ハニスポの記事
(2009年7−12月)


2009年12月21日
2009年最後の更新

<訃報>
 1957年にスワローズに入団し、400勝投手・金田正一氏と12年間バッテリーを組んだ伝説の名捕手・根来広光氏が11月27日、胃癌のため死去した(享年73歳)。

 また、仏教やシルクロードを題材に平和への祈りを込めた作品を描き続け、文化勲章を受章した日本画家の平山郁夫(ひらやま・いくお)氏が12月2日正午過ぎ、脳梗塞のため東京都内の病院で死去した(享年79歳)。

それにしても

今年は何時にも増して
かなりのBig Name(著名な方々)が
逝ってしまったなぁ・・・。



これも
ゆうあい!
の成せる技ですか
ゆっきぃ?



そして・・・

これは訃報ではないけれど・・・

甲子園を駆け抜けた
RED STAR
赤星憲広


中心性脊髄損傷のため

2009年12月9日
現役引退



 サッカーW杯・南アフリカ大会の一次リーグの組合せ抽選会が日本時間12月5日深夜、南アフリカのケープタウンにて行われ、一次リーグの全組み合わせは以下の通りとなった。

AグループBグループCグループDグループ
南アフリカ(3)
メキシコ(14)
ウルグアイ(11)
フランス(13)
アルゼンチン(15)
ナイジェリア(4)
韓国(8)
ギリシャ(2)
イングランド(13)
アメリカ(9)
アルジェリア(3)
スロベニア(2)
ドイツ(17)
オーストラリア(3)
セルビア(11)
ガーナ(2)
EグループFグループGグループHグループ
オランダ(9)
デンマーク(4)
日本(4)
カメルーン(7)
イタリア(13)
パラグアイ(8)
ニュージーランド(2)
スロバキア(初)
ブラジル(19)
北朝鮮(2)
コートジボワール(2)
ポルトガル(5)
スペイン(13)
スイス(9)
ホンジュラス(2)
チリ(8)
(()内の数字は出場回数、出場回数の「初」は初出場)。

 そして、日本の一次リーグでの試合日程は以下の通り。

2010年6月14日 カメルーン (ブルームフォンテーン)
2010年6月19日 オランダ  (ダーバン)
2010年6月24日 デンマーク (ルステンブルク)







これにて2009年の記事の更新を終了します。
来年こそ良い年になりますように。



2009年11月22日
プロ野球セ・パ誕生60周年記念
U-26 NPB選抜 VS 大学日本代表
(東京ドーム)

チーム名123456789
大学日本代表0000010001ハンカチ王子[早稲田大3年]-乾[東洋大3年]-澤村[中央大3年]-
東浜[亜細亜大1年]-中後[近畿大2年]-大石[早稲田大3年]-
野村[明治大2年]-西嶋[明治大3年]-菅野[東海大2年]
U-26 NPB選抜1000000001前田[カープ]-大嶺[マリーンズ]-平野[ライオンズ]-
金刃[ジャイアンツ]-久米[ホークス]-大隣[ホークス]-
唐川[マリーンズ]-由規[スワローズ]-山口[ベイスターズ]
 11月22日午前、今年日本一に輝いたジャイアンツは、東京都内で優勝パレードを行い、沿道に詰めかけた約34万人の祝福を受けた。

 そして、その日の午後、日本プロ野球セ・パ両リーグ誕生60周年を記念して、プロ対大学の史上初の対戦試合となるU-26 NPB選抜と大学日本代表のプロアマ交流戦が東京ドームで行われ、1回裏に新井(タイガース、27歳以上の出場枠で選出)のライト前タイムリーで先制するも、6回表に多木(法政大1年)のショート後方へのタイムリーで追いつき、その後両軍ともに追加点が取れず、引き分けに終わった。
 大学側が、先発して1失点のハンカチ王子(早稲田大3年)を始め、澤村(中央大3年)、東浜(亜細亜大1年)、大石(早稲田大3年)、野村(明治大2年)、菅野(東海大2年、はらぼうの甥)等、プロ垂涎の逸材達がプロの打者相手に好投し、前田(カープ)、大嶺、唐川(ともにマリーンズ)、由規(スワローズ)、山口(ベイスターズ)も負けじと好投し、締まった試合となった。

 これで、日本プロ野球の全ての公式行事が終了した。


2009年11月18日
日本プロ野球
各種表彰選手発表

 11月18日にプロ野球の2009年セ、パ両リーグの最優秀殊勲選手賞(以下、MVP)および最優秀新人賞、そしてベストナインが発表され、ジャイアンツを3年連続リーグ優勝に導いたアレックス・ラミレス選手(ジャイアンツ)が2年連続でセ・リーグMVPを受賞し、最優秀防御率と最優秀勝率の2冠に輝き、チームを2年ぶりのリーグ優勝に導いたダルビッシュ有投手(ファイターズ)が2年ぶり2度目のパ・リーグMVPを受賞した。
 また、1年目ながら球団記録を更新する70試合に登板し、39ホールドポイントを挙げ最優秀中継ぎ投手に輝いた摂津正投手(ホークス)がパ・リーグ新人王に選ばれた一方で、セ・リーグでは3年目にして2番センターに定着し、育成ドラフト入団選手で初めてのゴールデングラブ賞を受賞する等、守備で存在感を示した松本哲也選手(ジャイアンツ)が新人王に選ばれた(去年の山口鉄也投手(ジャイアンツ)に続き、2年連続で育成出身選手からの受賞)。

タイトル選手名
(セ・リーグ)
選手名
(パ・リーグ)
最優秀殊勲選手賞ラミレス
(ジャイアンツ)
ダルビッシュ有
(ファイターズ)
最優秀新人賞松本哲也
(ジャイアンツ)
摂津正
(ホークス)
ベストナイン
ポジション選手名
(セ・リーグ)
選手名
(パ・リーグ)
投手ゴンザレス
(ジャイアンツ)
ダルビッシュ有
(ファイターズ)
捕手阿部慎之助
(ジャイアンツ)
田上秀則
(ホークス)
一塁手ブランコ
(ドラゴンズ)
高橋信二
(ファイターズ)
二塁手東出輝裕
(カープ)
田中賢介
(ファイターズ)
三塁手小笠原道大
(ジャイアンツ)
中村剛也
(ライオンズ)
遊撃手坂本勇人
(ジャイアンツ)
中島裕之
(ライオンズ)
外野手ラミレス
(ジャイアンツ)
鉄平
(イーグルス)
内川聖一
(ベイスターズ)
糸井嘉男
(ファイターズ)
青木宣親
(スワローズ)
稲葉篤紀
(ファイターズ)
指名打者山崎武司
(イーグルス)
タイトル選手名
成績
(セ・リーグ)
選手名
成績
(パ・リーグ)
最多勝吉見一起(ドラゴンズ)
館山昌平(スワローズ)
16勝
涌井秀章(ライオンズ)
16勝
最優秀防御率チェン(ドラゴンズ)
1.53
ダルビッシュ有(ファイターズ)
1.73
最優秀救援岩瀬仁紀(ドラゴンズ)
43SP
武田久(ファイターズ)
37SP
最多奪三振ルイス(カープ)
186個
杉内俊哉(ホークス)
204個
最優秀勝率ゴンザレス(ジャイアンツ)
0.882
ダルビッシュ有(ファイターズ)
杉内俊哉(ホークス)
0.750
首位打者ラミレス(ジャイアンツ)
0.322
鉄平(イーグルス)
0.328
本塁打王ブランコ(ドラゴンズ)
39本
中村剛也(ライオンズ)
48本
打点王ブランコ(ドラゴンズ)
110打点
中村剛也(ライオンズ)
122打点
最多安打ラミレス(ジャイアンツ)
186本
中島裕之(ライオンズ)
173本
盗塁王福地寿樹(スワローズ)
42個
片岡易之(ライオンズ)

2009年11月14日
プロ野球
日韓クラブチャンピオンシップ
(韓国)タイガース VS ジャイアンツ(日本)
(長崎ビッグN)

チーム名123456789
ジャイアンツ(日本)0000017019野間口オビスポ
タイガース(韓国)1000200014郭正哲
ホームラン小笠原(1)[梁弦種]-6表
しんちゃん(3)[郭正哲]-7表
<日韓クラブチャンピオンシップ>
 財政難等から、去年までの東アジア4カ国(日本、韓国、台湾、中国)のプロリーグ王者でプロ野球のアジア王者を決める「アジアシリーズ」の開催が困難となり、今年はその代替として、日本と韓国のプロリーグ王者がたった1試合で決着をつける「日韓クラブチャンピオンシップ」という形で開催された。
 一足遅れで正式な「アジア一」のチャンスを失ったとうきょうはらぼうらんどぜぇた(以下、THLZ)だが、ここまで日本代表チームが覇権を他国に譲っていないだけに、何としても韓国王者・タイガースには負けられなかった。

 しかし初回、タイガース先発・梁弦種に対し1アウト2塁のチャンスで先制できなかったTHLZは、すぐその裏に1アウト2塁から3番・金元燮センター前で1点を先制され、THLZ打線が梁弦種に5回まで抑えられる一方で、5回裏にTHLZ2番手・内海が4連打で2点を失い、誰もが日本プロ野球初の汚点が刻まれると思われた。
 だが6回表、THLZが小笠原の一発で1点を返した所で梁弦種が降板すると、7回表ノーアウト1、2塁で7番・しんちゃんの3ランで逆転し、更に2アウト満塁からの3連打で4点を加える等、この回打者12人計7点を奪い、その後、THLZ4番手・オビスポがタイガースの反撃を9回裏の1点だけに抑え・・・

この瞬間
THLZ
もとい
ジャイアンツ
一応
アジア一!!

はらぼう
4冠
(セ界一、日本一、アジア一、世界一)
達成!!



 これで、2009年の日本プロ野球の全日程が終了した。


2009年10月31〜11月1日
プロ野球日本シリーズ
ファイターズ VS ジャイアンツ
(札幌ドーム)

第1戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0100201004ゴンザレス
1-0-0
クルーン
0-0-1
ファイターズ0100010013武田勝
0-1-0
ホームラン谷(夫)1号(1)[武田勝]-2表
スレッジ1号(1)[ゴンザレス]-2裏
第2戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0002000002内海
0-1-0
ファイターズ00400000X4ダルビッシュ
(セーフモード)
1-0-0
武田久
0-0-1
ホームラン稲葉1号(1)[内海]-3裏
亀井1号(2)[ダルビッシュ]-4表


2009年11月3〜5日
プロ野球日本シリーズ
ジャイアンツ VS ファイターズ
(東京ドーム)

第3戦
チーム名123456789
ファイターズ1100100104糸数
0-1-0
ジャイアンツ02102002X7オビスポ
1-0-0
クルーン
0-0-2
ホームラン稲葉2号(1)[オビスポ]-1表
小谷野1号(1)[オビスポ]-2表
スンヨプ1号(1)[糸数]-2裏
しんちゃん1号(1)[糸数]-2裏
小笠原1号(1)[糸数]-3裏
田中(賢)1号(1)[オビスポ]-5表
第4戦
チーム名123456789
ファイターズ0040101208八木
1-0-0
ジャイアンツ0010000304尚成
0-1-0
ホームラン高橋(信)1号(1)[尚成]-5表
ラミちゃん1号(3)[金森]-8裏
第5戦
チーム名123456789
ファイターズ0100000012武田久
0-1-1
ジャイアンツ000000012X3山口(鉄)
1-0-0
ホームラン高橋(信)2号(1)[山口(鉄)]-9表
亀井2号(1)[武田久]-9裏
しんちゃん2号(1)[武田久]-9裏


2009年11月7日
プロ野球日本シリーズ
ファイターズ VS ジャイアンツ
(札幌ドーム)

第6戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0100010002内海
1-1-0
クルーン
0-0-3
ファイターズ0000000000武田勝
0-2-0
<訃報>
 人情話を得意とした落語家で、1966年に始まったテレビ番組「笑点」の初代の大喜利メンバーであり、「笑点」の司会を2006年まで務めていた三遊亭円楽(本名:吉河寛海)師匠が10月29日午前、肺癌のため東京都内の自宅で死去した(享年76歳)。
 円楽師匠は2005年に脳梗塞で倒れ、その後復帰したものの、2006年に「笑点」の司会を降板し、2007年2月の高座の後、現役引退。その後は闘病生活に明け暮れていたという。


<日本シリーズの戦い>
 今年はセ・パ両リーグ誕生から60周年とあって、日本シリーズも60回目を迎えた。
 昨年、先に王手をかけながら本拠地2連敗で日本一を逃したとうきょうはらぼうらんどぜぇた(以下、THLZ)は、日本一を奪回すべく、2年連続で日本シリーズ進出を果たした。
 その相手となるパ・リーグ代表チームは、チームとして2年ぶりながら、梨田監督となって初の日本シリーズ進出となった”劇団ひちょり”。

 札幌ドームでの日本シリーズ開幕戦は、THLZ先発・ゴンザレスと劇団(ry先発・武田勝がともに初回を3者凡退に抑え、静かな立ち上がりを見せた。
 だが2回表2アウトで、6番・谷(夫)がレフトスタンドへ叩き込むと、すぐその裏1アウトで、5番・スレッジが右中間スタンドへ叩き込み、試合はにわかに沸き立ち始めた。
 劇団(ry打線は同点に追いついた直後に2アウト1、2塁と攻め立て、3回裏も2アウト1、2塁と攻め立てたものの、ゴンザレスがその2度のピンチとも凌ぎ切った。
 すると5回表、THLZが6番・谷(夫)センター前、7番・しんちゃんライト前、8番・キムタク送りバントで1アウト2、3塁のチャンスを作り、9番・古城三振でチャンスが潰えたかに思われたが、1番坂本が思い切り引っ張ってレフトフェンスにぶち当て、2点を勝ち越した。
 すぐその裏の1アウト1、2塁を凌いだゴンザレスだったが、6回裏に5番・スレッジライト前、6番・小谷野センター前、7番・糸井送りバント失敗で1アウト1、2塁のピンチを迎え、8番代打・坪井の場面で、2番手・山口鉄也にマウンドを譲った。しかし劇団(ryは代打の代打・二モナを送り、その二モナがレフト前に運んで、1点差に追い上げてきた。
 7回表に6番・谷(夫)ライト前、7番・しんちゃんセンター前、8番・キムタク三振で1アウト2、3塁のチャンスを作り、8番・古城に代打・大道を送った所で、劇団(ryが4番手・江尻を送ると、更にTHLZが代打の代打・スンヨプを送り、そのスンヨプがセンター前に運んで再び2点差とした。
 7回裏を山口鉄也、8回裏を越智が無失点に抑え、2点リードで9回裏を迎えたTHLZは守護神・クルーンを投入した・・・のだが、先頭の1番・田中賢介がプッシュバントを決めて出塁し、2番・ひちょりショートゴロ、3番・稲葉ライトフライで3塁まで進むと、4番・高橋信二センターオーバー2ベースで1点差に追い上げ、なおも5番スレッジ四球で2アウト1、2塁となり、誰もが

「ノムさんの10月21日の惨劇」


を予感した・・・
のだが、6番・小谷野を内角スライダーで見逃し三振に斬って1点差を守り切り、THLZが初戦をものにした。

 劇団(ryが世界に誇る大エース・ダルビッシュが左臀部を痛めてから42日間、1度も実戦登板はなく、日本シリーズの出場も危ぶまれていた。
 しかし、劇団(ryが大事な初戦に敗れたためか、それとも、前々から綿密に計画されていたのか、そのダルビッシュの第2戦での先発が新聞報道等でささやかれ始めていた。
 そして18時頃の両軍の先発投手発表時に、札幌ドームが揺れた。

劇団(ry先発
ダルビッシュ



 1回表のダルビッシュの投球練習を見た観客およびTHLZは、いつもの躍動感がなく、キャッチボールでもしている様な投球フォームに違和感を覚えつつ、ダルビッシュが本調子でない事を悟った。
そう
この日のダルビッシュは
通常モード
ではなく
セーフモード
だった


 だが、そのダルビッシュ(セーフモード)に対し、THLZ打線は1回表を三者凡退し、2回表も4番・ラミちゃんの2ベースでノーアウト2塁のチャンスを作りながら、5番・亀井、6番・谷(夫)連続三振、7番・しんちゃんショートゴロで無得点。
 そして3回表、出塁した8番・スンヨプの不可解な盗塁死で、試合の流れが劇団(ryの方に傾き始めた。
 THLZ先発・内海は、1回裏2アウト1、3塁、2回裏2アウト2塁のピンチを無失点に抑え、3回裏も2アウトまで来ていたが、3番・稲葉にカウント2-3から3級ファールで粘られた末、ど真ん中に入った9球目のスライダーをライトスタンドへ突き刺されると、4番・高橋信二センターオーバー2ベース、5番・スレッジレフト前、6番・小谷野ショート内野安打、7番・糸井ライト戦2ベースで、この回あっちゅー間に4点を失い、マウンドから引きずり降ろされた。
 THLZ打線はダルビッシュ(セーフモード)に対し、4回表に2アウトから5番・亀井の2ランで2点を返し、5回表も2アウトから9番・古城、1番・坂本、2番・松本の3者連続センター前で2アウト満塁のチャンスを作った。
 だがダルビッシュ(セーフモード)は、去年THLZを苦しめた岸(ライオンズ)のカーブを活用し、3番・小笠原を三振に打ち取った。
 6回表1アウトから、

スライダーが鋭過ぎて
バットが空振りするだけでなく
キャッチャーミットも空振りした
でござるの巻


で出塁した亀井が、6番・谷(夫)の2球目

スライダーが鋭過ぎて
バットが出なかったのに
キャッチャーミットは空振りした
でござるの巻


で2塁を狙った亀井がスライディングの勢い余って離れた所をタッチアウト。
 ダルビッシュ(セーフモード)は6回2失点と先発の役目を果たし、リリーフ陣に後を託した。
 7回表を宮西が、8回表を金森が三者凡退に抑え、9回表をパ・リーグ公式戦で無敗の守護神・武田久が無失点に抑え、劇団(ryが1勝1敗のタイに持ち込んだ。

ダルビッシュは
セーフモードでも
恐るべし


 だが、武田久に対し、亀井がライトポール右側に強烈なライナーを飛ばし、しんちゃんが強烈なライトライナーを飛ばした事が、この後の勝敗の行方を決める前兆になろうとは、札幌ドームの観客は誰も予想していなかった。

 1勝1敗のタイで迎えた第3戦が行われた11月3日の午前・・・

<訃報>
 1967年、広島商から広島入りし、攻守に堅実なプレーを見せる2番ショートで・遊撃手で、古葉竹識監督のもと、山本浩二、衣笠祥雄らとともに1970年代後半〜1980年のカープ黄金時代を築き、カープ2軍監督を経て1994年にカープ1軍監督に就任し、1998年までに野村謙二郎、前田智徳、江藤智、金本知憲らを主力選手に育て上げ、1996年に優勝のチャンスがありながら、長嶋茂雄率いるジャイアンツの「メークドラマ」に阻まれるという惜しい思いをし、2004年にも山本浩二監督のもとカープ1軍ヘッドコーチを務め、2007年12月からはイーグルスの編成部長に就任し、イーグルス躍進の礎を築いた三村敏之氏が、11月3日午前に心不全のため仙台市内の病院で死去した(享年61歳)。
 今年5月に体調を崩し休養したが、夏頃から復帰し、10月29日のドラフト会議にも参加していただけに、あまりにも突然過ぎる死であった。


 舞台を東京ドームに移しての第3戦では、THLZ先発・オビスポが1回表2アウトから3番・稲葉の打球がライトスタンドに吸い込まれ、2回表にもセンターバックスクリーン右に運ばれ、序盤で早くも2点ビハインド・・・

THLZ\(^o^)/オワタ!!


 だがすぐその裏、6番・スンヨプと7番・しんちゃんのアベックアーチであっちゅー間に同点に。

THLZ\(^o^)/ハジマタ!!


 3回裏、第2戦までで8打数1安打と当たりのない3番・小笠原に待望の一発が出て勝ち越したTHLZだったが、5回表に1番・田中賢介の打球がライトスタンドに突き刺さり、熱い打ち合いになると誰もが予感したすぐその裏、2アウトから坂本がこのシリーズでチーム初となる四球を選び、更に2番・松本レフト前でチャンスを広げると、劇団(ry・梨田監督は劇団(ry先発・糸数をそのまま続投させ、3番・小笠原が左中間を破って、両軍通じて初の「ソロホームラン以外での得点」を2点奪った。

これは梨田監督の判断ミスなのか・・・


 THLZ2点リードで迎えた7回表、THLZ3番手・山口鉄也が先頭の1番・田中賢介に死球を与えたのはまだしも、何を思ったのか1塁へけん制悪送球でノーアウト2塁とピンチを広げ、更に2番代打・ひちょりのショートゴロを取った坂本からの送球を1塁・スンヨプがこぼし、その間に田中賢介がホームを踏んで1点差とされ、更に3番・稲葉四球でノーアウト1、2塁のピンチに、打席には自他ともに認める「つなぎの4番」高橋信二・・・

THLZ\(^o^)/オワタ!!


 高橋信二自身は送りバントで1アウト2、3塁とするつもりでいた所で、梨田監督からの指示は「強行」。それに従った高橋信二が内角ストレートを叩くと、4-6-3のゲッツー。なおも2アウト3塁で5番・スレッジにカウント2-3と山口鉄也が苦しむながらも、スレッジがスライダーをひっかけセカンドゴロでピンチを切り抜けた。

THLZ\(^o^)/ハジマタ!!


 それにしても・・・

高橋信二の件は
梨田監督の判断ミスなのか・・・
高橋信二が切り替えられなかったのか・・・


 すぐその裏、1アウトから3番・小笠原四球、4番・ラミレスサード内野安打で1、2塁とし、ここで梨田監督は宮西へスイッチし、5番・亀井をセンターフライに打ち取るも、2塁ランナー・小笠原がタッチアップで3塁へ進み、6番・スンヨプに代打・谷(夫)が送られたのを見るや、梨田監督は江尻にスイッチ。しかし、その江尻が谷(夫)にストレートの四球を与えて2アウト満塁としてしまい、続く7番・しんちゃんに1、2塁間をゴロで抜かれ、2点追加を許してしまった。
 9回表をクルーンが、2アウトから悪送球で1人ランナー出しながらも、9番代打・中田翔をストレートで三振に斬って、

THLZ
日本シリーズ通算
100勝
達成


 それにしても8回裏・・・

谷(夫)で3アウトにするつもりの
江尻投入が裏目に・・・

宮西続投で
谷(夫)を打ち取る
or
谷(夫)敬遠&しんちゃん勝負
はなかったのか・・・

これもまた
梨田監督の判断ミスなのか・・・


 札幌で試合しないためには、何とかここで王手をかけたい第4戦。THLZ先発・尚成が1回表を三者三振に討ち取り、すぐその裏に1番・坂本四球、2番・松本レフト前でノーアウト1、2塁とチャンスを作り、THLZは幸先の良いスタートを切った。
 だが、3番・小笠原、4番ラミちゃん、5番・亀井がランナーを返せず、2回裏ノーアウト2塁で無得点に終わった時、流れは劇団(ryへ・・・
 3回表1アウトから1番・田中賢介が出塁し、2番・ひちょりのセカンドゴロを取ったキムタクが、1塁へ投げずに2塁を見てしまったためにオールセーフ。3番・稲葉四球で1アウト満塁のチャンスで、第3戦8回表でゲッツーの4番・高橋信二が初球内角ストレートをレフト前に運んで2点を先制し、更に6番・小谷野が右中間を破り、この回計4点を奪った。

 すぐその裏に、1番・坂本2ベースとワイルドピッチでノーアウト3塁のチャンスで、2番・松本ライト前で1点を返したものの、4回裏ノーアウト1塁で無得点、5回裏もノーアウト1塁だったが、1塁ランナー・キムタクが挟殺され、2アウトから1番・坂本四球、2番・松本レフト前で1、2塁のチャンスを作ったのに、3番・小笠原が初球ファーストゴロで潰した。
 そんなTHLZとは対照的に、劇団(ryは5回表に4番・高橋信二のシリーズ初ホームラン、7回表には2番・ひちょりがスクイズを決め、8回表にも連打で2点と、着実に得点を重ねていった。
 8回裏、1アウトから2番・松本ショートゴロエラー、3番・小笠原ライト前で作ったチャンスを、4番ラミちゃんが今更ライトスタンドへ3ランを叩き込み、更に5番・亀井四球、6番・谷(夫)レフト前で更に攻め立てたが、劇団(ry5番手・林の前に7番・しんちゃんセンターフライ、ミス連発の8番・キムタク空振り三振に倒れ、3点止まり。
 9回裏、パ・リーグ公式戦で無敗の守護神・武田久に対し、9番代打・古城レフト前でノーアウト1塁とするも、1番・坂本内野フライ、2番・松本ショートゴロ(1塁ランナー・古城フォースアウト)で2アウトとなり、3番・小笠原がライトフェンス直撃の当たりを放ったものの、その小笠原が2塁でタッチアウトとなった。

放った安打
13本
イニングの先頭打者を出塁させる事
7回
しかし
3併殺
走塁ミス2つ

数字の上では
2勝2敗のタイ
だが
札幌行き決定
ゆえ
実質
劇団ひちょり
日本一に王手


 だが、9回裏の小笠原のライトフェンス直撃の当たりが、この後の勝敗の行方を決める前兆になろうとは、東京ドームの観客は誰も予想していなかった。

 MLB王者決定戦・第105回ワールドシリーズ(7回戦制)で、ア・リーグ優勝チーム・ヤンキースの3勝2敗で迎えた現地時間11月4日の地元・ニューヨークでの第6戦で、ヤンキースが”赤鬼”チャーリー・マニエル監督率いるナ・リーグ優勝チーム・フィリーズに7対3で勝利し、2000年以来9年ぶり27回目(史上最多)の優勝を遂げた。

”ゴジラ”
松井秀喜
(ヤンキース)

この試合
5番・指名打者
スタメン

第1打席
2回裏
ノーアウト1塁
マウンド上
フィリーズ先発
MLBを代表する右腕
ペドロ・マルティネス
カウント2-3からの
8球目
打球は
ライトスタンドへ
先制2ラン

第2打席
3回裏
2アウト満塁
マウンド上
ペドロ・マルティネス
カウント2-0からの
3球目
センター前
2点タイムリー

第3打席
5回裏
1アウト1、2塁
マウンド上
フィリーズ3番手
ハップ
カウント2-0からの
4球目
右中間
2点タイムリー2ベース

第4打席
7回裏
1アウト1塁
マウンド上
フィリーズ5番手
エアー
空振り三振

この試合
4打数3安打6打点

大活躍

シリーズ6試合
13打数8安打
3本塁打
8打点

日本人初となる
ワールドシリーズMVP




 追いつめられたTHLZは、第1戦で勝利したゴンザレスを先発マウンドに送ったが、本調子とは言えず、1回表に2番・糸井四球、盗塁、パスボールで1アウト3塁のピンチを迎え、何とか無得点に凌ぐ苦しいピッチング。
 しかし2回表、5番・スレッジのセカンドゴロを古城が弾き、6番・小谷野センター前の後、7番・二モナのショートゴロで併殺が取れず、1アウト1、3塁のピンチを迎え、8番・大野(ルーキー捕手の日本シリーズ先発出場は、日本シリーズ史上初)を三振に討ち取り、スワローズ時代にバッティングでも活躍した劇団(ry先発の9番・藤井をサードゴロに討ち取り、ピンチを奪取した・・・と思いきや、

サード・小笠原
これをファンブル

劇団ひちょり
1点先制


 続く3回表も、2番糸井センター前でノーアウト1塁とされるも、
その糸井を2塁で刺して無失点に抑え、THLZは流れをつからんとしていた。
 そしてすぐその裏、1アウトから8番・古城のチーム初ヒットを足がかりに、9番・ゴンザレス送りバント、1番・坂本四球で2アウト1、2塁のチャンスを作るも、2番・松本が初球をレフトへ打ち上げ得点できず。
 その後もTHLZ打線は、4〜7回裏に毎回の様にランナーを出しながらも藤井に翻弄され、まるで底なし沼に嵌まり込んだかの様にもがき苦しんでいた。

 だが、ゴンザレスが4回表2アウト3塁のピンチも無失点に抑え、5〜7回表を三者凡退に抑え、逆転を信じ続けて追加点を許さなかった。
 そのゴンザレスの諦めない気持ちが、8回表に奇跡を呼び起こした。
 8回表、劇団(ry・梨田監督はリードを広げるべく、球数が85球かつ3塁すら踏ませていない9番・藤井に代打・ちゅる岡(4試合11打数2安打)を送ったのだが、その甲斐なくTHLZ2番手・山口鉄也に三者凡退に抑え込まれた。
 そしてすぐその裏、劇団(ry2番手・建山から、9番代打・スンヨプを追い込まれながらも死球で出塁し、その代走・尚広が、無警戒な劇団バッテリーから初球に易々と2塁盗塁を成功し、1番・坂本が三振に倒れた所で、劇団(ryは3番手・林にスイッチし、打席には2番・松本に代わる代打・大道。1ストライク後に林が2塁牽制球をセンター前に運んで1アウト3塁となって、大道カウント2-2から2球ストレートをファールした後の7球目ストレートを叩くと、その打球は前進守備のセカンド・田中賢介のグラブの少し上を抜け、3塁から尚広が同点のホームイン。

The Last of NANKAI
大道
一世一代の大仕事


 だが9回表1アウトで、続投のTHLZ2番手・山口鉄也が4番・高橋信二にカウント0-2とし、ストライクを取りに行った真ん中スライダーを右中間スタンドへ運ばれ、この時誰もが劇団(ryの王手を確信した。

9回裏
マウンド上は
パ・リーグ公式戦
無敗の守護神
武田久

打席には
前の打席
初球でバットをへし折られ
悔しさのあまり
バットを叩きつけた
5番・亀井

しかし
前の打席までの
亀井とは
違っていた

捕手・ちゅる岡のミットは
外角低め
しかし
武田久の投じた初球は
真ん中高めストレート

亀井は
それを見逃さず
打ち損じもせず
振り抜き
打球はライトスタンド上段へ

同点

6番・谷(夫)
初球外角スライダーを
欲張って打ち損じ
ライトフライ
1アウト

続くは
7番・しんちゃん

初球外角スライダーを見逃し
1ストライク

捕手・ちゅる岡のミットは
外角低め
しかし
武田久の投じた2球目は
真ん中高めカープ

しんちゃんは
それを見逃さず
打ち損じもせず
振り抜き
打球はライトスタンドへ

第2戦と第4戦
THLZの左打者達が
武田久から
鋭い当たりを飛ばした事が
この勝利につながった

THLZ
日本一に
王手




 舞台を再び札幌に移して迎えた第6戦は、第7戦にダルビッシュが控えるだけに、そこに希望をつなげたい劇団(ryにとっても、去年の惨劇を繰り返したくないTHLZにとっても、絶対に負けられない戦いであった。

 第1戦の雪辱を期す劇団(ry先発・武田勝が1回表を3者凡退に抑えたのに対し、すぐその裏にTHLZ先発・東野が、先頭の田中賢介に出塁を許したが、2番・森本が送りバント失敗し、3番・稲葉を見逃し三振に斬って2アウトとし、緊迫の投手戦が展開されると思われていた・・・のだが・・・

4番・高橋信二の
初球ストレートを叩いた打球が
東野の右手甲を直撃

THLZ先発・東野
ある意味
一発でKO


 2アウトながら1、2塁の場面で、THLZは準備ができているか怪しい内海を2番手に投入せざるを得ず、打席には5番・スレッジと、誰もが劇団(ryの先制を確信した・・・
のだが、スレッジが軽率にも初球カーブを打ち損じ、ボテボテの1塁ゴロで事無きを得た。

「ピンチの後にチャンスあり」


 2回表1アウトから、5番・亀井がカウント2-1から2球ファールで粘った後の6球目外角スライダーをとらえ、打球は左中間を破って1アウト2塁のチャンスを作り、6番・谷(夫)のピッチャーゴロの際に3塁へ進み、7番・阿部が3球目外角スライダーに泳がされたと思いきや、その打球はセンター後方のフェンス上部を直撃し、THLZが待望の先制点を挙げた。
 すぐその裏2アウト1塁で、後ろに逸らすとランニングホームランになりかねない9番・二モナの鋭く低いライナーを、センター・松本がダイビングキャッチに成功して無失点。
 武田勝が3〜4回表をともに3者凡退に抑える完ぺきなピッチングを見せた一方で、内海は3回裏2アウト1塁、4回裏2アウト2、3塁と毎回ランナーを許しつつも無失点に凌いでいた。
 武田勝が5回表も3者凡退に抑えたすぐその裏、先頭の田中賢介が出塁し、2番・森本が送って1アウト2塁と同点のチャンスを迎えた。だが内海が、3番・稲葉、4番・高橋信二を連続見逃し三振に斬って、この回も無失点に凌いだ。

5回終了時点

THLZ
たった2安打&無四球
1点

劇団ひちょり
毎回6安打&1四球
0点


 6回表も武田勝が簡単に2アウトとしたが、2番・松本にレフト前に運ばれ、3番・小笠原の鋭い打球がライト線を転がる間に1塁ランナー・松本が2塁を回った所で・・・

ライト・稲葉
打球をファンブル

尻もち


 松本にはその光景が見えなかったのだが、3塁コーチャー緒方が腕を回すのを見て何かを察し、3塁も回ってホームインし、THLZに待望の追加点がもたらされた。
 すぐその裏、内海が5番・スレッジの3打席目をファーストゴロで1アウトとし、6番・小谷野の3打席目を迎えた所で、はらぼうは内海から豊田にスイッチした。
 去年から内海が打順3回り目(6イニング目)に打ち込まれる傾向にあり、第1打席をたった1球で終わったスレッジでなく、その次の小谷野の3打席目で打順3回り目と判断した、はらぼうの投手交代だった。
 その豊田が小谷野、ちゅる岡に打たれ、2アウト1、2塁のピンチを作ったが、9番・二モナをセカンドゴロに討ち取り、事無きを得た。
 7回表裏は両軍ともランナーを出しながらも得点できず、8回表に2アウト1、2塁とした所で武田勝がマウンドを降り、劇団(ry2番手・江尻に4番・ラミレスが三振に倒れてチャンスを潰したすぐその裏、THLZ5番手・越智が先頭の高橋信二の出塁を許し、5番・スレッジ、6番・小谷野を連続空振り三振に斬って2アウトとするも、7番・糸井を歩かせた所で、はらぼうはクルーンを投入した。
 越智が去年の日本シリーズ第7戦で8回2アウトで悔しい思いをしたのを知りつつも、去年の雪辱をさせたい温情を抑えて、安全を優先させた、はらぼうの投手交代だった。
 だがはらぼうの目論見とは裏腹に、クルーンの初球と3球目の外角ストレートがボールゾーンに抜け、内角ストレート2球でカウント2-2にはできたものの、ライトスタンドの一部を陣取るTHLZファンはハラハラドキドキものだった。しかし、5球目内角ストレートに8番代打・坪井がセカンドゴロに倒れ、事無きを得た。
 9回表に劇団(ry3番手・林が3者凡退に抑え、THLZはたった2点リードで9回裏を迎える事となった。
 すると、この回先頭の9番・ニモナが初球を叩いてレフト線を破り、ノーアウトで2塁と札幌ドーム(ライトスタンドの一部を除く)を盛り上げ、1番・田中賢介をファーストゴロに討ち取り1アウトとなったものの、続く2番代打・稲田四球で1アウト1、3塁、クリーンアップに打順が回り、札幌ドーム(ライトスタンドの一部を除く)は「一発で逆転サヨナラ勝ち」に胸を膨らませた。

だが
3番・稲葉
カウント2-1からの
5球目外角フォークを
見逃し三振
2アウト


 それでも、その間に1塁ランナー代走・紺田が2塁に進み、なおも2、3塁と、札幌ドーム(ライトスタンドの一部を除く)は4番・高橋信二に「一発で逆転サヨナラ勝ち」、最低でも「ヒット1本で同点」を期待した。

だが
4番・高橋信二
たった2球で
カウント2-0
そして
3球目外角低めに
ワンバウンドした
フォークに
ハーフスイング

球審の右手が上がり・・・



この瞬間
THLZ
もとい
ジャイアンツ
7年ぶり21回目の
日本一!!



ダルビッシュ含め
相手が本調子ではなかった

その
本調子でないダルビッシュに
負けた

ミスが多かった
無為無策だった事もあった
一方で
相手のミスに助けられた



それでも

監督1年目
(2002年)
以来
7年もの間
遠ざかっていた
だけに

はらぼうにとって
何が何でも
譲れない
”悲願”
だった


ちなみに
毎回安打を放ちながらの敗戦
(第6戦の劇団ひちょり)

日本シリーズ史上初


そして
第4戦での
自分の無念を
仲間達が代わりに
晴らしてくれたのを
見届けて

”8ポジション男”
キムタク
(木村拓也)
37歳
現役引退




タイトル選手名(球団名)
最優秀殊勲選手賞阿部慎之助(ジャイアンツ)
敢闘賞高橋信二(ファイターズ)
優秀選手賞亀井義行(ジャイアンツ)
ゴンザレス(ジャイアンツ)
小谷野栄一(ファイターズ)
<訃報>
11月10日朝
俳優
森繁久弥
老衰のため
死去
(享年96歳)




 その一方で・・・

11月10日夜
市橋達也
逃亡生活

人生
終了

お知らせ





2009年10月16〜17日
プロ野球パ・リーグ
クライマックスシリーズ
1stステージ
イーグルス VS ホークス
(Kスタ宮城)

第1戦
チーム名123456789
ホークス0004000004杉内
0-1-0
イーグルス30400310X11岩隈
1-0-0
ホームラン高須1号(1)[杉内]-1裏
セギノール1号(2)[杉内]-1裏
中島1号(2)[杉内]-3裏
山崎(武)1号(1)[佐藤誠]-7裏
第2戦
チーム名123456789
ホークス0000000101ホールトン
0-1-0
イーグルス00013000X4まー君
1-0-0
ホームラン山崎(武)2号(3)[ホールトン]-5裏


2009年10月17〜19日
プロ野球セ・リーグ
クライマックスシリーズ
1stステージ
ドラゴンズ VS スワローズ
(ナゴヤドーム)

第1戦
チーム名123456789
スワローズ0000003003石川
1-0-0
林昌勇
0-0-1
ドラゴンズ0001100002チェン
0-1-0
ホームランベンちゃん1号(1)[石川]-4裏
デントナ1号(2)[チェン]-7表
第2戦
チーム名123456789
スワローズ0200000002館山
0-1-0
ドラゴンズ11000010X3吉見
1-0-0
岩瀬
0-0-1
ホームラン川本2号(2)[吉見]-2表
谷繁1号(1)[館山]-2裏
第3戦
チーム名123456789
スワローズ1000000214由規
0-1-0
ドラゴンズ00203002X7中田
1-0-0
ホームランベンちゃん2号(2)[由規]-3裏


2009年10月21〜24日
プロ野球パ・リーグ
クライマックスシリーズ
2ndステージ
ファイターズ VS イーグルス
(札幌ドーム)

第1戦
チーム名123456789
イーグルス0000000000
ファイターズ90000000X9
第2戦
チーム名123456789
イーグルス0102003028福盛
0-1-0
ファイターズ100000035X9
1-0-0
ホームラン鉄平1号(2)[林]-9表
スレッジ1号(4)[福盛]-9裏
第3戦
チーム名123456789
イーグルス0001000001岩隈
0-1-0
ファイターズ00010020X3糸数
1-0-0
武田久
0-0-1
ホームランセギノール1号(1)[糸数]-表
第4戦
チーム名123456789
イーグルス0003000003まー君
1-0-0
ファイターズ0100000102八木
0-2-0
ホームラン高橋(信)1号(1)[まー君]-2裏
渡辺(直)1号(1)[八木]-4表
第5戦
チーム名123456789
イーグルス0003000104藤原
0-1-0
ファイターズ13000023X9藤井
1-0-0
ホームランひちょり1号(2)[藤原]-2裏
スレッジ2号(3)[岩隈]-8裏


2009年10月21〜24日
プロ野球セ・リーグ
クライマックスシリーズ
2ndステージ
ジャイアンツ VS ドラゴンズ
(東京ドーム)

第1戦
チーム名123456789
ドラゴンズ0000000000
ジャイアンツ90000000X9
第2戦
チーム名123456789
ドラゴンズ5010010007小笠原孝
1-0-0
ジャイアンツ0100001002ゴンザレス
0-1-0
ホームラン野本1号(3)[ゴンザレス]-1表
ブランコ1号(1)[ゴンザレス]-3表
第3戦
チーム名123456789
ドラゴンズ2000000204チェン
0-1-0
ジャイアンツ10131000X6オビスポ
1-0-0
クルーン
0-0-1
ホームラン森野1号(2)[オビスポ]-1表
しんちゃん1号(1)[チェン]-4裏
藤井1号(2)[越智]-8表
第4戦
チーム名123456789
ドラゴンズ2000002004浅尾
0-1-0
ジャイアンツ00000203X5豊田
1-0-0
クルーン
0-0-2
ホームラン森野2号(2)[尚成]-1表
ラミちゃん1号(1)[吉見]-6裏
亀井1号(1)[吉見]-6裏
第5戦
チーム名123456789
ドラゴンズ0001100002中田
0-1-0
ジャイアンツ20500100X8越智
1-0-0
ホームラン谷(夫)1号(4)[中田]-3裏
ブランコ2号(1)[東野]-4表
<訃報>
 ザ・フォーク・クルセダーズやサディスティック・ミカ・バンドを結成し、自ら作曲した「あの素晴しい愛をもう一度」、「帰って来たヨッパライ」等が大ヒットして、音楽プロデューサーとしても活躍していた加藤和彦氏が、10月17日午前に長野県内のホテルの客室で首を吊って死亡しているのを、長野県警によって発見された(享年62歳)。
 客室には2通の遺書とみられる文書が残されており、長野県警は自殺と見ている。

 数多くのドラマや映画、舞台で活躍し、1956年の「太陽の季節」で共演した俳優の長門裕之(本名:加藤晃夫)氏と5年後に結婚し、夫婦で約16年にわたり歌番組の司会を務める等、「おしどり夫婦」として知られた女優の南田洋子(本名:加藤洋子)女史が、10月17日に発症したくも膜下出血のため、10月21日午前に東京都内の病院で死去した(享年76歳)。
 2004年頃から認知症の症状が表れ、06年に女優業を引退し、夫の長門氏と二人三脚で闘病生活を送っていたのだが、とうとうその闘病生活および夫婦生活に終止符が打たれてしまった。


<クライマックスシリーズの戦い>
 セ・パ両リーグで同時開催する事になってから3年目となるプレーオフ制度「クライマックスシリーズ(以下、CS)」。
 去年は両リーグの優勝チームが無事に日本シリーズ進出を果たしたが、今年パ・リーグでは”ノムさんと楽天家な人々”(リーグ2位)が、セ・リーグではスワローズ(リーグ3位)がCS初進出を果たし、初進出チームの戦いぶりが注目を集めた。

 セ・リーグより1日先に開幕したパ・リーグのCS1stステージは、初めての開催となった仙台で、2位・ノムさん(ryと3位・ホークスが対戦した。
日本シリーズを前に
監督辞任を表明したチームは
日本一になれない


ノムさんにとって
このジンクス打破への
挑戦の始まりであった


 一方ここ数年、秋の勝負弱さが半ば体質と化したホークスがエース・杉内を初戦の先発に立てたが、その杉内が1回裏、先頭の高須に先頭打者アーチとセギノールの2ランで3点を先制され、更に3回裏にはノムさん(ry打線にメッタ打ちを食らい、3回持たず7失点でKOされた。
 ホークスは4回表にすぐさまノムさん(ry先発・岩隈から4点を返したものの、リリーフ陣が追加点を奪われ、初戦を大敗した。
 続く2戦目も、4回裏に1点を先制され、5回裏には4番・山崎武司の3ランで4点ビハインドとなったホークスは、ノムさん(ry先発・まー君を打ちあぐね、8回表に1点を返すのがやっとで・・・

またしても
ホークスは
秋に
勝負弱かったわけですが
何か?


もとい
ノムさん(ry
うれしい
CS2ndステージ進出


 パ・リーグより1日遅れの開幕となったセ・リーグのCS1stステージは、初進出を果たした3位・スワローズが、2位・オレ竜の本拠地・ナゴヤドームに乗り込んだ。
 その初戦で、オレ竜に2点リードされ、6回までオレ竜先発・チェンにほぼ完ぺきに抑え込まれていたスワローズが、7回表に一挙3点を奪って逆転し、たった1点リードを守り切って初戦をものにし、実に幸先の良いスタートを切った。

だがその翌日
3戦目の先発予定の
ユウキ

高木
そして
内野の控え・野口
の3選手が
A型インフルエンザ発症


 何が何でも2戦目で決めたいスワローズは、エース・館山を先発マウンドに送ったものの、焦りからか、内野の守りにミスが生まれ、オレ竜に先制を許した。
 2回表に川本の2ラン、すぐその裏に谷繁のソロが出て、中盤は館山と吉見のセ・リーグ最多勝同士の投手戦となり、同点のまま終盤を迎えた。
 そして7回裏、2アウト3塁で、館山に対し今年20打数ノーヒットと打てていなかった2番・荒木が、2球目をセンター前に弾き返し、その1点リードを吉見−浅尾−岩瀬のリレーで守り切り、オレ竜が1勝1敗のタイに持ち込んだ。

その後
スワローズ
川本、衣川の
両捕手も
A型インフルエンザ発症


 数字上1勝1敗のタイながら、追い込まれたスワローズは、2年目の由規を3戦目の先発に立て、正捕手・相川が左脇腹痛を押してスタメンマスクをかぶるという、悲壮な決意で3戦目に臨み、1回表2アウトから宮本、青木の連続2ベースで1点を先制した。
 だが3回裏、2アウトまで漕ぎ着けながら、4番・ブランコのライト前の後、5番・ベンちゃんが内角高めに抜けた速球をライトスタンドへ運び逆転。
 5回表、ここまで打ちあぐねていたオレ竜先発・中田に対し、2アウト1、2塁のチャンスを作り、2番・田中浩康がライト前に弾き返し、2塁ランナー・畠山が本塁へ突入したが、ライト・野本の返球でホームでアウトとなり、無得点。
 すぐその裏、1アウト1、3塁から谷繁、立浪の連続タイムリーで3点を追加し、オレ竜がリードを4点に広げた。
 だがスワローズは8回表、オレ竜5番手・浅尾を攻め立て2点を返し、なおも1アウト満塁と1打同点のチャンス。

だが
7番代打・志田
6-4-3

ゲッツー


 すぐその裏、スワローズ5番手・五十嵐が致命的な2点を奪われ、9回表2アウトから1点を返して、岩瀬のCS連続無失点記録を途切れさせたものの、最後のバッター・青木がスライダーを空振りし・・・

スワローズ
怪我と病魔に屈し
CS1stステージ敗退


 セ・パ両リーグのCS2ndステージは、同日同時刻(10月21日18時)に札幌ドーム、東京ドームでそれぞれ開幕した。
 セ・リーグのCS2ndステージは、セ・リーグ覇者・とうきょうはらぼうらんどぜぇた(以下、THLZ)と1stステージを勝ち抜いたオレ竜という、3年連続して同じ顔合わせの対戦となった。
だが
その初戦は
たった10分で
カタが着いた

1回表
THLZ先発
セ・リーグ最優秀勝率
ゴンザレス

1番・井端
センター前
ノーアウト1塁

2番・荒木
送りバント
1アウト2塁

3番・森野
ライト前
2塁ランナー・井端
ホームイン
オレ竜1点先制

なおも
1アウト1塁

4番・ブランコ
センター前
3塁への送球の間に
打ったブランコも2塁へ
1アウト2、3塁

5番・ベンちゃん
レフト前
3塁ランナー・森野
ホームイン
オレ竜2点目

なおも
1アウト1、3塁

6番・野本
3球目内角ストレートを
思い切り振り抜くと
打球はライトスタンドへ
3ラン

1回表
オレ竜
計5点


 出鼻を挫かれたTHLZは、一昨年のCS2ndステージ初戦にやり込められたオレ竜先発・小笠原孝の前に5回1点に抑え込まれ、更にオレ竜に2点を追加され、7回裏にスンヨプの犠牲フライで2点目を返すのがやっとで、

一昨年の悪夢が
THLZとそのファンの
脳裏によぎった


 その頃札幌ドームでは、パ・リーグ覇者・”劇団ひちょり”と1stステージを勝ち抜いたノムさん(ryとのCS2ndステージが開幕し、ノムさん(ry先発・永井が1回裏に1点を先制されたものの、すぐさま同点に追いついてもらい、4回表に2点を勝ち越し、7回表に3点追加してもらうと、7回裏までたって1失点に抑える好投を見せた。
 だが8回裏、疲れの見えた永井がアウトから3連打で1点返された所でマウンドを降りると、CS初登板となったノムさん(ryリリーフ陣がメッタ打ちを食らって2点差に追い上げられた。
 それでも9回表、鉄平の2ランで4点差に広げて9回表を終え、誰もがノムさん(ryの初戦勝利を予感した。

だが
9回裏

9番・金子誠
セカンドフライ
1アウトランナー無し

1番・田中賢介
ライト前
1アウト1塁

2番・ひちょり
センター前
1アウト1、2塁

3番・稲葉
センター前
2塁ランナー・田中賢介
ホームイン
3点差
なおも
1アウト1、2塁

4番・高橋信二
四球
1アウト満塁

5番・スレッジ
2球目外角ストレートを
思い切り振り抜くと
打球はレフトスタンドへ

逆転サヨナラ満塁本塁打


 オレ竜は、CS1stステージに先発した投手を中5日でCS2ndステージに投入するために、朝倉を先発させてTHLZ打線を目覚めさせてしまった去年の反省から、CS1stステージに先発したチェン、吉見、中田を中4日で投入する事とし、2戦目の先発にセ・リーグ最優秀防御率のチェンを立てた。
 一方、連敗の許されないTHLZの先発はというと・・・

オビスポって・・・
orz


 そのオビスポは1回表、井端2ベース、荒木内野ゴロ、森野2ランであっという間に2点を先制され、その後も2四死球がありながらも、1回表をたった2点で奇跡的にしのげた。
 すぐその裏に、坂本のCS初安打となる2ベースを足がかりに小笠原のタイムリーでチェンから1点を返せたものの、2〜3回表に3四死球と、とても短期決戦の先発に相応しくないピッチングを展開するオビスポを見て、誰もがTHLZの連敗を予感した。

 だが3回裏、この回先頭の坂本が10球粘り、1アウト後に続く松本も12球粘った末にセンター前に運び、小笠原四球で1アウト1、2塁として、ラミちゃんの高いバウンドでライト前へ抜けていくタイムリーで同点に追いついた。
 更に4回裏、この回先頭のしんちゃんが左中間スタンドへ運んで勝ち越しに成功すると、古城、オビスポが1塁前に絶妙なセーフティーバントを決め、坂本の送りバントで1アウト2、3塁と攻め立て、勝負をかけて松本に代打・大道を送り、その大道がバットをへし折られながらも3塁線ギリギリに落として2点を追加し、チェンをマウンドから引きずり降ろした。
 オビスポは6回表2アウトまで7四死球と大荒れ過ぎたものの、大荒れ過ぎてオレ竜打線がつけ込めず、先発の役目を果たしてくれた。
 6回表2アウトから山口鉄也、8回表から越智が登板したが、その越智が2アウト2塁から藤井にフォーク2球を振らせてカウント2-0としたのに、しんちゃんが内角低めストレートを投げさせ、藤井がそれを振り抜いて、打球は右中間スタンドへ・・・
 更に谷繁2ベースでピンチが続き、クルーンを投入する羽目に・・・
 ただ、そのクルーンが無事に2点リードを守り、THLZが2戦目をものにした。

 一方札幌ドームでは、劇団(ry・糸数、ノムさん(ry・岩隈の両先発の投げ合いで1対1の同点で迎えた7回裏、高橋信二のタイムリーで劇団(ryが2点を勝ち越すと、8回表のノーアウト満塁の大ピンチを無失点に切り抜け、劇団(ryが日本シリーズ進出へ王手をかけた。

 3戦目の1回表、オレ竜はTHLZ先発・尚成から森野の2試合連続先制2ラン(3試合連続先制打)で、3試合連続して先制点を奪い、オレ竜先発・セリーグ最多勝タイの吉見が1回裏、2回裏、5回裏とランナーを出しながらも無失点に抑え、2点リードを保ったまま中盤を過ぎようとしていた。
 だがオレ竜打線が、尚成に対し3回表1アウト2、3塁、4回表1アウト満塁のチャンスを潰し、THLZ2番手・越智に対し6回表2アウト1、2塁のチャンスを潰すと、すぐその裏、簡単に2アウトとしながらも、ラミちゃん、亀井のアベックアーチであっという間に追いつかれてしまった。
 しかし、越智が1アウト1、3塁としてマウンドを降りると、THLZ3番手・山口鉄也が森野のセカンドゴロで勝ち越しを許し、更にブランコの止めたバットでライトに運ばれ、2塁ランナー・荒木の好走塁で2点リードを許してしまった。
 THLZ2点ビハインドの8回裏、オレ竜3番手・浅尾から坂本四球、松本ライト前でノーアウト1、2塁とし、小笠原レフトフライの後、ラミちゃんの打球が1、2塁間を抜けると思いきや、セカンド・荒木が飛びつき1塁でアウトとし、続く亀井の打球がショート・井端の正面に力なく飛んで・・・

THLZ\(^o^)/オワタ!!


・・・ワンバウンドしたら、井端がタイミングを外されてボールをこぼし、その間に3塁ランナー・坂本がホームイン!

THLZ\(^o^)/ハジマタ!!


なおも2アウト1、3塁のチャンスで、6番代打・大道ではなく脇谷・・・

THLZ\(^o^)/オワタ!!


・・・が浅尾の初球ストレートを振り抜くと、その打球はライトの頭を鋭く超え、2点を奪い逆転に成功!!

THLZ\(^o^)/ハジマタ!!


 9回表をクルーンが三者凡退に斬って・・・

THLZ
日本シリーズ進出へ
王手


 一方札幌ドームでは、ノムさん(ry先発・まー君が1点差を守り切り、ノムさん(ryが何とか踏みとどまった。

 14時に始まった札幌ドームでの4戦目は、ノムさん(ryが2回までに4点を先制されたものの、4回表に3点を奪って1点差まで詰め寄り、 劇団(ryに追いすがろうとしたが、7回裏に2点を追加され、8回裏2アウト2、3塁で5番・スレッジの場面で、岩隈を投入して悪あがきしたものの、その岩隈がスレッジにライトスタンドへ叩き込まれてしまい、9回表もランナー1人を出すのが精一杯で・・・

劇団ひちょり
もとい
ファイターズ
2年ぶり5度目
日本シリーズ進出



日本シリーズを前に
監督辞任を表明したチームは
日本一になれない


ノムさんをもってしても
上記のジンクスを
打破できなかった


 それでも、劇団(ryの粋な計らいで、ライトスタンドの前で、今年で仙台を去る事となったノムさんの両チームによる胴上げが行われた。

 18時に始まった東京ドームでの4戦目で、王手をかけたTHLZの先発はというと・・・

おいおい
東野かよ・・・
orz


 だがその東野は、4戦目にして初めて1回表に”0”を入れてくれました。
 すぐその裏、オレ竜先発・中田から坂本が2ベースで出塁すると、続く松本の送りバントを取った中田が1塁へ悪送球して1点が入り、更に亀井のセンター前で計2点を先制すると、3回裏にはノーアウト1、3塁からラミレスのレフト前で1点追加し、続く亀井の1塁線へのセーフティーバントでノーアウト満塁とチャンスを広げ、ここまで大して働けていなかった谷(夫)が2球目を振り抜くと、打球はレフトスタンドへ・・・

谷(夫)
プロ野球人生初の
グランドスラム

THLZ
序盤で7点リード


 だがしかし4回表、東野がブランコに外角高めストレートをライトスタンドに打ち抜かれると、5回表には1アウトから谷繁ライト前、代打・井上ファーストゴロエラー、井端センター前で満塁のピンチを招き、荒木のセンター前に落ちる当たりを松本が追い付かず1点を返され、なおも1アウト満塁が続く所で森野とブランコに打順が回り、THLZは東野を諦め・・・

越智って・・・

THLZ\(^o^)/オワタ!!


 だが、その越智が森野、ブランコを連続三振に斬って取り・・・

THLZ\(^o^)/ハジマタ!!


 その後、越智が6回表まで無失点に抑え、すぐその裏に1点追加し、7回表を豊田、8回表を山口鉄也が無失点に抑え、9回表にはクルーンが、野本をファーストゴロ、現役最後の打席となる代打・立浪をレフトフライに斬って取り、谷繁の強烈なライナーを3塁・寺内が少しジャンプしてつかみ・・・

この瞬間
THLZ
もとい
ジャイアンツが
2年連続32度目の
日本シリーズ進出!



かくして
今年の日本シリーズは
”後楽園シリーズ”
以来
28年ぶりの顔合わせとなる
劇団ひちょり対THLZ
となった



2009年9月25〜27日
プロ野球セ・リーグ公式戦
ジャイアンツ VS カープ
(東京ドーム)

第20戦
チーム名123456789
カープ0001100002ルイス
9-9-0
ジャイアンツ00000111X3内海
9-10-0
豊田
2-2-3
ホームランマクレーン16号(1)[内海]-4表
しんちゃん30号(1)[ルイス]-7裏
第21戦
チーム名12345678910
カープ00000000000横山
3-8-0
ジャイアンツ0000000001X1金刃
1-0-0
第22戦
チーム名123456789
カープ0000010010大竹
9-7-0
ジャイアンツ0001201X40尚成
9-6-0
豊田
2-2-4
ホームラン小笠原31号(2)[大竹]-5裏
亀井25号(1)[篠田]-8裏


2009年9月28〜30日
プロ野球セ・リーグ公式戦
ドラゴンズ VS ジャイアンツ
(ナゴヤドーム)

第22戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0000100001東野
8-8-0
ドラゴンズ20202211X10中田
5-3-0
ホームラン森野23号(2)[東野]-1表
第23戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0000100001グライシンガー
13-6-0
ドラゴンズ03100000X4あしゃ倉
10-8-0
浅尾
7-9-5
ホームランブランコ38号(1)[グライシンガー]-2裏
野本2号(1)[グライシンガー]-3裏
第24戦
チーム名123456789
ジャイアンツ2202000006オビスポ
6-1-0
ドラゴンズ1000000012川井
11-5-0
ホームランラミちゃん31号(2)[川井]-1表


2009年10月2日
プロ野球セ・リーグ公式戦
ジャイアンツ VS ベイスターズ
(東京ドーム)

第24戦
チーム名123456789
ベイスターズ0000001001ランドルフ
5-2-0
ジャイアンツ0000000000内海
9-11-0
ホームラン村田24号(1)[内海]-7表


2009年10月3日
プロ野球セ・リーグ公式戦
ジャイアンツ VS カープ
(東京ドーム)

ジャイアンツ今期本拠地最終戦

第23戦
チーム名123456789
カープ1011010004大竹
9-8-0
ジャイアンツ40110000X6ゴンザレス
15-1-0
豊田
2-2-5
ホームランしんちゃん31号(1)[齊藤]-3裏
フィリップス15号(1)[ゴンザレス]-4表


2009年10月4〜5日
プロ野球セ・リーグ公式戦
スワローズ VS ジャイアンツ
(神宮)

第23戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0200300005尚成
10-6-0
スワローズ0000100001村中
1-6-0
ホームラン小田嶋1号(2)[村中]-2表
第24戦
チーム名123456789
ジャイアンツちゅーしぃー
ちゅーしぃー
スワローズ


2009年10月10日
プロ野球セ・リーグ公式戦
カープ VS ジャイアンツ
(マツダスタジアム)

第24戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0000000000ゴンザレス
15-2-0
カープ10000000X1大竹
10-8-0


2009年10月12日
プロ野球セ・リーグ公式戦
スワローズ VS ジャイアンツ
(神宮)

ジャイアンツ今期最終戦

第24戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0120000003越智
8-3-10
カープツ10010003X5高木
4-0-0
李恵践
1-1-1
ホームランしんちゃん32号(1)[由規]-2表
ガイエル27号(1)[内海]-4裏
<訃報>
ジャイアンツV9を脇役として支えた
「名二塁手」という称号

「イチロー」という才能を干した
「愚将」という汚名

持った野球人
土井正三

9月25日
膵臓癌との闘病の果てに
永眠
享年67歳


 1993年にシングル「夏の日の1993」が170万枚を売り上げる大ヒットとなり、3年後に解散したものの2003年に再結成し、アンサーソング「冬の日の2009」を発表していた男性デュオ「class」の津久井克行氏が10月2日、膵臓癌のため死去した(享年49歳)。

 麻生内閣のもと、財務・金融大臣に就任し、拉致問題にも熱心に取り組んできたものの、ローマで開かれた先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)後の“もうろう会見”が問題となって財務・金融大臣を辞任した自民党議員・中川昭一氏が10月4日午前、自宅のベッドでうつぶせに倒れているのを妻が発見し、駆けつけた救急隊によって死亡が確認された(享年56歳)。

 また、1991年の湾岸戦争をきっかけにコメンテーターとしてテレビに登場した軍事問題評論家の江畑謙介氏が、10月10日の午後に呼吸不全のため死去した(享年60歳)。


<11試合分の戦評>
 クライマックスシリーズ制定後で最大となる11試合の消化試合が発生したとうきょうはらぼうらんどぜぇた(以下、THLZ)だったが、2ndステージまでに試合勘を鈍らせたくないため(他に内海、尚成、東野の2ケタ勝利とゴンザレスの最多勝がかかっているため)、常に真剣勝負モードで11試合に臨んだ。
 そのため、THLZは初のクライマックスシリーズ進出を目指すスワローズとミッキー(ry相手に大人げなく叩き伏せた(そのドサクサに紛れて尚成が2ケタ勝利を達成した)
 そのTHLZを余所に・・・

10月3日
Kスタ宮城

去年の日本一
ライオンズ相手に
14対5と大量リードを奪った
ノムさんと楽天家な人々
もとい
イーグルスが
仙台に居を構えて5年目にして
初のAクラス入り達成。

そして

10月6日
札幌ドーム

4対3
1点リードで迎えた
9回表

守護神・武田久が
2アウト2塁から
代打・大崎のタイムリーで
同点に追いつかれながらも
2位ノムさん(ryが
敗れたため

劇団ひちょり
もとい
ファイターズが
2年ぶり5度目の
パ・リーグ優勝
(リーグ1位)
達成。

更に
10月9日
神宮球場

7回表に1点返され
尚も
2アウト満塁の大ピンチ

タイガースの4番
金本
初球ど真ん中スライダー

キャッチャーファールフライ

3対1で逃げ切った
スワローズが
クライマックスシリーズ
初進出


 両リーグのリーグ公式戦も終わりを迎えつつあり、同じく選手生活も終わりを迎えんとする名選手達もいて、THLZは9月30日ナゴヤドームで”ミスタードラゴンズ”立浪和義(地元での最終打席は、プロ初安打と同じ二塁打)の、10月10日マツダスタジアムで緒方孝市(8回表にセンターの守備に就き、かつての同僚であるキムタクの放った打球をつかみ、その裏のプロ最終打席で右中間を破る三塁打)の引退に立ち会った。

 さて、今季最終戦はチームの年間90勝と自身の4年連続2桁勝利を賭けて内海が神宮球場のマウンドに上がり、6回3失点で1点リードを保ったままマウンドを降りたものの、3番手越智が試合をひっくり返され、内海の2桁勝利もチームの90勝もお釈迦となって、両リーグの全日程が終了した。

これで
THLZ
もとい
ジャイアンツは

対オレ竜戦
16勝8敗

対スワローズ戦
18勝5敗1分

対タイガース戦
11勝11敗2分

対ミッキー(ry戦
14勝7敗3分

対べい☆すた戦
18勝6敗

交流戦
12勝9敗3分

今期の通算成績を
89勝46敗9分
(セ・リーグ1位)

今シーズン全日程を終了し
クライマックスシリーズ
2ndステージに備える事となった。


2009年9月15〜17日
プロ野球セ・リーグ公式戦
ジャイアンツ VS タイガース
(東京ドーム)

第22戦
チーム名12345678910
タイガース00010200025藤川
5-3-21
ジャイアンツ00110100003クルーン
1-3-23
ホームラン鳥谷16号(1)[ゴンザレス]-6表
しんちゃん27号(1)[安藤]-6裏
矢野(輝)2号(1)[クルーン]-10表
第23戦
チーム名123456789
タイガース2000311007筒井
1-2-0
藤川
5-3-22
ジャイアンツ3020100006野間口
0-1-1
ホームラン浅井3号(1)[東野]-1表
鳥谷17号(3)[藤田]-5表
谷(夫)7号(1)[岩田]-5裏
鳥谷18号(1)[野間口]-7表
第24戦
チーム名123456789
タイガース0020000002きゅぼ
7-8-0
ジャイアンツ2010010004オビスポ
4-1-0
クルーン
1-3-24
ホームランラミちゃん27号(1)[きゅぼ]-3裏
谷(夫)8号(1)[きゅぼ]-6裏


2009年9月18〜20日
プロ野球セ・リーグ公式戦
スワローズ VS ジャイアンツ
(神宮)

第20戦
チーム名123456789
ジャイアンツ00002250110内海
8-10-0
スワローズ0000002002村中
0-5-0
ホームランしんちゃん28号(3)[加藤(幹)]-7表
亀井23号(1)[吉川]-9表
第21戦
チーム名123456789
ジャイアンツ4000011006越智
8-2-10
クルーン
1-3-25
スワローズ0020100003館山
14-6-0
ホームランしんちゃん29号(4)[館山]-1表
デントナ20号(2)[きゅぼ]-3裏
ラミちゃん28号(1)[李恵践]-7表
第22戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0051100108尚成
8-6-0
スワローズ0000020002由規
5-9-0
ホームラン小笠原30号(1)[由規]-4表
坂本18号(1)[吉川]-8表


2009年9月21〜23日
プロ野球セ・リーグ公式戦
ジャイアンツ VS ドラゴンズ
(東京ドーム)

第19戦
チーム名123456789
ドラゴンズ0110001000山本昌
1-3-0
ジャイアンツ0221000000東野
8-7-0
クルーン
1-3-26
ホームランビョンギュ3号(1)[東野]-2表
谷(夫)9号(2)[山本昌]-2裏
ラミちゃん29号(2)[山本昌]-3裏
谷(夫)10号(1)[山本昌]-4裏
第20戦
チーム名123456789
ドラゴンズ0000000000チェン
8-4-0
ジャイアンツ00000200X2ゴンザレス
14-1-0
山口(鉄)
9-1-4
ホームラン亀井24号(2)[チェン]-6裏
第21戦
チーム名123456789
ドラゴンズ0000300003山井
0-3-2
ジャイアンツ01030010X5オビスポ
5-1-0
クルーン
1-3-27
ホームラン谷(夫)11号(1)[山井]-2裏
ラミちゃん30号(1)[山井]-4裏
谷繁9号(3)[オビスポ]-5表

 米現地時間9月13日の対レンジャーズ戦(テキサス州アーリントン、ダブルヘッダー)に1番ライトで先発出場し、2試合目2回表の第2打席でショートへのゴロで一塁を駆け抜け・・・

イチロー
(マリナーズ)

9年連続
シーズン200本安打
達成
(MLB初)

通算9回達成は
タイ・カップと並ぶ
アメリカン・リーグタイ記録
MLB最多記録は
ピート・ローズの10回


<9試合分の戦評>
 9月19〜23日にかけて5連休がある関係で、日本プロ野球の全12球団は9月15日から9連戦を戦う事となった。
 とうきょうはらぼうらんどぜぇた(以下、THLZ)は11あるリーグ優勝へのマジックを減らしたいところ。

 ただ、そんなTHLZの前に立ちはだかったのは、タイガースだった。
 その初戦で、THLZ先発・ゴンザレスは7回を投げて3失点だったものの、被安打9とタイガース打線の粘りに苦戦し、THLZ打線もタイガース先発・安藤から3点のみで、その後タイガースのリリーフ陣に完封され、試合は延長戦に。
 11回表、先頭の新井をショートゴロエラーで出塁させると、2アウトながら3塁とされ、8番・矢野がTHLZ3番手・クルーンの初球をライトへ打ち上げると、その打球はライトスタンドに吸い込まれ・・・。
 続く2戦目は、1回表に2点を先制されたTHLZがすぐその裏に逆転し、更に3回裏にはこの日8番セカンドスタメンの中井が2点タイムリー2ベースでリードを3点に広げ、誰もがTHLZの勝利を予感した・・・のだが、5回表1アウトからセカンド中井のエラーをきっかけに1アウト1、2塁とし、ここの所好調の鳥谷の3ランで同点に・・・。
 すぐその裏に1点を勝ち越せたものの、6回表に追いつかれ、7回表には鳥谷に2打席連続となる一発で勝ち越され、THLZ打線も昨日に続いてタイガースのリリーフ陣に完封され・・・。

THLZ
対タイガース戦勝ち越しを逃す


 3タテを免れたいTHLZは初回に2点先制されたものの、3回表にTHLZ先発・オビスポの乱調で同点に追いつかれる。

 しかしすぐその裏、ラミちゃんの一発で再び勝ち越すと、オビスポも立ち直り、6回表には鳥谷、金本、新井、林を4者連続三振(新井が振り逃げしたため、1イニング4奪三振はNPB史上13人目)とタイガース打線を抑え込んだ。
 そして9回表、この回先頭の代打・野原祐也(育成枠出身)がボテボテの1塁ゴロで1塁へダイブし、矢野のファーストファールフライを小笠原が飛びつく等、両軍熱の入ったプレーの果てにTHLZが勝利し、2009年の「伝統の一戦」は11勝11敗2分の五分で終了した。
 この3連戦を1勝2敗と負け越したTHLZだったが、2位オレ竜が2勝1敗だったため、この時点でTHLZのリーグ優勝へのマジックは9にまで減った。

 タイガースでは野原が、THLZではしんのすけが躍動する中・・・

野原しんのすけを主人公とする人気漫画「クレヨンしんちゃん」の作者・臼井儀人氏が、9月11日に登山に出掛けたまま帰宅せず・・・

 THLZは舞台を神宮へ移し、2ndボーナスステージスワローズ3連戦に臨んだ。
 その初戦で、THLZ打線がしんちゃんのプロ通算200号(NPBの捕手としては史上7人目、チーム捕手としては史上初)等で大量10点を奪い、投げてはTHLZ先発・内海が大量リードに守られて、今季成績の悪い神宮のマウンドで7回2失点と好投し、最後はクルーンが通算150セーブを達成して(250試合目での達成は、小林雅英(当時・マリーンズ)の312試合目を抜いてNPB史上最速)、初戦を確実にものにした。

 続く2戦目は、スワローズ先発・館山に対し、THLZ先発がきゅぼと、今日は一休みと思われていたが、その館山から初回にしんちゃんのグランドスラムでTHLZが4点を先制した。
 一方のきゅぼは、3回裏にデントナの2ランで2点を返され、5回裏に2アウト1、2塁とした所で降板したものの、リリーフ陣が好投し、その間に2点を追加して、スワローズに連勝した。

 ここまで来たら3タテしたいTHLZは、3回表にこの日1軍復帰したばかりのスワローズ先発・由規に襲いかかって5点を奪うと、4回表、5回表に1店ずつ追加し、試合の主導権を握った。
 投げてはTHLZ先発・尚成が、6回裏に2点を失ったものの、それ以外は危なげないピッチングで2007年4月17日以来の完投勝利を挙げ、THLZは両リーグ最速で80勝に到達した。
 この3連戦を3連勝したTHLZに対し、2位オレ竜が1勝2敗だったため、この時点でTHLZのリーグ優勝へのマジックは5にまで減り、東京ドームでの対オレ竜3連戦で3連勝すればリーグ優勝達成となる所まで来た。

 しかし、その頃・・・

9月19日、群馬・長野県境にある荒船山(1423メートル)の崖下で、男性1人の遺体が見つかり、群馬県警下仁田署は翌20日、その遺体の身元を人気漫画「クレヨンしんちゃん」の作者臼井儀人(本名:臼井義人)氏(51歳、埼玉県春日部市在住)と確認した。
同署によると、死因は全身強打による肺挫滅で、9月11日午後に転落死したと見られ、遺書はなかったという。
また、遺体発見現場の周辺で見つかったデジタルカメラには崖下を写した画像が残っていたとの事で、撮影後に転落したと考えられる。


 さて、対オレ竜3連戦で3タテすればリーグ優勝となるTHLZだが、オレ竜相手にそう簡単に3タテできるとは思えなかった。
 その初戦で、オレ竜が大ベテランで対THLZ戦通算40勝の山本昌を先発に立てたのに対し、THLZは前回3死球で3回持たずに降板した東野が先発で、案の定2回表に「不発弾」ビョンギュを暴発させて早々と1点を先制された。
 しかしすぐその裏、亀井が出塁し、谷(夫)がライトへ打ち上げると、その打球はライトスタンドへ吸い込まれて逆転に成功。
 しかし3回表、東野がこの回先頭の山本昌、その次の井端と連続四球でノーアウト1、2塁のピンチを招き、森野のセカンドゴロで同点に・・・。
 それでもすぐその裏、2アウト3塁でラミちゃんが右中間に打球を飛ばすと、その打球は右中間スタンド中段に突き刺さって2点を勝ち越し、更に4回裏、谷(夫)がまたしてもライトへ打ち上げると、その打球はライトスタンドへ吸い込まれて3点差となった。
 東野は7回表に1点を失いはしたが、先発としての役目を果たし、8回表を山口鉄也、9回表をクルーンが締めて、THLZが初戦をものにし、リーグ優勝へのマジックを3に減らした。

 続く2戦目は、オレ竜先発・チェンと、THLZ先発・ゴンザレスの投手戦となった。
 チェンが3回裏1アウト1、3塁、5回裏2アウト1、2塁のピンチをしのぐ一方で、ゴンザレスは3回表の谷繁センター前が唯一外野に到達した当たりで、5回表まで谷繁(2安打)以外誰にも打たれずにいた。
 そして6回裏、1アウトからラミちゃんが四球で出塁すると、続く亀井に対しカウント2-1から投じたチェンの外角低めストレート2球がことごとくボールと判定され、チェンがカウント2-3からスライダーを投じ、それを亀井がバットで拾うと、その打球はライトスタンド中段へ・・・。
 ゴンザレスは7回2安打2四死球無失点で降板し、8回表を越智、9回表を山口鉄也が締めて・・・

THLZ
リーグ優勝へのマジック
1に


 リーグ優勝のかかった大一番に、オレ竜は吉見(現在15勝でセ・リーグ最多勝)という大方の予想を裏切り、ここ最近リリーフでの好投が続いている山井(2007年日本シリーズ8回パーフェクト)を先発に立てた。
 一方、勝てば優勝のTHLZだが、その先発はオビスポだった。
 そのオビスポは3ボールとするアバウトなコントロールながら、抜群の球威で打球を詰まらせまくった。
 一方の山井は1回表に素晴らしい立ち上がりを見せていたが、2回裏1アウトで谷(夫)がカウント2-3からのカーブを完ぺきに捉えてレフトスタンドへ叩き込んで、THLZが先制した。
 更に4回裏、ラミちゃんがセンターバックスクリーン左へ叩き込むと、1アウト1、2塁で古城が左中間に落とし、続くオビスポが絶妙なプッシュバントを決め、この回計3点を追加した。
 しかし5回表、オビスポの速球が捉えられ始め、1アウト2、3塁とされると、谷繁にはレフトスタンド中断に叩き込まれて1点差に・・・。
 だがしかし、オビスポは立ち直り、6〜7回表を3者凡退に抑え、大役を果たした。
 そして7回裏、2アウト1、3塁でラミちゃんがライトへ運び、差を2点と広げた。
 8回表を越智が締めて、9回裏をクルーンが2アウトまで漕ぎ着け、2アウト2塁とされながらも、立浪の強烈なライナーを3塁・古城が横っ跳びでつかみ・・・

16時44分
この瞬間
THLZ
もとい
ジャイアンツが
3年連続33度目の
セ・リーグ優勝
(リーグ1位)
を達成した。
(セ・リーグ3連覇は1965〜67年(V9期間中)のジャイアンツ以来42年ぶり)



5月に1番に座り
7月途中まで
首位打者をキープした
驚異的な打棒で
チームを引っ張り続けた
1番ショート・坂本勇人

2年前に育成枠から支配下登録され
5月に2番に座り
俊足・堅守・巧打で
チームを活気づけ続けた
2番センター・松本哲也

移籍して来て3年目
痛めた体に鞭打ちながら
そのバットで
チームを勝たせ続けた
3番サード・小笠原道大

チームに加入して2年で
既にチームの大黒柱となり
その強力かつ絶妙な打撃だけでなく
そのキャラクターでも
チームを盛り上げ続けた
4番レフト・アレックス・ラミレス

去年まで中々
レギュラーの座をつかみ切れずにいて
WBCで意識改革して
開幕1番が長続きしなかったものの
5番打者不在となって5番に座り
ファーストにも就き
長打・小技・つなぎ・決定打と
多種多彩で
かつてない5番打者として
チームを持ち上げ続けた
5番ファースト・亀井義行

シーズン序盤は若手の躍進で
出番が少なかったものの
シーズン終盤になって
卓越した打撃技術を以て
チームを助け続けた
6番ライト・谷佳知

シーズン序盤は
去年痛めた右肩の影響に苦しむも
徐々にその打棒が蘇り
守りでも投手陣を引っ張って
攻守ともに大黒柱として
チームを牽引し続けた
7番キャッチャー・阿部慎之助

いずれも
レギュラー定着とならなかったが
代打、代走、守備固めで
チームを支え続けた
(果てはキャッチャー不在の危機をも救った)
8番セカンド・
古城茂幸、木村拓也、脇谷亮太

2番手キャッチャーながらも
攻守において
阿部と遜色のないプレーを見せた
鶴岡一成

控えキャッチャーとして
阿部、鶴岡とともに
ホームベースを守った
加藤健、星孝典

2番センターの座を
松本に奪われながらも
その足でチームを勝利に導いた
鈴木尚広

ほとんど不振のままだったものの
僅かながら勝利に貢献した
エドガー・アルフォンゾ、イ・スンヨプ

今季不本意な成績ながらも
代打の切り札として常に備えていた
大道典嘉

移籍1年目も
松本、鈴木尚広のおかげで
出番が少なかったものの
代走、守備固めでチームに貢献した
工藤隆人

僅かにしか
力が発揮できなかったものの
未来のチームの担い手と
ならんとしていた
寺内崇幸、円谷英俊、加治前竜一、
中井大介、田中大二郎、隠善智也、
そして
大田泰示

今は右肘の疲労で不在なものの
開幕投手を務め
確かに先発の柱だった
セス・グライシンガー

シーズン途中に1軍昇格してから
ここまで14勝1敗と
チームの勝ち頭に化けた
ディっキー・ゴンザレス

WBCを戦いながらも
シーズン序盤の不振から
”偽侍”の汚名を着せられ
苦しみながらも
9月になってから復調を見せ
最後の詰めで貢献した
内海哲也

援護に恵まれず
中盤で持たず
勝ち星に恵まれずも
生え抜きの矜持を以て
勝ち星を積み重ねた
高橋尚成

開幕から先発の座に座り
好投しても長続きせず
失敗を繰り返しても
何とか先発の座を失わなかった
東野峻

僅かな期間しか1軍にいられなかったが
それなりにチームに貢献した
久保裕也、西村健太朗、野間口貴彦、福田聡志

貴重な左腕として期待をかけられ
来る日も来る日も
1軍のマウンドに上がった
古川祐樹、深田拓也

育成枠から2度這い上がり
1軍の外国人枠に屈する事無く
僅かなチャンスで
大きな仕事を成し遂げた
ウィルフィン・オビスポ

同期の東野に追いつかんと
リリーフの仕事をきっちりとこなし
首脳陣とファンの信頼を得た
木村正太

故障や不振で
2軍落ちしながらも
経験と技術を生かして
貴重なリリーフとして機能した
豊田清、藤田宗一

チームの試合の半分以上に登板し
疲労から打ち込まれる事がありながらも
シーズン通して見れば
貴重なリリーフとして
申し分ない働きを見せてくれた
「風神」、「雷神」
こと
山口鉄也、越智大祐

そして
前半はノーコンに苦しみ
途中左手のけがで離脱し
それでも後半は
守護神の役割を果たし続けた
マーク・クルーン

若手とベテラン
生え抜き組と移籍組
混ざり合って1つとなり
4月11日に首位に立ってから
一度も首位を譲る事無く
逃げ切ったリーグ優勝だった

今春世界一に輝いた
はらぼう
もとい
原辰徳監督は
今秋セ界一にも輝いた



奇しくも
9月23日は
28年前(1981年)に
当時ルーキーだった
はらぼう
もとい
原辰徳内野手が
藤田元司監督(故人)を
胴上げした日だった。



そして
忘れもしない
2006年10月10日
東京ドームで
はらぼうは
オレ流の胴上げを見せつけられた
あれから約3年東京ドームで
はらぼうは
オレ流に胴上げを見せつけた



2009年9月1〜2日
プロ野球セ・リーグ公式戦
ジャイアンツ VS ベイスターズ

第19戦
(京セラドーム)
チーム名123456789
ベイスターズ0001000203寺原
2-7-0
ジャイアンツ30000200X5ゴンザレス
12-1-0
クルーン
1-2-21
ホームラン小笠原27号(2)[寺原]-1裏
下園6号(2)[ゴンザレス]-8表
第20戦
(福井県営球場)
チーム名123456789
ベイスターズ0310100005真田
5-3-0
ジャイアンツ000100023X6豊田
2-2-2
ホームラン内藤4号(1)[東野]-5表
谷(夫)6号(1)[木塚]-8裏
しんちゃん19号(1)[加藤(康)]-8裏
坂本16号(2)[真田]-9裏


2009年9月4〜6日
プロ野球セ・リーグ公式戦
ジャイアンツ VS スワローズ
(東京ドーム)

第17戦
チーム名123456789101112
スワローズ0110001000003どろどろの
どろ〜
ジャイアンツ0000010020003
ホームラン小笠原28号(1)[ユウキ]-6裏
第18戦
チーム名123456789
スワローズ0000000000押本
1-5-0
ジャイアンツ01000303X7内海
6-10-0
ホームランしんちゃん20号(1)[押本]-2裏
第19戦
チーム名123456789
スワローズ0200000002由規
5-8-0
ジャイアンツ12000100X4尚成
6-6-0
クルーン
1-2-22
ホームランしんちゃん21号(1)[高木]-6裏


2009年9月8〜10日
プロ野球セ・リーグ公式戦
ベイスターズ VS ジャイアンツ
(横浜)

第21戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0011103006ゴンザレス
13-1-0
ベイスターズ0010000001三浦
10-9-0
ホームランしんちゃん22号(1)[三浦]-3表
ラミちゃん23号(1)[三浦]-4表
しんちゃん23号(1)[三浦]-5表
第22戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0002000013東野
7-7-0
ベイスターズ30000011X5吉見
2-3-0
山口俊
4-4-15
ホームランジョンソン22号(3)[東野]-1裏
ラミちゃん24号(1)[吉見]-4表
しんちゃん24号(1)[吉見]-4表
吉村13号(1)[木村(正)]-7裏
坂本17号(1)[山口俊]-9表
第23戦
チーム名123456789
ジャイアンツ02505010114グライシンガー
13-5-0
ベイスターズ0002100003藤江
0-2-0
ホームランちゅる岡5号(2)[藤江]-2表
しんちゃん25号(3)[藤江]-3表
亀井21号(3)[吉川]-5表
しんちゃん26号(1)[吉川]-5表


2009年9月11〜13日
プロ野球セ・リーグ公式戦
カープ VS ジャイアンツ
(マツダスタジアム)

第18戦
チーム名123456789
ジャイアンツ11004052013内海
7-10-0
カープ2000000305齊藤
9-9-0
ホームラン小笠原29号(1)[齊藤]-1表
亀井22号(1)[齊藤]-2表
ラミちゃん25号(1)[小松]-7表
中井1号(2)[小松]-7表
第19戦
チーム名123456789
ジャイアンツちゅーしぃー
ちゅーしぃー
カープ
第19戦
チーム名123456789
ジャイアンツ3000100004尚成
7-6-0
クルーン
1-2-23
カープ0011000002前田(健)
7-13-0
ホームランラミちゃん26号(2)[前田(健)]-1表
マクレーン15号(1)[尚成]-4裏
<11試合分の戦評>
 9月に入り、大詰めを迎えつつある日本プロ野球。
 そして、とうきょうはらぼうらんどぜぇた(以下、THLZ)の頂点を目指した戦いも大詰めを迎えつつあった。

 京セラドームでTHLZ先発・ゴンザレスがボーナスステージべい★すた相手に当然の如く勝利を収めると、2位オレ竜が谷繁の通算200本塁打&通算200犠打を白星で飾れなかったため、

THLZ
リーグ優勝へのマジック
23
再点灯


 舞台を福井に移したTHLZだったが、THLZ先発・東野がラミちゃんの落球とかあって5回5失点KOされ、約4年間THLZから白星のないべい★すたのエース・”ハマの番長”三浦が7回まで9安打を浴びながらもたった1失点に抑え込む熱投で、約4年ぶりの対THLZ戦の白星を手中に収めつつあったの・・・だが、8回裏に木塚と加藤康介が2発食らって2点差に追い上げられると、9回裏にはノーアウト1塁で真田が坂本にレフトスタンドへ叩き込まれて同点に・・・。
 更には、1アウトから小笠原が右足に自打球当てながらも四球で出塁すると、続くラミちゃんの打球が三遊間を抜けてレフト前ヒット・・・と思いきや、

レフトがいましぇ〜ん!!

1塁ランナー・小笠原
両足が痛いのに
サヨナラのホームイン!!

かくして
三浦は
またしても
THLZに勝てなかった
わけだが・・・


 一日休んで東京ドームに戻ってきたTHLZは、2ndボーナスステージスワローズ3連戦に臨んだ。
 THLZ先発・グライシンガー、スタメン8番捕手・ちゅる岡、スタメン6番1塁・しんちゃん、加藤健ベンチスタートで始まったその初戦、1点ビハインドの2回裏、しんちゃんの高〜い内野フライが天井に当たって内野安打になったのが、この試合が波乱の展開となる前触れとなろうとは、誰もが思わなかった・・・。
 グライシンガーが苦しいピッチングながら2失点に抑える一方で、スワロース先発・ユウキの前に6回まで7安打放ちながらも小笠原の1発の1点しか取れず、7回表、2アウト満塁とした所でグライシンガーがマウンドを降りると、打順6番・しんちゃんのところにTHLZ2番手・山口鉄也を入れ(9番にライト・谷(夫)、ライト→1塁・亀井、)、その山口鉄也が1番・福地をピッチャーゴロに打ち取りピンチ脱出・・・と思いきや、

山口鉄也
ピッチャーゴロを
見事にトス!!

2点ビハインドに・・・


 2点を追う9回裏、林昌勇と五十嵐の離脱で臨時ストッパーとなった松岡に対し、8番捕手・ちゅる岡の代打・キムタクがセカンドゴロに打ち取られるも、9番・谷(夫)、1番・坂本の連打等で1アウト2、3塁と攻め、2番・松本のセカンドゴロで1点差としたものの、3番・小笠原が高〜いセカンドフライを打ち上げてしまい試合終了・・・と思いきや、

この試合2度目の
天井直撃!

打球方向が変わって
ライト前に落ちる間に
3塁ランナーホームイン!!

同点に・・・


 試合は延長戦に突入し、10回表からちゅる岡に代わって加藤健が捕手に就き、10回裏にTHLZが2アウト満塁の大チャンスを潰し、それでも11回表をTHLZ5番手・クルーンが3者凡退に斬って迎えた11回裏・・・

マウンド上は
スワローズ5番手・高木

打席には
この回先頭の
2番捕手・加藤健

高木の投じた3球目が
加藤健の頭部を直撃!!

加藤健はベンチに下がり
代走・中井

そして
THLZの捕手は
誰もいなくなった・・・


 THLZが2アウト1、2塁のチャンスをサヨナラに持ち込めず、球場内が騒然とする中、12回表・・・

2番代走・中井
そのまま入り3塁
7番3塁・脇谷
2塁へ



8番2塁・キムタク
捕手へ



マウンド上は
THLZ6番手・豊田
打席には
2番・田中浩康
初球フォークを見せ
5球目フォークで
センターフライ
1アウト

続いて
マウンド上は
THLZ7番手・藤田
打席には
3番・青木
シュート、スライダーで揺さぶり
4球目内角スライダーで
空振り三振
2アウト

しかし
4番代打・飯原
四球
5番・ガイエル
セカンドのグラブを強く弾く
ライト前
2アウト1、2塁

マウンド上は
THLZ8番手・野間口
打席には
6番代打の代打・ユウイチ
ストレート、スライダーで攻め
6球目内角高めストレートで
空振り三振
3アウト



キムタク
1999年7月6日以来
約10年ぶり捕手で
打者5人に対し
投手3人をリードし
1安打1四球2三振
5者凡退
無失点



THLZ
5時間27分
(今期セ・リーグ最長試合)
の末に
価値(勝ち)ある
どろ〜


 続く2戦目も、数年ぶりの先発となるスワローズ先発・押本に5回1点(しんちゃんの3年連続20本塁打(チームの捕手史上初、NPB捕手史上5人目))しか取れずにいたTHLZ打線だったが、THLZ先発・内海の久しぶりの好投に応えるべく、6回裏と8回裏に3点ずつを奪って・・・

THLZ先発・内海

9回142球
打者33人
7安打
無四死球
無失点

2008年6月16日以来
無四球完封勝利


 かくして良い流れに乗ったTHLZは3戦目にも勝利し、2ndボーナスステージスワローズを3タテした。

 米現地時間9月6日の対アスレチックス戦(カリフォルニア州オークランド)に1番ライトで先発出場し、1回表の第1打席でライト線2ベースを放ち・・・

イチロー
(マリナーズ)

MLB通算2000本安打
達成
(日本人初)

出場1402試合目での達成は
近代野球とされる1900年以降では
アル・シモンズ(1390試合)に次ぐ
2位のスピード記録


 舞台を横浜に移し、THLZ先発・ゴンザレスがボーナスステージべい★すた相手に当然の如く勝利を収め、

三浦は
またしても
THLZに勝てなかった
わけだが・・・


 しかし2戦目・・・

何て言う失態だ!
べい★すた先発・吉見相手に
7回途中までに
9安打放っときながら
2本塁打の2点のみで
ボーナスステージ
べい★すた相手に
敗北するなんて!!
計画を歪めてしまった!!!
嗚呼・・・ヴェータ・・・
俺は・・・
僕は・・・
私は・・・


 3戦目の1回表、ノーアウト3塁で得点できず、「またか・・・」と誰もが思った
2回表、ちゅる岡の2ランで先制したTHLZが、しんちゃんの2連発と中井のプロ初打点を含む13安打14得点の猛攻で圧勝した。
 そして、ここまでの5試合で7発11打点と

まさに
しんちゃん無双状態!!


 良い流れに乗ったTHLZは舞台を広島に移し、クライマックスシリーズ進出へ望みをつないでいるミッキー(ryとの3連戦に臨んだ。
 その初戦で、THLZ先発・内海が先制してもらったすぐその裏にエラー2つが絡みつつも逆転され、前回と違って調子が今一つ。しかしすぐさま同点に追いついてもらうと、2〜4回裏まで毎回ランナーを出す今一つの調子ながら粘り強く無失点に抑え、打線の爆発を待った。
 すると5回表に4点、7回表に5点(中井のプロ初本塁打)、8回表に2点と、打線が爆発して2試合連続の2ケタ得点の快勝。

 続く2戦目は、THLZ先発・きゅぼ、ミッキー(ry先発・今井と、「どう見ても谷間です。本当にありがとうございました」 な両先発となったが、試合前からの強い雨により・・・

マツダスタジアム
初の
ちゅーしぃー
ちゅーしぃー


 ちなみに

前日の勝利で
THLZ
Aクラス入り
決定!!


 さて、3戦目は初回に3点を先制しながらも、THLZ先発・尚成が徐々に1点差に追い上げられていた。
 しかし、5回表2アウト3塁で、マウンドに内野手とブラウン監督による長い話し合いが終わった後、打席に入った5番・亀井が、その初球に3塁前に絶妙なセーフティースクイズを決め、2点差に突き放した。
 6回以降、越智−山口鉄也−クルーンの継投で無失点に抑え快勝。

THLZ
リーグ優勝へのマジック
11



2009年8月18〜20日
プロ野球セ・リーグ公式戦
ジャイアンツ VS ベイスターズ
(東京ドーム)

第16戦
チーム名123456789
ベイスターズ0000101013寺原
2-5-0
ジャイアンツ51000103X10ゴンザレス
11-1-0
ホームランラミちゃん19号(1)[寺原]-2裏
ジョンソン17号(1)[ゴンザレス]-7表
円谷1号(3)[加藤(武)]-8裏
ジョンソン18号(1)[野間口]-9表
第17戦
チーム名123456789
ベイスターズ0000000000三浦
9-8-0
ジャイアンツ00220000X4東野
6-6-0
第18戦
チーム名123456789
ベイスターズ0110100003ウォーランド
5-9-0
ジャイアンツ00112000X4藤田
1-0-0
クルーン
1-2-15
ホームランジョンソン19号(1)[]-2表
しんちゃん17号(1)[ウォーランド]-5裏


2009年8月21〜23日
プロ野球セ・リーグ公式戦
スワローズ VS ジャイアンツ
(神宮)

第14戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0000020226内海
5-9-0
スワローズ10100241X9松岡
5-0-0
ホームラン志田1号(2)[内海]-6裏
吉本1号(2)[豊田]-7裏
亀井20号(2)[五十嵐]-8表
第15戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0012300107グライシンガー
11-5-0
クルーン
1-2-16
スワローズ1000000113由規
5-7-0
ホームラン青木11号(1)[グライシンガー]-1裏
坂本15号(1)[由規]-5表
第16戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0000000022山口(鉄)
9-1-3
クルーン
1-2-17
スワローズ0001000001林昌勇
5-2-25


2009年8月25〜27日
プロ野球セ・リーグ公式戦
ドラゴンズ VS ジャイアンツ
(ナゴヤドーム)

第16戦
チーム名12345678910
ジャイアンツ00010100024越智
7-2-10
クルーン
1-2-18
ドラゴンズ10100000002浅尾
7-9-0
ホームランラミちゃん20号(1)[チェン]-6表
第17戦
チーム名123456789
ジャイアンツ2000112107東野
7-6-0
ドラゴンズ0000011024川井
11-3-0
ホームランラミちゃん21号(2)[川井]-1表
森野19号(1)[東野]-6裏
李炳圭2号(1)[東野]-7裏
平田1号(2)[木村(正)]-9裏
第18戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0020200004きゅぼ
1-0-0
クルーン
1-2-19
ドラゴンズ0001001002吉見
13-5-0
ホームラン小笠原26号(2)[吉見]-3表
森野20号(1)[きゅぼ]-4裏


2009年8月28〜30日
プロ野球セ・リーグ公式戦
タイガース VS ジャイアンツ
(甲子園)

第19戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0001000001内海
5-10-0
タイガース00003110X5能見
8-8-0
ホームラン狩野4号(3)[内海]-5裏
第20戦
チーム名123456789
ジャイアンツ1130010107グライシンガー
12-5-0
クルーン
1-2-20
タイガース0200101105阿部
0-1-0
ホームランしんちゃん18号(1)[阿部]-2表
ラミちゃん22号(2)[阿部]-3表
桜井9号(1)[越智]-8裏
第21戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0100000003尚成
5-6-0
タイガース10001001X1下柳
7-8-0
藤川
4-3-17
ホームラン鳥谷13号(1)[尚成]-1裏
<夏休み明けて>
 たった9日の夏休みが明けて1週間は、1時間Over当り前の残業DAYS!!
 そのおかげで、とうきょうはらぼうらんどぜぇた(以下、THLZ)がボーナスステージべい★すた相手に当然の如く3タテ食らわすところ(しかも寺原相手に松本が秘打で2ベース)を拝めず、更に神宮での内海の台無しちゃんも拝・・・まずに済んだ。

 土日になって、由規メッタ打ちを拝む事ができ、尚成が1〜4回まで毎回2人ずつランナーを出しながらたった1失点に抑える綱渡りピッチングと、その後を受けた木村正太の快投と、石川の8回完封と、林昌勇2連続押し出しも拝めた。

 さて、たった2.5ゲーム差で迎えた2位オレ竜との首位攻防3連戦で、オレ竜がチェン−川井−吉見と必勝態勢で臨んできたのに対し、THLZはゴンザレス−東野−きゅぼと、ゴンザレスで取れなかったら3タテ決定な先発3本だった。
 そのゴンザレスが1回裏、3回裏に1点ずつを失い、5回裏には2アウト満塁で6番代打・立浪を迎え、誰もがTHLZ3タテを予感した・・・のだが、ゴンザレスが立浪を三振に斬って立ち直ると、ラミちゃんのバットで同点に追いつき、延長10回表に2アウトから作った満塁のチャンスで、谷(夫)の打球がセンター前に抜けて、THLZが初戦をものにした。
 続く2戦目も開幕11連勝がストップして勢いを失った川井を打ち崩してTHLZの2連勝としたので、3戦目はオレ竜の勝利で、この3連戦はTHLZの2勝1敗と、誰もが予想した・・・のだが・・・

THLZ先発・きゅぼだけは違った!

己の野球人生

スモークチーズ


かかったマウンドで
6回途中2失点の
ピッチング!!

その結果
吉見に投げ勝って
今季初勝利

そして
THLZ
2位・オレ竜に3連勝
&
リーグ優勝へのマジック
26
点灯


 首位攻防3連戦3連勝で甲子園に乗り込んで、そこで腰痛との戦いに明け暮れていた由伸と合流したTHLZだった・・・のだが・・・

またしても
内海が台無しちゃん

しかも
能見に4連敗

No!Me!!


 一方、チーム112試合目にして1軍に合流した由伸は、4点ビハインドの9回表1アウトランナー無しの場面で、6番代打で今季初出場を果たし、マウンド上の藤川に対し、カウント2-1からの4球目・内角ストレート(153km/h)を思い切り引っ張って、一塁線に鋭い打球を飛ばしたものの、5球目の内角低めストレートを見逃し、三振に倒れた。
 この由伸の打席を見て、THLZファンは由伸の帰還を喜んだ・・・のだが・・・

その翌日
由伸
腰の手術を決意
再び離脱


 続く2戦目で2回表までに2点先制したにも関わらず、THLZ先発・グライシンガーがピッチャーに同点タイムリーを打たれるぐらい不調で、その後3点勝ち越してもピリッとせず、6回途中3失点でマウンドを降りると、続く山口鉄也、越智も1失点ずつで、最後のクルーンが何事もなく抑えてくれたおかげで何とか逃げ切れた。

 1勝1敗で迎えた3戦目だったが・・・

またしても
下柳を打てません

しかも
リーグ優勝へのマジック
消滅




<訃報>
 8月27日、横浜スタジアムでののベイスターズ対タイガース戦の8回表、この回先頭の9番代打・檜山が外野フェンス直撃の2ベースを放った20時40分頃、ライトフェンスの前に人が倒れていた。
 静岡県沼津市から試合観戦に横浜スタジアムを訪れていた会社員男性(36歳)が、観客席から高さ約1メートルのフェンスを乗り越え、約5メートル下のグラウンドに転落したのだ。
 頭を強く打つ等して意識不明の重体となった男性は横浜市内の病院に搬送されたが、8月29日に脳挫傷等のため死亡した。
 神奈川県警加賀町署によると、男性は酒に酔っていて、何度もフェンスに上がり警備員に注意されていたという。

 あと、訃報ではないが・・・

ゆうあい!



2009年8月21日
「東京埴輪スポーツ」創刊12周年

12周年って・・・
干支を一回りって事か・・・

正直
お誕生日を迎える事に対し
10代のうちは
素直にはしゃいでいられたものの
20代になると
責任の重さが増す感覚に襲われ
そして
30代になって
将来への不安が
未来への恐怖が
しんしんと
迫ってくる感覚に襲われる

酷いものだな・・・
年を取るという事は・・・



2009年8月4〜5日
プロ野球セ・リーグ公式戦
ジャイアンツ VS カープ

第13戦
(旭川スタルヒン)
チーム名1234567891011
カープ001010200004横山
2-5-0
ジャイアンツ00011000202X6クルーン
1-2-12
ホームラン赤松6号(1)[ゴンザレス]-7表
天谷3号(1)[ゴンザレス]-7表
亀井14号(2)[永川]-9裏
亀井15号(2)[横山]-11裏
第14戦
(札幌ドーム)
チーム名123456789101112
カープ1000001000013どろどろの
どろ〜
ジャイアンツ0001001000013
ホームラン坂本12号(1)[前田(健)]-4裏
末永1号(1)[東野]-7表
尚広1号(1)[青木(勇)]-12裏


2009年8月7〜9日
プロ野球セ・リーグ公式戦
ジャイアンツ VS スワローズ
(東京ドーム)

第11戦
チーム名123456789
スワローズ1000010417館山
12-3-0
ジャイアンツ40000600X10内海
5-7-0
ホームラン飯原3号(1)[内海]-6表
しんちゃん14号(1)[館山]-6裏
坂本13号(3)[館山]-6裏
小笠原25号(2)[木田]-6裏
川本2号(4)[深田]-8表
第12戦
チーム名12345678910
スワローズ00000010001押本
1-4-0
ジャイアンツ0001000001X2山口(鉄)
8-1-3
ホームラン亀井16号(1)[押本]-10裏
第13戦
チーム名123456789
スワローズ0000000000由規
5-6-0
ジャイアンツ00000020X2越智
6-2-9
クルーン
1-2-13
ホームラン亀井17号(2)[由規]-7裏


2009年8月11〜13日
プロ野球セ・リーグ公式戦
カープ VS ジャイアンツ
(マツダスタジアム)

第15戦
チーム名123456789
ジャイアンツ1001010003ゴンザレス
10-1-0
越智
6-2-10
カープ0000000011前田(健)
5-11-0
第16戦
チーム名123456789
ジャイアンツ10500190016東野
5-6-0
カープ0400010005今井
0-1-0
ホームラン亀井18号(3)[今井]-3表
坂本14号(1)[長谷川]-6表
マクレーン12号(1)[東野]-6裏
しんちゃん15号(4)[青木(高)]-7表
第17戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0140000005MICHEAL
1-2-0
カープ02110240X10小松
3-3-0
ホームランフィリップス7号(1)[木佐貫]-2裏
小窪1号(1)[木佐貫]-2裏
谷(夫)3号(2)[齊藤]-3表


2009年8月14〜16日
プロ野球セ・リーグ公式戦
ジャイアンツ VS タイガース
(東京ドーム)

第16戦
チーム名123456789
タイガース3002002007能見
7-7-0
ジャイアンツ0100002014内海
5-8-0
ホームラン鳥谷11号(2)[内海]-1表
新井12号(1)[内海]-1表
谷(夫)4号(1)[能見]-2裏
桜井6号(2)[内海]-4表
谷(夫)5号(2)[能見]-7裏
ラミちゃん16号(1)[藤川]-9裏
第17戦
チーム名123456789
タイガース0000601007筒井
0-2-0
ジャイアンツ15021000X9グライシンガー
10-5-0
クルーン
1-2-14
ホームランラミちゃん17号(3)[筒井]-2裏
しんちゃん16号(1)[金村暁]-4裏
第18戦
チーム名123456789
タイガース0040000105下柳
6-8-0
藤川
3-3-14
ジャイアンツ0101000002尚成
5-5-0
ホームランラミちゃん18号(1)[下柳]-2裏
ブラゼル10号(3)[尚成]-3表
亀井19号(1)[下柳]-裏
<訃報>
 1960年代から1990年代にかけて数多くのドラマや映画に出演していた女優・大原麗子女史が、都内の自宅で死亡していたのを、数日前から連絡が取れなくなった事を不審に思った親族の届け出により自宅を訪ねた警察官が8月6日に発見した(享年62歳)。
 大原女史は1999年に「ギラン・バレー症候群」(急速に腕や脚の筋力が低下し歩行障害などを引き起こす病気)を患い、仕事量を抑えて闘病生活を送っていたという。

 1960年の「白馬童子」の主役で人気を得て、1970年代の映画「仁義なき戦い」シリーズで俳優業で活躍した一方で、歯に衣(きぬ)着せない毒舌とテンポのある話術で、テレビのバラエティー番組の司会者としても活躍した山城新伍(本名:渡辺安治)氏が8月12日に誤嚥性肺炎のため、都内の特別養護老人ホームにて死去した(享年70歳)。
 山城氏は近年、糖尿病、認知症、高血圧を患い、一線を退いていた。

 今春放映されたテレビアニメ「けいおん!」でエレキサウンドへの関心が高まった中、ギタリストにして、1941年に共鳴胴がないソリッドボディーのエレキギターの原型の一つを考案し、1952年には自らの名を冠したエレキギターが発売され、エリック・クラプトン、ジミー・ペイジら著名ギタリストに愛用される等して、ロック音楽の普及に貢献したのみならず、マルチトラック録音等といったスタジオ録音技術の開発・改良にも熱心で、音楽界に多大な影響を与えた米ギタリストのレス・ポール氏が、8月13日にニューヨーク州の病院で肺炎による合併症のため死去した(享年94歳)。

 プロ野球やF1、ゴルフを題材にしたスポーツノンフィクションで知られた直木賞作家の海老沢泰久氏が8月13日午後、都内の病院で十二指腸がんのため死去した(享年59歳)。
 代表作は、「帰郷」(直木賞受賞)、「F1地上の夢」(新田次郎文学賞受賞)等。
 ちなみに、ジャイアンツファンとして押さえておくべき作品は、「みんなジャイアンツを愛していた」、「ただ栄光のために」、「ヴェテラン」。

 そして、高槻高校−関西大学を経て、1957年秋に”ミスタープロ野球”長嶋茂雄氏とともにジャイアンツに入団したものの、ポジション(三塁手)が重なったために出場機会に恵まれず、1962年にライオンズに移籍して翌年引退した(通算成績:179試合出場、255打数54安打、打率.212、7本塁打、25打点)が、引退後はワーナー・パイオニア(現ワーナーミュージック・ジャパン)に入社し、取締役にまで出世した難波昭二郎氏が、8月14日朝に心不全のため、神奈川県横浜市内の病院で死去した(享年74歳)。

 あと、訃報ではないが・・・

矢田亜希子・・・

のりぴー・・・


 それと、関東、東海地方では1日おきにやや大きい地震が来るし・・・

<夏休み>
 会社からは8/7から10日程夏休みを頂いたものの、満足に休めたのが9日程で、しかも、8/8〜14の記憶がない状態で、夏休みとして満喫したと実感できたのが8/15〜16の「夏祭り」だけだった。
 その一方で、とうきょうはらぼうらんどぜぇた(以下、THLZ)は、子供たちの「夏休み」という絶好の書き入れ時を迎え、この2週間11試合を7勝3敗1分としたものの、

2位オレ竜とは
たった1.5ゲーム差・・・


 それはさておき、THLZの11試合を見て言える事はただ1つ

まさに
亀井無双状態!!





 米現地時間8月15日の対ブルワーズ戦(ミルウォーキー)に8番二塁手で先発出場し、3回表1アウトランナー無しで迎えた第1打席、カウント1-1からの3球目を三遊間に流し打ち、それをショートが捕ったものの・・・

松井稼頭央
(アストロズ)

日米通算2000本安打
達成
(NPB通算1433本、MLB通算567本)


2009年7月28〜30日
プロ野球セ・リーグ公式戦
ジャイアンツ VS ドラゴンズ
(東京ドーム)

第13戦
チーム名123456789
ドラゴンズ0001102105チェン
4-2-0
岩瀬
1-2-29
ジャイアンツ0000201003オビスポ
3-1-0
ホームラン小池5号(1)[オビスポ]-4表
ブランコ29号(1)[オビスポ]-5表
森野14号(2)[オビスポ]-7表
アルフォンゾ2号(1)[チェン]-7裏
ベンちゃん21号(1)[越智]-8表
第14戦
チーム名123456789
ドラゴンズ0100000001あしゃ倉
7-5-0
ジャイアンツ60003020X11ゴンザレス
9-1-0
ホームラン古城2号(3)[あしゃ倉]-1裏
ブランコ30号(1)[ゴンザレス]-2表
ラミちゃん14号(2)[高橋(聡)]-5裏
亀井12号(1)[高橋(聡)]-5裏
小笠原24号(2)[高橋(聡)]-7裏
第15戦
チーム名123456789
ドラゴンズ0000140005川井
11-0-0
岩瀬
1-2-30
ジャイアンツ0002001003東野
4-6-0
ホームラン小池6号(2)[東野]-6表
しんちゃん13号(1)[川井]-7裏


2009年7月31〜8月2日
プロ野球セ・リーグ公式戦
タイガース VS ジャイアンツ
(甲子園)

第13戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0000010012内海
4-7-0
タイガース00000300X3能見
5-7-0
藤川
3-3-12
ホームラン坂本11号(1)[能見]-6表
ブラゼル8号(3)[内海]-6裏
ラミちゃん15号(1)[藤川]-9表
第14戦
チーム名123456789
ジャイアンツ1200010004グライシンガー
9-5-0
クルーン
0-2-12
タイガース0000000202金村暁
0-1-0
ホームラン亀井13号(1)[金村暁]-2表
※ランニングHR
第15戦
チーム名123456789
ジャイアンツ2000020004尚成
5-4-0
タイガース30010210X7江草
3-3-0
藤川
3-3-13
ホームラン鳥谷8号(1)[尚成]-3裏
桜井5号(2)[尚成]-6裏
<訃報>
 1988年に「神様が降りて来る夜」でデビューし、「翼をください」をカバーしたりした歌手の川村カオリ女史(本名:川村かおり)が、2004年に患った乳がんの闘病生活の甲斐なく、7月28日午前に東京都内の病院で死去した(享年38歳)。

 日大在学中の1948年夏、400、1500メートル自由形などで同年ロンドン五輪の優勝記録、世界記録を大幅に上回るタイムをマークし、1949年ロサンゼルスでの全米水泳選手権では自由形の中長距離種目で驚異的な世界新記録を連発し、米国メディアに「フジヤマのトビウオ」と名付けられ、戦後の復興期に国内外の日本人を熱狂させた後、1985年から18年間日本水泳連盟会長を務め、1990年から9年間日本オリンピック委員会(JOC)会長を務めた古橋広之進(ふるはし・ひろのしん)氏が、8月2日に世界水泳選手権が開かれているローマで死去した(享年80歳)。


<6試合分の戦評>
 オールスターを終えてリーグ戦が再開し、とうきょうはらぼうらんど(以下、THLZ)はいきなり2位オレ竜との首位攻防戦に臨み、首位陥落は免れたものの1勝2敗と負け越し、更に今期5位と低迷するタイガースにも1勝2敗と負け越した。
 この一週間のTHLZの見せ場と言ったら、土曜の甲子園で放った「世界の亀井様」のランニングホームラン(チームとしては4年ぶり)のみだった。


2009年7月24〜25日
プロ野球オールスターゲーム

オールスター
第1戦
(札幌ドーム)
チーム名123456789
セントラル00011104310ゴンザレス[G]-館山[S]-山口(鉄)[G]-
川井[D]-勝:三浦[YB]
パシフィック1010015008ダルビッシュ[F]-田中(将)[E]-岸[L]-ファルケンボーグ[H]-
有銘[E]-摂津[H]-負:武田久[F]
ホームランラミちゃん[G](1)[田中(将)]-4表
青木[S](2)[武田久]-9表
最優秀選手賞青木[S]


オールスター
第2戦
(マツダスタジアム)
チーム名123456789
パシフィック0101120027涌井[L]-勝:杉内[H]-
金子[Bs]-シコースキー[M]
セントラル1101000014大竹[C]-ルイス[C]-藤川[T]-
負:吉見[D]-林昌勇[S]-永川[C]
ホームラン中村(剛)[L](1)[大竹]-2表
松中[H](1)[ルイス]-4表
宮本[S](1)[杉内]-4裏
サブロー[M](1)[藤川]-5表
松中[H](2)[吉見]-6表
最優秀選手賞松中[H]
<戦評>
 初めてマツダスタジアムで開催される事もあって、ファン投票で地元の”ミッキーとマーティー=ブラウン”の選手が5人(監督推薦の2人を含めると7人)が選出され、山口鉄也(とうきょうはらぼうらんど)が「育成選手枠」出身選手として初選出となった事が話題になった今年のオールスターゲーム。

 このオールスターでまぁ君(ノムさんと楽天家な人々)との「幼馴染対決」が注目されながら、オールスター前のボーナスステージべい★すた3連戦を腰痛で欠場した坂本(とうきょうはらぼうらんど)が、札幌ドームでの第1戦に満を持して「1番・ショート」でスタメン出場を果たした。

1回表
第1打席
投手
ダルビッシュ
(劇団ひちょり)
ライトフライ

3回表
第2打席
投手
まぁ君
(ノムさんと楽天家な人々)
キャッチャーファールフライ

5回表
第3打席
投手

(ライオンズ)
レフトフライ

3打席ノーヒット


 一方、「育成選手枠」出身選手として初選出となった山口鉄也(とうきょうはらぼうらんど)が、第1戦にセ・リーグ3番手として5回裏のマウンドに登った。

1番
糸井
(劇団ひちょり)
ショートゴロ

2番
井口
(幕張バレンタインランド)
サードゴロ

3番
稲葉
(劇団ひちょり)
ショートゴロ

打者数3
投球数8
内野ゴロ3
パーフェクトリリーフ


 なお、第1戦を中盤まで接戦、それ以降乱打戦の末セ・リーグが制し、第2戦を一発攻勢でパ・リーグが制し、今年のオールスターは1勝1敗で終わった。


2009年7月14〜15日
プロ野球セ・リーグ公式戦
スワローズ VS ジャイアンツ

第9戦
(福島県営あづま)
チーム名123456789
ジャイアンツ2020000004東野
4-4-0
スワローズ0000000000村中
0-2-0
第10戦
(神宮)
チーム名123456789
ジャイアンツ0100400207尚成
4-3-0
スワローズ21351001X13館山
10-2-0
ホームラン福地4号(2)[尚成]-1裏
小笠原20号(3)[館山]-5表
小笠原21号(2)[五十嵐]-8表
ガイエル15号(1)[MICHEAL]-8裏


2009年7月17〜19日
プロ野球セ・リーグ公式戦
ジャイアンツ VS タイガース
(東京ドーム)

第10戦
チーム名123456789
タイガース0000000055アッチソン
4-2-0
ジャイアンツ0100000001越智
5-2-8
ホームラン亀井9号(1)[金村暁]-2裏
鳥谷7号(2)[越智]-9表
林3号(2)[越智]-9表
葛城2号(1)[MICHEAL]-9表
第11戦
チーム名123456789
タイガース0020101004安藤
6-6-0
ジャイアンツ20202032X11グライシンガー
8-5-0
ホームランラミちゃん12号(2)[安藤]-5裏
ラミちゃん13号(2)[筒井]-7裏
亀井10号(1)[筒井]-7裏
第12戦
チーム名12345678910
タイガース00000000011能見
4-7-0
藤川
2-3-11
ジャイアンツ00000000000クルーン
0-2-11

2009年7月20〜22日
プロ野球セ・リーグ公式戦
ベイスターズ VS ジャイアンツ

第13戦
(横浜)
チーム名123456789
ジャイアンツ0000000001東野
4-5-0
ベイスターズ20102011X7ウォーランド
5-7-0
ホームラン村田19号(1)[東野]-3裏
吉村11号(1)[野間口]-8裏
第14戦
(横浜)
チーム名123456789
ジャイアンツ4000000X4尚成
5-3-0
越智
5-2-9
ベイスターズ1000012寺原
2-4-0
第15戦
(長野五輪)
チーム名123456789
ジャイアンツ1200001206オビスポ
3-0-0
ベイスターズ0010000012三浦
7-6-0
ホームラン小笠原22号(1)[三浦]-1表
亀井11号(1)[三浦]-2表
しんちゃん12号(1)[三浦]-2表
小笠原23号(2)[加藤(康)]-8表
ジョンソン13号(1)[オビスポ]-9裏
<8試合分の戦評>
 オールスターまでの8試合を4勝4敗の5分で終えたとうきょうはらぼうらんど(以下、THLZ)だったが、スワローズ相手にバカ負けした以外の3敗の主な原因となったのが、貧打だった。

 特に、タイガース3連戦の初戦で、今季1軍初登板となった先発・金村暁相手にわずか3安打1得点しか打てずに、越智の2ラン×2被弾を呼び込み、2戦目で14安打11得点、4番ラミちゃんが2連発と大当たりして、これで打線が復調すると思いきや、3戦目では先発ローテーション復帰を目指す能見に7回2アウトまでノーヒットノーランで、THLZ先発・内海が7安打を浴びながらも9回無失点に抑えたのにその粘投も不意にし、10回表にクルーンが堪え切れずに先制を許して、10回でたった2安打しか打てない重度の貧打っぷり。
 更には、ボーナスステージべい★すた3連戦を迎えるに当たり、トップバッターを務め続けていた坂本が腰痛で離脱した挙句・・・

何て言う失態だ!
小田嶋を
6番ファーストスタメン起用
した挙句
その小田嶋が
1回表2アウト満塁
3回表2アウト1、3塁
と2度のチャンスを潰しただけでは
飽き足らず
1回裏先頭打者のファーストゴロを
見事トンネルして
試合をブチ壊すとは!!
計画を歪めてしまった!!!
嗚呼・・・ヴェータ・・・
俺は・・・
僕は・・・
私は・・・

 さて、残り2試合も坂本は欠場したものの、2戦目を初回に奪った4点だけで、大雨の救援を仰いでものにすると、続く3戦目は効果的な一発攻勢でべい★すた先発・”ハマの番長”三浦を攻略すると、THLZ先発・オビスポが人生初の完投勝利を挙げ・・・

はらぼう
51歳のBirth Dayに
今季50勝目を
Present



かくして
THLZは

オールスター前まで
85試合消化
(残り59試合)

50勝28敗7分
貯金22
首位

オールスターまでの8試合を
8連勝の

2位オレ竜とは
たった
2.5ゲーム差






 現地時間7月23日のホワイトソックス対レイズ戦(シカゴ)での、地元のホワイトソックスが5対0と勝利したのだが・・・

マーク・バーリー投手
(ホワイトソックス)

投球数116
三振6
内野ゴロ11
内・外野飛球10
被安打0
与四死球0
失策0

完全試合
達成

ランディ・ジョンソン
(2004年5月)
以来
18回目



2009年6月30〜7月2日
プロ野球セ・リーグ公式戦
ジャイアンツ VS カープ

第10戦
(岐阜長良川)
チーム名123456789
カープ0000000303齊藤
4-6-0
ジャイアンツ00000040X4東野
3-4-0
山口(鉄)
6-0-1
ホームランフィリップス1号(2)[東野]-8表
栗原9号(1)[越智]-8表
第11戦
(東京ドーム)
チーム名123456789
カープ0100000102小松
2-0-0
永川
1-4-21
ジャイアンツ0000100001尚成
4-2-0
ホームラン梵2号(1)[尚成]-2表
第12戦
(東京ドーム)
チーム名123456789
カープ0100000001ルイス
4-4-0
ジャイアンツ01200100X4オビスポ
1-0-0
山口(鉄)
6-0-2
ホームラン栗原10号(1)[オビスポ]-2表


2009年7月3〜5日
プロ野球セ・リーグ公式戦
ドラゴンズ VS ジャイアンツ
(ナゴヤドーム)

第10戦
チーム名123456789
ジャイアンツ3000000104ゴンザレス
8-1-0
山口(鉄)
6-0-3
ドラゴンズ0000120003小林(正)
2-1-0
ホームランブランコ23号(2)[ゴンザレス]-6裏
小笠原17号(1)[小林(正)]-8表
第11戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0000002002山口(鉄)
6-1-3
ドラゴンズ00000130X4吉見
8-3-0
岩瀬
1-2-22
ホームランスンヨプ16号(2)[吉見]-7表
第12戦
チーム名123456789
ジャイアンツ1000300004内海
3-6-0
ドラゴンズ20120000X5川井
8-0-0
岩瀬
1-2-23
ホームラン谷繁1号(1)[内海]-4裏


2009年7月7〜9日
プロ野球セ・リーグ公式戦
ジャイアンツ VS ベイスターズ
(東京ドーム)

第10戦
チーム名123456789
ベイスターズ1010000305真田
2-1-0
山口俊
3-3-8
ジャイアンツ1010002004豊田
1-2-2
ホームラン村田16号(1)[東野]-3表
小笠原18号(1)[吉見]-3裏
ラミちゃん号(1)[加藤(康)]-7裏
亀井8号(1)[加藤(康)]-7裏
吉村10号(1)[東野]-8表
第11戦
チーム名123456789
ベイスターズ0000000022山口俊
3-4-8
ジャイアンツ001100001X3山口(鉄)
7-1-3
ホームラン坂本10号(1)[山口俊]-9裏
第12戦
チーム名123456789
ベイスターズ0000000000寺原
1-3-0
ジャイアンツ00010010X2オビスポ
2-0-0
越智
4-1-8
ホームラン小笠原19号(1)[寺原]-4裏
脇谷2号(1)[寺原]-7裏


2009年7月10〜12日
プロ野球セ・リーグ公式戦
タイガース VS ジャイアンツ
(甲子園)

第7戦
チーム名123456789101112
ジャイアンツ0300110000027越智
5-1-8
野間口
0-0-1
タイガース0003002000005能見
0-0-1
第8戦
チーム名123456789101112
ジャイアンツ0000000110002どろどろの
どろ〜
タイガース0000200000002
第9戦
チーム名123456789
ジャイアンツ0000020002内海
4-6-0
タイガース0000000101下柳
5-6-0
<6試合分の戦評>
 気分が乗らず、とうきょうはらぼうらんど(以下、THLZ)の戦いぶりを書くのサボっとりまつた。



 岐阜で東野が74日ぶりの白星を挙げ、ミッキー(ryのルーキー・小松にたった1点で抑えられ、あまりの援護のなさに尚成がベンチで大暴れし、 ミッキー(ry先発・ルイスに対し、THLZの先発がオビスポで、「どう見ても捨てゲームです。本当にありがとうございました。」と誰もが思っていたら、そのオビスポが7回途中1失点でルイスに投げ勝ち、自身のみならず育成枠出身選手初の先発勝利を挙げ、THLZは苦手ミッキー(ry相手に勝ち越せた。

 しかし、驚異的な追い上げを始めたオレ竜3連戦では、初戦を取ったものの、2戦目ではここまで5連投のTHLZ2番手・山口鉄也が3点を奪われ、3戦目ではTHLZ先発・内海が4回5失点と試合をブチ壊し、THLZ打線もタイムリー欠乏症で、オレ竜相手に負け越した。

 THLZ打線のタイムリー欠乏症は更に悪化し、それがTHLZリリーフ陣の疲弊・不調につながり、それが顕著化したのがボーナスステージべい★すた3連戦
 初戦の7回裏にラミちゃん、亀井のアベックアーチで2点リードを奪ったにも関わらず、THLZ先発東野が8回表1アウトから吉村にライトスタンドへ運ばれ、1点差とされ、更に1アウト1塁とした所で豊田にマウンドを譲ると、2アウト1、2塁から佐伯の左中間2ベースでひっくり返され、すぐその裏の逆転のチャンスをタイムリー欠乏症で潰し・・・

絶望した!
ボーナスステージ
べい★すた相手に
拙攻を繰り返して競り負けた
THLZの失態に
絶望した!!


 続く2戦目では、THLZ打線がべい★すたのミスに乗じて奪った2点のみのリードを、THLZ先発・尚成が内角を突く効果的なピッチングで8回途中まで無失点に抑えてTHLZ2番手・越智に後を託し、THLZは2対0で逃げ切らんとしていた。
 しかし9回表1アウトから、内川、村田に連続四球で1、2塁とすると、前日逆転タイムリーの佐伯がレフト前に落し、それを守備固めのレフト・松本が後ろに逸らす間に2者が生還し、同点に・・・
 そして9回裏、べい★すた4番手・山口俊の前に、打席にはここまで14打席ノーヒットの坂本。

何て言う失態だ!
ボーナスステージ
べい★すた相手に
拙攻を繰り返して
連敗するとは!!
計画を歪めてしまった!!!

 ここまでバットの出が悪かった坂本は、3球ともバットを出さずにカウント1-2とした。

嗚呼・・・ヴェータ・・・
俺は・・・
僕は・・・
私は・・・

 そして山口俊の投じた4球目内角高め143km/hストレートに、バットを一閃!

絶b

打球はレフトスタンドへ!!

坂本
人生2本目の
サヨナラホームラン!

まさに起死回生!!


 ところで・・・

1戦目
東野が村田の一発等で勝てず
山口俊のパーフェクトリリーフで
べい★すた勝利

2戦目
尚成が好投しながら援護に恵まれず
2対2で迎えた9回裏に
ここまで打撃不振の坂本のサヨナラ弾で
THLZ勝利

これって
5月5〜6日の対べい★すた戦
(東京ドーム)

結果と似てなくね?


となると

3戦目
べい★すた先発が完封ペース
しかし7回表の追加点のチャンスに
キャッチャーの打順で代打
キャッチャーが変わった7回裏に
一発で完封・完投を逃し
8回裏に山口俊が火ダルマで
THLZ勝利

となるのか?


 3戦目のべい★すた先発は、1軍に復帰したばかりの寺原で、その寺原はTHLZ打線を1安打1四球無失点に抑えていたが、4回裏1アウトから3番・小笠原にライトスタンドに叩き込まれ、先制を許してしまう。
 しかしその小笠原が、6回表の守備で2塁走者・石川と交錯して右肩と首のあたりを強打して退き、ただでさえタイムリー欠乏症のTHLZ打線は更に破壊力を半減してしまった。
 だが7回裏、8番・脇谷が人生初となる「レフトスタンドへのホームラン」で何とか2点目を追加し、前日と同様に2対0で9回表を迎えた。
 しかしTHLZ3番手・越智が、前日と同様に9回表1アウトから内川、村田を出塁させて1、2塁とすると、前日逆転タイムリーの佐伯はベンチに退いていて、5番・内藤の代打・金城をセカンドゴロに討ち取り、6番・下園に内野安打を許して満塁となったものの、7番代打・呉本を三振に討ち取り、結局、オビスポ−山口鉄也−越智の完封リレーで逃げ切る事に成功した。
 なお、この日55歳の誕生日を迎えたべい★すた・田代監督代行だったが、誕生日を白星で飾れなかった。

 タイムリー欠乏症が解消されないまま甲子園に乗り込んだTHLZは、その初戦の2回表に3点を先制したものの、その3点はタイガースのキャッチャー・狩野の悪送球とTHLZ先発・ゴンザレスの2点タイムリーによるものと言う、実に寒い3点だった。
 しかもゴンザレスが乱調で、4回裏に同点に・・・。
 5〜6回表に1点ずつ追加したTHLZだったが、6回で103球に達したゴンザレスに見切りをつけて7回裏から投入したのが
MICHEALって
馬鹿なの?
死ぬの?


 案の定1点差に詰め寄られ、3連投となる山口鉄也を投入し、相手の牽制死やライト・加治前のファインプレーに助けられ、2アウトとして4番・金本をショートゴロに打ち取った・・・と思いきや
ショート・坂本が
スルーして同点に・・・

馬鹿なの?
死ぬの?


 セ・リーグ2位・スワローズやセ・リーグ3位・ドラゴンズがサヨナラ勝ちで決着をつけ、パ・リーグ2位の劇団ひちょり先発・TDNが9回2アウトまでノーヒットノーランとして試合を終えていく中、甲子園では延長戦に突入し、THLZ打線が7〜11回表にたった1安打に抑え込まれる一方で、3連投かつ2イニング目となるとなる越智が1アウト1、3塁のサヨナラ負けの大ピンチを青色吐息ながら凌ぎ、試合は12回表に・・・
 すると、1アウト1、3塁のチャンスで6番・しんちゃんが思いきり叩きつけて高く弾んだ打球はライト前に達してようやく1点を勝ち越し、更に古城!?の犠牲フライで2点差に広げ、その裏を野間口が抑えて、THLZが今季初の延長戦勝利を挙げた。
 続く2戦目では、THLZ打線のタイムリー欠乏症が更に悪化し、5回までに6安打を放ち、2回表2アウト満塁、5回表1アウト1、2塁を作りながら無得点で終わり、それに絶望したTHLZ先発・グライシンガーが5回裏に2点を先制されてしまう。
 8回表に1点は返したものの、9回表、

藤    川    投    入


 この回先頭の8番代打・しんちゃんが出塁し、その代走・尚広が送りバントとライトフライで3塁に進むものの2アウトで、バッターボックスには松本と、誰もがタイガースの勝利を予感した
・・・のだが、その松本が内角高めのストレートをレフト前に弾き返して同点に・・・
 9〜10回裏を野間口が抑えたものの、はらぼうは越智と山口鉄也に4連投させたにも関わらず、坂本が11回表ノーアウト2塁で送りバントを失敗するは、12回表2アウト満塁でピッチャーゴロに倒れるはで、14安打放っときながら2得点と、越智と山口鉄也を半ば見殺しにして・・・

両軍無得点のまま
どろどろの
どろ〜



もうやめて!
越智と山口鉄也のライフはもう0よ!!


 そんなTHLZファンの嘆きが届いたのは、はらぼうは越智と山口鉄也を3戦目のベンチから外し、THLZ先発・内海に試合を預けた。
 一方、タイガースはこの日1軍昇格したばかりの下柳を先発マウンドに送り込むという、タイムリー欠乏症を悪化させているTHLZ打線に容赦ない真似をして、下柳は5回まで1安打1四球無失点と楽々抑え込んでいた。
 しかし、内海もそれに挫ける事なく、5回まで1安打1失策出塁無四球無失点と好投した。
 すると6回表1アウトから、1番坂本がセンター前ポテンヒット、2番・尚広が高いバウンドのセカンド内野安打で1、2塁のチャンスを作り、3番・小笠原の打球が右中間を点々とする間に2人が生還し、THLZが限られたチャンスで2点を先制した。
 先制してもらった内海は、すぐその裏の1アウト2塁のピンチを無失点に抑えたものの、8回裏の2アウト2塁で2番・関本の当たりがショート後方に落ちて1点を返され、すぐさまはらぼう自らがマウンドへ激励に来たものの、3番・新井にセンター前に運ばれ、2アウト1、2塁のピンチを迎えた。しかし、4番・金本セカンドゴロでこのピンチを脱すると、9回裏も無失点に抑え、内海は越智と山口鉄也の休養策に応える無四球完投勝利を挙げて・・・

THLZ
クライマックスシリーズ進出マジック
55
点灯


 なお、この日56歳の誕生日を迎えたタイガース・真弓監督だったが、誕生日を白星で飾れなかったどころか

タイガース
自力優勝の可能性
消滅


 ちなみに、この日の神宮のデーゲームでは、皇太子ご一家が観戦される目の前で、べい★すたが林昌勇(スワローズ)に今季初の自責点と初黒星をつける大金星をあげた。

ハニスポの記事(09年1−6月)