旅の記録

 午後7:30 息子に見送られ集合場所(恵庭道の駅)に出発。いよいよ旅の始まりです。  
     苫小牧の焼き肉金剛園で出発式です。今年は仕事の関係で一緒に海を渡れないカメラマンのK君も見送り方々出発式に参加です。
いつもながらT君のおごりです。例年は、帰りにその土地の牛肉をごちそうになるのですが、放射性物質がらみで今年はやめにし、出発前の会食になりました。T君ごちそうさま!!  
     苫小牧のフェリー乗り場に到着です。
 webページ上の写真はすべて顔にぼかしを入れているので、どうせなら最初っから顔を隠して撮影です。  
     出発を待つ我が愛車V−maxです。デジカメを新調したため、暗くても綺麗に撮れました。
 フェリーに乗り込みました。T君の顔隠し写真です。  
     船内は混んでいて、最初は寝るスペースも確保できませんでしたが、展望室を開けてくれたおかげでゆったりと寝ることができました。
 青森到着です。いよいよ本州に上陸です。  
     今回の津波で大きな被害を受けた岩手県、田老町の道の駅です。この町は、今は亡き母と4年前に旅行して宿泊した思い出深い場所です。
 暑かったので定番のぶっかけうどんを食べようと思ったのですが、残念なからメニューにはなかったので、冷たいざるラーメンを注文しました。    
     度重なる津波の被害のため建設された日本最大級の防潮堤も完全に波に破壊されていました。
津波の高さがわかります。こんな大津波では日本有数の防潮堤もひとたまりもありません。    
     漁協の施設でしょうか・・・。
 町内で有数の高い建物である田老観光ホテルです。3階までは骨組みしか残っていません。我々が昔泊まったのはこのホテルのすぐ前にあった民宿でしたが、今は跡形もありません。    
     田老を後にし、これまた母との思い出深い浄土ヶ浜にやって来ました。
 本来、奥に見えるトンネルで一番美しい向こう側へいけるのですが、津波の影響で封鎖されていました。    
     仕方がないので手こぎボートを借りて移動です。
 ボートの貸し出し場所でカモメの餌の「かっぱえびせん」をくれました。これを目当てにたくさんのカモメたちが集まって来ます。    
     浄土ヶ浜の名にふさわしい、極楽のような景色です。
 岩手県大槌の吉里吉里の里です。すべてが破壊されていました。廃屋(土台しかありませんが・・・)には生活用品が散乱しており、生々しい傷跡を感じさせます。    
     いったいどこまで波が来たんだろう・・・。
 車が地面に刺さったまま放置されていました。こんな光景はあちこちに見られます。    
     「解体お願いします」と書かれた廃屋があちらこちらに見られます。
 ホームセンター「ホーマック」も骨組みだけになっていました。    
     大槌町です。残っている建物の右側にスクラップになった車が積んでありました。
 大槌を後にして、宿泊地の花巻へと向かいます。途中雨に見舞われカッパを着ての走行になりました。道の駅、「遠野風の丘」で休憩です。    
     一人でモツの煮込みを食べているおじさんがいました。誰かと思ったらT君でした。
宿泊地に向かう途中大雨に見舞われ、雷鳴轟く豪雨の中を走りました。前方に30秒毎に光る稲光はさすがに身の危険を感じました。やっとの思いで花巻温泉郷にある台温泉観光荘に到着し、一風呂浴びてから夕食になりました。    
     なかなか豪華な食事です。お腹いっぱいになりました。
 次の朝は雨も上がり気持ちの良い天気になりました。台温泉の温泉街を散歩です。    
     由緒の正しそうな旅館が建ち並んでいます。
これが、木造4階建てで有名な中嶋温泉です。四国の道後温泉のような佇まいでした。     
     雨で汚れたバイクを洗車です。すっかり綺麗になりました。M君は無精なので早起きして洗車なんか絶対にしません。1台だけ汚いのもかわいそうなので一緒に洗ってあげました。
 朝食です。朝から鰹のたたきなど、リッチな食事でした。    
     普段は朝食を取らない私もつい食べ過ぎてしまいました。ウ〜ン満足!!
 こちらの旅館で飼われているニャンコです。かわいいニャンコでしたが、近づくとマッハで逃げてしまいました。    
     岩手県八幡平の焼走り溶岩流です。褐色の溶岩が積み重なっています。
 こんな溶岩流にも生育している植物がありました。すさまじい生命力です。    
     溶岩流横のキャンプ場にあった看板です。あまりにおもしろかったので思わずシャッターを切ってしまいました。ねこが漫画チックなのに対して、いぬは結構リアルです。
 八戸自動車道の折爪サービスエリアでひと休み。定番のソフトクリームです。ここの地名のいわれは何なんだろう??    
     昼食タイムです。つめたいうどんが食べられそうなお店を探して、エネルギー補給兼クールダウンです。
 冷たいうどんの定食がありました。真夏日には特に美味しく感じられますね。    
     青森県六ヶ所村にある核廃棄物をリサイクルする施設を紹介したPRセンターにやってきました。福島原発事故で複雑な気分です。
 使用済み燃料の保管プールと思われます。福島ではこの水がなくなってしまったんだろうなぁ。    
     こんなドラム缶で大丈夫なんだろうか??
 施設の入り口で記念撮影。これも複雑な気分です。    
     PRセンターの外見です。相当お金がかかっていそうです。
 前々から来たいと思っていた恐山にやってきました。もっとおどろおどろしいと思っていましたが、完全な観光地になっていました。    
     ここから中へと入って行きます。あちこちから火山性のガスや水蒸気が吹き出ており、言うなれば水のない地獄谷ですね。
 記念写真を撮っていよいよ探索です。    
     かなり広範囲に渡った火山岩です。
 まさしく「地獄」そのもののようです。    
     ほこらがありました。
 自分たちは閉館ギリギリに入ったのであまり人はいませんでしたが、「いたこ」の方々が集まる時はたくさんの人で賑わうんだろうなぁ。    
     地面の穴から硫黄ガスが吹き出ていました。
参拝記念です。「いたこ」の人たちと会いたかったなぁ。     
     恐山の駐車場です。遠くには「地獄」とは正反対の美しい宇曽利湖が見えます。
 陸泊2日目の宿泊地、大間町海峡保養センターでの夕食です。ここは日帰り温泉に付随している宿泊施設ということだったので食事はあまり期待していなかったのですが、出てきてびっくり!二の膳までついた食べきれないほどの食事でした。生ウニも最高で大満足でした。    
     この後、明日の天気を確認すると、行く予定の奥尻島は雨。雨の奥尻に無理をしてバイクを乗り入れてみてもあまり楽しくはなさそうです。話し合いの結果、奥尻はやめにすることになりましたが旅館はキャンセルしなくてはなりません。時計は午後10時を回っています。さすがに今からキャンセルは難しいと思い、おそるおそる電話をしてみるとOKということでした。
 出発の朝です。温泉と宿泊棟を結ぶ廊下には大漁旗が所狭しと並んでいました。    
     ここが大間町海峡保養センターです。いい温泉でした。
 出発準備が整いました。早いものでもう北海道に戻ります。    
     温泉の前で記念撮影です。まもなく出発。本州とも来年までお別れです。
 大間、函館間のフェリーです。ここで昨日高速のSAで出会ったライダーのご夫婦に再会しました。夫婦で同じバイク仲間というのもいいもんですね!    
     お土産も買いました。
 函館到着です。天気は曇りですが今にも雨が降りそうです。本来ならばK君と再びここで合流するはずでしたが、奥尻行きがやめになったので、長万部で合流することになりました。    
     函館の朝市で朝食です。確か、1コインで海鮮丼が食べられる店があったはず・・・。
 見つけました。ここも亡くなったお袋と旅行をしたときに立ち寄った思い出のお店です。    
     長万部に到着です。K君はまだ到着していませんでした。
 ずっと降っていた雨も何とか上がりましたが、どうも今日は降ったりやんだりの天気のようです。    
     K君の到着です。雨の中札幌から出てきてくれました。
 やっとフルメンバーがそろいました。これから奥尻の代わりに洞爺湖温泉に向かいます。    
     出発の前に長万部の駅前のお食事処で昼食です。たかーいカニ飯を食べました。
 洞爺湖に到着です。温泉に行く前に洞爺湖センター、火山科学館を見学しました。我々は職業柄(何の職業だか??)こういう場所の見学は怠りません。    
     こういう施設に一番熱心なM君です。なんでだろう??
 洞爺湖の一流温泉ホテルに到着しました。湖が一望できてなかなか快適なお部屋です。    
     夕食はバイキング。K君との再会と、旅行の最終日を祝って乾杯です。
 ここで問題発生!!写真のおじさん(シェフ??)がバイキング会場でちっちゃな牛肉のステーキを焼いてくれています。肉は美味しいのですが、何とこのおじさんの履いているスリッパに「お手洗い」と書いてあるではありませんか!!    
     残念ながらおじさんのスリッパの文字までは写真におさめることができませんでしたが、おじさんはこのスリッパで焼き肉コーナーの周りを歩き回っています。しかもここの会場は畳だし・・・やっぱりちょっとまずいですよね、これは・・・
 洞爺湖ロングラン花火大会です。夏の間は毎日打ち上げています。    
     ホテルの前で記念撮影です。やっと4人そろった写真が撮れました。
 恒例の走行写真です。プロのカメラマンならではのショットですね!    
     洞爺湖をバックに記念撮影です。シルエットがウルトラマンみたいですね。
 中山峠でひと休みです。旅ももう終わりですね。    
     中山峠は「あげいも」が有名です。いろいろな観光地で売られているようですが、ここのいもが一番美味しいです。
 札幌到着。最後はぶっかけうどんで安着祝いです。    
     来年も4人で旅に出る固い約束を交わし、解散です。今年は短いツーリングでしたが来年の予定は九州の長旅です。みんなの予定が合うことを祈るばかりです。

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