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 アリストV300VEに乗るNO.701のKAZさんが、ルームランプ、マップランプ、読書灯などインテリアのランプ類のLED化を実施されたのでその製作方法について詳しくレポートしてくださいました。


Vol.460 LEDルームランプ製作記
<作成:'06年11月12日>
カーショップでよく見かけるLEDの室内灯、これを自作してみました。使用したLEDは純白色で半減角が160度のもので表面が平らなフラットタイプのフレックスLED(1個50円)です。定格電流が30mA、電圧が3.2〜3.4Vのものです。クルマの電圧が11.5Vくらいから14.4Vと変動することから固定抵抗器による電圧制御ではなく低電流ダイオード(CRD)による電流制御方式にしました。(CRDは1本70円もするので1本5円の抵抗よりかなり割高です。)

右がフレックスLED
左がCRD

他に必要なものはベースとなる基板です。プリント基板をエッチングでつくることも考えましたが量産するわけではありませんので穴あきユニバーサル基板(ガラスエポキシ製)を買いました。さて製作したものが下の写真のものです。

マップランプ ルームランプ
ドアのカテーシランプ リアの読書灯

他にも運転席の足元のランプも作りました。 回路的にはLED3個を直列につなぎ、ここに30mAの電流を流すためにCRD2本並列につなぎます。これを1ユニットとして必要数分並列に増やすだけです。したがってこのLEDを使用する場合のLED数は3、6、9、12というように3の倍数になっていきます。あとは基板にどのようなパーツをレイアウトするかがセンスの問題となります。

基板をカットして、レイアウトが決まったらパーツを載せていき、ハンダ付けをしていきます。LEDのCRDも極性があるので向きを間違えないように気をつけます。また熱に強いものではないのでハンダ付けは手早くやっていきます。あとは裏面に絶縁用の樹脂コーティング(といってもプラスチック用のボンド)を塗り、電源の配線をすれば出来上がりです。量販店で売っているものはかなり高いのですが、自作すれば1ユニットあたり300円少々で作れます。秋葉原などで買えばLEDもCRDももっと安く買えますから価格的なメリットはもっと大きくなると思います。私のルームランプは実際には写真のものと異なりLEDが51個、つまり17ユニットのものです。それでも510mAですからいかに省電力であるかがわかります。510mAということは0.51Aですから電圧が12ボルトなら約6Wとなります。これなら一晩消し忘れてもパッテリ上がりにはならないでしょうね。

ドアのカテーシランプも読書灯も驚くほどの明るさです。室内をLEDにしても何も速くなりませんし外見も何もかっこよくはなりませんが、これだけローコストで満足感が得れるカスタマイズはなかなかないと思います。

光るマップランプ 組み込んだ状態 (昼間なのにこんなに明るい)

クラブレクサスisland
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