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 アリストV300VEに乗るNO.3950のKOJI52さんが、アリストの走りの良さを快適性を維持しながら高めようとサスペンション、スタビライザー、ストラットタワーバーそしてフロントメンバーブレースを装着されたので紹介してくださいました。


メンテVOL.376 カスタマイズレポート(足回り交換,スタビ装着等)
<作成:'03年10月20日>
今年10月でアリスト購入より3年が経ち,初回車検となりました。今回(ついでと言っちゃなんですが),足回りの強化を行いましたので,皆様の何かしらの参考となればと思いご報告させて頂きます。当方のアリスト(カスタマイズ前)の詳細に関しては下記の通りです。

購 入 : 平成12年10月
車 種 : V300VE(後期型) 黒
足回り : どノーマル
タイヤ : レグノGR-7000
ホイール: 純正17インチ
マフラー: ネッツシュポルト ステンレスマフラー
エアクリ: TRD
走行距離: 75,000km (うち高速6〜7割)

やはり75,000km程走行していますので,足回りも結構へたり気味で,高速道路の継ぎ目でのバンプも収まりが悪く,山道ではロールが大きかった(当初からそうでしたが・・・笑)ので,足回り交換・強化を決意しました。しかし,当方の居住区(九州ですが標高800m)では,冬季には雪が結構多く降るので,チェーン装着が必須となり,車高をあまり落とせません。さらに,大蔵大臣との相談で足回り交換にあまり多くの金額が使えないこと,又,本格的なレース走行や峠などは一切眼中にございませんので快適使用(自己満足ですが)を目指すべく(ノーマルに毛の生えたような改造ですが・・・),下記に示すカスタマイズを行いました。

ショック   : KYB製 NEW SR SPECIAL(ノーマル形状・ノーマルストローク) @通販購入
スプリング  : kg/mm製 DR-21  @通販購入
スタビライザー: TRD製 青スタビ (フロントのみ)   @ディーラー購入
タイヤ    : レグノGR-8000   @ディーラー手配
その他    : TRD製 ストラットタワーバー及びフロントメンバーブレース   @通販購入

★ストラットタワーバーとフロントメンバーブレース装着

まずは,タワーバーとフロントメンバーブレースを装着いたしました。ガソリンスタンドで1,500円という破格値?の工賃でつけることができました(装着時間は2人で20分)。本来はトルクレンチにより,規定トルクで締める必要があるのでしょうが,それは車検時にディーラーさんにやってもらうということで・・・。装着後のインプレッションとして,

  1. ロールが若干減少
  2. ハンドルの重さは変わらない
  3. ステアリングのレスポンス向上
  4. 路面のインフォメーションが伝わり易くなっている
とにかく,装着したタワーバー及びメンバーブレースはスチール製で(決して軽量ではありませんが),かなりしっかり(ガッチリ)した造りのもので,ボディの歪み防止・強化には効果があると思われます。車高を落とすことで,ボディにかかるストレス対策にはいいと思います。フロントヘビーのアリストにはこれくらいのものが標準で付いていても可笑しくはないですね。しかし,その反面,装着することで路面の凸凹や轍等での感触(衝撃)が装着前より多くなっていることも事実です。これを快適性の悪化と評価するか否かは個々人で異なると思いますが・・・。

★サスペンションKYB製NEW SR SPECIAL&kg/mm製DR-21スプリング装着

次にサスペンション及びショックに関してですが,装着は,車検時にディーラーさんにやってもらいました。交換前後の車高の比較を表1に示します。

表1 変更前後での車高の変化数値単位:cm

  前左 前右 後左 後右
@ A @ A @ A @ A
装着前
(ノーマル)
70.0 10.5 69.5 10.0 66.5 6.5 67.5 7.5
装着後

67.2 5.5 66.5 4.0 67.2 4.5 67.5 5.0
ダウン量

28.0 4.5 3.0 6.0 +0.2 2.0 0 2.5

装着後の数値を見ると,各場所のAの距離は4.5〜5.0cm(指3本は入りません)でバランスが取れているみたいです。フロントの落ち方もなかなかGoodで,コンビニ等の車輪止めでも1cm程度のクリアランスがありますので安心できます。リアはほとんど落ちていませんが,当初の予定通り,チェーン装着を考えた場合,必要十分なクリアランスに収まったような気がします(本当はあと1cmは落ちて欲しかった・・・苦笑)。装着後,100km程度走行後に測定したので,これからもう少しは走り込んでから再度,測定したいと思っております。

★TRD製スタビライザー(強化タイプの青スタビ)フロント装着

又,同時に足回り強化の最後の仕上げとして,TRD(青)スタビライザーをフロントのみ装着致しました。その総合的なインプレッション(速報)としては(装着から100km程度しか走っていませんが),かなりスポーツ性能が向上しています。高速でのレーンチェンジ(4速で3000rpm以上での速度域においても)では,吸い付くように,又,安定して行うことができます(擬音語で申し訳ないのですが,フワッとしたものではなく,スッ・ピタッって感じ・・・)。又,橋梁の繋ぎ目でも,足回り自体で,その衝撃を100%吸収してくれるような感じで,ボディの揺れ・突き上げは全くありません。さらに新品レグノの静粛性と相まってかなりベターな仕上がりとなりました。

一般道で舗装が悪い箇所では,何か不快な音を耳します。リアのスプリングから「ミシッィ!」という音がすることがあります。もうしばらく様子を見て,対策を考えようと思います。一方,舗装の整った道では・・・最高です!!新品レグノの惚れ惚れする静粛性もしかり,ロールの少ないハンドリングもしかり,今までとは違ったアリストとなりました。今まで40km/h以下でしか(ロール大きくて曲がることが億劫な為)曲がることが難しかった道も,50〜60km/hで曲がってもロールも少なく,安定したコーナリングが出来るようになりました。それにしても,レグノGR-8000の静粛性には頭が下がります。50km/h程度までなら,ほとんど走行ノイズはありません。マフラーの音しか聞こえないくらい静かですよ。

★総括

今回のカスタマイズでは,フロント剛性アップと車高ダウンにより,回頭性とコーナリング安定性は抜群に良くなり,スポーティなハンドリングを得ることができました。しかし,普段,通勤に利用している大蔵大臣の反応を聞いてから,又,さらに当方がワインディング等を走り込んでから再度,報告しようと思います。 ところで,今回のカスタマイズに掛った費用は,交換部品のみの費用合計は約11万,タイヤ代11万,工賃及びアライメント3万,総計25万となりました。今後の予定と致しましては,話題のミラクロス及びアーシング等で経済性向上の小技を行う予定です。機会がありましたら,ご報告させて頂きます。

最後に,今回のカスタマイズ(社外パーツ持込等でわがままさせて頂きました)で本当にお世話になりましたトヨタ・ビスタ福岡・小田部店(早良区)の関係者の皆様,ありがとうございました。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

おまけ
HIDキット装着状態

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