に、元木、清水、松井、清原、石井(浩)、ダンカン、そして 高橋由伸のプロ入り初の満塁弾の7連打でメッタ打ちにした。その後も、7、8回に2点ずつ追加し て、好調のときの打線のつながりと点の取り方を取り戻したようだった。3番の松井は3回の1安打 だけでまだ本調子ではないが、まあまあの働きはした。先発・趙成aは、毎回13奪三振の好投で プロ入り初完投初完封勝利を果たした。 この勝利によって、「先発投手がいいピッチングをすれば、打線もつながりを持ったいい攻撃 ができる」という法則が明白になったので、先発投手の奮起による5月攻勢を期待したい。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
スワローズ | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 負 | 山部 0-3-0 | ||
ジャイアンツ | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 3 | X | 6 | 勝 | 斎藤(雅) 2-3-0 | ||
ホームラン | 清原3号(2)[山部] ダンカン6号(3)[野中] |
<注目点> ジャイアンツの先発・斎藤雅樹はこの日も逆球が多く、2回に副島の犠牲フライで先制されたが、 「負けられない」というエースの意地からか、尻上がりに調子を上げ、9回を105球で完投勝利を 挙げた。 打線も3回まではスワローズ先発・山部に押さえられていたが、4回山部の制球難から同点にし た後、5回清原の「貫禄の」2ランが飛び出した これでジャイアンツはスワローズをドン底に叩き落として貯金1として、勝率の関係でベイスタ ーズを下回って4位にいる。 ちなみに、そのベイスターズと対戦したドラゴンズは、名古屋ドーム・サンデー・ユニフォーム で戦って敗れ、サンデー・ユニフォーム3連敗を喫した。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||||
スワローズ | 1 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 9 | 勝 | 石井(一) 2-1-0 | ||
ジャイアンツ | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 負 | ガルベス 1-4-0 | ||
ホームラン | ホージー3号(1)[ガルベス] 広沢3号(1)[石井(一)] |
<注目点> ジャイアンツ先発・ガルベスは立ち上がりの悪さから1、2回で5失点を喫す。3回以降は7回にホ ージーに一発を食らうまで好投を続けていただけに、悔いの残る立ち上がりとなった。また、そ の次に投げた「今シーズンの秘密兵器」佐藤充は1回3失点だった。ジャイアンツはこれで対スワ ローズ戦全勝がなくなった。 一方スワローズ先発・石井一久は今シーズン最高の出来で、11奪三振の完投勝利をあげた。