旅の記録

 今年は輪厚(北海道北広島市)の高速道路インターで集合です。ETCを取り付けしましたので高速も楽ちんです。
 出発式は苫小牧市の「和牛レストランびび」で行いました。
 ここのステーキは絶品です。ここまでは良かったのですが・・・・。
 苫小牧のフェリーターミナルに到着しました。途中バイク不調です。アクセルを強めに開けると「パン、パン」とエンジンから爆発音が・・・。バックファイヤーです。出発前3万円もかけて直してきたはずなのに・・。
 バイクの調子が悪いと心まで沈みます。これから出発なのに途中でエンジンが故障して走行不能になったらどうしよう・・・。大洗行きの看板を見ても心がはれません。
 一緒に行けなかったT君がフェリーターミナルまで見送りに来てくれました。一緒に行きたかったろうなあ・・・。
今年はT君がいないのでS寝台を取りました。1人ずつ個室になっていて1等客室でなくても十分ですね。
 大洗港に到着です。荷物を積んで出発準備です。ここで第2の事件発生。無線機の故障です。430MHz帯が使用できなくなり、144MHz帯に変更です。この無線機も去年買ったばかりなのに・・・。帰ったら要修理です。トホホ・・。
 竹木というレストランで昼食をとりまいした。そばは美味しかったですが、バイクの不調と無線機の故障でダブルショックです。
 水郷筑波国定公園の潮来にやってきました。潮来の伊太郎がいます。隣には潮来花嫁さんの像もありました。
 犬吠埼灯台に到着しました。ここで今回の最大の事件が・・・・
山道になり去年転倒した最後尾のM君の姿がまたバックミラーから消えたので後ろを気にしながら走っていると急にカーブが現れ曲がった先に赤信号が!!先頭のk君のワルキューレが止まっており避けきれず、そのまま追突!!何とかハンドルを切ってk君の横をかすめて転倒は免れましたが、ワルキューレのサイドバックを吹っ飛ばし、V-maxはラジエーターカバーが吹っ飛びシフトレバーが若干曲がりました。
 
 バイクのダメージは大したことはなく、走行も全く問題ありませんでしたが、体の左半分(手、胸、脚)を負傷しました。おそらく手はワルキューレのハンドル、胸はミラーに激突したものと思われます。胸と脚は何とかなったのですが、左手はみるみる腫れ上がり、痛くてクラッチが握れません.手のひらをクラッチの先端にあて、肘の曲げ伸ばしで何とかクラッチを操作し、近所の病院で応急処置をしていただきました。
 応急処置をしてくれた病院は時間外だったためレントゲンが撮れず、問診だけで終わってしましました。
帰りに薬局へ寄って、湿布やテーピングなどの治療道具を購入して、予定より二時間くらい遅れて宿泊場所に何とか到着。ツーリング続行が可能かどうか、微妙な状態です。
翌朝、旅館の方から教えていただいた病院からのスタートです。
 病院は結構混んでいて、ずいぶん待たされました。くしゃみをすると、気絶しそうになるくらい胸が痛みます。
 診察と治療が終わりました。左手は薬指の第三関節、肋骨は二本折れていました。本来は指は固定ですが固定すれば完全にクラッチが握れなくなるのでそのまま放置。仕方ないので薬局でテーピングとサポーターを買い自分で簡易固定です。
 テーピングのおかげで何とかクラッチが握れるようになり、ツーリングは予定通り続行です。胸も痛みますが、バイク走行中は不思議と痛くありません。ありがたいことです。東京湾アクアラインの海ほたるにやってきました。
 海に浮かぶ人工の島で記念撮影です。島を見て「人間ってすごいことをするんだな」と改めて驚いてしまいます。
 横浜ランドマークタワーに到着です。高いです。早速展望台へ上ってみます。
 なかなかの眺めです。
 高層ビルが眼下に見えます。
 最高の眺めです。
ランドマークタワーを後にして、鎌倉にやって来ました。大仏は予想以上に大きかったですね。まっ・・まさか胎内に入れるとは・・・。
 大仏の胎内はこんな感じでした。宿泊地の湯河原温泉、杉菜に到着しました。早速夕ご飯です。結構豪華な晩餐です。
 宿泊地の湯河原温泉、杉菜に到着しました。早速夕ご飯です。結構豪華な晩餐です。
出発はいつものように旅館前で記念写真です。いい宿でした。
箱根の関所にやって来ました。♪箱根の山は〜天下の険♪と歌いながら歩きましたが、M君もK君もこの歌を知りませんでした。
 当時の建物が再現されています。
 中には蝋でできているような役人たちがいました。
 山の上に見張り台のような建物がありました。下の建物が一望できます。
 箱根をいざ出発です。昼食の予定地、黒たまごで有名な大涌谷へ向かいます。
 大涌谷が結構混んでいたので昼食は取りやめました。黒たまごもたくさん人が並んでいて食べることができませんでした。
岩肌から水蒸気らしきものが出ています。ここで黒たまごを作っています。
高速に乗り、談合坂SAで昼食タイムです。
お昼はやっぱりぶっかけうどんです。冷たくて火照った体を冷やしてくれます。
 渋川伊香保ICで高速を降り、宿へ向かいます。途中、明治時代のような町並みをを抜けました。川越の蔵造りの街並ですね。時の鐘にも行きました。
 そして第4の事件勃発。旅館の入り口まであと20m。突然私の前を子猫が横切りました。まずいっと思った次の瞬間、ガタン鈍い感触が・・バックミラーを見ると前足だけで這っていく子猫の姿が・・タイヤについているのは轢いた子猫の毛です。可哀想なことをしてしまいました!
 伊香保温泉の有名な石段通りです。散歩をしてみると、左右にいろいろな温泉宿がありました。
昔ながらの遊技場がありました。散歩をする温泉客が立ち寄るのでしょう。
 伊香保の宿「ホテル秀水園」です。館内のあちこちにいろんな狸がいます。これは芸能狸ですがゴマスリ狸、のんべえ狸、子宝狸、長寿狸など、ユーモラスな狸たちです。
 売店の前に昔懐かしいポストがありました。昭和の町並みのようです。
 ホテル秀水園を出発し、いよいよ秋田に向かって500kmの爆走です。
山形県鶴岡市の道の駅でひと休みしました。35℃を超えていましたので早速かき氷でクールダウンです。
 鶴岡は学生時代の過ごした街なのでとても懐かしいです。昔はこんな施設はありませんでした。
山形県と秋田県の県境付近にある十六羅漢です。岩に十六体の仏が彫ってあります。この写真では分かりずらいですね。
 仏の配置図です。よく見るときちんと顔が確認できます。
 夕日に向かって爆走です。
 最後の宿は仮眠のできる秋田の温泉です。次の朝が早いためあえてこのような宿にしました。夜は宴会です。
骨折している左手です。毒虫に刺されたようにパンパンに腫れあがっています。
 一応、木の壁で仕切られた個室になりますが、上は開いており、音は筒抜けです。
 朝5時に宿を出発し、フェリーターミナルへ。もう船は着いていました。
 まもなくバイクをフェリーに積み込みます。いよいよ本州とお別れですね。
 いつもながら大きな船です。新潟から乗れれば500kmも走らなくてもすんだのですが、秋田からしか空席がありませんでした。
 海もべた凪で快適なクルージングです。
 苫小牧港に到着しました。T君が出迎えに来てくれていました。一緒に行きたかっただろうなぁ
 高速道路、北広島市輪厚のSAで安着祝いです。(安着ではなかったけれど・・・)いろいろな事件が私に集中した旅でしたが、何とか終えることができました。


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