旅の記録

NAVIEW-SLIDE2 概要

  いよいよ出発です。ツーリングが始まって2回目の豪雨の中のスタートとなりました。天気予報によると雨に当たりそうなのは初日だけでしたので、下着からGパン、トレーナー、カッパに至るまですべて古くなって捨ててもよい衣類を着用しました。写真は小樽港までの集合場所である金山パーキングエリアですが、この時点で劣化したカッパからは雨水が浸入し、全身びしょびしょです。この衣類はすべてフェリーの中で捨てていきます。
30分以上遅れてT君の登場です。どうやらT君はアンパンマンのように水に弱いらしく、雨が降るととたんに不機嫌になります。この日も出発の1時間以上前に、すでに遅れる連絡がM君に入っていたようです。
あまり遅いので心配しましたが、これでやっと4人がそろいました。
 
  フェリー乗り場に到着です。この時点で雨はすでに上がっており、かすかに青空ものぞいていました。早くフェリーに乗って、乾いた服に着替えたいところです。でも出発までまだ1時間以上あります。
何度も乗っているフェリーですが、改めて見ると巨大な船です。こんな鉄の塊がよく水に浮くものだと改めて感心してしまいます。海はべた凪で今回も快適なクルージングが楽しめそうです。  
  フェリーのレストランで昼食です。もうジョッキーで乾杯です。お客さんがほとんどいません。今日は赤字なんだろうなぁ・・・。
今年は初めてビデオカメラを持ち込み、動画の記録をとりました。しかーし・・・ビデオを回すのは自分ばっかりでほとんど自分がビデオに映ることはありませんでした。来年はやめようかな!!  
  夕食は出発式を兼ねてフェリーのデッキでジンギスカンパーティです。肉が凍っていたのと、IHヒーターの火力が弱いのとで、口に入るまでに結構時間がかかりました。
いつものように1等船室です。場所取りの心配がなく、ゆっくりとくつろげるのはありがたいことです。今年もT君が部屋をとってくれました。  
  新潟港に到着です。いよいよ旅の始まりです。今年はどんな珍事が待っていることやら・・・。
新潟市の黒崎PAで休憩兼昼食です。外はすでに30℃をとっくに越えています。もちろん日焼け止めクリームはバッチリ塗っています  
  名物の栃尾の油揚げの入ったそばです。K君が代表して食べていましたが、他のメンバーは冷たいうどんで暑さをしのいでいました。
昼食を終えて出発です。エアコンの効いた室内から外へ出ると灼熱地獄です。  
  あまりの暑さにコンビニで一休み`しました。定番のアイスを食べています。北海道人の我々は本州の暑さに耐えきれず、1回の旅行で5つくらいのソフトクリームを食べます。
長野オリンピックで金メダルを取った白馬ジャンプ競技場です。2004年の信州ツーリングの時にも訪れました。そのときは、この後まもなく転倒事故がありましたので、ちょっと複雑な気分です。今回は事故らないように細心の注意で走ります。  
  黒部ダムへ行くトロリーバスの出発地、扇沢駅にやってきました。相変わらず猛暑が続いています。
駅の中です。結構混んでいて、15分ほど並びました。写真には撮れませんでしたが、なぜかこの後ろで「猿まわし」が行われていました。なぜここで猿まわしなんだろう??  
  ダムに向かうトロリーバスです。天井にパンタグラフがあって、電線から電気を供給して走ります。
黒部ダムに到着しました。地下なのでチョ〜涼しいです。みんな階段を上ってダムに向かいます。  
  途中にわき水が飲めるところがありました。冷たくて生き返ります。
ダムに到着しました。やっぱり外は暑いです。現地の写真屋さんにデジカメのシャッターを押してもらいました。もちろん写真屋さんは自分のカメラでも撮って、それをすぐにプリントして販売しています。買う、買わないは任意ですが、見ていると結構売れているようでした。プロのカメラマンのK君は、研究用に購入していました。  
  観光放水でしょうか。なかなか迫力があります。
何となく涼しげですが、やはり暑いです。階段を上ると汗が噴き出てきます。  
  昼食は建物の中のレストランでとりました。写真はみんなで食べた黒部ダムカレーです。これはご飯がダムの形になっていて湖水に似せた緑色のカレーがのっています。さながらポテトサラダは放水の様子を模しているのでしょうか。
緑色のカレーは初めてでちょっと抵抗がありましたが、食べてみるととってもまろやかなおいしいカレーでした。  
  黒部ダムを出発してしばらく走り、水分の補給のためコンビニに寄りました。あれ?T君の首筋に何か白いものが・・・暑さに弱く、旅行中1回は必ず発病するT君。白く見えるものは冷えピタでしょうか?いよいよ今回も発病寸前かもしれません!
1日目の宿に到着しました。ここは岐阜県高山市奥飛騨温泉郷にある新平湯温泉「甚九郎」です。木造の風流な佇まいは奥飛騨慕情を感じさせてくれます。夕食は飛騨牛や岐阜名物の鵜飼いで捕獲したであろう?鮎の塩焼きとたいそう豪華な食事でした。  
  朝になって雨で汚れたバイクを洗っています。T君もK君も私より早起きをしてすでに洗車済みです。1台だけあっちを向いているバイクM君のダブロクです。彼はどんなに汚れても朝起きて洗ったことはありません。出発時に1台だけ汚いとかわいそうなので、いつも私が洗ってあげます。しかし彼は一度も「ありがとう」といったことはありません。
朝ご飯は飛騨おなじみの朴葉味噌です。葉の上で焼いた味噌の香ばしい匂いがたまらなく食欲をそそります。  
  出発前、甚九郎の前で記念撮影です。今日も暑くなりそうです。
富山の広貫堂資料館にやってきました。ここには富山の薬売りたちの歴史や、薬の製造に関わるいろいろなものが展示してありました。  
  甚こちらは市営の民族民芸村にある売薬資料館です、こりらにも薬にかかわる多くの資料が展示してありました。
富山県高岡市を通過しました。ここでは七夕祭りの飾り付けが見事でした。北海道の七夕は8月7日。普通本州は7月7日だと思っていましたが、ここでは北海道と同じく8月のようです。まあ、そういえば七夕の一番有名な仙台も8月ですよね。  
  能登半島から能登島に渡る能登島大橋です。あんまりきれいな橋でしたので何往復かしてベストポイントで写真を撮りました。
プロカメラマンK君による、恒例の走り撮りです。素人にはまねできません。  
  能登島水族館へやって来ました。思っていたよりはるかに大きな水族館で見ごたえがありました。
人気のジンベイザメがいました。後に行った大阪海遊館のジンベイザメよりはるかに大きかったですよ。  
  もちろんソフトクリームは欠かせません。生き返りますね。
本日の観光は終了です。九十九湾の料理民宿「一水」に向かって海岸線を走ります。
 
  さすが料理民宿。一人一杯ずつのズワイガニがつきました。アルコールがあまり得意ではない私はオレンジジュースで乾杯です。ちょっと情けないですね。
夕食後、散歩に出かけました。民宿のすぐ前は漁港になっており、何隻かの漁船が停泊していました。民宿の女将さんの話によると、昔は漁の途中で立ち寄る漁師さんでこの町も賑わっていたそうですが、近年はめっきりその数が減り、旅館を閉めてしまったところもたくさんあるそうです。確かにここに来るまでにいくつもの廃屋となった旅館、民宿の間を通ってきました。また栄えるといいんですけどねぇ。  
  お世話になった民宿「一水」とお別れです。今日もいい天気で絶好のライディング日和ですね。
石川県輪島市の千枚田にやってきました。絶景ですね。     
  千枚田出発時になんとかみんなの走っている動画を撮ろうと、バックミラーにビニールテープでビデオカメラをくくり付けて発進しましたが、私のビデオはハードディスクタイプのためでしょうか、振動を感知すると自動的に停止してしまいます。何度か試みましたが、結局すぐに止まってしまい、撮れたのは発進後10秒程度でした。う〜ん残念!!
石川県輪島漆芸美術館にやってきました。なんと手前にある植物は本物の鉢植えのうるしでした。こんな危ないものを人前に出しておいてよいものかと、美術館のフロントのお姉さんに聞いてみると、にこっと笑って一言「触らないでくださいね」といわれました。知らない人が触ってかぶれたらどうするんだろう??  
  千里浜なぎさドライブウェイです。ここは砂浜が堅く固まっていて4輪も2輪も走行可能です。ここにはK君とM君が、そしてバイクを塩にさらしたくないT君と私は平行した高速道路を二手に分かれて走りました。
金沢城址にやってきました。ここは第二次世界大戦中、陸軍師団が置かれたり、戦後は金沢大学のキャンパスになったりといろいろと変遷を遂げてきましたが、近年ここを国が買い取って、整備を開始し、現在金沢城の復元を続けている途中のようです。  
  橋詰門一の門の前です。お城好きのT君は大喜びです。
甚加賀百万石によって作られた日本三名園の一つである兼六園です。本来であれば公園内をゆっくりと探索したいところでしたが、何しろ暑く、写真を撮るのが精一杯でした。  
  今晩の宿である、白川郷の合掌造りの民家をそのまま民宿にした「原作」の到着しました。以前に外から見たことはありましたが、中に入るのはもちろん初めて。とても楽しみにしていましたが、部屋に通されるとエアコンがなくT君はちょっとご機嫌ナナメ。とりあえずお風呂で汗を流して夕食会場のいろりのある大きな部屋へ。ここにはエアコンがありました。よかったよかった!
食事は大変品数が多く大満足でした。ここでも飛騨牛が抜群の美味しさでした。  
  30分すると、ここのご主人が食事会場のいろりの前にすわり、白川郷の歴史や茅葺の屋根について色々とお話をしてくれました。これもサービスの一つなんでしょうね。
早朝に散歩をしてみました。一口に茅葺の屋根といっても一軒一軒屋根の角度や窓の数、建物の大きさがまちまちなことに驚きました。きっと色々な意味があるんでしょうね  
  白川郷が一望できる山がありました。まるでジオラマみたいですね。
白川郷を後にして、福井県にある県立恐竜博物館にやってきました。化石や骨格標本のほとんどがレプリカでしたが、機械仕掛けで本物のように動いている恐竜たちは迫力がありました。  
  かなり大きな博物館でした。恐竜好きのちびっこにはたまらない場所なんでしょうね。地学を専門とするM君も、眼を爛爛とかがやかせており、まさにちびっこのようでした。
今度は福井県の吉田郡にある曹洞宗の総本山、永平寺にやってきました。すべての建物が長い廊下でつながっており、外の暑さから逃れられると思いきや、エアコンで涼しかったのは最初の説明があった傘松閣(大広間)のみで後は結構な暑さでした。  
  暑さに弱いT君は、すかさず「ショートカットしましょう!」と提案。おいおい、せっかく来たのにそれもないだろう!!一応順路にしたがって拝観してきました。
今回最後の見学場所となった自殺の名所としても知られる東尋坊です。これは自殺を思いとどませるためにいろいろなメッセージが書かれた有名な電話ボックスです。何か背筋が凍り付くような感じがしますね。  
  もっと断崖絶壁なのかと思っていましたがそうでもありませんでした。観光客も岩の先まで歩いて行っています。我々は時間がないので高いところからの見学のみとなりました。
確かに名勝(景色のよい場所)ではありますが、一人では来たくありませんね!  
  敦賀のフェリーターミナルに到着した時はすっかり夕方になっていました。夕日がとてもきれいでした。今年のツーリングもまもなく終了です。
北海道行きのフェリーです。新造船ということで、ちょっと楽しみです。  
  新造船は昔からある二等客室がなくなっていました。できたばかりですのでとてもきれいで快適でしたが、ちょっとこぢんまりしてしまったようなところもあるようです。
旅のしめくくりはやっぱりラーメンですね!!  
  定刻の20:30に北海道、苫小牧港に到着しました。この時間、北海道では半袖では寒くて走れません。このときだけのためにライダージャケットを持ってきています。
いざ、札幌に向けて出発です。ジャケットのラインが反射光で光ってまるで「トロン」みたいですね。今年は大きな事件もなく、久しぶりの4人そろったツーリングができて本当に楽しかったです。今年が10年目で最後の年、という位置付けでしたが、なんとなく来年も続きそうな気配です。やっぱり、いつか九州を走破するまでは、やめられないのかもしれませんね。  


2011東北BHOME旅(ツーリング2013知床