旅の記録

 M君が転勤で遠くに行ったため、出発の待ち合わせは高速のサービスエリアです。
 フェリーターミナルです。今年は午前中に出発のフェリーですので、楽なスタートとなりました。
 第1の事件発生です。K君のワルキューレのテールランプ(LED)が一部点かなくなりました。接触不良のようです。外していじっているうちにショートして電気系統がすべて死にました。大変です。
 メインヒューズが飛んだだけのようですので予備をさして何とか復活。しかし一部はハンダ付けが必要となったため船に持ち込んで修理です。こんな時のためにK君はあらゆる工具を持ち歩いています。
 天気があまり良くありませんが、海はべた凪です。海猫も気持ちよさそうです。
 今回は午前中出発のため、出発式をお店でできなかったため、フェリーの中で出発式をやりました。予定は船のデッキでジンギスカンパーティーでしたが、残念ながらこの日は営業しておらず、レストランで会食です。
無事新潟に到着しましたがあいにく船から降りると雨。福島県に入る頃にやっと雨が上がり「道の駅にしあいづ」でカッパを脱ぎひと休みです。
 お昼は喜多方ラーメンです。有名な「まこと」にやって来ました。
 ここに来たのは、今回で2度目です。前回は観光客が多かったせいでしょうか、ラーメンもすこし伸びていた印象がありましたが今回は客もさほど多くなく、ラーメンは絶品でした。
 自称「ラーメン通」の私も大満足な逸品でした。
 磐梯山ゴールドラインに入りました。会津磐梯山が遠くに望めます。猪苗代湖も見えてきました。  
 会津の町並みが一望できます。
 白虎隊で有名な飯盛山です。ここから白虎隊の若者たちは鶴ヶ城を見て、燃えていると勘違いし、自らの命を絶った悲しくも壮絶な場所になります。
 Iヶ城です。会津若松城とも呼ばれています。戊辰戦争でボロボロになり明治7年に取り壊されましたが、昭和40年に復元され、現在では日本100名城にその名を連ねています。
 鶴ヶ城の中には当時の色々な資料が展示されていますが、お姫様になになって写真を撮ることも可能です。
 天守閣から見た飯盛山です。ちょうど紅白のタワーの向こうがさっき登った場所になります。
 猪苗代磐梯高原の宿に着き、夕食です。田舎料理でしたが大変美味でした。
 朝は汚れたバイクの水洗いです。これで気持ちよく出発できます。
 民宿「えびすや」さんとお別れです。バイクをガレージに止めさせてくれたり、サービスは抜群でした。
   ここで第2の事件発生。M君のW6がエンジン不調です。走っているうちにボボボボ・・・とエンジンが止まってしまします。しばらくからかっているとキャブから大量のガソリンが・・・。
 これは素人の手には負えません。T君とK君がバイク屋さんを探しに行きました。まもなく1軒だけ開いていたバイク屋さんを発見。トラックで助けに来てくれました。
 トラックの荷台でもガソリンが漏れ続けています。ガソリンのコックをOFFにしても止まりません。
2人がかりでバイクを見てくれていますが、原因が今ひとつわかりません。M君はツーリングを断念することも覚悟したようで、とっても寂しそうです(スクーターの隣で打ちひしがれているのがM君です)
 2時間ほどで何とかバイクも直り、ツーリング続行となりました。(良かった良かった!!)次の目的地大内宿に到着です。
 ここには以前にテレビでも紹介された長ネギ1本でそばを食べる「ねぎそば」というのが有名です。
 大内宿は江戸時代、関東と会津を結ぶ下野街道の宿場をして栄えました。ここは江戸時代の家並みがそのまま保存されています。
これが噂の「ねぎそば」です。話の種に注文しましたが、非常に食べづらく、1本のネギで食べる意味がよくわかりませんでした。せめてネギ2本なら箸になるのに・・・味は良かったですよ!!
 「塔のへつり」にやって来ました。へつりとは険しい崖の意味でそれが塔のようになっていることからこの名前がつきました。河川の浸食によってできた溝は、人が歩くことできます。
 橋が架かっており向こう側へ渡ることができます。
 見事な浸食です。人の大きさと比べるとかなり深い溝であることがわかります。
 尾瀬の御池駐車場です。ここから尾瀬に入る予定でしたが、M君のバイク修理事件で時間を食ってしまい、写真撮影だけになってしまいました。しかしこの後大雨になり、もし尾瀬に入っていたら大変なことになるところでした。
 檜枝岐温泉の民宿「吉田屋」さんに到着しました。外は土砂降りの雨です。何とか軒下を借り、バイクを止めましたが、体はびしょびしょです。
一風呂浴びてから夕食です。テーブルに乗り切らないくらいの料理です。
魚の天ぷらかと思っていました。よく見ると前足の断面が確認できます。これは檜枝岐名物サンショウウオの天ぷらでした。
出発前に記念撮影です。雨も上がってさわやかです。さて今日はどんな一日になることでしょう。
 ツーリング前に作成した有機ELバックライトメーター(バックライトメーター作成のページ参照)が雨の後、調子が悪くなり点灯しなくなってしまいました。旅の途中で直すわけにもいかずそのまま走行しているとなんと文字盤が焦げてきました。
 恐らく、バックライトは高電圧のためショートして焼けたのだと思われます。このままでは危険なので電源回路を取り外すことにしました。このとき、転がったネジを拾おうと隣のM君のマフラーに触ってしましまい左腕に火傷を負ってしまいました。
 日光国立公園の龍王峡にやって来ました。ここは火山岩が鬼怒川によって浸食された、龍のような岩が独特の雰囲気を醸し出しています。
 虹見の滝です。太陽があたると綺麗な虹が架かるそうです。
 行く予定だった日光江戸村を吹っ飛ばし、東武ワールドスクエェアにやって来ました。ここには世界中の有名な建物のミニチュアがあり、一周すると世界旅行をした気分に浸れます。
 見事なジオラマです。まるで本物のエッフェル塔の下にいるみたいですね。  
   万里の長城でしょうか…
清水寺もありました。
 かなりリアルです。
エジプトのピラミッドも本物に見えてしまいます。 
 ここで第3の事件発生!!。T君がワールドスクエェアの駐車場でバイクにまたがりそこねて見事に立ちゴケ。クラッチレバーが折れてしまいました。
 K君のナビでバイク屋さんを探し、折れたクラッチレバーを取り替えてもらいに・・・たまたまバイクやさんに在庫があり、ほっとしました。
 ポッキリと折れたクラッチレバーです。
日光東照宮に到着しました。まずは腹ごしらえです。入り口のレストランで天丼を食べましたが、ご飯がべちょべちょでちょっと参りました。
 有名な、みざる、いわざる、きかざるですね。これを見なければ始まりません。
 こちらも有名な眠り猫です。いろんな動物が彫ってあるのに、なんで猫だけが有名なんだろう??
 第二いろは坂の明智平駐車場です。一面猿だらけです。天気が良ければ、ご機嫌なライディングスポットなんでしょうけれど、あいにくの雨と霧で視界は最悪でした。
 途中、華厳の滝にも寄りましたが霧で何も見えず、観光はすべてキャンセルして丸沼温泉に入りました。早速夕食です。
 悪天候の中のライディングは疲れます。明日の行程を確認して早めに寝る準備です。
 オーソドックスな朝食です。
 出発準備が整いました。
 丸沼温泉「環湖荘」前で記念撮影です。今日も天気はあまり良くありません。
 中禅寺湖が眼下に広がります。  
   雲海が下の方に広がっています。
 走りながらの撮影です。後ろは無理ですが、前方であれば私でも走りながらの撮影ができるようになりました。  
   足尾銅山に到着しました。ここは心霊スポットとしても有名なようです。廃墟のような建物には夜は近づきたくありませんね。
 正面は観光場所になっています。  
   トロッコで、資料館へ行きます。ここは待合室。
 トロッコがやって来ました。  
     まずは実際の坑道を歩きます。所々に蝋人形が当時の様子を再現しています。
 資料館の中には、昔の通貨を製造する様子が、カラスケースの中の人形で再現されています。  
   人形は小さいですが、かなりリアルに再現されています。
 資料館の外です。でっかい寛永通宝がありました。  
   足利学校です。日本で最も古い学校として知られているようです。
 夜は水戸牛で大宴会です。あらかじめネットで調べておいたステーキやさん「巨匠」にやって来ました。  
   こちらの牛肉の創作料理は絶品でした。
 厚切りのステーキもたまりません。  
   シェフがその場で調理してくれます。
 お肉のいいにおいがし体に染みついたのでしょうか、帰り道にニャンコが寄ってきました。  
   宿泊したビジネスホテルです。おじいちゃんとおばあちゃんが経営しており、とっても話し好きなおばあちゃんは出発の朝、見送ってくれました。
 この日はすべての計画をキャンセルして茂木サーキットにやって来ました。初めて見る本物のサーキットは感動ものでした。  
     小型のバイクレース(練習?)が行われていました。バイク乗りとしては、一度走ってみたいものだと思いますね。
 往年の名車たちがずらっと並んでいる博物館もありました。かつて一世を風靡したレーサーたちが数々の賞を取ったマシーンも展示しており、時間が立つのを忘れるほど興奮しました。  
   サーキットを後にして、宇都宮市内に入りました。宇都宮と言えばギョーザですね!!
 ギョーザのキャラクタースタミナ健太君です。    
     帰路の仙台フェリーターミナルに到着しました。長かったツーリングもいよいよ終わりです。
 フェリーの中で安着祝いです。明日の朝には北海道です。  
   旅の最後はラーメンで締めくくります。楽しい旅行でした。また来年が楽しみです。

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